以下に、Eclipse リリース 3.0 の Eclipse プラットフォームで 2.1 以降に変更された新機能のうち、特筆すべきものや重要なものの一部を紹介します。
新しいルック・アンド・フィール | ワークベンチのルック・アンド・フィールが改良されました。以下に、 注目すべき点をいくつか挙げます。
|
新しい「ようこそ」 |
Eclipse 3.0 は、新しい「ようこそ」で開くようになりました。ここに含まれる数ページでは、
Eclipse について学習する、チュートリアルに従う、サンプルを試す、または
このリリースの新機能を学習することが可能です。新規フィーチャーは完全にプラグ可能で、
Eclipse ベースの製品は、同じメカニズムを使用して独自の「ようこそ」を定義することができます。
|
即応性 UI | 高水準の応答性をサポートするため、ユーザー・インターフェースに多くの変更が行われました。これには、ユーザー・インターフェースに入力して待機する代わりに、バックグラウンドでジョブを実行するサポートも含まれています。 追加されたもの
CVS チェックアウトおよびワークスペース・ビルドのバックグラウンド操作の進行を 示す新規「進行状況」ビュー。 オプションで、多数のユーザー操作をバックグラウンドで実行できるようになりました。 「バックグラウンドで実行」ボタンがある進行ダイアログが表示された場合、そのボタンを選択して、 実行中の操作の作業を継続することができます。 このダイアログには、ワークスペースで現在実行中の他の操作の詳細も表示され、 ある操作が、別の操作が完了するのを待機してブロックされる場合にユーザーに通知します。 |
スケーラブル UI | このプラットフォームでは、ワークベンチの乱雑さを制御する方法が 追加されました。これにより、Eclipse ベースの製品では、ユーザー・インターフェースに 表示されるものをさまざまな理由で縮小できます。 追加されたもの
|
高速ビュー・サポートの強化 | 高速ビュー・サポートでは、いくつかの大きな変更が行われました。
|
エディター管理の強化 | Eclipse のエディター管理には、多数の変更および強化が加えられました。 行われたこと
|
キー・バインディング・サポートの改良 | キー・バインディングが以下のように改良されました。
|
テーマ | Eclipse ワークベンチに、テーマの基本サポートが含まれるようになりました。 現在は、ユーザーと製品の両方のレベルで、ワークベンチで使用される色とフォントを 可能なかぎりカスタマイズできるようになっています。 |
バックグラウンド・ワークスペースの自動更新 |
ローカル・ファイル・システムで行われた変更を、ワークスペースで自動的に更新できるようになりました。 これにより、外部エディターまたはツールでファイルを変更するたびに、手動で「ファイル」>「更新」 を実行する必要がなくなります。 このフィーチャーは現在、デフォルトで使用不可になっていますが、 「ワークベンチ」設定ページからオンにすることができます。 |
手動ビルド・コマンドの単純化 |
「プロジェクト」メニューで使用可能なビルド・コマンドのセットが単純化されました。 わかりにくい「すべて再ビルド」コマンドと「プロジェクトの再ビルド」 コマンドは、1 つの「クリーン...」コマンドに置き換えられました。 「プロジェクト」メニュー (および、コンテキスト・メニュー) の「プロジェクトのビルド」コマンドは、よりスマートになりました。必要な場合、選択されたプロジェクトの前提条件となるプロジェクトは古くてもビルドされるようになりました。 新しい「ワーキング・セットのビルド」サブメニューでは、ビルドするプロジェクトのセットを選択することができます。 このコマンドは、そのワーキング・セット内のすべてのプロジェクトを最新にし、 必要な場合にのみ、そのワーキング・セットには存在しない前提条件のプロジェクトをビルドします。 また、「自動的にビルド」を使用して、自動ビルドのオン/オフをすばやく切り替えることができます。 |
虎の巻 |
ユーザーは虎の巻を使用して、多数のステップから成る長いタスクを通したガイドを得られるようになりました。
開発者はこの新規フィーチャーを使用して、XML ベースのコンテンツ・ファイルを使用してステップを定義したり、
オプションで、ユーザーのためにステップを実行するアクションを用意したりできます。
新しい「ようこそ」ページから利用可能な幾つかのチュートリアルでは、この虎の巻メカニズムを使用しています。
|
