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通常の画面表示慣習は、各文字コードをどのように表示するかを定義します。 表示テーブル(see Display Tables)を設定すれば、 これらの慣習を無効にできます。 通常の画面表示慣習をつぎに示します。
tab-width
で決定される位置まで空白として表示する。
ctl-arrow
の値に従って2つの表示方法の一方を使う。
ctl-arrow
がnil
以外であると、
これらのコードを2つの字形列に対応付け、
最初の字形は‘^’のASCIIコードである。
(表示テーブルで‘^’のかわりに使う字形を指定できる。)
さもなければ、これらは128から255の範囲のコードと同様に対応付ける。
通常の画面表示慣習は、たとえ表示テーブルがあっても、
活性な表示テーブルにおいてその文字に対する項目がnil
であるような
文字すべてに適用されます。
したがって、表示テーブルを設定するときには、
特別なふるまいをさせたい文字だけを指定すればよいのです。
これらの変数は、特定の文字群のスクリーンへの表示方法に影響します。
これらは文字が占めるコラム数を変化させるので、
字下げ関数にも影響します。
これらの変数は、モード行の表示方法にも影響します。
新たな値を用いてモード行の再表示を強制したいときには、
関数force-mode-line-update
(see Mode Line Format)を
呼び出します。
このバッファローカルな変数は、 コントロール文字の表示方法を制御する。
nil
以外であると、‘^A’のように カレットに続けて文字を表示する。nil
であると、‘\001’のように バックスラッシュに続けて3桁の8進数字で表示する。
この変数の値は、
ctl-arrow
を書き換えていないバッファ向けのctl-arrow
のデフォルト値である。 see Default Value。
この変数の値は、Emacsのバッファ内のタブ文字の表示に使う タブストップの間隔である。 デフォルトは8である。 この機能は、コマンド
tab-to-tab-stop
で設定する ユーザー設定可能なタブストップとはまったく独立であることに注意。 see Indent Tabs。