Vine Linux

Vine Linux とは?

[English]
$Id: whatsvinelinux.html,v 1.23 2004/09/22 13:17:05 yasumichi Exp $

Vine Linuxは、使いやすい日本語環境を提供するLinux配布パッケージ (ディストリビューション)です。インストールの直後から快適な日本 語環境で作業ができるように、さまざまな配慮を行っております。

なお、Vine Linux 3.0では製品版は発売されません。次の3.1で発売される予定です。

Vine Linux 3.0 の特徴

●RPMベースのディストリビューション

RPM ベースのディストリビューションで安定性、コンパクトさ、使いやすさを追求

●安定した Kernel 2.4.26 を採用

一部 kernel-2.6 からの backport ドライバ、Software Suspendなどの新機能を追加

●apt によるパッケージ管理

前バージョンに引き続き Debian で使われているパッケージ管理システムの RPM 対応版を採用。

簡単かつ安全にシステムのアップグレードや運用、パッケージのインストールなどを行うことができる

●apt グラフィカルインタフェース

apt の gtk2 によるグラフィカルフロントエンドである Synaptic を採用

●X.Org X11R6.7.0 を採用

2.6 の XFree86-4.2.1 に変わって X.Org X11R6.7.0 を採用により比較的最新のグラフィックスカードに対応

●標準デスクトップ環境

デスクトップ環境として GNOME 2.4 を採用。WindowMaker、KDE は VinePlus で提供。

●グラフィカルなシステム管理ツール

gnome-system-tools を採用

●印刷システム

従来の LPRng に変わって CUPS を採用。Web インタフェースまたは Gnome-cups-manager による簡単な設定。

●アプリケーション

GNOME-2.4、GTK+-2.4.4、Mozilla 1.7.1、GIMP-2.0.3、GGV-2.4.1、GImageView-0.2.25、Gaim-0.80、Dia-0.93、Grip- 3.2.0、Sylpheed-0.9.12、Ghostscript-7.07、Emacs-21.3、Xpdf-3.00、perl-5.8.2、 ruby-1.8.1 など

●開発ツール

最小限の開発ツール(build-essential)のみ収録。gcc-3.3.2、glibc-2.3.3 など。

●各種デバイスのホットプラグ対応

murasaki によるホットプラグデバイスのプラグアンドプレイに加え、murasaki-usb-mount と supermount-ng による USB ストレージデバイスの自動マウント/アンマウント機能の提供

●TeX ドキュメントプロセッシング環境

teTeX-2.0.2 をベースに pTeX-3.1.3 を統合

●最小限のサーバ環境

コアシステムとして Postfix-2.0.20、ProFTPd-1.2.9、OpenSSH-3.8.1p1、Apache-1.3.31 を収録。

Apache2、PostgreSQL、Samba 等は VinePlus で提供。

●Vine Linux / VinePlus のカテゴリを詳細に

Vine Linux および VinePlus のカテゴリを再編成し、main、plus、extras、orphaned に分割された。

  • Vine Linux 3.0 インストールCD は main の一部が含まれる

  • 追加パッケージのうちメンテナンスレベルの高いものは plus へ移動

  • メンテナンスレベルの低いものや滞っているものは extras へ移動

これまでの VinePlus に相当するカテゴリは extras となり、plus は今後、よりメンテナンスされることになる。

●VinePlus 収録のアプリケーション(抜粋)

  • OpenOffice.org-1.1.2

  • KDE-3.2.3

  • XFce4-4.0.6

  • XEmacs-21.4.15

  • Apache2-2.0.50

  • Subversion-1.0.5