Vine Linux 2.5/2.5CR Known Bugs

Vine Linux 2.5, 2.5CR には以下のようなバグが発見されています。
また、通常の Errataのページも参照してください。
まもなくリリース予定の Vine Linux 2.6 では多くのバグは修正されています。 2.5/2/5CR をお使いの方は 2.6/2.6CR へアップグレードされることをお勧め します。

各アーキテクチャ共通

XMODIFIERS=@im=_XWNMOに設定された状態だと、xwnmo が起動できない。 (FTP版+Wnn7パッケージの場合のみ)

オムロンソフトウェア株式会社様より Vine Linux 2.5 対応の アップデートパッケージが提供されております。本パッケージは、 Vine Linux 2.5 FTP 版に市販の Wnn7 Personal を使う場合の アップデートとなっています。
こちらよりご入手ください → [ Wnn7 Personal X Window クライアントパッケージ Ver1.02 ]

Wnn7 使用時に X を起動時にタイミングによって GNOME が異常終了することがある。 (FTP版、製品版共通)

システムの環境によっては xwnmo より前に gnome-session が起動して しまう事があるようです。この場合に GNOME が起動できず X が終了 してしまいます。(まだ再現する環境が特定できていません)
何度かトライすると login できる事があるようです。
対策パッケージを作成しましたので、ネットワークに接続している場合は、 以下の操作で update することができます。

     # apt-get update
     # apt-get upgrade
     

対策済パッケージは以下の場所からも入手することができます。

vutils-1.20.1-0vl1.noarch.rpm
     

なお、 オムロンソフトウェア株式会社様のページもご参照ください。

ホームディレクトリを旧バージョンから持ち越している場合は、 上記の方法で解決しない場合があります。この場合は ~/.vine ディレクトリを削除してください。( wnn7 以外にもホームディレクトリ に古いバージョンの設定ファイルがある場合に動作が不良になる可能性が あります。)

Errataの XFree86 でも直るとおもわれます。

Wnn7 使用時に kterm で日本語入力ができない。

kterm は標準状態では XIM サーバに接続しないようになっています。以下のように オプションをつけて起動することで [Ctrl-\] で Wnn7 で日本語入力することが できるようになります。

     $ kterm -xim
     

また、~/.Xresources に以下のリソースを追加して X Window System を再起動 することで、このオプションを常に有効にすることができます。

     KTerm*openIm: True
     

gv (ghostview) が英語で表示される。

日本語対応パッチの不具合で正常に動きません。現状では正常動作する 英語版を収録しています。

TGIF で日本語入力時にカーソル位置がずれる (製品版のみ)

TGIF は日本語は固定ピッチフォントだけが正常に扱えるのですが、 2.5CR で Mincho/Gothic に使われているフォントが LX P Mincho と LX P Gothic という可変ピッチフォントになっているのが原因です。
現在、対策を検討中です。
当面は、2.5CRでは /usr/X11R6/lib/X11/ja/app-defaults/Tgif を 修正したものと置き換えてください。2.5FTPでは修正する必要はありません。 (置き換えると日本語が一部つかえなくなります)
[修正リソースファイル]

システム起動直後に印刷ができない

システム起動直後にパーミッションの問題で印刷ができないという問題が あります。lpd の再起動をすることで印刷可能となる場合があります。 対策パッケージでパーミッションを変更しました。Errata を参照してください。

dev-2.7.18-3vl13.i386.rpm
     

Mozilla で特定のページを表示したときにXがクラッシュすることがある

XFree86-4.2.0 に含まれる XTT のバグにより、プロポーショナルな iso10646 の フォントの表示時に、ごく一部の文字コードが原因で X ごとクラッシュすること があります。
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/fonts.dir から iso10646 のフォント を削除することで、とりあえずクラッシュはさけることができます。
XFree86 の対策パッケージを公開しています。詳しくは Errata のページを 参照してください。

i386 (製品版、FTP版共通)

起動ディスクが容量オーバーで正常に起動ができない場合がある。

以下の 2 つの方法で回避できます。

1. 以下の修正したパッケージに差し替えると起動ディスクが作成 できるようになります。
    
    mkinitrd-3.3.6-2vl1.i386.rpm
    
    modutils-2.4.14-1vl2.i386.rpm
    

updates を発行していますので、

    # apt-get update
    # apt-get upgrade
    

にて更新することができます。


2. インストーラ 1600KB フロッピーを使う方法
    インストール中の起動ディスク作成方法
    (1) インストーラの起動ディスク作成画面になった。
    (2) Ctrl-Alt-F2 を押してシェルプロンプトへ移動する
    (3) 以下のコマンドを実行する (サイズの大きいFD用のデバイスを作成)
        # mknod /mnt/sysimage/dev/fd0H1600 b 2 124
    (4) 以下のコマンドを実行する (フォーマットする)
        # fdformat /mnt/sysimage/dev/fd0H1600
    (5) 以下のコマンドを実行する (起動ディスクを作成する)
        # chroot /mnt/sysimage mkbootdisk --device /dev/fd0H1600 2.4.18-0vl3
    (6) Alt-F7 でインストーラの GUI へ戻る
    (7) 「ブートディスクの作成を省略」をチェックする
    (8) 次へ進む
    以下通常どおりとなります。
    

なお、ハードウエアの構成によってはこの場合もフロッピーのサイズ不足に なる可能性はあります。またフロッピードライブによっては正常に起動できな い場合もあります。

インストール中にDISKのプローブで固まる可能性がある。

以下の方法で回避できます。

    (1) Ctrl-Alt-F2 を押してシェルプロンプトに移動し、
        sync を実行してください。
(2) その後Alt-F7を押して元のインストーラのGUIへ戻り、 続行してください。

一部の機種で正常にIRQが取得できない。

現在 VineSeed において対応カーネルパッケージをテスト中です。

    kernel-2.4.19-0vl11.{i386,i586,i686}.rpm
    kernel-smp-2.4.19-0vl11.{i386,i586,i686}.rpm
    

対象となるPCをお持ちのかたは開発に協力して頂けると助かります。
IRQ routing については Libretto L1, L3 での動作を確認しました。

アップグレードが途中で失敗する場合がある。

お手数ですが、もう一度アップグレードインストールをおこなってください。

ATOKX が使えない / ATOKX をつかうと X が正常に起動できない。

ATOKX が XFree86-4.2に対応していないためそのままでは使えません。
なお、Project Vine では ATOKX を使っている人間がほとんどいないため、 対応が困難となっています。Wnn7 や FreeWnn, Canna をご利用ください。

sndconfig が Kernel-2.4 に対応していない。

Kernel-2.4 に対応した sndconfig を updates パッケージとして 提供しています。

    sndconfig-0.68-2vl1.i386.rpm
    

apt によりアップデートを行ってください。

    # apt-get update
    # apt-get upgrade
    

pcmcia カードが認識しないことがある。

updates/2.5/misc/i386 にあるイメージをご利用ください。

ドキュメント一覧