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@iftex
と@end iftex
で線引きされた領域の内部に,生のTeX
コマンドを埋め込むことが可能です.TeXが見るファイルの一部になるだけな
ので,Infoではこれらのコマンドは無視されます.TeXで使用されている
‘\’を‘@’に置換する必要がある以外,通常のTeXファイルで書い
ていたようなTeXコマンドを書くことが可能です.例えば,Texinfoファイル
の@titlepage
セクションで,著作権ページを書式化するためのTeXコ
マンド@vskip
を使用することが可能です.(@titlepage
コマン
ドは,@iftex
コマンドの使用と同じように,その領域を自動的にInfoに
無視させます.)
しかし,プレーンTeXの多くの機能は,Texinfoが優先されるので動作しませ ん.
@tex
と@end tex
コマンドで領域を線引きすることで,プレーン
TeXを完全に入力し,TeXコマンドで‘\’を使用することが可能です.
(@tex
コマンドでも,@iftex
コマンドのようにInfoは領域を無
視します.)唯一の例外は,@end tex
を正確に認識できるよう,
@
文字がまだコマンドを導入することです.
@tex $$ \chi^2 = \sum_{i=1}^N \left (y_i - (a + b x_i) \over \sigma_i\right)^2 $$ @end tex
この例の出力は,印刷されたマニュアルにのみ現れます.Infoでこれを読んでい る場合,印刷されたマニュアルに現れる等式は見ることはないでしょう.
同様に,HTML出力のみに含まれる領域を線引きするため,@ifhtml
... @end ifhtml
を使用し,生のHTMLの領域に対し@html ...
@end html
を使用することができます(再びですが,例外的に@
はまだ
エスケープ文字なので,@end
コマンドを認識することが可能です.)
同様に,XML出力のみに含まれる領域を線引きするため,@ifxml ...
@end ifxml
を使用し,生のXMLの領域に対し@xml ... @end xml
を使用することが可能です(再びですが,例外的に@
はまだエスケープ文
字なので,@end
コマンドを認識することが可能です.)