IDE でのコンパイルのすべてまたは一部に Ant を使用できるので、IDE の組み込みコンパイルサポートの代わりとして利用できます。特殊な種類のコンパイラである間接 Ant コンパイルを任意のファイルに適用し、Ant によってファイルを構築することができます。
Ant によってコンパイルする手順は以下のとおりです。
ソースをコンパイルすると、ソースに関連付けられている Ant スクリプトが実行されます。
複数のファイルの「コンパイラ」プロパティを変更する手順は以下のとおりです。
インクリメンタルコンパイルを実行したり、すべて最初から構築したり、削除したりする際のターゲットを選択できます。
間接コンパイラによって複数のファイルを一度にコンパイルする場合や、直接スクリプトコンパイラとともに使用する場合、IDE は同じターゲットを 2 度以上実行しません。たとえば compile ターゲットがスクリプトにあり、このターゲットを間接コンパイラによって実行するように設定した場合、1 つのソースをコンパイルすると、ファイルセット内の期限切れのソースすべてがコンパイルされます。つまり、IDE は指定のターゲットを実行するよう Ant に対して指示しますが、Ant は具体的にどのファイルをコンパイルすべきかを把握していないのです。
デフォルトの場合、実行対象の Ant スクリプトの検索には Ant の検索アルゴリズム -find が使用され、ソースファイルを始点として build.xml ファイルが見つかるまで各ディレクトリ内が検索されます。間接コンパイラとして使用する特定のスクリプトを選択するには (ソースの近くにある必要はありません)、間接コンパイラの「スクリプト」プロパティを変更します。デフォルトの場合は何も指定されていないので、毎回スクリプトを検索することになります。構築スクリプトファイルのフルパスを入力するか、省略記号「...」ボタンをクリックしてブラウズし、IDE の「ファイルシステム」に入っている構築スクリプトを見つけます。
関連項目 | |
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Ant スクリプトの実行 Ant スクリプトのコンパイル Ant スクリプトの編集 Ant 設定値の設定 カスタム Ant タスクの作成 |