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@copying
:コピーの許可を宣言する
@copying
コマンドは,ドキュメントのなるべく最初の部分で提供すべき
です.推奨される場所はヘッダの材料の(see Texinfo File Header)直後で
す.それは慣習的に,プログラムが何かという一つか二つの文,ドキュメント自
身の証明,そしてコピーの許可から成り立っています.骨組みの例は以下のよう
になります.
@copying This manual is for program (version version, updated date), which ... Copyright @copyright{} years copyright-owner. @quotation Permission is granted to ... @end quotation @end copying
@quotation
は法的には重要性ではありません.前後関係の読み易さを改
善するために存在します.
GNUのマニュアルで使用されている完全なテキストは,See GNU Sample Texts. GNUやそれ以外のフリーなマニュアル自身を配布するライセンスは, See GNU Free Documentation License. ドキュメントの付録としてライセン スを含める必要があります.
@copying
のテキストは,Info,HTML,そしてXMLの出力ファイルの最初
に,コメントとして出力されます.プレーンテキストやTeXでは,暗黙的に出
力されません.コピーの情報を発行するための@insertcopying
の使用はお任せします.詳細は次のセクションを参照してください.
@copyright{}
は,丸の中の‘c’の出力をサポートしている(印刷
とHTML)の出力形式ではそれを生成します.それ以外のフォーマット(Infoとプレー
ンテキスト)では,‘(C)’を生成します.著作権の注意には,以下の法的に
定義された順番があります.
Copyright © years copyright-owner.
単語`Copyright'は,たとえ他の言語でマニュアルが書かれている場合でも,常 に英語で書く必要があります.これは国際的な法律のためです.
年のリストは,バージョンが完了したすべての年を(たとえ連続した年にリリー スされていたとしても)含めるべきです.範囲指定は許可されていません.それ ぞれの年を,個別にカンマで分けながらすべて書き出す必要があります.
著作権の所有者(達)は,その作業に対して法的な著作権を保持するものです.作 業をFSFに上としている状況では,所有者は`Free Software Foundation, Inc.' になります.
著作権の`行'は,ソースドキュメントと出力の両方で,実際に複数の行に跨って 分離されていてもかまいません.これは,ドキュメントに長い歴史があり,異な る出版年が多いときよくあります.
追加情報は,See Copyright Notices.