セッションの終了と破棄

持続セッションにおける「終了」コマンドと「破棄」コマンドは、機能が異なります。「終了」コマンドは、セッションの「完了時のアクション」の値に基づき、「実行中でない」と「非表示」のどちらかにセッション状態を変更します。「破棄」コマンドは、セッションを削除します。デバッグ対象 VM は終了され、「セッション」タブからセッションが削除されます。持続セッションでない場合、「終了」コマンドと「破棄」コマンドはいずれもセッションを削除します。

セッションを終了または破棄する手順は以下のとおりです。

終了する持続セッションの「完了時のアクション」プロパティが「セッションを完了」に設定されている場合は、デバッグ対象 VM は終了するか (デバッガによって起動されていた場合)、切断されます (接続されていた場合)。セッション状態は、「実行中でない」になります。デバッガを再び起動すると、デバッガによってプロセスが起動または接続されます。

「完了時のアクション」プロパティが「セッションを非表示にして待機」に設定されている場合、デバッグ対象 VM は終了も切断もされず、稼動し続けます。セッション状態は、「非表示」になります。このプロセスに関する情報 (実行中スレッドなど) は表示されず、デバッグコマンド (一時停止など) は無効になります。ブレークポイントはデバッグ対象 VM に設定されたままであり、いずれかのブレークポイントに到達するとセッションの状態が「ブレークポイントで停止」に変わり、デバッガが起動します。「開始」コマンドでデバッガを起動すると、セッション状態が「実行中」に変わります。

複雑なアプリケーションをデバッガによって起動したときに (サーバなど)、アプリケーションの実行は停止せずにデバッグを停止する場合には、セッションを非表示にすると便利です (これにより、クライアントソースの修正とアプリケーションのデバッグを後で行えます)。

関連項目
持続セッションの再起動

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