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F.5.1 Info-validateの実行

Info-validateを使用するため,調査したいInfoファイルに移動し,以下 を入力してください.

     M-x Info-validate

Info-validateコマンドは大文字の`I'が要求されることに注意してくだ さい.また,Info-validateを実行する前にタグ表を作成する必要がある かもしれません.See Tagifying.

ファイルが有効な場合,“File appears valid”というメッセージを受け取りま す.しかし,ノードを指し示さないポインタがある場合,‘*problems in info file*’と呼ばれるバッファにエラーメッセージが表示されます.

例えば,Info-validateは,このマニュアルの最初のノードのみを含むテ ストファイルで実行されたとします.メッセージの一つは以下のようになります.

     In node "Overview", invalid Next: Texinfo Mode

この意味は,‘Overview’と呼ばれるノードに何も指し示さない`Next'ポイ ンタがあるということを意味します(テストファイルには一つのノードしかない ので,この場合はそうなります.).

さて,我々が‘Texinfo Mode’という名のノードをテストケースに加えます が,このノードの`Previous'を指定しないとします.そのとき我々は以下のよう なエラーメッセージを得ます.

     In node "Texinfo Mode", should have Previous: Overview

これは,全ての`Next'ポインタは,戻るための(`Next'を示すノードにある) `Previous'に一致すべきだからです.

Info-validateは,全てのメニュー項目と相互参照が実際にノードを指し 示していることも調査します.

Info-validateはタグ表が必要で,分割されたファイルでは動作しません. (texinfo-format-bufferコマンドは,大きなファイルを自動的に分割し ます.)大きなファイルでInfo-validateを使用するため,Infoファイル が分割されないように,引数を用いてtexinfo-format-bufferを実行する 必要があります.そして,分割されていないファイルのためタグ表を作成する必 要があります.