リッチ・クライアント・プラットフォーム | Eclipse にリッチ・クライアント・プラットフォーム (RCP) が組み込まれました。Eclipse は、汎用ツール統合プラットフォームとして設計されたものですが、Eclipse の多くのファセットおよびコンポーネントは、特に IDE 固有というわけではなく、非 IDE アプリケーションにおいても同等の意味を持ちます。Eclipse プラグイン・アーキテクチャー、ランタイム、 およびワークベンチにおける高度な機能性が、任意のアプリケーションのビルドにおいて活用できるようになりました。 次は、Eclipse RCP を使用してインプリメントされたシンプルな Web ブラウザーのスナップショットです。 (詳細については、RCP ホーム・ページを参照してください。) |
動的な、業界標準のランタイム |
Eclipse ランタイムは、OSGi フレームワーク仕様の実装の上部で実行するように変更されました (osgi.org を参照)。 この移動により、ランタイムの柔軟性が向上し、 広い範囲のシナリオおよび環境で Eclipse を使用する道が開かれます。ランタイムの業界標準を選択することにより、 Eclipse 開発者は、既存の機能およびインフラストラクチャーを再利用することができます。 正規の Eclipse ユーザーにとって、ランタイムが動的になったことから生ずるこのような変化はたいへんな利点となります。 新規プラグインは、実行中の Eclipse にインストールし、再始動せずに使用できます。 |
SWT および AWT/Swing 相互運用性 |
SWT ウィジェット内に Swing/AWT ウィジェットを組み込むことは、現在、Windows with JDK 1.4 以上、 および Sun JDK 1.5 の最近のベータ版を持つ GTK および Motif でサポートされています。 このスクリーン・ショットは、Swing JTable が含まれる SWT Shell を SWT ツリーの右方に表示します。 (この例に使用される SWT 断片。) |
SWT ブラウザー・ウィジェット |
SWT には、HTML 文書を表示できる新規のブラウザー・ウィジェットがあります。この固有のウィジェットは、 Windows (Internet Explorer 5.0 以上を使用)、Linux GTK および Linux Motif (Mozilla 1.4 GTK2 が必要。 Mozilla 1.5 GTK2 および Mozilla 1.6 GTK2 もサポートされています)、Mac (Safari) および QNX (Voyager) 上でサポートされています。 詳細については、 『SWT ブラウザー断片』 および『SWT FAQ』 を参照してください。 上記の Eclipse ブラウザー・プラグインは、サンプル・プラグインの Eclipse ダウンロード・ページから 入手可能です。 |
Mac OS X の改善 |
SWT の Mac OS X 実装は、特に以下の分野において、大きく拡張および改良されました。
|
複合スクリプトの SWT サポートおよび右から左への言語サポート |
右から左へのスクリプトおよび複合スクリプトを扱うには、幾つかの問題に対処する必要があります。 例えば、ヘブライ語およびアラビア語などの言語は右から左へ書かれるため、 テキストは、ユニコード付録 #9 に記述されている Bidi アルゴリズムに従って再配列してから、ドローおよび測定する必要があります。 アラビア語およびペルシア語などの他の言語では、コンテキスト成形が必要です。 つまり、同じ文字が、単語内における位置によって、異なる書式を前提とすることができるということです。 その他の一般的な問題には、結合文字または合字 (結合された 2 文字) があります。タイ語などの言語には、 単語の切れ目およびカーソル・ナビゲーションについて特殊規則があります。 Windows では、上記のケースをすべてサポートしています。GTK では、Bidi のサポートは実装されていますが、 複合スクリプト (タイ語、南アジア言語のスクリプト) はまだ完全にはサポートされていません。 |
SWT 仮想テーブルおよびテーブル・パフォーマンスの改良 |
このリリースでは、パフォーマンスの大きな向上のほかに、「テーブル」で SWT.VIRTUAL スタイルがサポートされるようになりました。 これにより、開発者は大容量のデータを持つテーブルをすばやく作成することができます。TableItems が必要な場合、オンデマンドで作成されます。 (この例で使用される SWT 断片。) |
SWT のその他の改善 |
このリリースには、以下のように、他にも SWT の新規フィーチャーおよび改善が多数あります。
|
クイック Diff: エディター垂直表示域の変更表示の色指定 |
エディターの垂直表示域における、新規の色分けされた変更インジケーターは、
