Format.vbs

Format.vbsは、C標準ライブラリのフォーマット関数に類似した関数を提供します。

Member Summary

namedescription
sprintf( fmt, args ) フォーマットされた文字列を返します。
printf( fmt, args ) フォーマットされた文字列を標準出力に出力します。
fprintf( ts, fmt, args ) フォーマットされた文字列をTextStreamに出力します。

Member Details

Public Function sprintf( fmt, args )

フォーマットされた文字列を返します。
 
fmt引数に指定されるフォーマット文字列は、0個以上のdirectiveにより構成されます。
directiveには、そのままの文字として解釈される通常文字と変換指定子があります。
 
変換指定子は、次の形式で指定されます。
 %[flags][width][.precision]specifier
 
flags
flagsは、次のオプション文字を指定可能です。


 
width
widthは、最小のフィールド幅を指定します。変換後の文字列が最小のフィールド幅より長い場合はその長さで出力されます。
最小のフィールド幅に満たない場合には、ブランクで埋められますが、この動作はflagsの指定によって上書きされます。
 
precision
精度を指定します。精度の意味合いはspecifierによって変わります、
 
specifier
specifierには、data typeを指定します。以下の種類がサポートされています。

 
escape character
sprintfはエスケープ文字(\)によって入力しにくい文字を簡便に指定可能にしています。
たとえば次のような文字列は、first linesecond lineに変換されます。
first line\nsecond line
 
以下はエスケープ文字列の一覧です。

  • t ... TAB
  • r ... CR
  • n ... new line character of platform dependent(vbNewLine)
  • xNN ... character corresponding to the character code (hexadecimal)

 
@param fmt フォーマット文字列
@param args フォーマットする値の配列
@return フォーマットされた文字列

Public Sub printf( fmt, args )

フォーマットされた文字列を標準出力に出力します。
 
printfは、sprintfによってフォーマットされた結果を標準出力に出力します。
引数の詳細はsprintfを参照してください。
 
@param fmt フォーマット文字列
@param args フォーマットする値の配列

Public Sub fprintf( ts, fmt, args )

フォーマットされた文字列をTextStreamに出力します。
 
fprintfは、sprintfによってフォーマットされた文字列をTextStreamに出力します。
引数の詳細はsprintfを参照してください。
 
@param ts 出力先のTextStream
@param fmt フォーマット文字列
@param args フォーマットする値の配列