Next: Format Colors, Previous: Editing Format Info, Up: Formatted Text
Facesサブメニューには、bold
、italic
、underline
といっ
たEmacsで使用できる各種フェイスが並んでいます。
その中から1つを選ぶと、リージョンにフェイスを追加します。
See Faces。
以下のキーボードコマンドでフェイスを指定することもできます。
default
にする
(facemenu-set-default
)。
bold
にする
(facemenu-set-bold
)。
italic
にする
(facemenu-set-italic
)。
bold-italic
にする
(facemenu-set-bold-italic
)。
underline
にする
(facemenu-set-underline
)。
facemenu-set-face
)。
前置引数を指定してこれらのコマンドを使ったり、 暫定マーク(transient-mark)モードでリージョンが選択されていなければ、 これらのコマンドはつぎに入力する自己挿入文字だけに使うフェイスを指定します。 See Transient Mark。 これはキーボードコマンドとメニューコマンドの両方に通用します。
エンリッチ(enriched)モードには、
excerpt
とfixed
の2つの追加フェイスが定義されています。
これらのフェイスは、text/enrichedファイル形式で
使用されるコードに対応しています。
excerpt
フェイスは引用を表すためのものです。
カスタマイズしてなければitalic
と同じです
(see Face Customization)。
fixed
フェイスは、『この部分のテキストには固定幅フォントを使用する』と
いう意味です。
現在、Emacsは固定幅フォントにだけ対応しています。
したがって、fixed
の注記は今のところ必要ありません。
しかしながら、将来のEmacsでは可変幅フォントに対応したり、
固定幅フォントをデフォルトとしないtext/enriched形式を
表示可能な他のシステムを計画しています。
ですから、固定幅フォントをどうしても使いたい箇所には、
その部分のテキストにfixed
を指定するべきです。
通常、fixed
フェイスには、デフォルトと異なるフォントを使うように
定義されています。
ところが、システムごとにさまざまなフォントがありますから、
この定義をカスタマイズする必要があるかもしれません。
異なるフェイスを表示できない端末ではそれらの違いを目にすることはできませんが、 それでも、さまざまなフェイスを含む文書の編集は行えます。 文書にフェイスや表示色を追加することもできます。 それらを表示可能な端末で見たときにフェイスや色を目にすることができます。