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この章ではFlexを起動する基本的な方法を説明し、 Flexで使用可能なコマンドライン・オプションを簡単に説明します。
Flexは記述情報を含むファイルを入力として受け取り、 スキャナ機能を持つCのファイルに変換します。 Flexを起動するためのコマンド行は以下のようになります。
flex [-bcdfinpstvFILT8] [-C[efmF]] [-Sskeleton] [file ...]
一般的には、 単に`flex'に続けて処理すべきファイル名を入力することで実行されます。
flex myfile.l
記述情報ファイル名の末尾の`.l'は、 myfileがFlexもしくはLexの記述ファイルであることを示唆する慣例的な方法です。 名前付けの慣例としてもう一つよく見られるのが、 末尾に`.lex'を使うことです。 例えば、 以下のようになります。
flex myfile.lex
Flexは記述情報ファイル(myfile.l
)を読み込み、
そこに記述されたパターンを認識するスキャナ機能を持つlex.yy.cという名前のC言語ファイルを生成します。
記述情報の中になんらかのエラーがあれば、
Flexは対応するエラー・メッセージをstderr
に出力します。
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