ルーラー・コンテキスト・メニューまたは マウス・カーソルが垂直表示域の変更の上にある場合、 吹き出しでオリジナルのコンテンツが表示されます。 オリジナルのコンテンツは、ルーラーのコンテキスト・メニューを使用して復元できます。 また、コンテキスト・メニューにより、参照とクイック Diff の使用可能/使用不可を切り替えることもできます。 クイック Diff は、これを使用不可にし、再度使用可能にすることによって (例えば、Ctrl+Shift+Q を 2 度押します)、通常オペレーションにリセットされます。 |
概要ルーラーでのクイック Diff 結果の表示 |
表示される文書と参照文書 (例えば、保管ファイルまたは CVS の最新改訂) の間の差を、右端の概要ルーラーに表示させるように構成できるようになりました。 新規エディターを開く際のクイック Diff 設定は、「ワークベンチ」>「エディター」>「クイック Diff」 設定ページで構成することができます。 |
「検索/置換」ダイアログでの正規表現 |
テキスト・エディターの「検索/置換」ダイアログは、正規表現を使用した検索および置換をサポートするようになりました。 正規表現の構文の概要を取得するには F1 を押し、 正規表現構成体を挿入するためのコンテンツ・アシストを取得するには Ctrl+Space を押します。 コンテンツ・アシストで支援されるダイアログ・フィールド内にカーソルが置かれると、 コンテンツ・アシストが使用可能であることが、フィールドの左上隅の上の小さな電球によって表されます。 |
共用の注釈の設定 |
すべてのテキスト・ベースのエディター用の注釈を構成するための設定ページが新規に設けられました。 新規の設定ページは、「ワークベンチ」>「エディター」>「注釈」です。 注: この変更のため、既存のワークスペースを Eclipse 3.0 で初めて開く場合、 共用の設定を使用するように変換されたエディターの既存の注釈設定はデフォルト設定に戻ります。 |
新規の注釈設定 |
エディターでは、波線の下線を使用するほかに、バックグラウンド強調表示を使用した注釈の表示 もできるようになりました、 注釈のバックグラウンド強調表示を使用可能にするには、設定ページの「テキストの強調表示」に チェックマークを付けます。 垂直表示域での注釈の可視性は、注釈設定ページの 「垂直表示域に表示」にチェックマークを付けることによって制御できます。 |
非均等ファイルのエンコード |
複数の異なるエンコードが同時にサポートされるようになりました。 Eclipse は、多数の種類のファイルの正しいエンコードを自動的に判別します。 判別に失敗した場合、リソースの「プロパティー」ダイアログから、そのプロジェクト、 フォルダー、またはファイル・レベルで特定のエンコードを明示的に設定することができます。 |
新規のテキスト・エディター機能 |
タブの表示幅およびテキスト選択の前景色と背景色が、
テキスト・エディターでカスタマイズ可能になりました。
「ワークベンチ」>「エディター」>「テキスト・エディター」ページを参照してください。
|
新規のエディター機能 |
Eclipse エディター・フレームワークに基づくすべてのテキスト・エディターは、 行の上または下への移動 (Alt+↑および Alt+↓)、行のコピー (Ctrl+Alt+↑および Ctrl+Alt+↓)、 現在行の上または下への新規行の挿入 (Ctrl+Shift+Enter および Shift+Enter)、および大文字または 小文字への変換 (Ctrl+Shift+Y および Ctrl+Shift+X) を含む、新規の編集機能をサポートしています。 状況表示行の行番号のダブルクリックは、「ナビゲート」>「指定行へジャンプ...」 (Ctrl+L) と同じです。 |
新しい「同期化」ビュー |
「同期化」ビューは、2.1 以降、大きく変更されました。新規フィーチャーの簡単なリストを次に示します。
![]() |
CVS 操作がバックグラウンドで実行される |
CVS 操作は、バックグラウンドでの実行に対応可能になりました。つまり、 同期化、更新、比較、チェックアウトの進行ダイアログを確認する時間を短縮し、 作業により多くの時間を費やすことができます。 |
「CVS チェックアウト (CVS Checkout)」ウィザード |
「新規」>「プロジェクト」コマンドおよび「ファイル」>「インポート」コマンドの両方で、 CVS リポジトリーからプロジェクトをチェックアウトできるようになりました。これは便利である上、 ブラウズをサポートしない CVS リポジトリーからプロジェクトをチェックアウトする場合に特に便利です。 |
CVS の「設定のコミット」 |
