8.24.2. Libcap の構成
インストールプログラム: capsh, getcap, getpcaps, setcap
インストールライブラリ: libcap.so, libpsx.a
Libcap パッケージは、Linux カーネルにおいて利用される POSIX 1003.1e 機能へのユーザー空間からのインターフェースを実装します。 この機能は、強力な root 権限機能を他の権限へと分散します。
スタティックライブラリをインストールしないようにします。
sed -i '/install -m.*STACAPLIBNAME/d' libcap/Makefile
パッケージをコンパイルします。
make lib=lib
make オプションの意味
lib=lib
このパラメーターは x86_64 においてライブラリを /lib64
ではなく /lib
にインストールするようにします。 x86 においては何も効果はありません。
ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。
make test
パッケージをインストールし、クリーン処理を行います。
make lib=lib PKGCONFIGDIR=/usr/lib/pkgconfig install chmod -v 755 /lib/libcap.so.2.42 mv -v /lib/libpsx.a /usr/lib rm -v /lib/libcap.so ln -sfv ../../lib/libcap.so.2 /usr/lib/libcap.so