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これらの文字のユーザーは、ファイルに格納するために、 たくさんの標準的なコーディングシステムを確立してきました。 Emacsは内部的には単一のマルチバイト文字符号化を使用しているので、 1つのバッファや1つの文字列の中に、 これらのすべての文字を混ぜ合わせることができます。 この符号化では、非ASCII文字を0200から0377の範囲のバイトの 並びとして表現します。 Emacsは、ファイルを読み書きするとき、サブプロセスとデータを交換するとき、 (場合によっては)C-qコマンドを使うときに、 マルチバイト文字符号化と 他のさまざまなコーディングシステムのあいだで変換します (see Multibyte Conversion)。
コマンドC-h h(view-hello-file
)は、
多くの言語で『hello』と書いたファイルetc/HELLOを表示します。
これは、さまざまな字体を例示します。
これらの文字集合を使っている国々であっても、 一般にキーボードには、 それらすべての文字に対するキーはありません。 ですから、Emacsではさまざまな入力方式(input methods) 1を使って、 便利に文字を打ち込めるようにします。 典型的には、1つの字体や1つの言語について1つの入力方式があります。
プレフィックスキーC-x <RET>は、 マルチバイト文字、コーディングシステム、入力方式に関係するコマンドに使います。
[1] 【訳注】GNU Emacsをインストールする時点で、 対応する版のLEIM(Library of Emacs Input Method)のソースを GNU Emacsのソースディレクトリに展開しておくと、 自動的にインストールされる。