「CVS 同期化」ビューでは、コミット・コメント、コミット実行者、 および日付ごとで論理的にグループ化して、変更を検討できるようになりました。この表示は、「CVS 同期化」ビューの ドロップダウン・メニュー上にある「レイアウト」>「設定のコミット」 によって選択します。 |
CVS 日付タグ |
先週木曜日の深夜 12 時に HEAD で何がリリースされたか知りたい場合があります。日付タグを使用して、 CVS リポジトリーを比較、チェックアウト、マージ、または単純にブラウズできるようになりました。 「CVS リポジトリー」ビューまたは、任意のタグ選択ページのどちらからでも、日付タグを追加できます。 |
CVS ヒストリー・リンク |
「CVS ヒストリー (CVS History)」ビューに「エディターにリンク」トグル・ボタンが設けられました。 現在編集を行っているファイルの改訂ヒストリーは、リンクされると、 自動的に (バックグラウンドで) 取り出され、表示されます。これは、通常のファイル・エディターに対してだけでなく、 CVS 固有のビューから開いた比較エディターおよびリモート改訂エディターに対しても有効です。 |
CVS SSH2 サポート |
extssh CVS 接続メソッドは、SSH2 を実行する CVS サーバーへの接続をサポートするようになりました。 また、「チーム」>「CVS」>「SSH2 接続メソッド」設定ページで、 SSH2 キーを作成および管理することもできます。 |
同僚が行った変更の責任の所在を確かめる |
ファイルに特定の変更を行ったのが誰なのか知りたい場合があります。 「チーム」>「注釈の表示」を実行すると、「注釈を付ける」ビューに、 ファイルの各行の作成者のリストが表示されます。 また、ファイルをブラウズすると、 「注釈を付ける」ビューが更新され、現在行を変更したユーザーが強調表示されます。 また、「CVS ヒストリー (CVS History)」ビューでも自動的な更新が行われるので、 そのビューで、特定行のコミット・コメントを表示することもできます。 |
起動時のパースペクティブの切り替え |
起動時にパースペクティブを切り替えるようにデバッガーを構成することができます
(「設定」>「実行/デバッグ」>「起動」を参照してください)。
プログラムの起動時に開かれるパースペクティブを制御できるようになりました。 これらの設定は、起動構成タイプが選択されている場合に、起動ダイアログで使用可能です。 |
現在のパースペクティブでのデバッグ |
デバッグを任意のパースペクティブで実行できるようになりました。 ブレークポイントが見つかった場合、 デバッグ・パースペクティブに切り替えるようにプロンプトが出されます。現在のパースペクティブのままにすることを 選択すると、「デバッグ」ビューおよびアクション・セットが開かれ、ユーザーはデバッグを開始することができます。 「実行/デバッグ」>「ビュー管理」設定ページ (これも「デバッグ」ビュー のドロップダウン・メニューから使用可能) を使用して、非デバッグ・パースペクティブに おいてデバッグ関連のビュー (「変数」、「ブレークポイント」など) を開くようにデバッガーを構成することができます。 |
ブレークポイントを使用不可にする |
「ブレークポイント」ビューに、ブレークポイントをすばやく使用不可および再度使用可能にするための チェック・ボックスが設けられました。 |
ブレークポイントのスキップ |
新規の「すべてのブレークポイントをスキップ」ボタンは、
ワークスペースのすべてのブレークポイントをオフにします。「実行/デバッグ」設定ページにも
新規の設定があり、「指定行まで実行」および「評価」の間のブレークポイントをスキップできます。
|
実行前にブレークポイントをチェックしたワークスペース |
ワークスペースにブレークポイントを設定して、実行モードでアプリケーションを起動すると、 起動をデバッグ・モードで行うかどうかを確認するようにユーザーにプロンプトが出されます。 このフィーチャーのオンおよびオフは、「実行/デバッグ」設定ページで行います。 |
配列のフィルター |
デバッグの「変数」ビューで、ヌル配列エレメントをフィルターに掛けることが
できるようになりました。
|
「変数」ビューでの変数の設定 |
「変数」ビュー内の選択された変数の値を、そのビューの詳細エリアで変更できるようになりました。
それには、新規の値を入力して、コンテキスト・メニューの「 値の割り当て 」コマンド (Ctrl+S) を使用します。
|
実行呼び出しスタック内の行の強調表示 |
実行呼び出しスタック内の現在の命令ポインターおよびフレームを強調表示するため、
Java デバッグによって新規の注釈が追加されました。これらの注釈は、Java エディターの
「Java」>「エディター」>「注釈」設定ページから構成することができます。
|
コンテキスト・メニューからの起動 |
