9.5. インターフェースに関する設定

設定メニューにある設定を実行することにより、 設定ダイアログが表示されます。設定ダイアログには、6つのページが用意されています。

図 9-4. 設定ダイアログ

9.5.1. 全般

表 9-4. 指定された変更

項目説明初期設定
他の処理に影響する処理を確認する依存関係により、インストール・アップグレード・削除しなければならないパッケージが存在する場合、 ユーザに確認するかを指定します。チェックを外すと依存関係を無視して、 選択パッケージのみに変更を指定します。ON
状態アイコンをクリックしてもっとも適切なアクションを実行しますOFFの場合、パッケージの状態アイコンをクリックするとパッケージに加える変更を選択するポップアップメニューが、 表示されます。この項目をONにすると状態アイコンをもっとも適切なアイコンに変更します。 例えば、インストールされていないパッケージの場合、インストールが指定され、 アップグレード可能なパッケージについてはアップグレードが指定されます。OFF
システムアップグレード全てのアップグレードを選択した際に実行するアップグレード方法をドロップダウンリストから選択します。 『いつも尋ねる』を指定すると全てのアップグレードを選択する度にアップグレード方法を尋ねます。いつも尋ねる
アンドゥ回数パッケージに指定した変更を何回分、戻せるかを設定します。 これは、編集メニューの元に戻すの動作に影響します。 なお、選択された変更を適用した分については元に戻すことができません。3

表 9-5. 変更を適用しています

項目説明初期設定
変更の適用を端末ウィンドウ内で実行するOFFになっている場合は、変更の適用の進行状況のみをプログレスバーで表示します。 ONになっていると図9-5の様に表示されます。OFF
変更の正常にできた場合に終了の確認をするONにすると選択された変更の適用が正常に終了した場合にSynapticを終了するかどうかを尋ねます。OFF

図 9-5. 変更の適用状況を端末内で実行した様子

9.5.2. カラムとフォント

表 9-6. カラム

項目説明初期設定
状態パッケージリストで状態アイコンが何列目に表示されるかの設定。0が最初の列になります(以下、同じ)。0
パッケージ名パッケージリストでパッケージ名が何列目に表示されるかの設定。1
インストール済みバージョンパッケージリストでインストール済みバージョンが何列目に表示されるかの設定。2
最新バージョンパッケージリストでパッケージ名が何列目に表示されるかの設定。3
インストール後サイズパッケージリストでインストール後サイズが何列目に表示されるかの設定。4
説明パッケージリストで簡単な説明が何列目に表示されるかの設定。5

表 9-7. フォント

項目説明初期設定
アプリケーションフォントを指定ONにするとアプリケーションで使用されるフォントを選択できるようになります。OFF
端末フォントを指定ONにすると端末内に表示されるフォントを選択できるようになります。OFF

9.5.3. 色

表 9-8. 色

項目説明初期設定
インストール指定済みパッケージをインストールする様に変更を指定した場合の背景色。#83A67F
再インストール指定済みパッケージを再インストールする様に変更を指定した場合の背景色。#83A67F
削除指定済みパッケージを削除する様に変更を指定した場合の背景色。#DF421E
完全削除指定パッケージをインストールする様に変更を指定した場合の背景色。#990000
アップグレード可能パッケージがアップグレード可能な場合の背景色。#FFFFFF
アップグレード指定済みパッケージをアップグレードする様に変更を指定した場合の背景色。#EED680
破損破損したパッケージの背景色。#FFFFFF
ダウングレード指定済みパッケージをダウングレードする様に変更を指定した場合の背景色。#ADA7C8
インストール済みインストール済みのパッケージの背景色。#FFFFFF
インストール済み(ロックされています)インストール済みのパッケージがバージョンを固定されている場合の背景色。#BAB5AB
未インストールパッケージがインストールされていない場合の背景色。#FFFFFF
未インストール(ロックされています)インストールされていないパッケージがインストールされないようにロックされている場合の背景色。#BAB5AB
リポジトリ内の新規パッケージ新しくリポジトリに追加されたパッケージの背景色。#FFFFFF

9.5.4. テンポラリファイル

ダウンロードしたRPMパッケージファイルを残しておくかどうかの設定で表9-9にある設定をラジオボタンから、 選択してください。なお、 キャッシュ内のパッケージファイルを削除をクリックするとダウンロード済みのパッケージファイルが、 全て削除されます。

注意パッケージファイルの格納場所
 

Synaptic(apt-get)がダウンロードしたパッケージファイルは、 通常、/var/cache/apt/archives/以下に保存されます。

表 9-9. テンポラリファイル

項目説明初期設定
全てのダウンロードしたパッケージをキャッシュに残す後で再利用できる様にパッケージを残しておきます。 再インストールするように指定した場合などに便利でしょう。
ダウンロードしたパッケージをインストール後にキャッシュから削除するインストールやアップグレードが成功した場合、 パッケージファイルを削除します。ディスクを節約したい場合に有効です。 
もはや存在しないパッケージを削除するリポジトリに存在しないパッケージのパッケージファイルがあれば、削除します。 

9.5.5. ネットワーク

インターネットへの接続にプロキシサーバを経由するかどうかの設定です。 基本的にMozillaなどのブラウザと同様ですが、APTに関係のあるHTTP、 FTPプロトコルのみ設定可能です。残念ながら、自動設定には対応していません。

企業内ネットワークや学内ネットワークから、 インターネットに接続する環境などではプロキシが使われていることが多いようです。

9.5.6. エキスパート

上級者用の設定項目があります。よく分からない場合は、変更しないでください。 この文書では、扱いません。