ファイルシステムと Java クラスパス

IDE でアプリケーションを開発するには、操作する を決定し、それらを IDE に する必要があります。マウントしたファイルシステムは、エクスプローラの「ファイルシステム」タブで見ることができます。

他のライブラリに依存するアプリケーションの場合、アプリケーションを IDE で実行するには、それらのライブラリもマウントする必要があります。あまり頻繁に使用しないファイルシステムの場合は、ファイルシステムを非表示に設定できます。

Java アプリケーションの場合は、マウントされたディレクトリと JAR ファイルを元に IDE がクラスパスを構築します。CLASSPATH 環境変数がシステムに設定されていても IDE はそれを参照しないため、アプリケーションが必要とするあらゆるライブラリをマウントする必要があります。マウントされたシステムはクラスパスに対応するため、ソースがコンパイル可能であり IDE で使用可能であるためには、マウントするディレクトリすべてをパッケージルートにマウントしなければなりません。

デフォルトでは、コード例が入っている sampledir ディレクトリがエクスプローラにマウントされて表示されます。JAR ファイルもマウントされますが、表示はされません。

マウントしたファイルシステムごとに、エクスプローラで表示するか非表示にするか、書き込み可能にするかどうか、どのファイルをバックアップするか (拡張子で指定) を設定できます。

IDE では、ファイルシステムのファイルを、コンパイル、実行、デバッグで使用するかどうか、または、Javadoc ドキュメントとして使用するかどうかを設定できます。たとえば、ライブラリのソースを表示するためにライブラリをマウントしても、そのライブラリに依存するアプリケーションをコンパイルするたびにライブラリを再コンパイルしないようにする場合には、そのファイルシステムに対し、コンパイルを無効にできます。

「ファイルシステム」タブで表示されるファイルシステムの順序にも意味があります。同じ名前のファイルやパッケージが、マウントされた 2 つの異なるディレクトリに存在する場合、2 番目のものを選択した場合ても、実行またはデバッグ時には、最初のファイルまたはパッケージが読み込まれます。

関連項目
ファイルシステムのマウント
マウントしたファイルシステムの順序変更
マウントしたファイルシステムにないファイルを開く
ファイルシステムに対するコンパイルの無効化
ファイルシステムのマウント解除
マウントしたファイルシステムの設定

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