私のconfigureスクリプトは,ユーザの対話的な干渉無しでシステム の能力を自動的に決定するので,それを生成するプログラムをAutoconfigと呼ぶ ことに決定しました.しかし,バージョンナンバーを付けると,unixファ イルシステムとしてはあまりに長い名前なので,短くしてAutoconfとしました.
1991年秋,私は,M4マクロの手書きのスクリプトの部品をカプセル化し,調査時 に使用する特徴と技術の改善を加えることを続けるにつれて,フィードバックし てもらうため,移植性の聖杯にちなんだ探求者たちのグループ(つまり,アルファ テスター)を呼びました.テスターの間で著明な人は,以下の通りです.M4を実 行し,未解決のマクロの呼び出しの調査するAautoconfシェルスクリプトを作成 するアイディアをもたらしたFrançois Pinard,インクルードファイルやシ ンボルを探すためファイルシステムを探す代わりに,より正確な結果を求るため コンパイラの実行を提案したRichard Pixley.Autoconfに,TeXコンフィグレー ションを与え,ドキュメントにマクロインデクッスを加えたKarl Berry.そして, ‘-D’オプションをMakefileに書き込む代わりに,Cヘッダファイル を作成するサポートを加え,UUCPパッケージでAutoconfが使えるよう にしたIan Taylor.アルファテスターは,リリースごとに変化するAutoconfマク ロの名前と呼び出し方法に対して,何度も何度もファイルを機嫌良く調整してく れました.彼らは皆,多くの特定の調査,偉大なアイディア,そしてバグフィク スを提供してくれました.