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16.3.5 数値のテスト

数値間の関係を調べる演算子を挙げる。引数は、数字のみで表現される整数か (負数も使用できる)、-l string という特別な式でなければならない。 後者は string の長さとして評価される。

(訳注: 要するに、普通は 10 進数の整数を引数として取るということ。 expr コマンドとは違って、test では ‘+2’ といった表現も可能だ。)

arg1 -eq arg2
arg1 -ne arg2
arg1 -lt arg2
arg1 -le arg2
arg1 -gt arg2
arg1 -ge arg2

こうした二項算術演算子は、それぞれ次の場合に真を返す。上から順に、 arg1arg2 と比べて、等しい場合、等しくない場合、より小さい場合、 より小さいか等しい場合、より大きい場合、より大きいか等しい場合。

例を挙げる。

test -1 -gt -2 && echo yes
⇒ yes
test -l abc -gt 1 && echo yes
⇒ yes
test 0x100 -eq 1
error→ test: integer expression expected before -eq