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who コマンド

最初に取り上げるプログラムは、who コマンドだ。 これは単独で使うと、現在ログインしているユーザのリストを生成する (参照: who invocation)。 筆者がこの原稿を書いているのは、シングルユーザのシステムだが、数人のユーザがログインしていることにしよう。

$ who
-| arnold   console Jan 22 19:57
-| miriam   ttyp0   Jan 23 14:19(:0.0)
-| bill     ttyp1   Jan 21 09:32(:0.0)
-| arnold   ttyp2   Jan 23 20:48(:0.0)

ここで ‘$’ はお馴染みのシェルプロンプトであり、筆者はそれに対して ‘who’ と打ち込んだわけだ。三人のユーザがログインしており、筆者は二度ログインしている。 伝統的な Unix のシステムでは、ユーザ名はアルファベット 8 文字までということになっている。このちょっとした豆知識が、後で役に立つことになる。 ‘who’ の出力は悪くはない。だが、大しておもしろいデータでもない。