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8.2.2 シンボルフォーム

シンボルを評価するときには、シンボルを変数として扱います。 その結果は、値があれば、変数の値です。 (値セルが空であり)値がなければ、エラーを通知します。 変数の使い方について詳しくは、See Variables

つぎの例では、setqを使ってシンボルの値を設定します。 そのあとでシンボルを評価すると、setqで保存した値を取り出せます。

     (setq a 123)
           123
     (eval 'a)
           123
     a
           123

シンボルniltは特別に扱い、 nilの値はつねにnilであり、 tの値はつねにtです。 これらに別の値を設定したり、別の値を束縛することはできません。 したがって、evalはこれらを他のシンボルと同様に扱いますが、 これら2つのシンボルは自己評価型フォームのようにふるまいます。 ‘:’で始まる名前のシンボルも同じ意味で自己評価型であり、 同様に、その値を変更できません。 See Constant Variables