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F.4 occurの使用

texinfo-show-structureコマンドが,余りに多い情報を生成するときも あります.おそらく,Texinfoファイルの全体的な構造を思い出したいとき, texinfo-show-structureが生成した詳細なリストに圧倒されます.この 状況では,occurコマンドを直接使用することが可能です.こうするため, 以下のように入力します.

     M-x occur

その後で,regexpの形式で入力を促されたとき,一致させたいパターンの 正規表現を入力してください.(See Regular Expressions.)occurコマンドは,バッファの現在のカー ソル位置からバッファの終りまで作用します.バッファ全体でoccurを実 行したい場合,カーソルをバッファの最初に置いてください.

例えば,行の中に`@chapter'を含む全ての行を見たい場合, `@chapter'を入力してください.これは章のリストを生成します.それは, 行の真中に`@chapter'がある文も全てリストアップします.

単語`@chapter'で始まるこれらの行のみを見たい場合,occurで入 力を促されたとき,`^@chapter'を入力してください.単語や文節で終る 全ての行を見たい場合,例えば`catching mistakes$'のように,`$' で単語の終りを終えてください.これは,同じ章やセクションの一部や,その理 由から同じ`Up'ポインタを持っている全てのノードを見たいとき役に立つはずで す.

詳細は,See Using Occur.