18.4.8 その他のコマンド
re-read-init-file (C-x C-r)
- inputrcファイルの内容を読み込み、
その中にあるバインディングや変数割り当てをすべて組み込みます。
abort (C-g)
- カレントな編集コマンドの実行を停止し、
(
bell-style
の設定次第では)
端末のベル音を鳴らします。
do-uppercase-version (M-a, M-b, M-
x, ...)
- メタ化された文字xが小文字である場合、
対応する大文字にバインドされているコマンドを実行します。
prefix-meta (ESC)
- 次に入力される文字をメタ化します。
これは、
メタ・キーのないキーボード用のコマンドです。
`ESC f'を入力するのは、
`M-f'を入力するのと同じことです。
undo (C-_, C-x C-u)
- インクリメンタルな取り消し処理を実行します。
取り消す内容は、
各行ごとに別々に記憶されています。
revert-line (M-r)
- 行に加えられたすべての変更を取り消します。
これは、
undo
コマンドを、
行を元の状態に戻すのに必要な回数繰り返して実行するようなものです。
tilde-expand (M-~)
- カレントな単語に対して、
チルダ展開を実行します。
set-mark (C-@)
- カレントなポイントにマークをセットします。
数値引数があれば、
その位置にマークがセットされます。
exchange-point-and-mark (C-x C-x)
- ポイントとマークを交換します。
待避されていた位置がカレントなカーソル位置としてセットされ、
元のカーソル位置はマークとして待避されます。
character-search (C-])
- 文字を1つ読み込み、
その文字が次に現われるところにポイントを移動します。
負の数を指定すると、
その文字が以前に現われたところを探します。
character-search-backward (M-C-])
- 文字を1つ読み込み、
その文字が前に現われたところにポイントを移動します。
負の数を指定すると、
その文字が次に現われるところを探します。
insert-comment (M-#)
- カレント行の先頭に
comment-begin
変数の値が挿入され、
挿入後の行が、
あたかも改行が入力されたかのように、
受け付けられます。
dump-functions ()
- Readlineの出力ストリームに、
すべての関数とそのキー・バインディングを出力します。
数値引数が指定されると、
inputrcファイルの一部として使用することのできる形式に、
出力がフォーマットされます。
このコマンドは、
デフォルトではバインドされていません。
dump-variables ()
- Readlineの出力ストリームに、
値をセットすることのできるすべての変数とその値を出力します。
数値引数が指定されると、
inputrcファイルの一部として使用することのできる形式に、
出力がフォーマットされます。
このコマンドは、
デフォルトではバインドされていません。
dump-macros ()
- マクロにバインドされているすべてのReadlineキー・シーケンスと、
そのキー・シーケンスが出力する文字列を出力します。
数値引数が指定されると、
inputrcファイルの一部として使用することのできる形式に、
出力がフォーマットされます。
このコマンドは、
デフォルトではバインドされていません。