PPPというプロトコルには上下関係はありませんが、実際のPPP接続では発信側 と着信側、証明側と認証側などのように区別されます。一般的に、接続を依頼 する側をクライアント、受諾する側をサーバーと呼びます。PPxPの主なターゲッ トはクライアントですが、サーバーとしてのいくつかの機能も持っています。
mgettyのAutoPPP機能を使ってPPPサーバーを仕立てるには、mgettyの login.configファイルで次の設定を行ってください。
/AutoPPP/ - a_ppp /usr/local/sbin/ppxpd -direct <script>
ISDN回線などのように、PPP以外の用途で使われない場合はppxpdデーモンを gettyモードで動かしておくだけで十分です。例えば、Linuxならば /etc/inittabファイルに次の1行を追加します。
s0:345:respawn:/usr/local/sbin/ppxpd -getty /dev/ttyS0 <script>