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スクリプトのプログラムを定義しインストールすることが可能です.そのよう なプログラムは,‘SCRIPTS’プライマリを使用してリストアップします. Automakeは,スクリプトに対する依存性の定義を全く行ないません. Makefile.amに適切なルールを含ませるべきでしょう. Automakeはスクリプトがオブジェクトからの派生物であると想定しません.そ のようなオブジェクトは手動で削除する必要があります(see Clean).
automake
プログラム自身は,automake.inから生成されるPerl
スクリプトです.これを処理する方法は以下のようになります.
bin_SCRIPTS = automake CLEANFILES = $(bin_SCRIPTS) do_subst = sed -e 's,[@]datadir[@],$(datadir),g' \ -e 's,[@]PERL[@],$(PERL),g' \ -e 's,[@]PACKAGE[@],$(PACKAGE),g' \ -e 's,[@]VERSION[@],$(VERSION),g' \ ... automake: automake.in Makefile $(do_subst) < $(srcdir)/automake.in > automake chmod +x automake
御覧のように — スクリプトはビルド可能なので,デフォルトでは配布され
ません.配布されるべきスクリプトは,他のプライマリとしてdist_
プ
レフィクスを使用して指定することが可能です.例えば,以下の
Makefile.amでは,my_scriptを配布し$(sbindir)
にイ
ンストールするように宣言されています.
dist_sbin_SCRIPTS = my_script
スクリプトオブジェクトはbindir
,sbindir
,
libexecdir
,またはpkgdatadir
にインストールすることが可能
です.
インストールする必要が無いスクリプトはnoinst_SCRIPTS
にリストアッ
プすることが可能で,その中でmake check
だけで必要なものは
check_SCRIPTS
に書くべきです.