VCS 用の再表示コマンドの記述

IDE で使用しているファイルの正しい VCS ステータスを表示するようにするには、「再表示」および「再帰的に再表示」コマンドが適切に設定されている必要があります。これらのコマンドは、VSS および PVCS プロファイルに対して設定されています。ただし、独自の VCS プロファイルを作成している場合は、独自の「再表示」および「再帰的に再表示」コマンドを記述する必要があります。

バージョン管理システムは、各行にファイルシステムオブジェクト 1 つずつのファイル情報を返します。ディレクトリは、ファイル名の後のスラッシュ (/) で識別されます。「再表示」コマンドから生成されるバージョン管理システムの出力は、次のようになります。

doc/ Up-to-date
release/ Up-to-date
bck/ Up-to-date
Test1.java Up-to-date
Test2.java Locally-modified
Test3.java Up-to-date
Test4.java Not-in-view
filesystem.atributes Not-in-view

コマンドエディタ内のコマンドのプロパティシートにリストされている「データ regex」プロパティに正規表現を入力することによって、処理するデータを IDE で使用可能な形式で取得することができます。

これらのデータを IDE で使用できる形式に処理するデータ regex は、^([a-zA-Z0-9_-/¥.]*) (.*$) のようになります。 この regex は、2 つのグループ、添え字付きの 0 および 1 を生成します。 グループ 0 はファイル名に適合し、グループ 1 はステータスに適合します。

「再表示」および「再帰的に再表示」プロパティのプロパティシートには、ファイル、ステータス、ロッカー、リビジョン、スティッキ、時刻、日付、サイズ、およびその他の属性に対する添え字付きプロパティもあります。これらは、regex のどのソートグループに各情報があるかを判別するデータ regex を参照するグループ索引です。ユーザーのバージョン管理システムが特定のカテゴリに情報を返さない場合、カテゴリのグループ索引を -1 に設定します。

VCS コマンドの設定に関する一般的な情報については、VCS コマンドのパラメータと変数の修正を参照してください。

関連項目
VCS コマンドの変数
VCS コマンドのプロパティ
カスタム VCS プロファイルの作成
バージョン管理コマンドの呼び出し

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