Next: , Previous: Registers, Up: Text


31.22 テキストの転置

つぎのサブルーティンは転置コマンドで使われます。

— Function: transpose-regions start1 end1 start2 end2 &optional leave-markers

この関数は、バッファの重なり合わない2つの部分を入れ換える。 引数start1end1で一方の部分の境界を指定し、 引数start2end2で他方の部分の境界を指定する。

通常、transpose-regionsは転置したテキスト内のマーカを再配置する。 つまり、2つの転置部分の一方の内側を指していたマーカは その部分とともに移動して、新しい位置で同じ2つの文字のあいだに留まる。 しかし、leave-markersnil以外であると、 transpose-regionsはこれを行わず、 すべてのマーカは再配置されない。