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複数のビデオカードを搭載した機種の場合

オンボードビデオを搭載した機種に, PCI 接続のビデオカードを増設している場合など, ビデオ出力が複数搭載されている環境では, どのビデオコントローラを利用するかを明示的に指定した方が無難です.

複数のビデオコントローラがある環境でも, 1つしかディスプレイを接続していない場合は, Linux カーネル起動時に,アクティブなコントローラを自動認識してくれますが, 特に複数のモニタを接続している場合には,どのビデオカードを優先するかを 指定する必要があります.

例えば,オンボードで control コントローラ (対応フレームバッファドライバは controlfb) を搭載した PowerMac 7600/200 の PCI スロットに Rage Radeon カード (対応フレームバッファドライバは radeon) と Rage 128 カード (対応フレームバッファドライバは aty128fb) を増設し,全てにモニタを接続している環境で, radeon 側を優先させたい (Linux kernel 起動直後の起動コンソールにする) 場合は,以下の様にカーネル引数を指定します.

video=radeon video=aty128fb video=controlfb video=map:001122

これにより,起動コンソール (仮想コンソール 1番) と 仮想コンソール 2番が radeon に, 仮想コンソール 3番と 4番が aty128fb に, 仮想コンソール 5番と 6番が controlfb に割り当てられます.



Yasumichi Akahoshi 平成16年10月8日