クラス fk_BSplCurve

B-Spline 曲線を生成、管理するクラス. [詳細]

fk_BSplCurveに対する継承グラフ
Inheritance graph
[凡例]
fk_BSplCurveのコラボレーション図
Collaboration graph
[凡例]

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

 fk_BSplCurve (void)
 コンストラクタ
 ~fk_BSplCurve ()
 デストラクタ
void init (void)
 初期化用関数
bool setOrdinate (int ord)
 位数設定関数
bool setCtrl (int ID, const fk_Vector &pos)
 制御点設定関数(個別)
bool setCtrl (std::vector< fk_Vector > *array)
 制御点設定関数(配列)
int getOrdinate (void)
fk_Vector getCtrl (int ID)
 制御点参照関数
fk_Vector pos (double t)
 曲線算出関数
fk_Vector diff (double t)
 曲線1階微分ベクトル算出関数

説明

B-Spline 曲線を生成、管理するクラス.

このクラスは、形状として B-Spline 曲線を制御する機能を提供します。 初期状態での位数は 3 で、制御点が全て原点にある状態となります。 現状では位数が 3,4,5 のいずれかのみしか生成できません。 また、このクラスの B-Spline 曲線は開一様 (Open Uniform) であることを前提にしており、ノットベクトルを制御することはできません。

意見:
本クラスは現在ベータ機能としての位置づけであり、 ユーザーズマニュアルには記載されていません。 また、今後のバージョンアップにおいて仕様が変更される可能性があります。

コンストラクタとデストラクタ

fk_BSplCurve::fk_BSplCurve ( void   ) 

コンストラクタ

fk_BSplCurve::~fk_BSplCurve (  ) 

デストラクタ


関数

void fk_BSplCurve::init ( void   ) 

初期化用関数

この関数は、曲線を初期状態(位数が 3、全ての制御点が原点にある状態)にします。

bool fk_BSplCurve::setOrdinate ( int  ord  ) 

位数設定関数

この関数は、曲線の位数を設定します。 現状では、3,4,5 のいずれかのみ以外は設定できません。 位数が増加した場合は、これまで保持されていた制御点位置ベクトルは保持され、 新たな制御点は原点に配置されます。 位数が減少した場合は、末尾の制御点が消失しますが、 存続している制御点の位置ベクトルは保持されます。

引数:
[in] ord 位数
戻り値:
位数設定に成功した場合 true、失敗した場合 false を返します。
bool fk_BSplCurve::setCtrl ( int  ID,
const fk_Vector pos 
)

制御点設定関数(個別)

曲線の制御点位置ベクトルを設定します。

引数:
[in] ID 設定する制御点の ID。先頭は 0 になります。
[in] pos 制御点位置ベクトル
戻り値:
設定に成功した場合 true、失敗した場合 false を返します。
bool fk_BSplCurve::setCtrl ( std::vector< fk_Vector > *  array  ) 

制御点設定関数(配列)

曲線の制御点位置ベクトルを設定します。

引数:
[in] array 制御点の vector 配列のポインタ
戻り値:
設定に成功した場合 true、失敗した場合 false を返します。
int fk_BSplCurve::getOrdinate ( void   ) 

曲線の位数を参照します。

戻り値:
位数
fk_Vector fk_BSplCurve::getCtrl ( int  ID  ) 

制御点参照関数

曲線の制御点位置ベクトルを参照します。

引数:
[in] ID 制御点 ID
戻り値:
制御点位置ベクトル。IDが不正だった場合、零ベクトルを返します。
fk_Vector fk_BSplCurve::pos ( double  t  )  [virtual]

曲線算出関数

パラメータに対応する曲線上の点の位置ベクトルを返します。 B-Spline 曲線の幾何的定義ではパラメータの定義域は 0 から 1 までですが、 本関数はそれ以外の範囲であっても式の演算結果を返します。

引数:
[in] t 曲線上のパラメータ
戻り値:
曲線上の点の位置ベクトル

fk_Curveを実装しています。

fk_Vector fk_BSplCurve::diff ( double  t  )  [virtual]

曲線1階微分ベクトル算出関数

パラメータに対応する曲線上の点の1階微分ベクトルを返します。 B-Spline 曲線の幾何的定義ではパラメータの定義域は 0 から 1 までですが、 本関数はそれ以外の範囲であっても式の演算結果を返します。

引数:
[in] t 曲線上のパラメータ
戻り値:
曲線上の点の1階微分ベクトル

fk_Curveを実装しています。


FineKernelToolKitに対してSat Sep 26 20:35:27 2009に生成されました。  doxygen 1.6.1