miBoot (図 29) も OldWorld 機用のブートローダで, MacOS 上で見る限りはシステムファイルの様に見えますが, その実態は BootX と同等の Linux カーネルローダで, 各種設定はリソースを編集することで行います.
OldWorld 機で MacOS を完全に排除して Linux を使う場合に使われます.
Vine-2.6/ppc ではバージョン 1.0a3 が収録されています.
NewWorld 機の Macintosh は起動直後, ハードディスクから「Finder」と「System」が含まれるシステムフォルダを 探しだし,その System ファイルを使って起動を始めます. その原理を利用して,偽の「System」ファイル (miBoot) と ダミーの「Finder」を置いておくことで,Linux を起動させるというのが miBoot の仕組みです.