find
が出力したファイル名を,他のプログラムでめちゃくちゃにされた
り誤解されたりしないで,他のプログラムで使用可能にする方法は以下のよう
になります.この方法で生成されたファイル名に,`-0'や`--null'
オプションを,GNU xargs
,GNU tar
,GNU cpio
,または,
perl
に渡すことで,処理することが可能です.
findutilsのバージョン4.2.4からは,locate
プログラムにも同様なこと
を行う`--null'オプションがあります.xargs
と同様,短い形式の
オプション`-0'も使用することが可能です.
ファイル名を安全に処理したいが,コマンドを入力の終わりに繋げて実行する
必要がある場合,以下のようにxargs
の`--arg-file'オプションを
使用することが可能です.
find / -name xyzzy -print0 > list xargs --null --arg-file=list munge
上記の例では,見つけることができたxyzzyと命名されたすべてのファ
イルで,munge
プログラムを実行しまが,munge
の入力は端末に
なっています(また,実際にはシェルが標準入力を使用しています).シェルに
“処理の代入”機能`<(...)'がある場合,ワンステップで実行することが
可能です.
xargs --null --arg-file=<(find / -name xyzzy -print0) munge