付録 E. 日本語入力トラブルシューティング

目次

E.1. 前提事項
E.2. チェックリスト
E.3. かな漢字変換サーバの起動

X Window System 上で日本語の入力・変換ができなくなった場合、いろいろな原因が考えられます。どんなトラブルにも言えることですが、原因を突き止めるには問題点を絞りこむ必要があります。

付録 E. 日本語入力トラブルシューティングでは、解決法と言うよりは、むしろそうした場合にまず何を調べればよいかを説明し、解決のヒントを書いておきます。

E.1. 前提事項

以下の説明は次の三つを前提にしています。

  • かな漢字変換システム(漢字入力システム)に Canna か FreeWnn を使っていること。

  • kterm などでの漢字入力に kinput2 を利用していること。

  • X Window System の起動時に実行されるスクリプト(xinitrc、Xsession など。以下では X 起動スクリプトと書く)は、自分で作ったものではなく、Vine 付属のものを使っていること。

とは言え、ほかのかな漢字変換システムをご利用の方や、自分で X 起動スクリプトをお書きになっている方にも、参考になるところがあるだろうと思います。