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多くの関数は、ポイント付近の文字を調べるためのものです。
ここでは、数個の単純な関数について述べます。
Regexp Searchのlooking-at
も参照してください。
この関数は、カレントバッファ内の位置positionにある (つまり直後の)文字を返す。 positionがバッファの先頭のまえや末尾のうしろにあるなどして この目的に適した範囲の外側にあると、値は
nil
である。 positionのデフォルトはポイントである。つぎの例では、バッファの最初の文字は‘@’であると仮定する。
(char-to-string (char-after 1)) "@"
この関数は、カレントバッファ内の位置positionのまえにある文字を返す。 positionがバッファの先頭のまえや末尾のうしろにあるなどして この目的に適した範囲の外側にあると、値は
nil
である。 positionのデフォルトはポイントである。
この関数は、カレントバッファのポイントのうしろにある文字を返す。 これは
(char-after (point))
と同様である。 しかし、ポイントがバッファの末尾にあると、following-char
は0を返す。ポイントはつねに文字のあいだにあり、 端末のカーソルはポイントの直後の文字に重ねて表示されることに注意してほしい。 したがって、
following-char
が返す文字は、 カーソルが重なっている文字である。つぎの例では、ポイントは‘a’と‘c’のあいだにある。
---------- Buffer: foo ---------- Gentlemen may cry ``Pea-!-ce! Peace!,'' but there is no peace. ---------- Buffer: foo ---------- (char-to-string (preceding-char)) "a" (char-to-string (following-char)) "c"