i810 チップセットを搭載したPCへの Vine Linux 2.0のインストールについて

Vine Linux 2.0 では i810 チップセット搭載PCにも対応していますが、オンボー ドで搭載されているサウンドカードやネットワークカードに関しては、個別 の設定が必要になる場合もあります。

■X Window System のインストールについて

まず、/etc/conf.modules の内容に以下のような行があることを確認します。
alias char-major-10-175 agpgart 
もしも無ければ、追加後以下を実行してください。
# /sbin/insmod agpgart

次に、以下のコマンドで、I810Gtt と XFree86-SVGA がインストールされている ことを確認します。

# rpm -q I810Gtt
I810Gtt-0.1-4
# rpm -q XFree86-SVGA
XFree86-SVGA-3.3.6-13vl3
もし、インストールされていなければ、インストールを行ってください。この後 Xconfigurator を起動し、モニタのタイプ等を設定すればX Window Systemを利 用できます。
# kon
# Xconfigurator

■BKi810 の場合

サウンドカードは C-Media 8738, ネットワークカードは DAVICOM PCI Fast Ethernet LAN Driver が搭載されています。 サウンドカードは sndconfig を利用すれば自動認識されますが、 ネットワークカードは自動認識されないので、以下を実行してください。
  1. /usr/share/kudzu/pcitable の以下の行をさがす。
    0x1282  0x9102  "unknown"  "Davicom Semiconductor, Inc.|Ethernet 100/10 MBit"
  2. unknownとなっている部分を dmfe に書き換える
    0x1282  0x9102  "dmfe"  "Davicom Semiconductor, Inc.|Ethernet 100/10 MBit"
  3. kudzu を起動する.
    # kudzu
    
    これでネットワークカードが認識され、利用できるようになります。