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dired-upcase
)。
古いファイル名がFooとbarだった場合、
新しいファイル名はFOOとBARになる。
dired-downcase
)。
古いファイル名がFooとbarだった場合、
新しいファイル名はfooとbarになる。
正規表現の置換を用いる4つのコマンドは、実質的には、 diredバッファにおいて一連の選択したファイルの名前を 探索して置換を行います。 これらは引数を2つ読み取ります。 正規表現fromと置換パターンtoです。
これらのコマンドは、正規表現fromに一致する各『古い』ファイル名の
一致した部分をtoで置換します。
replace-regexp
(see Regexp Replace)のように、
toの中では‘\&’や‘\digit’を用いて
古いファイル名に一致したパターン全体やその一部を参照できます。
ファイル名の2箇所以上の部分に正規表現が一致する場合には、
最初の一致部分が置換されます。
たとえば、% R ^.*$ <RET> x-\& <RET>は、 選択されたファイルの名前の先頭にx-を付け加える形で 名前を変えます。 逆に、各ファイルの名前の先頭の‘x-’を取り去ることもできて、 1つの方法は、% R ^x-\(.*\)$ <RET> \1 <RET>です。 あるいは、% R ^x- <RET> <RET>でもできます。 (ファイル名全体に一致するようにするには‘^’と‘$’を使う。)
通常、置換処理ではファイル名のディレクトリ部分は考慮しません。 ディレクトリ内のファイルの名前だけを操作します。 数引数0を指定すると、置換はディレクトリ名を含んだ絶対ファイル名に作用します。
一連のファイルを操作対象に選ぶときに、 それらを操作するときに使うのと同じregexp(正規表現)を使いたい場合が あるでしょう。 これを行うには、% m regexp <RET>でまず一連のファイルに 印を付けてから、それらを操作するコマンドにも同じ正規表現を使います。 これを簡単に行えるように、 %の付いたコマンドは、%付きコマンドいずれかに最近指定した 正規表現をデフォルトで使います。