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5.10.2 一般的なコンパイラの特徴

— Macro: AC_CHECK_SIZEOF (type, [unused], [includes = ‘default-includes])

SIZEOF_type(see Standard Symbols)をtypeのバイトサ イズに定義します.‘type’が分からない場合,そのサイズは0になります. includesが指定されていない場合,デフォルトのインクルードが使用され ます(see Default Includes).includeを与える場合,このマクロを 実行するために必要なstdio.hを必ずインクルードしてください.

このマクロは,現在クロスコンパイル時にも動作します.unused引数は, クロスコンパイル時に使用します.

例えば,以下のように呼び出します.

          AC_CHECK_SIZEOF(int *)

これは,DEC Alpha AXPシステムではSIZEOF_INT_Pを8に定義します.

— Macro: AC_LANG_WERROR

通常,Autoconfはコンパイラ,リンカ,そしてプリプロセッサが生成する警告を 無視します.このマクロが使用されている場合,現在の言語に対し,警告は重大 なエラーとして処理されます.このマクロは,コンフィグレーションの結果が, 予期せぬ警告が生じる場所で使用されるとき役に立ちます.例えば,プログラム の一部を‘-Werror’オプションでビルドしている場合があてはまります.プ ログラム全体を‘-Werror’を使用してビルドしている場合,コンパイラフラ グに単純に(CFLAGSなどで)‘-Werror’を追加したほうがより単純で しょう.