VCS コマンドのプロパティ
VCS 内の各プロファイルには、IDE がコマンドに使用する実行文字列、コマンドが利用可能なノードの種類、コマンド出力の解析方法などを決定するプロパティのグループがあります。便利なコマンドプロパティのいくつかを次に説明します。
- 「名前」 - 通常は大文字であり、内部のみで使用され、一意であるべきです。
- 「ラベル」 - コンテキストメニューで示すタイトル。
- 「exec」 − コマンド行構文内で実行文字列を指定します。Java クラスを指定することもできます。クラスを使用する場合は、コンパイルして
org.netbeans.modules.vcscore.cmdline.VcsAdditionalCommand
インタフェースを実装している必要があります。
- 「実行前の確認メッセージ」 − コマンドを実行する前に表示される警告および質問。
- 「成功後の通知メッセージ」 − コマンドが正常に完了した場合に表示される情報メッセージ。
- 「失敗後の通知メッセージ」 − コマンドが失敗した場合に表示されるメッセージ。
- 「データ regex」 - コマンド発行後にユーザーのバージョン管理システムの標準出力に適用される POSIX 構文の正規表現 ("regex")。regex に適合するものはすべて「出力」ウィンドウの「データ出力」タブに表示されます。
- 「エラー regex」 - コマンドの標準エラー出力に適用される regex。 エラー条件の検出機能が向上します。この正規表現に適合する行はすべて「データエラー」タブに出力されます。このプロパティでは、コマンドの失敗について、プロセスの終了コードよりも詳細な情報を提供します。この regex が標準エラー出力に適合すると、IDE はコマンドが失敗したと仮定します。 この場合、プロセスのエラーステータスは関係ありません。
- 「ファイル上で表示可能」 - True の場合は、コマンドはエクスプローラ内のファイルノードのコンテキストメニューで利用できます。
- 「フォルダ上で表示可能」 - True の場合は、コマンドはエクスプローラ内のディレクトリノードのコンテキストメニューで利用できます。
- 「親フォルダを再描画」 - True の場合は、現在のディレクトリの親はコマンドが呼び出された後に再描画されます。
- 「ステータスについては使用不可」− このコマンドを使用不可にするノードのステータスのセット。各ステータス名を二重引用符で囲み、コンマで区切ります。例:
"Current", "Local"
- 「入力記述子」− コマンドを実行する前に入力ダイアログを定義します。例 :
LABEL("Hello!") PROMPT_FOR(NAME,"What's your name?")
。
- 「すべてのファイルを処理」 - True の場合は、選択したノード (1 つまたは複数) によって表されるすべてのファイル上でコマンドが実行されます。False の場合は、コマンドはその種類のノードに対して「重要」と指定されているファイル上でのみ実行されます。たとえば、フォームノード (
) では、.form
ファイルおよび .java
ファイルが重要ですが、.class
ファイルは重要ではありません。Java ソースノード (
) では、.java
ファイルは重要ですが、.class
ファイルは重要ではありません。
- 「複数のファイルに対して実行可能」 - True の場合は、コマンドはエクスプローラ内の選択肢に含まれるすべてのファイルに対して実行されます。False の場合は、コマンドは各ファイルで別々に実行されます。
- 「失敗したときに警告しない」− True の場合は、コマンドが失敗した場合に「出力」ウィンドウにメッセージが何も表示されません。
- 「非表示」−True の場合は、このコマンドはノードのコンテキストメニューに表示されません。
- 添え字付きプロパティ (「ファイル索引」および「ステータス索引」) − これらのプロパティは、「再表示」 (LIST) および「再帰的に再表示」 (LIST_SUB) コマンドにのみ適用されます。グループ索引は、データ regex を参照して、これらの情報がどの regex のソートグループで見つけられるかを判別します。ユーザーのバージョン管理システムが特定のカテゴリに情報を返さない場合、カテゴリのグループ索引を -1 に設定します。
- 「入力」 (省略可能) - プロセスの標準入力に提供するデータ。
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文字と変数を含めることができます。
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