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以下は日誌項目の例で、 使用可能ないくつかの日付指定形式を示しています。 この例では日付をアメリカ形式(月、日、年)で指定していますが、 カレンダー(calendar)モードではオプションで ヨーロッパ形式(日、月、年)も使用できます。
4/20/93 新しい計算システムへ切換 apr. 25 年ごとの計算開始 4/30 4月分の処理完了〆切 */25 月ごとのサイクル完了 Friday ファイルのバックアップを忘れないこと
最初の項目は1993年4月20日に一度だけ表示されます。
2番目と3番目は毎年指定した日付に表示され、
4番目は月の指定にワイルドカード(アスタリスク、*
)を使っているため、
毎月25日に表示されます。
最後の項目は毎週金曜日に表示されます。
日付には、‘month/day’や ‘month/day/year’のように数字だけを使ってもかまいません。 この場合、あとに続く文字は数字であってはいけません。 日付自体のmonth(月)とday(日)は1桁か2桁の数字です。 year(年)は省いてもかまいませんが、これも数字で、 最後の2桁だけに省略してもかまいません。 つまり、‘11/12/1989’と書いても‘11/12/89’と書いても同じです。
日付を、‘monthname day’や ‘monthname day, year’と書くこともできます。 ここで、monthnameは英語の月の名前で 3文字の省略形(ピリオドがあってもなくてもよい)でもかまいません。 大文字小文字は区別しません。
日付の指定は総称的であってもかまいません。 つまり、特定しない部分があってもかまいません。 そうすると、その指定に一致するすべての日付にその項目が適用されます。 年を指定しなければ、それは総称的であり、その項目は毎年に適用されます。 あるいは、month、day、yearのそれぞれに ‘*’を指定できます。 これは、それぞれ、任意の月、任意の日、任意の年に一致します。 したがって、‘3/*/*’という日誌項目は、 任意の年の3月のどの日にも一致します。 ‘march *’も同じことです。
もし、月のまえに日を書くヨーロッパ形式で日付を指定したいときには、
カレンダー中でM-x european-calendarと打ちます。
あるいは、カレンダー/日誌コマンドを使うまえに
変数european-calendar-style
にt
を設定します。
この状態では、日誌の中のすべての日付指定をヨーロッパ形式で解釈します。
また、日誌の日付を表示するときもヨーロッパ形式です。
(ヨーロッパ形式では、monthnameのあとにはコンマは付けない。)
(デフォルトの)アメリカ形式の日付に戻るには、
M-x american-calendarと打ちます。
ある曜日を指定する総称的な日付として曜日の名前を使えます。 曜日の名前は英語で綴り、3文字の省略形 (ピリオドがあってもなくてもよい)でもかまいません。 大文字小文字は問いません。