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cshやbashをはじめ多くのシェルは、 ‘!’や‘^’で始まる履歴参照の機能を提供しています。 シェル(shell)モードでもこれらの指定を理解し、履歴置換を行えます。 履歴参照を入力して<TAB>を打つと、 履歴リストから一致するシェルコマンドを探し、 必要なら置換を行い、履歴参照をその結果で置き換えます。 たとえば、‘mv’で始まるいちばん最近のシェルコマンドを持ってくるには ! m v <TAB>と打ちます。 必要ならシェルコマンドを編集し、<RET>と打ってシェルへ送ります。
履歴参照は、シェルプロンプトのあとでのみ効果を持ちます。
変数shell-prompt-pattern
でシェルプロンプトと認識するものを指定します。
comintモード一般には、変数comint-promt-regexp
で
プロンプトの探し方を指定します。
シェル(shell)モードでは、shell-prompt-pattern
を使って
comint-prompt-regexp
のローカルな値を設定します。
シェル(shell)モードでは、シェルに送る際にバッファ内で履歴参照を
展開するようにも指定できます。
それには、変数compint-input-autoexpand
にinput
を設定します。
<SPC>をコマンドcomint-magic-space
にバインドすれば、
<SPC>で履歴展開が行えるようになります。