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7.7.3 他のキルコマンド

C-w
リージョン(ポイントからマークまで)をキルする(kill-region)。
M-d
単語をキルする(kill-word)。 see Words
M-<DEL>
単語を後向きにキルする(backward-kill-word)。
C-x <DEL>
文の先頭までを後向きにキルする(backward-kill-sentence)。 see Sentences
M-k
文の末尾までをキルする(kill-sentence)。
C-M-k
S式をキルする(kill-sexp)。 see Lists
M-z char
つぎにcharが現れる箇所までをキルする(zap-to-char)。

汎用的なキルコマンドといえばC-wkill-region)です。 このコマンドは、あらかじめ連続領域をポイントとマークで囲んでおけば、 どんな連続領域でもキルできます。

探索と組み合わせた便利なキルの仕方もあります。 M-zzap-to-char)は1文字を読み取り、 ポイントからバッファ内でその文字がつぎに現れる箇所までを (その文字も含めて)キルします。 数引数を指定した場合は、反復回数を意味します。 負の引数の場合は、ポイント位置から逆方向に探索し、 ポイントの直前までをキルします。

他の構文単位でもキルできます。 M-<DEL>M-d(see Words)で単語を、 C-M-k(see Lists)でS式を、 C-x <DEL>M-k(see Sentences)で文をキルできます。

読み出し専用のバッファでもキルできます。 実際にはバッファに変更を加えることはありませんし、 ベルを鳴らしてその旨警告を発しますが、 キルしようとしたテキストはキルリングにコピーされます。 ですから、別のバッファにそのテキストをヤンクできます。 ほとんどのキルコマンドは、 このようにコピーするテキストを越えてポイントを進めますから、 連続してキルコマンドを実行しても キルリングに入る項目は通常どおり1個だけです。