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以下のマクロで,システムタイプがconfigureスクリプトで利用可能 になります.
変数‘build_alias’,‘host_alias’,そして‘target_alias’は,
常に厳密な--build,--host,そして--targetへの
引数となります.特に,対応するAC_CANONICAL
マクロが実行されていて
も,ユーザが使用していない場合は空のままになります.すべてのconfigureス
クリプトは,これらの変数をどこででも使用可能です.これらは,ユーザとの対
話処理で使用されるべき変数です.
システムタイプを元にした特殊な環境を認識する必要がある場合,標準的なシス テム名を取得するために以下のマクロを実行してください.これらの変数はマク ロ呼び出しの前で設定されません.
これらのマクロを使用する場合,ソースコードと一緒にconfig.guess
とconfig.subを配布する必要があります.configureがこ
れらのスクリプトを探すディレクトリを制御するために使用可能な
AC_CONFIG_AUX_DIR
マクロに関する情報は,See Output.
標準的なビルドシステムタイプの変数の
build
と,それを識別する三つの 部分build_cpu
,build_vendor
,そしてbuild_os
を求めま す.--buildが指定されている場合,
build
はbuild_alias
のconfig.subで標準化されたものになり,それ以外では,シェルスク リプトconfig.guessで決定されます.
標準的なホストシステムタイプ変数の
host
と,それを識別する三つの部 分host_cpu
,host_vendor
,そしてhost_os
を求めます.--hostが指定されている場合,
host
はhost_alias
の config.subで標準化されたものになり,それ以外では,シェルスクリ プトconfig.guessで決定されます.
標準的なターゲットシステムタイプ変数の
target
,それを識別する三つ の部分target_cpu
,target_vendor
,そしてtarget_os
を 求めます.--targetが指定されている場合,
target
はtarget_alias
のconfig.subで標準化されたものになり,それ 以外では,デフォルトでhost
になります.
下位互換性のコードのため,人為的なものがあることに注意してください.詳細 は,See Hosts and Cross-Compilation.