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6 ヘルプ機能

Emacsには、C-hのたった1文字で呼び出せる 高度なヘルプ機能があります。 C-hは、説明文表示コマンドのためだけに使われるプレフィックスキーです。 C-hのあとに打つ文字(列)を ヘルプオプション(help options)と呼びます。 C-hもヘルプオプションの1つであって、 C-hの使い方を調べることができます。 途中で取り消すには、C-gを打ちます。 ファンクションキー<F1>は、C-hと等価です。

C-h C-hhelp-for-help)は、 利用可能なヘルプオプションの一覧を簡素な説明とともに表示します。 ヘルプオプションを打つまでは、 <SPC>や<DEL>で一覧をスクロールできます。

C-hや<F1>は、他のさまざまな状況でも『ヘルプ』を意味します。 たとえば、query-replaceの実行中には、 今一致している文字列に対して適用可能な操作を説明します。 プレフィックスキーに続けてC-hや<F1>を打つと、 そのプレフィックスキーに続けることができるキーの一覧を表示します。 (C-hに独自の意味を定義しているプレフィックスキーもあり、 そのような場合にはC-hを使えない。 しかし、<F1>はすべてのプレフィックスキーで使える。)

ほとんどのヘルプバッファでは、特別なメジャーモードである ヘルプ(help)モードを使います。 ヘルプ(help)モードでは、 <SPC>と<DEL>で画面を簡単にスクロールできます。