クラス fk_RectTexture

矩形テクスチャを生成、管理するクラス [詳細]

fk_RectTextureに対する継承グラフ
Inheritance graph
[凡例]
fk_RectTextureのコラボレーション図
Collaboration graph
[凡例]

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

 fk_RectTexture (fk_Image *image=(fk_Image *) NULL)
 コンストラクタ
 ~fk_RectTexture ()
 デストラクタ
void init (void)
 初期化関数
bool setTextureSize (double w, double h)
 テクスチャサイズ設定関数
fk_TexCoord getTextureSize (void)
 テクスチャサイズ参照関数
void setRepeatMode (bool mode)
 リピートモード設定関数
bool getRepeatMode (void)
 リピートモード参照関数
void setRepeatParam (double wNum, double hNum)
 リピートモード枚数設定関数
fk_TexCoord getRepeatParam (void)
 リピートモード枚数参照関数
void setTextureCoord (double sX, double sY, double eX, double eY)
 部分抽出設定関数1
void setTextureCoord (const fk_TexCoord &S, const fk_TexCoord &E)
 部分抽出設定関数2
fk_TexCoord getTextureCoord (int ID)
 部分抽出参照関数

説明

矩形テクスチャを生成、管理するクラス

このクラスは、矩形型のテクスチャを制御する機能を提供します。 テクスチャを表示する方法としては、最も簡単なクラスとなります。

テクスチャ画像を表示する最低限の手順は、以下の通りです。

  1. 画像を入力する。
  2. setTextureSize() 関数で大きさを設定する。
  3. fk_Model に登録する。

あとは、他の形状クラスと同様です。

矩形の配置は、モデルの方向ベクトルに垂直となり、 画像の中心とモデルの中心が一致するように配置されます。 また、画像の表側はモデルの後方 (初期状態では +z 方向) 側から見た場合に見えるという点に注意して下さい。

参照:
fk_Texture, fk_TriTexture, fk_MeshTexture, fk_IFSTexture

コンストラクタとデストラクタ

fk_RectTexture::fk_RectTexture ( fk_Image image = (fk_Image *) NULL  ) 

コンストラクタ

引数:
[in] image テクスチャ画像。省略するか NULL を代入した場合は、 テクスチャ画像を初期状態では生成しません。
fk_RectTexture::~fk_RectTexture (  ) 

デストラクタ


関数

void fk_RectTexture::init ( void   ) 

初期化関数

現在設定されているテクスチャ画像を廃棄し、全ての設定を初期状態に戻します。

bool fk_RectTexture::setTextureSize ( double  w,
double  h 
)

テクスチャサイズ設定関数

矩形テクスチャの大きさを設定します。

引数:
[in] w 横幅
[in] h 縦幅
戻り値:
横幅、縦幅のいずれかで 0 以下の値が入力されていた場合、 false を返します。設定に成功した場合は true を返します。
fk_TexCoord fk_RectTexture::getTextureSize ( void   ) 

テクスチャサイズ参照関数

矩形テクスチャの大きさを取得します。

戻り値:
矩形テクスチャの大きさ
void fk_RectTexture::setRepeatMode ( bool  mode  ) 

リピートモード設定関数

リピートモードの設定を行います。 リピートモードを有効にすると、画像が縦横に行列上に並んでいる状態になります。 並ぶ枚数については、 setRepeatParam() 関数で設定します。

リピートモードを利用する場合、画像の横幅、縦幅いずれも $ 2^n $ (n は整数) で表される数値でなければならないという条件があります。 (横幅と縦幅は一致している必要はありません。) この条件を満たさなかった場合の動作は保証されません。 また、リピートモードを有効とした場合、 setTextureCoord() による 画像の切り出しも無効となります。

引数:
[in] mode true であればリピートモードを有効とし、 false であれば無効とします。
参照:
setRepeatParam()
bool fk_RectTexture::getRepeatMode ( void   ) 

リピートモード参照関数

現在のリピートモードの状態を取得します。

戻り値:
true であればリピートモードが有効であることを意味します。 false であれば無効であることを意味します。
参照:
setRepeatMode()
void fk_RectTexture::setRepeatParam ( double  wNum,
double  hNum 
)

リピートモード枚数設定関数

リピートモードでの、縦方向と横方向に並べる枚数を設定します。 リピートモードについては setRepeatMode() の説明を参照して下さい。

なお、枚数は正であれば整数である必要はありません。 その場合は、右端と上端の画像が途中で切れます。

引数:
[in] wNum 横方法の枚数
[in] hNum 縦方向の枚数
参照:
setRepeatMode()
fk_TexCoord fk_RectTexture::getRepeatParam ( void   ) 

リピートモード枚数参照関数

リピートモードの、各方向の枚数を取得します。

戻り値:
各方向の枚数
参照:
setRepeatParam()
void fk_RectTexture::setTextureCoord ( double  sX,
double  sY,
double  eX,
double  eY 
)

部分抽出設定関数1

画像の部分矩形領域を切り出し、その部分をテクスチャ画像とします。 領域指定はテクスチャ座標系を用います。 テクスチャ座標系については fk_TexCoord の説明を参照して下さい。 なお、 setRepeatMode() でリピートモードを有効とした場合、 この部分抽出の設定は無効となります。

引数:
[in] sX 抽出左下部分の x 成分
[in] sY 抽出左下部分の y 成分
[in] eX 抽出右上部分の x 成分
[in] eY 抽出右上部分の y 成分
void fk_RectTexture::setTextureCoord ( const fk_TexCoord S,
const fk_TexCoord E 
)

部分抽出設定関数2

画像の部分矩形領域を切り出し、その部分をテクスチャ画像とします。 領域指定はテクスチャ座標系を用います。 テクスチャ座標系については fk_TexCoord の説明を参照して下さい。 なお、 setRepeatMode() でリピートモードを有効とした場合、 この部分抽出の設定は無効となります。

引数:
[in] S 抽出左下部分のテクスチャ座標
[in] E 抽出右上部分のテクスチャ座標
fk_TexCoord fk_RectTexture::getTextureCoord ( int  ID  ) 

部分抽出参照関数

setTextureCoord() 関数によって部分抽出領域を設定した場合、 その領域のテクスチャ座標を取得します。

引数:
[in] ID 0 であれば左下部のテクスチャ座標を、 1 であれば右上部のテクスチャ座標を返します。 それ以外の値を入力した場合は、常に (0, 0) を返します。
戻り値:
左上部、または右上部のテクスチャ座標
参照:
setTextureCoord()

FineKernelToolKitに対してSat Sep 26 20:35:34 2009に生成されました。  doxygen 1.6.1