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28.9.5 自発的なインクリメンタルサーチの開始

Emacsが画面の最下行に自発的に‘I-search:’と表示するようなら、 劣悪なxon/xoffの『フロー制御プロトコル』に従って 端末がC-sC-qを送っているためでしょう。

もしこの状態が起きたら、もっともよいのは端末をフロー制御なしに設定するか、 または、パディングを十分に増やして端末がけっしてC-sを 送らないようにすることです。 (パディングを増やす1つの方法は、 より大きい値を変数baud-rateに設定すること。 この値はボーという単位で表した端末の出力速度。)

フロー制御を止められない場合の次善の策は、 Emacsにフロー制御を処理させることです。 それには、関数enable-flow-controlを呼び出してください。

典型的な場合、 ある種の端末タイプに限ってフロー制御を使う必要があります。 enable-flow-control-onを使って、 そのような種類の端末に限ってフロー制御を行うようにできます。 たとえば、VT-100端末とH19端末にはフロー制御を行う必要があるのなら、 ファイル.emacsにつぎのものを入れます。

     (enable-flow-control-on "vt100" "h19")

フロー制御を使っている場合には、C-sのかわりにC-\C-qのかわりにC-^を使う必要があります。 (これらの割り当てはキーボード変換によって行われる。 see Keyboard Translations。)