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4.2.3 トークンのテキスト中の位置

アクションの中で‘@n’機能 (see Special Features for Use in Actions)を 使っている場合には、トークンとグループのテキスト中の位置を 見失わないように、yylexの中で位置情報を提供する必要があります。 関数yyparseは、ちょうど解析されたトークンのテキスト中の位置が、 広域変数yyllocに記憶されていると仮定します。 そこで、yylexは、yylocに正しいデータを記憶する必要があります。 変数yyllocは構造体で、アクションの中で使われる場合にのみ、 メンバを初期化する必要があります。 メンバは、first_linefirst_columnlast_linelast_columnの4つです。 この機能を使うと、構文解析器が著しく遅くなることに注意してください。

yyllocのデータ型は、YYLTYPEという名前を持っています。