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13.2 chgrp: グループの所有権の変更

chgrpは,それぞれの与えられたfileのグループ所有権を group(グループ名またはグループIDのどちらかで与えられるはずです), または,既存の参照ファイルのグループに変更します.概要です.

     chgrp [option]... {group | --reference=ref_file} file...

プログラムは以下のオプションも受け入れます.Common optionsも参照 してください.

-c
--changes
グループが実際に変更されているそれぞれのfileに対し,動作を冗長に 記述します.
-f
--silent
--quiet
グループを変更できなかったファイルに関するエラーメッセージを出力しませ ん.
--dereference
シンボリックリンク自身に作用するのではなく,それが指し示すものに作用し ます.
-h
--no-dereference
シンボリックリンクを,それが指し示すものの代わりにそれ自身に動作します. これはデフォルトです.このモードはlchownシステムコールに依存し ます.コマンドラインで指定されているファイルがシンボリックリンクの時, chgrpは失敗します.デフォルトで,再帰的な変換の間に見つかっ たシンボリックリンクに対し診断結果は表示されませんが,それについては --verboseを参照してください.
--preserve-root
--recursiveオプションを使用しているとき,ファイルシステムのルー ト,/の移動する試みを失敗させます.--recursiveを用いて いない場合,このオプションは効果がありません.See Treating / specially.
--no-preserve-root
それ以前の--preserve-rootオプションの効果を取り消します. See Treating / specially.
--reference=ref_file
それぞれのfileのグループを,ref_fileと同じになるように変更 します.ref_fileがシンボリックリンクの場合,シンボリックリンクの グループではなく,それが参照するファイルのものを使用します.
-v
--verbose
処理した全てのファイルに対し,診断結果を出力します.lchownシス テムコールがないシステムで,再帰的な変換の間にシンボリックリンクが見つ かり,--no-dereferenceが有効でない場合,シンボリックリンクも 参照するものも変更されないことを告げる診断結果を表示します.
-R
--recursive
ディレクトリとその内容のグループ所有権を再帰的に変更します.
-H
--recursive (-R)が指定されていて,コマンドライン引数 がディレクトリへのシンボリックリンクの場合,それをたどっていきます. See Traversing symlinks.
-L
再帰的にたどる状況で,ディレクトリへのシンボリックリンクを,見つかった ものはすべてたどります. See Traversing symlinks.
-P
シンボリックリンクをたどりません.これは-H-L,また は-Pのいずれも指定されていない場合のデフォルトです. See Traversing symlinks.

終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.