Vine Linuxは日本語インストーラを採用しており、簡単にインストールを行えます。実際にインストールする際は、このマニュアルを一読した後で行うようにして下さい。説明の都合上、順番が前後する部分が一部(パーティションからのインストールなど)存在します。本インストーラでは、X Window Systemを利用したグラフィカルモードが標準となっていますが、Xが使用できないときにはテキストモードでもインストールすることができます。本書ではグラフィカルモードの場合に沿って記述されています。テキストモードの場合には、グラフィカルモードと異なる順番でインストールが進みますが、設定方法はどちらの場合も同じです。
本バージョンには以下の制限があります。これらを了承の上、本バージョンをご利用下さい。
インストーラの制限
アップグレードインストールはインストールCDだけでは全ては終了しません。アッ プグレードインストール終了後に "apt-get update; apt-get dist-upgrade" を行う 必要があります。
ICH5上でSATAを使用している場合には Combined mode を利用してください。 Enhanced mode の場合インストーラのカーネルが途中で停止することがあります。
usbインストール(bootusb.img)は本リリースでは未サポートとします。
古い BIOS などで CDROM 起動が正常にできない場合があります。ブートイメージを御利用ください。
rescue モードでは English を選択してください
ホスト名に FQDN をいれなかった場合に postfix が起動しない(FQDNを入力するようにHelpに追加しました)
アップグレード時に smp kernel がインストールされてしまう場合があります。
LBA32 オプションを強制指定するチェックボックスがありますが、通常必要ありません。(デフォルトでLBA32です)
デュアルブートなど他の distribution や OS の起動は原則としてサポートしません。Vine Linux 側で LILO を MBR にインストールする場合のみ対応しますが、その他の場合は推奨しません。2.6 までの対応と同等です。
ドライバに起因するハードウエアトラブル
一部のハードウエアでPCカードスロットが認識できない可能性があります。polling mode や interval の設定などをお試しください。
一部の PDF ファイルが Xpdf で読めない場合があります。(upstreamの仕様/バグ)
サードパーティ製あるいはVinePlus のパッケージは正常に動作しない場合が あります。(ATOKXなど)
その他にも不具合があることもありますが、不具合解消のために更新されたファイルやドキュメントは、Vine Linux配布用のftpサイトにて公開します。随時Project VineのWebページ(http://vinelinux.org/)をご確認下さい。