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27.15 座標とウィンドウ

本節では、スクリーン座標をウィンドウに関連付ける方法を述べます。

— Function: window-at x y &optional frame

この関数は、フレームframeにおいて指定したカーソル位置を含んでいる ウィンドウを返す。 座標xyは、フレームの左上隅から文字単位で数える。 座標が範囲外であるとwindow-atnilを返す。

frameを省略すると、選択されているフレームを使う。

— Function: coordinates-in-window-p coordinates window

この関数は、指定したフレーム位置がウィンドウwindowの中に 入るかどうかを検査する。

引数coordinatesは、(x . y)の形のコンスセルである。 座標xyは、スクリーンやフレームの左上隅から文字単位で数える。

coordinates-in-window-pが返す値がnil以外であると、 当該座標はwindowの内側にある。 つぎのように、この値はウィンドウ内での位置も表す。

(relx . rely)
当該座標はwindowの内側である。 数relxrelyは、指定位置に対応するウィンドウ相対の座標であり、 ウィンドウの左上隅を0として数えたものである。
mode-line
当該座標はwindowのモード行の内側である。
vertical-split
当該座標はwindowと右隣のウィンドウのあいだの垂直行である。 ウィンドウにスクロールバーがない場合に限って、この値になる。 スクロールバーはウィンドウの外側であるとみなす。
nil
当該座標はwindowのどこでもない。

関数coordinates-in-window-pは、 windowのフレームをつねに使うため、引数にフレームを必要としない。