クラス fk_Loop

ソリッドモデルのループ位相を管理するクラス [詳細]

fk_Loopに対する継承グラフ
Inheritance graph
[凡例]
fk_Loopのコラボレーション図
Collaboration graph
[凡例]

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

 fk_Loop (int)
 コンストラクタ
 ~fk_Loop ()
 デストラクタ
fk_HalfgetOneHalf (void) const
 接続半稜線取得関数
fk_VectorgetNormal (void)
 法線ベクトル取得関数
void setTesselateMode (bool mode)
 テセレーション設定関数
bool getTesselateMode (void)
 テセレーション設定取得関数
bool isTesselated (void)
 テセレーション状態参照関数
void setSurfGeometry (fk_Surface *surface)
 幾何曲面形状設定関数
fk_SurfacegetSurfGeometry (void)
 幾何曲面形状取得関数

説明

ソリッドモデルのループ位相を管理するクラス

このクラスは、 fk_Solid によるソリッドモデルにおいて、 ループ位相に関する制御機能を提供します。 FK におけるソリッドモデルの構造については、 ユーザーズマニュアルの「形状に対する高度な操作」の章を参照して下さい。

派生クラスのうち、ID 管理については fk_Topology, 個別マテリアル設定については fk_TopologyMaterial, 属性設定については fk_Attribute を参照して下さい。

ループに対して、幾何形状として曲面データを設定することができます。 詳細は fk_Surface を参照して下さい。

参照:
fk_Solid, fk_Vertex, fk_Half, fk_Edge, fk_Topology, fk_TopologyMaterial, fk_Attribute, fk_Surface

コンストラクタとデストラクタ

fk_Loop::fk_Loop ( int   ) 

コンストラクタ

fk_Loop::~fk_Loop (  ) 

デストラクタ


関数

fk_Half* fk_Loop::getOneHalf ( void   )  const

接続半稜線取得関数

このループを構成する半稜線のうちの1つを取得します。 条件を満たす全ての半稜線を得たい場合は、 fk_ReferenceL2::getAllHOnL() 関数を用いて下さい。

戻り値:
このループを構成する半稜線を表す fk_Half 型インスタンスのアドレス。
fk_Vector* fk_Loop::getNormal ( void   ) 

法線ベクトル取得関数

適切な法線ベクトルを取得します。 ループが曲面である場合は、面全体の平均法線ベクトルを返します。 返り値が実体ではなくポインタであることに注意して下さい。 特に、NULL を返すケースがありえることは重要です。

戻り値:
法線ベクトルのアドレス。算出できなかった場合は NULL を返します。
void fk_Loop::setTesselateMode ( bool  mode  ) 

テセレーション設定関数

「テセレーション」とは、4角以上の多角形に対し、 内部を複数の3角形に分割する処理のことです。 一般的に、非凸多角形や非平面多角形である場合、 描画処理が適切に行えないことがあります。 そのようなループに対しては、 テセレーションを施すことによって正常に描画されることが期待できます。

形状中の全てのループに対して、テセレーションの有無効を設定するには、 fk_Operation::setTesselateMode() を利用して下さい。

引数:
[in] mode true の場合、 4角以上のループに対してテセレーション処理を施すようになります。 false の場合はテセレーション処理を行いません。
参照:
fk_Operation::setTesselateMode()
bool fk_Loop::getTesselateMode ( void   ) 

テセレーション設定取得関数

現在のテセレーション設定を取得します。 テセレーションに関する詳細は setTesselateMode() を参照して下さい。

戻り値:
テセレーション設定。
参照:
isTesselated(), fk_Operation::getTesselateMode()
bool fk_Loop::isTesselated ( void   ) 

テセレーション状態参照関数

テセレーションが有効になっていても、ループが 3 角形であった場合など、 内部ではテセレーション処理を行っていない可能性があります。 実際にテセレーション処理を行ったかどうかを知るには、 この関数を用いる必要があります。

戻り値:
true であれば、ループに対しテセレーション処理が行われています。 false であれば行われていません。
参照:
getTesselateMode()
void fk_Loop::setSurfGeometry ( fk_Surface surface  ) 

幾何曲面形状設定関数

任意の自由曲面を幾何曲面としてループに設定します。 fk_Surface の条件を満たせばユーザによる自作クラスも設定することができます。 条件については fk_Surface を参照して下さい。

引数:
[in] surface 幾何曲面インスタンスのアドレス
fk_Surface* fk_Loop::getSurfGeometry ( void   ) 

幾何曲面形状取得関数

ループに設定されている自由曲面を取得します。

戻り値:
自由曲面インスタンスのアドレス。 設定されていなかった場合は NULL を返します。

FineKernelToolKitに対してSat Sep 26 20:35:31 2009に生成されました。  doxygen 1.6.1