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3.2 tac: 逆順にファイルを連結し書き込む

tacは,それぞれのfile(‘-’は,標準入力を意味します) や,与えられない場合は標準入力を,個々に分割されたレコード(デフォルト は行)を逆順にしながら,標準出力へコピーします.概要です.

     tac [option]... [file]...

レコード(record)は,文字列のインスタンス(デフォルトは改行)で分け られています.デフォルトで,このセパレータ文字列はファイルのレコードの 終りに続けて付加されます.

プログラムは以下のオプションを受け入れます.Common optionsも参照 してください.

-b
--before
セパレータを,ファイルのレコードの最初に前置して付加します.
-r
--regex
セパレータ文字列を正規表現として扱います.MS-DOS/MS-Windowsでの tacユーザは,tacがファイルをバイナリモードで読むた め,テキストファイルのそれぞれの行はUnixスタイルのLFの代わりにCR/LFの ペアで終ることに注意すべきです.
-s separator
--separator=separator
separatorを,改行の代わりにセパレータ文字列として用います.

終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.