4.4. システムの停止と再起動

4.4.1. コンソールからのシステムの停止と再起動

システムを停止したいときは、いきなり電源を落してはいけません。電源を切る場合は以下のようにshutdownコマンドを実行してください。

# shutdown -h now

通常、shutdownはroot権限で行いますが、Vine Linux のデフォルトの設定では一般ユーザでも shutdown を行う事ができる様になっています。

shutdown を実行するとさまざまなメッセージが表示された後、自動電源 off 機能があるコンピュータの場合は自動的に電源が切れます。切れない場合には、『System halted.』あるいは『Power down.』『Power off.』といったメッセージが表示された後、アクセスランプなどでハードディスクが動作していないのを確認した上、電源スイッチを切ってください。

この他にも以下の方法でシステムを停止することができます。いずれの方法を使っても構いません。

# halt -p
# /sbin/telinit 0

これらの場合も自動的に電源が切れますが、切れない場合は shutdown の場合と同様に対処して下さい。

停止後すぐに再起動(reboot)したい時には、以下のようにshutdownコマンドに-rオプションを付けて実行します。

# shutdown -r now

この他にも以下の方法でシステムを再起動することができます。いずれの方法を使っても構いません。

# reboot
# /sbin/telinit 6

4.4.2. X Window 環境からのシステムの停止と再起動

ディスプレイマネージャ gdm を利用している場合は、gdm のメニューからシステムの停止や再起動が実行できます。 この場合、ログイン画面でオプションメニューのシステムをクリックし、 「コンピュータを停止」または「コンピュータを再起動」を選択後、OKをクリックするとシステムを停止または再起動できます。

デスクトップ環境 GNOME へログイン中にシステムの停止や再起動を行いたい場合は、ログアウトメニューから「シャットダウン」や「コンピュータの再起動」を選択することで実行できます。