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テキストの部分ごとに前景色と背景色を指定できます。 前景色を指定するメニューと背景色を指定するメニューがあります。 これらのメニューには、そのEmacsセッションのエンリッチ(enriched)モードで 使っている表示色一覧が表示されます。
前置引数とともに表示色を指定したり、 暫定マーク(transient-mark)モードでリージョンが選択されていなければ、 つぎに入力する自己挿入文字だけに作用します。 See Transient Mark。 そうでなければ、コマンドはリージョンに作用します。
それぞれの表示色メニューにはもう1つ‘Other’という項目があります。 この項目は、メニューに表示されていない表示色を指定するために使います。 これは、ミニバッファで表示色名称を読み取ります。 利用可能な表示色と名前の一覧を表示するには、 Text Propertiesメニューの‘Display Colors’項目を使います (see Editing Format Info)。
このようにして指定した表示色や、 読み込んだ整形済みテキスト内で使われている表示色は、 そのEmacsセッション中は、両方の表示色メニューに追加されます。
表示色を指定するためのキーバインディングはありませんが、 拡張コマンドM-x facemenu-set-foregroundや M-x facemenu-set-backgroundを使えばできます。 どちらのコマンドもミニバッファで表示色名称を読み取ります。