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新しいトピックをInfoディレクトリのリストに追加するため,以下のようにする 必要があります.
通常,ノードを作る方法としてTexinfoを用います(see Overview of Texinfo).これには,印刷されたマニュアルやHTMLを作 成することもできるという利点もあります.‘@dircategory’と ‘@direntry’コマンドを,Infoディレクトリにマニュアルを配置するため に使用することもできるでしょう.しかし,Infoファイルを手動で編集し手動で インストールしたい場合,以下の方法があります.
新しいノードを,既存のドキュメントファイルや,新しいものに書き込むことが 可能です.それは,その前に‘^_’文字が存在し(ユーザは見えません.この ノードはに一つありますが,あなたは見ることができません),それは, ‘^_’,‘^L’(“フォームフィード”),またはファイルの終りのいずれ かで終了する必要があります.1
ノードを開始する‘^_’には,改行または‘^L’と改行を続ける必要があ り,その後にノードのヘッダ行を続けます.ヘッダ行には(Infoで見つかるよう に)ノード名を与える必要があり,‘Next’,‘Previous’,そして ‘Up’ノード(存在する場合は全て)をの名前を述べる必要があります.御覧 のように,このノードの‘Up’ノードはノード‘Expert Info’です. ‘Next’ノードは‘Menus’です.
キーワードNode,Next,Previous,そしてUpは,任意 の順番で,ヘッダ行のどこにでも書いてもかまいませんが,推奨される順番はこ の文のものです.それぞれのキーワードには,コロン,スペース,そしてタブを 続け,その後に適切な名前を続ける必要があります.名前はタブ,カンマ,また は改行で終了してもかまいません.スペースでは終了しません.ノード名にはス ペースを含めてもかまいません.名前の大文字小文字の違いは重要ではありませ ん.
ノード名には二つの形式が有ります.現在のファイルのノードは,ノードの最初 の行の‘Node: ’後に現われるもので命名されています.例えば,このノー ドの名前は‘Add’です.他のファイルのノードは,このノードの ‘(info-ja)Add’の様に,‘(filename)node-within-file’ で命名されています.ファイル名が“./”で始まる場合,それは現在のディレク トリと相対的になります.それ以外の場合,それはあなたのサイトの標準的な Info ディレクトリから開始して相対的なものになります.名前 ‘(filename)Top’は,‘(filename)’で省略することが可 能です.慣習で,名前‘Top’は,単一ファイルでの“最上位の”ノードに使 用されます — その‘Up’ノードはファイルの外部を指し示します. ‘Directory’ノードは(dir)で,それはサイトにインストールされて いるすべてのInfoドキュメントをリストしている大きなメニューを保持している ファイルdirを指し示します.‘Directory’でリストアップされてい るドキュメントファイルの‘Top’ノードには,その中に‘Up: (dir)’ が有るでしょう.
ノード名*は特別です.それはファイル全体を参照します.そのため, g*は現在のファイル全体を表示します.ノード*を使用することで, ファイルをツリーのノードに組織化しない,時代遅れの形式にすることを可能に します.
ノード自身の名前を述べる‘Node:’の名前には,Infoがノードを探すとき, ファイル名が存在することを予期していないので,ファイル名を含めてはいけま せん.‘Next’,‘Previous’,そして‘Up’の名前ではそれらを含 めてもかまいません.このノードで,‘Up’ノードは同じファイルに有るの で,それを使用する必要は有りません.
このファイルのノードには,ヘッダ行にファイル名があることに注意してくださ い.ファイル名はInfoで無視されますが,それらは,ユーザがノードを識別する 助けとなるコメントとして提供されています.
[1] ‘^L’を新しいノードの終りに書 く場合,‘^L’ではノードを開始することが不可能なので,その後に 次のものを開始する‘^_’があることを確かめてください.また,ノードの 境界をページの境界にする良い方法は,‘^_’の直後に‘^L’を 同じように書くことです.