5.3. ファイルリスト部

%filesはじまる部分で、rpmパッケージにつめこむファイル名を列挙します。 このとき以下に注意してください。

rpmコマンドは、specファイルに基づいてrpmパッケージを作るときに、 (2)で設定した一連のスクリプトを実行した後、 ${RPM_BUILD_ROOT}をとみなして%files以下で指定されたファイルを回収し、 それを指定位置にinstallするようなrpmパッケージをつくります。

この%filesの指定は少々面倒なとこかもしれません。 ぼくは、%installあたりまでの、スクリプト部を書いたところで、 %files以下は何も書かないまま、一度、そのspecファイルから rpm をbuildします。 (rpm -bi hoge.spec これについては次節)。そのあと、 ${RPM_BUILD_ROOT}以下にinstallされてるファイルを、 find コマンドで見てみて%filesの指定をします。