次: , 上: Repository


2.1 CVS にリポジトリの場所を教える

cvs にリポジトリの場所を教えるには、 いくつか方法があります。 一つ目はコマンド行で、 -d ("directory" を示します) オプションを用いて 指定する方法です:

     cvs -d /usr/local/cvsroot checkout yoyodyne/tc

二つ目は、環境変数 $CVSROOT に、 絶対パスでリポジトリを指定する方法です。 例では /usr/local/cvsrootです。 cshtcsh のユーザは各々 .cshrc.tcshrc に次の行を加えて下さい:

     setenv CVSROOT /usr/local/cvsroot

shbash のユーザは各々 .profile.bashrc に次の行を加えて下さい:

     CVSROOT=/usr/local/cvsroot
     export CVSROOT

-d によるリポジトリの指定は、 環境変数 $CVSROOT よりも優先されます。 一旦リポジトリから作業コピーを取得すれば、 リポジトリの場所が記憶されます (この情報は、作業ディレクトリ内の CVS/Root に記録されます)。

オプション -d とファイル CVS/Root は、 どちらも環境変数 $CVSROOT よりも優先されます。 また、-dCVS/Root が一致しない場合は、 前者が使用されます。 もちろん、 二つともが同じリポジトリを参照するのが、まともなやり方です。