Next: , Previous: Syntactic Symbols, Up: Custom C Indent


20.5.5.5 Cの字下げのための変数

本節では、Cモードとその関連モードの字下げ動作を制御する、 モードに固有な変数について説明します。

c-offsets-alist
構文シンボルとその字下げオフセットの連想リスト。 このリストに直接に値を設定するのではなく、 c-set-offsetを使うこと。 詳細については、see Changing Indent Style
c-style-alist
字下げスタイルを定義している変数。 下記参照。
c-basic-offset
c-offsets-alistの中で、 シンボル+-が用いるオフセットの基本量。
c-special-indent-hook
ユーザー定義の特別な字下げ調整用のフック。 このフックは、Cモードやその関連モードが行の字下げを終えたあとに呼ばれる。

変数c-style-alistは、 あらかじめ定義された字下げスタイルを保持します。 各要素は(name variable-setting...)の形をしていて、 nameはスタイル名です。 また、各variable-settingは、 (variable . value)の形をしています。 variableには、Cモードが使用するカスタマイズ用変数の1つを指定します。 valueは、選択されたスタイルが使われるときのvariableの値です。

variablec-offsets-alistである場合は、特殊なケースです。 c-offsets-alistの値をvalueの値で置き換えるのではなく、 c-offsets-alistの値の先頭にvalueを追加します。 したがって、valueにすべての構文シンボルを設定する必要はありません。 デフォルトと異なる構文シンボルだけを単に設定すればよいのです。

コメントだけを含んだ行の字下げも、 変数c-comment-only-line-offset (see Comments in C)に影響されます。