Next: , Previous: Copying Permissions, Up: Symbolic Modes


26.2.3 特別な許可を変更

ファイルの読み込み,書き込み,そして実行の許可の変更に加えて,特別な許可 を変更できます.許可の概要は,See Mode Structure.

実行時にファイルの許可をユーザIDに設定するため,象徴的なモードの users部での‘u’と,permissions部での‘s’を使用してく ださい.

実行時にファイルの許可をグループIDに設定するため,象徴的なモードの users部での‘g’とpermissions部での‘s’を使用してくだ さい.

スワップデバイスに永久に残すファイルの許可を変更するため,象徴的なモード のusers部での‘o’とpermissions部での‘t’を使用してく ださい.

例えば,ユーザID許可をプログラムに加えるため,以下のモードを使用可能です.

     u+s

ユーザIDのとグループIDの許可の設定をそれから削除するため,以下のモードを 使用可能です.

     ug-s

プログラムがスワップデバイスに保存されるようにするため,以下のモードを使 用可能です.

     o+t

特別な許可は実行形式のファイルと,いくつかのシステムのディレクトリ(そこ では異なる意味を持ちます.see Mode Structure)のみに効果があることを, 覚えておいてください.また,‘u+t’,‘g+t’,そして‘o+s’の様 な組合わせには効果はありません.

=’オペレータは,特別な許可に用いる場合,全く役に立ちません.例えば, モードを以下のようにします.

     o=t

これは,ファイルをスワップデバイスに保存するようにしますが,それは,ファ イルのグループにいないユーザが持っている可能性のある,全ての,読み込み, 書き込み,そして実行の許可を削除します.