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5.3 libtoolのコンフィグレーション

libtoolは,共有ライブラリを作成し適切なものにリンクするため,コンパイ ラセットとオペレーティングシステムの詳細な知識を必要とします.libtool 配布物をインストールするとき,システム特有のlibtoolスクリプトはバイナ リディレクトリにインストールされます.

しかし,独自のパッケージとともにlibtoolを配布するとき (see Distributing),パッケージをコンパイルするために使用されるコン パイラセットとオペレーティングシステムを,常に知っているわけではありま せん.

このため,libtoolを使用する前にコンフィグレーションする必要があ ります.この考えは,GNU configureスクリプトを使用するものに似て います.configureは,システムの特徴に対しいくつものテストを行い, Makefiles(と,おそらくconfig.hヘッダファイル)を生成し, その後,makeを実行しパケージをビルドすることが可能です.

libtoolは,インストーラのホストマシンに対するlibtoolスクリプトを生成す るために,独自のテストをconfigureスクリプトに加えます.