コンテクストは各ロジックユニットの動作およびその接続関係によって構成される.このデータは内部のメモリにバイナリで書き込まれるが,そのデータを生成するための基本的なツールでテキストデータからコンテクストデータを生成することができる.
コンテクストデータは,一行で,次のように記述する.
ロジックユニット番号,命令,前シフタ,後シフタ,入力0,入力1
ここでロジックユニットの番号は,次のように構成される.
行:列
データのソースは行:列
から成るロジックユニット番号に続けて,その入力レジスタの番号を記し,次のように記述する.
行:列:レジスタ番号
ここで,入力2ロジックユニットの入力2はソース0の出力2に自動的に割り当てられる.
また,ソースのロジックユニット番号に,自身のロジックユニット番号を指定した場合,外部のデータを取り込むことを意味する.
次に示すのは,積を構成するためのコンテクストデータである.
0:0,MUL0,NONE,RIGHT,0:0:0,0:0:1
0:1,MULT,NONE,RIGHT,0:0:0,0:0:1
1:1,MULT,NONE,RIGHT,0:1:0,0:1:1
1:0,MULT,NONE,RIGHT,1:1:0,1:1:1
2:0,MULT,NONE,RIGHT,1:0:0,1:0:1
2:1,MULT,NONE,RIGHT,2:0:0,2:0:1
3:1,MULT,NONE,RIGHT,2:1:0,2:1:1
3:0,MULT,NONE,RIGHT,3:1:0,3:1:1
4:0,MULT,NONE,RIGHT,3:0:0,3:0:1
4:1,MULT,NONE,RIGHT,4:0:0,4:0:1
5:1,MULT,NONE,RIGHT,4:1:0,4:1:1
5:0,MULT,NONE,RIGHT,5:1:0,5:1:1
6:0,MULT,NONE,RIGHT,5:0:0,5:0:1
6:1,MULT,NONE,RIGHT,6:0:0,6:0:1
7:1,MULT,NONE,RIGHT,6:1:0,6:1:1
7:0,MULT,NONE,RIGHT,7:1:0,7:1:1