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26.9 バッファの作成

本節では、バッファを作成するための2つの基本関数を説明します。 get-buffer-createは、指定した名前のバッファが 存在しなければバッファを作成します。 generate-new-bufferは、つねに新たなバッファを作成し、 それに一意な名前を与えます。

バッファを作成するために読者が使える他の関数には、 with-output-to-temp-buffer(see Temporary Displays)、 create-file-buffer(see Visiting Files)があります。 サブプロセスを開始してもバッファを作ります(see Processes)。

— 機能: get-buffer-create name

この関数は、nameという名前のバッファを返す。 その名前のバッファが存在すれば、当該バッファを返す。 さもなければ、新たなバッファを作成する。 バッファはカレントバッファにはならない。 この関数は、どのバッファがカレントバッファであるかは変更しない。

nameが文字列でないとエラーを通知する。

          (get-buffer-create "foo")
               => #<buffer foo>
     

新たなバッファのメジャーモードは基本(fundamental)モードに設定される。 変数default-major-modeは、より高いレベルで処理される。 see Auto Major Mode

— 機能: generate-new-buffer name

この関数は、新たに作成した空のバッファを返すが、 それをカレントバッファにはしない。 nameという名前のバッファが存在しなければ、 新たなバッファの名前はnameである。 その名前が使われている場合には、 この関数は、nを整数として`<n>'の形の接尾辞を nameに付加する。 nを2から始めて順に使える名前を探す。

nameが文字列でないとエラーを通知する。

          (generate-new-buffer "bar")
               => #<buffer bar>
          (generate-new-buffer "bar")
               => #<buffer bar<2>>
          (generate-new-buffer "bar")
               => #<buffer bar<3>>
     

新たなバッファのメジャーモードは基本(fundamental)モードに設定される。 変数default-major-modeは、より高いレベルで処理される。 see Auto Major Mode

Buffer Namesの関連する関数generate-new-buffer-nameを参照。