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通常、diredバッファは1つのディレクトリだけを表示します。 しかし、そのサブディレクトリ群を一緒に表示させることもできます。
1つのdiredバッファ内に複数のディレクトリを表示させるもっとも簡単な方法は、
ls
を実行するときにオプション‘-lR’を指定することです。
(diredを実行するときに数引数を指定すると、
これらのオプションをミニバッファで指定できる。)
これにより、すべてのレベルのすべてのサブディレクトリを表示した
再帰的なディレクトリ一覧を作れます。
しかし、一般には、すべてのサブディレクトリでは多すぎます。 普通は、特定のサブディレクトリだけを含めたいでしょう。 それには、iコマンドを使います。
ディレクトリであるファイルを表す行で、
i(dired-maybe-insert-subdir
)コマンドを使います。
指定したサブディレクトリの内容を同じdiredバッファに挿入し、
その箇所へ移動します。
挿入されたサブディレクトリの内容は、
‘ls -lR’の出力と同様に、
diredバッファのトップレベルのディレクトリのあとに続きます。
すでにサブディレクトリの内容がバッファにある場合には、 iコマンドはその表示箇所に移動するだけです。
どちらの場合においても、iは移動するまえにEmacsのマークを設定するので、 C-u C-<SPC>でバッファ内のもとの箇所 (そのサブディレクトリを表す行)へ戻れます。
サブディレクトリの内容を更新するには、
l(dired-do-redisplay
)コマンドを使います。
サブディレクトリを削除するにはkを使います。
See Dired Updating。