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以下の変数で,EmacsでのInfoモードの動作を修正してもかまいません.一つま たは複数のこれらの値を,対話的に,または~/.emacs初期化ファイルで 設定してもかまいません.See Examining and Setting Variables. スタンドアローンのInfoリーダプログラムには,Manipulating Variablesに記述されている独自の変数セッ トがあります.
Info-directory-list
nil
(デフォルトディレクトリを試します)です.初期化
されていない場合は,それを初期化するためにInfoはユーザ変数INFOPATH
を使用し,環境変数INFOPATHが無い場合は,
Info-default-directory-list
を使用します.
EmacsのInfoモードとスタンドアローンのInfoで,Infoが検索するディレクトリ
のリストをカスタマイズしたい場合,両方のプログラムに適用される
INFOPATH環境変数を設定するのが最も良い方法です.
Info-additional-directory-list
Info-fontify
nil
ではない値に設定されるとき,Infoファイルの強調が利用可能です.
デフォルトはt
です.info-node
,info-xref
,
info-header-xref
,info-header-node
,info-menu-5
,
info-menu-header
,そしてinfo-title-
n-face
(nは
セクションレベルで,1から4の間の数です)の概観をカスタマイズすることで,
強調の見え方を変更することが可能です.概観をカスタマイズするため,
M-x customize-face <RET> face <RET>と入力して,
faceはここでリストアップされているものの一つにしてください.
Info-use-header-line
nil
でない場合,EmacsはInfoバッファのヘッダ行表示に‘Next’,
‘Prev’,そして‘Up’のリンクを書き込みます.ヘッダ行はバッファに
留まっていて,スクロールされず,これらのリンクは常に見えている状態になり
ます.
Info-scroll-prefer-subnodes
nil
でない値に設定されている場合,メニューでの<SPC>と
<BACKSPACE>(または<DEL>)キーで,キーに対応して最後や最初にスクロー
ルする前に,現在のノードのサブノードに移動します.例えば,画面にノードの
メニューがある場合,次の<SPC>で次のメニュー項目で示されているサブノー
ドに移動します.このオプションをnil
に設定することで,スタンドアロー
ンのInfoリーダに似た動作になり,現在のノードの終りで入力したときだけ,最
初のサブノードに移動します.デフォルトはt
です.
Info-enable-active-nodes
nil
でない値が設定されているとき,ノードに関連付けされたLispコード
をInfoが実行すること可能にします.Lispコードはノードが選択されたとき実行
されます.実行されるLispコードにはノードデリミタ(‘DEL’文字)と以下の
ような‘execute: ’タグを続けるべきです.
^_execute: (message "This is an active node!")
Info-enable-edit
nil
に設定し,‘e’(Info-edit
)コマンドを利用不可にします.
nil
でない値では,それが可能です.See Edit.