IDE では不要なファイルがファイルシステムにある場合、これらのファイルを無視するように IDE を設定できます。無視対象ファイルが IDE によって表示されたりアクセスされたりすることはありませんが、IDE が呼び出す外部コマンドにからは依然としてアクセス可能です (コンパイル時など)。
ファイルシステムにおいて無視するファイルを指定する手順は、次のとおりです。
以下は、正規表現に使用すると便利な文字の一部です。
文字 | 説明 |
---|---|
| | または。 |
^ | 後続する文字で始まるファイル名やディレクトリ名すべてにマッチします。 |
$ | 先行する文字で終わるファイル名やディレクトリ名すべてにマッチします。 |
¥ | エスケープ文字。ピリオド (.) などの特殊文字のマッチングに必要です。 |
.* | ワイルドカード。 |
たとえば .bak
拡張子を持つファイルすべてを無視するには、「無視するファイル」プロパティに
¥.bak$と入力します。
以下はもう少し複雑な正規表現構文です。CVS ファイルシステムをローカルディレクトリとしてマウントし (CVS ファイルシステムとしてマウントして IDE の CVS サポートを使用する、というのではなく)、CVS によって作成される特殊ファイルを IDE に無視させる例です。
^CVS$|^¥.#|^¥.cvsignore$|¥.rej$
CVS
または .cvsignore
という名前のファイルやディレクトリ、.#
で始まるファイルやディレクトリ、.rej
で終わるファイルのすべてが無視されることになります。
関連項目 | |
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ファイルシステムと Java クラスパス ファイルシステムのマウント マウントしたファイルシステムにないファイルを開く マウントしたファイルシステムの順序変更 CVS ファイルシステムのマウント |