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25.13 メッセージの表示

初めてメッセージを表示するとき、rmailはメッセージのヘッダを 整形し直してから表示します。 むだな表示を削るために重要でないヘッダフィールドを隠します。 tコマンドを使うと、ヘッダ全体を表示したり再度整形することができます。

t
ヘッダ全体を表示するかどうかを切り替える(rmail-toggle-header)。

ヘッダの整形では、各ヘッダフィールドの重要性に基づいて ほとんどのヘッダフィールドを削除することになります。 変数rmail-ignored-headersには、このようにして隠すヘッダフィールドを 指定する正規表現を記述します。 ヘッダフィールドの先頭部分がこの正規表現に一致すると そのフィールド全体を隠します。

rmailは整形を行うまえにもとのヘッダ全体を保存します。 これを見るにはtrmail-toggle-header)コマンドを使います。 カレントメッセージの整形されたヘッダを捨て、もとのヘッダを表示します。 tを再度実行すると、メッセージのヘッダを再度整形します。 メッセージを選択し直しても再度整形します。

この結果として、(see Rmail Editing) 整形されたヘッダを(eコマンドで)編集しても、 そのあとにtを使うと編集したものは破棄されます(see Rmail Editing)。 一方、tのあとにeを使って もとの(整形していない)ヘッダを編集すると、その変更は保存されます。

tコマンドに数引数を付けると、 正の引数ならは整形したヘッダを表示し、 ゼロか負ならばヘッダ全体を表示します。

複数のフォントを使えるウィンドウシステムで使用すると、 rmailは特に重要なある種のヘッダフィールドを強調表示します。 デフォルトでは、 ‘From’フィールドと‘Subject’フィールドです。 変数rmail-highlighted-headersには、強調表示したいヘッダフィールドを 指定する正規表現を記述します。 ヘッダフィールドの先頭部分がこの正規表現に一致すると そのフィールド全体を強調表示します。

テキストの前景や背景に標準的でない色を指定すると、 うまく強調表示できないこともあります。 そのような場合には、highlightフェイスに別の色を指定します。 highlightフェイスはrmail以外の強調表示にも使われるので、 指定を行う価値があります。 方法は、See Faces

rmailの強調表示をすべてやめるには、 変数rmail-highlighted-headersnilを設定してください。