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21.12.3 メニューとキーボード

キーボードイベント(文字や関数)で終るプレフィックスキーに、 メニューキーマップであるような定義があると、 ユーザーはメニュー項目を選ぶためにキーボードを使えます。

Emacsはメニューの選択項目(バインディングの項目文字列)を エコー領域に表示します。 それらが1行に収まらなければ、 ユーザーは<SPC>を打つことで選択項目のつぎの行を見ることができます。 <SPC>を連続して使うと最終的にはメニューの最後に達し、 そうするとメニューの先頭に戻ります。 (変数menu-prompt-more-charに、このために用いる文字を指定する。 デフォルトは<SPC>。)

ユーザーは、メニューから望みの項目をみつけたら、 対応する文字、つまり、その項目のバインディングを持つ文字を打ちます。

Emacs類似エディタにおけるこのようなメニューの使い方は、 システムHierarkeyに触発されたからです。

— Variable: menu-prompt-more-char

この変数は、メニューのつぎの行を見るために使う文字を指定する。 初期値は、<SPC>の文字コードの32である。