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目次
機種についての情報収集(2)
続いてマシンに装着しているカードや周辺機器について調べておきます.
最新の一部機種を除き,純正の構成のものではほぼ問題なく動作する様ですが,
PCI スロットに拡張カードを追加している場合等は特に調べる必要があります.
PowerMac でよく増設/交換され利用されているものを含め,
以下のものの型番や搭載チップなどを調べるとトラブルを防ぐことが
より容易になります.
- ビデオカード
- モニタの垂直/水平周波数
- ネットワークカード
- SCSI カード
- ATA33/66/100/133 カード
- USB カード
- IEEE1394 (FireWire) カード
- その他ハードウェア
MacOS で利用可能だからといって,必ずしも Linux で利用可能とは
限りませんので注意して下さい.このマニュアルを執筆している段階で
分かっている問題点のうち主なものをいくつか記しておきます.
- PowerMac 9600/300 に標準搭載されているビデオカードである
IMS TwinTurbo (8MB VRAM) は X の動作に難があることが確認されて
います.他の 9600 に搭載されている TwinTurbo (4MB VRAM) は,
15/16bpp での動作はほぼ問題ない様です.
- 最近の PowerMac や iMac G4 に搭載されているビデオカード/チップ
のうち nVidia 社製のもの (GeForce2/3/4 など) では X がまだ
満足に動作しません.可能であれば ATI 社製のビデオカード
(Rage128, Radeon など) に交換することをお勧めします.
- 比較的最近の機種に搭載されている内蔵モデムの多くは,
現状では Linux からは利用できません.
- その他サードパーティから販売された PowerMac 用各種拡張カードでも,
Linux での利用が困難なものがあります.
対応していない周辺機器や増設カードの中には,それらをマシンから
外しておかないと Linux がうまく動かないものも一部あるようですので
注意して下さい.
特に Linux カーネルや X の対応状況は,開発が進むにつれて変わっています.
より詳しい情報は「
web 上で公開している最新確認情報
」を御覧下さい.
Yasumichi Akahoshi
平成16年10月8日