起動ショートカットが、適用できるすべてのビュー (ナビゲーター、アウトラインなど) のコンテキスト・メニューで使用可能になりました。「実行」および「デバッグ」は、別のサブメニューに分離されました。 JUnit ショートカットでは、単一テスト・メソッドを選択および起動することができます。 Ant ビルドは、「実行」コンテキスト・メニューから呼び出すことができます。ビルド・ファイル全体を実行するか、 または、特定のターゲットを選択するダイアログを開くことができます。また、 Ant エディターのアウトラインおよび「Ant」ビューから、個々のターゲットを選択および実行することもできます。 |
ストリング置換変数のその他のサポート |
VM 引き数、プログラム引き数、および作業ディレクトリーなど、 起動構成のさまざまなフィールドで変数がサポートされるようになりました。 |
環境変数 |
一部の起動構成型では、構成の起動時に使用する
環境変数を指定するために、 新規の「環境」タブを利用するようになりました。
|
外部ツール・ビルダー用のワーキング・セット |
Ant がビルダーとして使用されている場合に、
指定したワーキング・セットで、ファイルに関する変更を起動するように設定できるようになりました。
|
外部ツール・ビルダーを使用不可にする |
プロジェクト・ビルダーは、「ビルダー」プロジェクト・プロパティー・ページのチェック・ボックスを 使用して、使用不可および再度使用可能にすることができます。 |
別の JVM での Ant の実行 |
Ant 起動構成は、デフォルトで、 別の JVM で実行するようになりました (プロジェクト・ビルダーは依然、デフォルトで、同じ JVM でビルドします)。 このオプションは、Ant 起動構成の「JRE」タブで構成することができます。 |
「Ant」ビューの改善 |
ドラッグ・アンド・ドロップで、「Ant」ビューにビルド・ファイルを追加できるようになりました。
また新規のトグル (![]() |
ビルド・ファイルにおける Ant 固有の問題 |
Ant エディターによって表示されるエラー注釈に、
一般的な XML エラーだけではなく、Ant 固有の問題も含まれるようになりました。
|
Ant エディターのテキスト吹き出し |
Ant エディターに、プロパティー、ターゲット、およびパスなどの参照オブジェクトの
ためのテキスト吹き出しが設けられました。
|
Ant ビルド・ファイル用のフォーマッター |
Ant エディター・コンテキスト・メニューから 「フォーマット」コマンド (Ctrl+Shift+F) を使用して、Ant ビルド・ファイルを再フォーマットできるようになりました。 |
「問題」ビューの Ant エラー |
Ant ビルド・ファイルを構文解析して発見されたエラーは、
「問題」ビューに表示されるようになりました。ライブラリーの欠落や taskdef クラスの欠落など、
可能性のあるその他の問題には、警告としてフラグを立てられます。
|
カスタム・タスクおよびカスタム型のための Ant コード・アシスト・プロポーザル |
Ant ビルド・ファイル内で定義された (または拡張ポイントを介して提供された) カスタム・タスクまたはカスタム型が、コード・アシスト・プロポーザルとして表示されるようになりました。 コード・アシストは、それらの属性でも有用です。 |
Ant エディター「アウトライン」でのフィルター・オプションの追加 |
Ant エディターの「アウトライン」ビューで、トップレベルの型および
インポートされた要素をフィルターに掛けることができるようになりました。
|
インポートされた要素での作業のための Ant エディター「アウトライン」サポート |
(Ant 1.6.* <インポート> タスクを使用して) インポートしたファイルを取り扱う際、Ant エディターの「アウトライン」ビューは、 ラベルおよびアイコンのデコレーターを使用して、インポートされた要素を示します。(前に記したように、 これらの要素を「アウトライン」からフィルターに掛けることができます。) また、その定義が 行われているビルド・ファイルがどれであっても、インポートされた要素にすばやくナビゲートすることもできます。 |
別の VM での Ant ビルド用の拡張ポイント・サポート |
別の VM ビルドの Ant 拡張ポイント定義を使用するためのサポートが追加されました。 Ant エクストラ・クラスパス・エントリー、タスク、およびプロパティーは、 別の VM ビルドで使用可能になるように定義することができます。 詳細については、バグ 47901 を参照してください。 |
Ant 設定ページにプレビューを用意 |
「Ant」>「エディター」設定ページにプレビュー・ビューアーが用意されました。 このビューアーでは、さまざまな設定の効果を表示できます。 |
