Next: , Previous: Picture, Up: Top


24 メイルの送信

Emacsでメッセージを送信するには、 まずコマンド(C-x m)を打って ‘*mail*’バッファを選択して初期化します。 続いて、このバッファでテキストとヘッダを編集し、 最後に別のコマンド(C-c C-sC-c C-c)を 打ってメッセージを送信します。

C-x m
送信メッセージを作成する(compose-mail)。
C-x 4 m
同様だが、別のウィンドウにメッセージを表示する (compose-mail-other-window)。
C-x 5 m
同様だが、新たにフレームを作る (compose-mail-other-frame)。
C-c C-s
メイル(mail)モードでは、メッセージを送信する (mail-send)。
C-c C-c
メッセージを送信しメイルバッファを閉じる (mail-send-and-exit)。

コマンドC-x mcompose-mail)は、 ‘*mail*’という名前のバッファを選択し、 そのバッファ内に送信するメッセージの雛型を作ります。 C-x 4 mcompose-mail-other-window)は、 別のウィンドウで‘*mail*’バッファを選択し、 直前のカレントバッファは見えるようにしておきます。 C-x 5 mcompose-mail-other-frame)は、 新たにフレームを作って‘*mail*’バッファを選択します。

メイル作成バッファはEmacsの普通のバッファなので、 メイルを書いている途中で別のバッファに切り替えて あとで戻ってくる(あるいは戻らない)ことができます。 メッセージを書きかけのまま送信していないのに再度C-x mコマンドを使うと、 Emacsは古いメッセージを消してよいかどうか聞いてきます。 nと答えると、書きかけの古い内容の‘*mail*’バッファが 選択されるので、古いメッセージを書き終えて送信できます。 C-u C-x mでもこのようにできます。 メッセージを送信すると‘*mail*’バッファは『変更なし』と印が付けられ、 つぎにC-x mを使っても確認を求めないようにします。

*mail*’バッファに書きかけのメッセージを残したまま 別のメッセージを送信したい場合には、 M-x rename-uniquelyを使って‘*mail*’バッファを別の名前に 変更してください(see Misc Buffer)。 そして、C-x mコマンドや他のコマンドで 新しい‘*mail*’バッファを作ります。 こうすれば個々のメイルバッファを独立に編集できます。