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~/.autom4te.cfg (すなわち,ユーザのホームディレクトリにあるとき) と,./.autom4te.cfg (すなわち,autom4teが実行されるディ レクトリにあるとき)で,autom4teをカスタマイズすることが可能で す.順番として,最初にautom4te.cfgを読み込み,そして ~/.autom4te.cfg,そして./.autom4te.cfg,そして最後にコマン ドライン引数を読み込みます.
これらのテキストファイルでは,コメントは#
ではじまり,空の行は無視
されます.カスタマイズは,言語ごとを基本に実行され,
‘begin-language: "language"’と‘end-language:
"language"’の組みで囲まれます.
言語のカスタマイズとは,現在の言語の定義にオプションを追加すること (see autom4te Invocation)を意味します.オプションと一般的な引数は, ‘args: arguments’で始まります.argumentsを引用符で囲む ことによって伝統的なシェルの構文を使用してもかまいません.
例として,Autoconfのキャッシュ(autom4te.cache)を大域的に利用不可 能にするため,以下の行を~/.autom4te.cfgに含めます.
## ------------------ ## ## User Preferences. ## ## ------------------ ## begin-language: "Autoconf" args: --no-cache end-language: "Autoconf"