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シリアル装置を明示的に指定する必要があれば、
そのための専用コマンドである、
gdb
の‘device port’コマンドを使用します。
portのデフォルトは、
ホスト上で最初に利用可能なポートです。
これはUNIXホスト上でのみ必要であり、
そこでは典型的には/dev/ttyaという名前になります。
gdb
には、
通信速度を設定するための専用コマンド‘speed bps’があります。
このコマンドもまた
UNIXホストからのみ使用されるものです。
DOSホストでは通常どおり、
GDBからではなくDOSのmodeコマンドによって回線速度を設定します
(例えば、
9600 bpsの接続を確立するには‘mode com2:9600,n,8,1,p’のように実行します)。
‘device’コマンドと‘speed’コマンドは、
日立マイクロ・プロセッサ・プログラムのデバッグにUNIXホストを使う場合のみ利用可能です。
DOSホストを使う場合、
GDBは、
PCのシリアル・ポート経由で開発ボードと通信するのに、
asynctsr
と呼ばれる補助的な常駐プログラムに依存します。
DOS側でシリアル・ポートの設定をする場合にも、
DOSのmode
コマンドを使わなければなりません。