Ant 用の完全テンプレート・サポート |
コード・アシスト・プロポーザルとして提供される Ant テンプレートのセットを追加、除去、および編集することができます。 「Ant」>「エディター」>「テンプレート」設定ページを参照してください。 |
新規の「検索」ビュー |
新規の「検索」ビューはバックグラウンドで検索を実行し、結果をツリーまたはテーブル書式のいずれかで表示します。 |
簡素化されたグローバル・テキスト置換 |
「置換」ダイアログでは「ファイル内のすべてを置換」および「すべて置換」 もサポートするようになりました。置換アクションは、「検索」ビューのコンテキスト・メニューから呼び出されると、 現在のすべての検索結果、または「検索」ビューでの選択のいずれかで機能します。 「置換」ダイアログではさらに、正規表現もサポートされます。 テキスト検索の「検索」ダイアログには、「置換」ダイアログを呼び出す「置換」ボタンが表示されるようになりました。 |
エンクロージング・プロジェクトでの検索 |
検索の範囲として、選択された要素を囲むプロジェクト内のリソースを指定できるようになりました。 この新規オプションは、この新規フィーチャーをサポートする検索ページに表示されます。 |
比較/マージの場合の色設定 |
「比較/マージ」ツールの新規の色設定が使用可能になり、 「ワークベンチ」> 「色とフォント」 設定ページ上の「テキスト比較」カテゴリーから使用できるようになりました。 |
動的ヘルプ文書 |
プラグインで、ヘルプ・システムの org.eclipse.help.contentProducer 拡張ポイントに、「content producer」をコントリビュートできるようになりました。 content producer は、従来静的コンテンツとして読まれるしかなかった文書を、動的に生成することができるようになります。 |
ヘルプ索引を構成エリアへ移動 |
ヘルプ・ブックを検索する際に必要な内部インデックスは、 ワークスペースの外側に他の構成情報と一緒に保管されるようになりました。 これで、ワークスペースの切り替えが、長い再索引付けによって停滞することがなくなります。 |
「ヘルプ」ビューの最大化 |
「ヘルプ」ビューのツールバーに「最大化」ボタンおよび「復元」ボタンが追加されました。 |
フィーチャーおよびパッチの処理の改良 |
フィーチャー階層は、組み込まれたフィーチャーが常に完全に一致し、ただし、
フィーチャーへパッチを適用できるように、改訂されました。
パッチ・サポートは、より簡単に、またフィーチャー階層のロケーションに関わらず個々の
フィーチャーにパッチを適用できるように改訂が行われました。
フィーチャーが新しいバージョンに更新される場合、インストール・ウィザードにも、 新バージョンで使用可能なパッチが表示されるので、フィーチャーの更新と同時にインストールすることができます。 |
自動更新 |
Eclipse 更新マネージャーは、
インストール済みのフィーチャーへの更新を定期的に検査するように構成することができます。
オプションは、「インストール/更新」> 「自動更新」設定ページにあります。
|
更新サイトのミラーリング |
Eclipse では、リモート更新サイト上にフィーチャーのローカル・ミラーを作成するため のコマンド行ユーティリティーを提供するようになりました。 ローカル・ミラーにより、組織のファイアウォール内の従業員への更新の配布が非常に容易になります。 このコマンド行更新ユーティリティーについては、 ここに示されています。 |
フィーチャーのアンインストール |
更新マネージャーによってインストールされたフィーチャーを
アンインストールして、 ディスク上のスペースを解放することができるようになりました。
「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」>「構成の管理」から構成ダイアログを開き、
使用不可になっているフィーチャー・フィルターをオフにし、アンインストールするフィーチャー
のコンテキスト・メニューから「アンインストール」を選択します。
|
大きなプラグインの場合の更新サポートの改良 |
更新にプラグインのファイルのすべてが含まれていなくても、 大きなプラグインに対し更新を配布することが可能になりました。 その代わり、更新サイトには、変更があったファイルだけが含まれる 「デルタ」プラグイン・バージョンが含まれる可能性があります。更新マネージャーがこの新規プラグイン・バージョン をインストールする際、デルタからのファイルが最初にインストールされ、次に、既にインストール 済みのプラグインのバージョンから残りのファイルがコピーされます。 |