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uptime
: システムの連続稼働時間と負荷を表示するuptime
は、現在の時刻、システムの連続稼働時間、ログインしているユーザの数、
それに現在の平均負荷 (load average) を表示する。
引数を指定すると、ユーザが何人ログインしているかを知るために読み込むファイルとして、その引数が使用される。
引数を指定しない場合は、システムのデフォルトが使用される
(uptime --help
を実行すれば、デフォルトの設定がわかる)。
オプションは、--help と --version だけである。 See Common options.
たとえば、以下の例は、筆者が使っているシステムの一つで、ちょうど今表示されたものだ。
$ uptime 14:07 up 3:35, 3 users, load average: 1.39, 1.15, 1.04
細かいことを言うと、平均負荷の計算方法は、システムによっていくらか異なっている。 あるシステムでは、ここ 1 分間、5 分間、15 分間の、実行可能状態のプロセスの平均数として計算されるが、 別のシステムでは、割り込み不可能なスリープ状態のプロセスも含めている (すなわち、ディスク I/O を待っているプロセスだ)。 Linux のカーネルは、割り込み不可能なプロセスを含める方である。
uptime
がインストールされるのは、
ブート日時を取得するための下部構造を備えているプラットフォームだけである。
また、coreutils 以外のパッケージにも、uptime
コマンドを提供しているものがある。
従って、移植を考慮したスクリプトでは、uptime
コマンドが存在することや、
上記通りの動作をすることを当てにしない方がよい。
終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。