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12.7.3.3 記録項目用バッファの機能

変更をチェックインすると、C-x C-qは記録項目をまず読みます。 記録項目を入力するように、‘*VC-Log*’というバッファを立ち上げます。 入力し終えたら、‘*VC-Log*’でC-c C-cと打ちます。 実際にチェックインを行うと、このように行われます。

チェックインをアボートするには、そのバッファではC-c C-cを 打たないでください。 別のバッファに切り替えて、別の編集をします。 別のファイルをチェックインしようとしない限り、 入力していた記録項目は‘*VC-Log*’バッファに残っていますから、 チェックインを完了するため、いつでもそのバッファに戻れます。

複数のソースファイルを同じ理由で変更したときには、 多くのファイルに同じ記録項目を指定できると便利です。 こうするには、まえの記録項目の履歴を使います。 コマンド、M-nM-pM-sM-rは、 ミニバッファの履歴コマンドのように働きます (ただし、これらのコマンドはミニバッファの外部で使う)。

ファイルにチェックインするたびに、 記録項目用バッファはVC記録(vc-log)モードになります。 このモードは2つのフック、text-mode-hookvc-log-mode-hookを 起動します。 See Hooks