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18.4 ‘@alias new=existing

@alias’コマンドは,新しいコマンドを既存のものと同じように定義しま す.これは追加のマークアップ名の定義に便利で,このため出力結果が同じであっ ても,入力の意味論的な情報を維持します.

@alias’コマンドを単独行に書き,新しいコマンド名,等号,そして既存 のコマンド名を続けてください.等号の周りの空白は無視されます.このため以 下のようにします.

     @alias new = existing

例えば,ドキュメントが本と他のメディア(例えば動画)の両方への引用を含んで いる場合,通常の@cite{}と同じことを行いますが,同じような余分 な意味論的情報をもたらすマクロ@moviecite{}を定義したい可能性が あります.このため以下のようにします.

     @alias moviecite = cite

気まぐれな引数の解析のため,マクロは常に同じ結果となるわけではありません. また,別名はマクロより定義が簡単です.そのため,コマンドは重複しません. (また,専門語ファイルで大量に使用されました!)

別名は,直接的や間接的に,再帰的してはいけません.