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作業コピーの中に、いつも決まった名前のファイルがあるけれど、 cvs の管理下には置きたくないという場合がよくあります。 例えば、ソースのコンパイル時に生成される オブジェクト・ファイルなどです。 ‘cvs update’ を実行した場合には通常、 これらのファイル各々に対して、 知らないファイルがあったと出力されます (see update output)。
cvs は、update
, import
, release
の実行時に無視すべきファイルのリストを
(sh(1) のファイル名形式で) 保持します
このリストは、以下の方法で構築されます。
RCS SCCS CVS CVS.adm RCSLOG cvslog.* tags TAGS .make.state .nse_depinfo *~ #* .#* ,* _$* *$ *.old *.bak *.BAK *.orig *.rej .del-* *.a *.olb *.o *.obj *.so *.exe *.Z *.elc *.ln core
$CVSIGNORE
の内容全てがリストに付加されます。
上記五つのファイル内で単感嘆符 (‘!’) を記述すると、 無視するファイルのリストが空になります。 これは、通常は cvs に無視されるファイルを、 リポジトリに格納したい場合に使用します。
cvs import
に ‘-I !’ を指定すると、全てを持ち込み、それは
素朴な配布や他の余分なファイルがないこと知られているソースから持ち込ん
でいるときにして欲しいことです。しかし、上の規則を見ると、玉にきずがあ
るのがわかると思います。もし配布に .cvsignore ファイルがあると、
そのファイルの形式は ‘-I !’ が指定されたとしても実行されます。唯
一の対策は持ち込むために、.cvsigonre ファイルを消去することです。
これはやっかいなので、将来は ‘-I !’ はそれぞれのディレクトリの
.cvsignore ファイルを上書きするように修正されるかもしれません。
無視をするファイルの構文は、空白で分けられたファイル名の一覧からなるそ れぞれの行が続いたものであることに注意してください。これは空白のある ファイル名を指定する綺麗な方法を提供しませんが、foo bar という 名前のファイルに合致させるために foo?bar のような対策を使うこと ができます (fooxbar などにも合致します)。また、現在は註釈を指定 する方法が無いことにも注意してください。