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C-xや<ESC>のようなプレフィックスキーは それぞれ専用のキーマップを持っていて、 そこにはそのプレフィックスキーに続くイベントの定義が保持されています。
プレフィックスキーの定義は、通常、それに続くイベントの定義を検索するための
キーマップです。
あるいは、プレフィックスキーの定義がLispシンボルであって、
その関数の定義がキーマップというのもあります。
どちらでも効果は同じですが、
後者では、プレフィックスキーにコマンド名を与えてその用途を示すことができます。
このため、C-xにバインドされているのは
シンボルCtl-X-Prefix
であり、
その関数定義はC-xコマンド群に対応するキーマップです。
C-c、C-x、C-h、<ESC>は
グローバルマップでプレフィックスキーとして定義されていますから、
これらはつねにプレフィックスキーとして使用できます。
通常のプレフィックスキーに加えて、 メニューバーを表す『仮想的なプレフィックスキー』があります。 メニューバーのキーバインディングに関する特別な点については メニューバーを参照してください。 ポップアップメニューを表示させるマウスボタンイベントもまた、 プレフィックスキーです。 こちらの詳細については メニューキーマップを参照してください。
決まった変数に格納されているプレフィックスキーマップもあります。