Vine Linux 3.0から、LPRngに代わってCUPS(the Common Unix Printing System)が標準の印刷システムとして採用されています。
CUPSには、LPRngと比べ以下の利点があります。
IPP(次世代のネットワーク印刷プロトコル)のサポート
ネットワークプリンタの自動検出
Webインターフェイス設定ツール
PPDプリンタ記述ファイルのサポート
フィルタのインタフェースがモジュール化されており、様々なファイル形式をサポートする単一のプリンタドライバをわずかな努力で開発可能
なお、このドキュメントはVine Linux 3.xをフルインストールした環境を基準に記述されています。カスタムインストールを選択された場合は、以下のパッケージがインストールされていることを前提としています。
cups-libs
cups
libgnomecups
gnome-cups-manager
eplaser-cups
foomatic
foomatic-ppd-gimp-print-ijs
foomatic-ppd
2.6からのアップグレードインストールの場合、標準の印刷システムはLPRngのままであることに御注意ください。