featの概要

featはウェブシステムのためのフレームワークです。開発の手間をできるだけ省こくとと、エンジニアとウェブデザイナの作業を分離することが目的です。

featはウェブサイトをフィーチャーという単位に分割して定義します。フィーチャーに含めるのは一つの機能だけです。例えばログイン機能、メッセージ送受信機能、商品リスト機能などです。機能に関連したコマンド(後述)、ブラウザに返されるレスポンスなどをひとまとめにしてフィーチャーに定義します。一つのフィーチャーに定義する機能をどれくらいの規模にするかは設計者に任せます。コピーライト表示のようなウェブページの一部となるもの、ウェブメールなどのように一つのアプリケーションになるくらい大きな機能もフィーチャーとして定義できます。

featはテンプレートエンジンも持っています。このテンプレートエンジンはHTML4.01の定義どおりのHTMLをテンプレートとして使うことができます。独自のヘンテコなタグや本文中に(ウェブデザイナから見たら)理解不能なスクリプトを埋め込む必要がありませから、テンプレート作成のために特別なソフトや知識を必要としません。テンプレートはHTML中のタグにid属性やclass属性を付けるだけで作ることができます。