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このコマンドは ‘cvs checkout’ の効果を安全に消し去ります。 cvs はファイルをロックしないため、 このコマンドが絶対に必要なわけではありません。 作業ディレクトリを単に削除したいなら、それでも構いません。 ただしこの場合、うっかりすると変更内容を失う恐れがあります。 またファイル history (see history file) にも、 作業ディレクトリを放棄したという情報が残りません。
これらの問題を避けるためにも ‘cvs release’ を使用して下さい。 このコマンドは、未格納の変更点が残ってないかどうか調べます。 次に cvs の作業ディレクトリのすぐ上で実行しているかどうか調べます。 さらに作業ディレクトリに記録されたリポジトリが、 モジュールに定義されているリポジトリと等しいかどうか調べます。
上記全ての条件が満たされた場合にだけ、 (作業ディレクトリを故意に放棄した証拠として) cvs の履歴ログ に ‘cvs release’ の実行記録が残されます。