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14.5 truncate: ファイルサイズの短縮・伸長を行う

truncate は、各 file のサイズを指定したサイズにまで短縮したり、引き伸ばしたりする。


書式:

truncate optionfile

file が存在していないときは、作成する。

file が指定したサイズより大きい場合は、データのサイズを越える部分は失われる。 file が指定したサイズより小さい場合は、ファイルは引き伸ばされ、 引き伸ばされた部分は、ゼロバイト (ASCII NUL) の連続に見えるようになる (引き伸ばされた部分は、穴空きファイル (sparse file) の穴になる)。

このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: Common options.

-c
--no-create

ファイルが存在しない場合は、作成しない。

-o
--io-blocks

size をバイト数ではなく、file を構成する I/O ブロック数と見なす。

-r rfile
--reference=rfile

rfile のサイズを基準に、各 file のサイズを揃える。

-s size
--size=size

file のサイズを size にする。--io-blocks が指定されていない場合、size はバイト数である。 size は、整数であり、 以下に挙げるような何倍かを示す接尾辞を後ろに付けることもできる。接尾辞だけ指定してもよい (訳注: その場合は、1 が前にあるものと見なされる)。

KB’ =>           1000 (KiloBytes)
‘K’  =>           1024 (KibiBytes)
‘MB’ =>      1000*1000 (MegaBytes)
‘M’  =>      1024*1024 (MebiBytes)
‘GB’ => 1000*1000*1000 (GigaBytes)
‘G’  => 1024*1024*1024 (GibiBytes)

T’, ‘P’, ‘E’, ‘Z’, ‘Y’ についても同様。

size の前に以下の記号の一つを置くと、現在のサイズを元にして、各 file のサイズを調節することができる。

+’  => size だけ増やす
‘-’  => size だけ減らす
‘<’  => size 以下に
‘>’  => size 以上に
‘/’  => size の倍数に切り下げる
‘%’  => size の倍数に切り上げる

終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。