Next: Size and Position, Previous: Initial Parameters, Up: Frame Parameters
フレームのパラメータの種類は、使用する表示機構に依存します。
ウィンドウフレームにおいて特別な意味を持つパラメータの一覧をつぎに示します。
これらのうち、name
、title
、height
、
width
、buffer-list
、buffer-predicate
は
端末フレームでも意味を持ちます。
display
DISPLAY
と同様に、
"
host:
dpy.
screen"
の形の文字列であること。
title
title
がnil
以外であると、
フレーム向けのウィンドウシステムの枠にタイトルが現れる。
また、mode-line-frame-identification
に‘%F’
(see %-Constructs)を使っていれば、
当該フレームのモード行にもタイトルが現れる。
Emacsがウィンドウシステムを使っていない場合には、
これは普通はモード行に表示され一度に1つのフレームだけを表示できる。
see Frame Titles。
name
title
を指定しないかnil
であると、
フレーム名はフレームタイトルのデフォルトになる。
name
を指定しないと、Emacsが自動的にフレーム名を設定する
(see Frame Titles)。
フレームを作るときにフレーム名を明示的に指定すると、
その名前は(Emacsの実行形式ファイルの名前のかわりに)
フレーム向けのXリソースを探すためにも使われる。
left
(+
pos)
の形のリストである。
負の数−posや(-
pos)
の形のリストは、
実際には、スクリーンの右端を基準にしたウィンドウの右端位置を指定する。
posの正の値は左へ向けて数える。
注意: パラメータが負の整数−posであると、
posは正である。
プログラムが指定した位置を無視するウィンドウマネージャもある。
指定した位置が無視されないように保証したい場合には、
パラメータuser-position
にもnil
以外の値を指定する。
top
(+
pos)
の形のリストである。
負の数−posや(-
pos)
の形のリストは、
実際には、スクリーンの下端を基準にしたウィンドウの下端位置を指定する。
posの正の値は上へ向けて数える。
注意: パラメータが負の整数−posであると、
posは正である。
プログラムが指定した位置を無視するウィンドウマネージャもある。
指定した位置が無視されないように保証したい場合には、
パラメータuser-position
にもnil
以外の値を指定する。
icon-left
icon-top
user-position
left
とtop
でスクリーン上の位置を指定して
フレームを作るときに、このパラメータは指定位置が、
(利用者がなんらかの方法で与えた)ユーザー指定のものなのか、
(プログラムが選んだ)プログラム指定のものなのかを指定する。
nil
以外の値であるとユーザー指定の位置であることを意味する。
ウィンドウマネージャはユーザー指定の位置を一般に尊重し、
プログラム指定の位置も尊重するものもある。
しかしその多くはプログラム指定の位置を無視し、
デフォルトに基づいてウィンドウを配置したり、
マウスでユーザーに配置させる。
twm
を含むウィンドウマネージャには、
プログラム指定の位置に従うかそれらを無視するかを
ユーザーが指定できるものもある。
make-frame
を呼び出すときには、
パラメータleft
とtop
の値がユーザーの希望を表す場合には
このパラメータの値にはnil
以外を指定すること。
さもなければnil
を指定する。
height
frame-pixel-height
を呼び出す。
Size and Positionを参照。)
width
frame-pixel-width
を呼び出す。
Size and Positionを参照。)
window-id
minibuffer
t
はあることを表し、nil
はないことを表す。
only
は、このフレームがミニバッファだけであることを表す。
(別のフレームの)値がミニバッファだけであると、
新たなフレームはそのミニバッファを使う。
buffer-predicate
nil
でなければ、
関数other-buffer
が(選択されているフレームから)この述語を使用して、
どのバッファにするかを決定する。
other-buffer
は各バッファごとにバッファを引数としてこの述語を呼び出す。
この述語がnil
以外を返すと当該バッファを選ぶ。
buffer-list
font
auto-raise
nil
以外であるとそのようにする)。
auto-lower
nil
以外であるとそのようにする)。
vertical-scroll-bars
left
、right
、あるいは
スクロールバーなしを意味するnil
。
horizontal-scroll-bars
nil
以外だと付ける)。
(水平スクロールバーはいまのところ実装してない。)
scroll-bar-width
icon-type
nil
以外の値はデフォルトのビットマップアイコン
(gnuの絵)を指定する。
nil
はテキストのアイコンを指定する。
icon-name
nil
であると、フレームのタイトルを使う。
foreground-color
フレームパラメータforeground-color
に設定したときには、
それに対応してフェイスを更新するために
frame-update-face-colors
を呼び出すこと。
background-color
フレームパラメータbackground-color
に設定したときには、
それに対応してフェイスを更新するために
frame-update-face-colors
を呼び出すこと。
see Face Functions。
background-mode
dark
かlight
である。
mouse-color
cursor-color
border-color
display-type
color
、grayscale
、mono
のいずれかである。
cursor-type
bar
、box
、
(bar .
width)
のいずれかである。
シンボルbox
は、ポイント直後の文字に重なる通常の黒い箱型の
カーソルを指定し、これがデフォルトである。
シンボルbar
は、カーソルとして文字のあいだに縦棒を置く指定である。
(bar .
width)
は、ピクセル幅widthの縦棒を指定する。
border-width
internal-border-width
unsplittable
nil
以外であると、このフレームのウィンドウをけっして自動的に分割しない。
visibility
nil
、可視を表すt
、
アイコンになっていることを表すicon
の3の可能性がある。
see Visibility of Frames。
menu-bar-lines