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8.2 インクルードするファイルのサーチ

GNU m4ではインクルード対象のファイルが現在の作業ディレクトリ (current working directory)とは別のディレクトリにあっても かまいません。

ファイルが現在の作業ディレクトリで見つからずファイル名が絶対ファイル名 (absolute file name)でないとき、GNU m4は指定されたサーチパス (search path)を使ってそのファイルを探します。 最初に‘-I’オプションで指定された各ディレクトリの中を コマンドラインに書かれている順番に探します。 次に環境変数‘M4PATH’が設定されているときは、 それをコロン(:)で区切られたディレクトリのリストとして解釈し、 それらの中を順に探します。

インクルードファイルの自動サーチがトラブルの原因となったときは、 ‘p’デバッグフラグ(see Debug Levels)が問題の切り分けに 役立つでしょう。