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20.7 特殊イベント

特殊イベントは、読まれるとただちに非常に低レベルで処理されます。 関数read-eventはこれらのイベントをそれ自身で処理してしまい、 それらを返すことはありません。

このように処理されるイベントは表示されることはなく、 キー列に組み込まれることもなく、 last-command-event(this-command-keys)の値に 現れることもありません。 特殊イベントが数値引数を破棄することはなく、 unread-command-eventsで読み戻すことはできません。 特殊イベントがキーボードマクロに現れることはなく、 読者がキーボードマクロを定義しているときに、 特殊イベントがキーボードマクロに記録されることはありません。

しかし、それらのイベントは、 読まれた直後にはlast-input-eventに現れますから、 これからイベントの定義で実際のイベントを見ることができます。

iconify-framemake-frame-visibledelete-frameの イベント型は、通常このように処理されます。 特殊イベントをどのように処理するか、 どのイベントが特殊イベントであるかを定義する キーマップは変数special-event-mapにあります(see Active Keymaps)。