次: , 上: Time


2.3.1 期間の範囲

これらのテストは,範囲(`+n'と`-n')を用いる場合に, 主に役立ちます.

— Test: -atime n
— Test: -ctime n
— Test: -mtime n

ファイルの最後のアクセス(またはステータスの変更,または編集)が, n*24時間前の場合は真です.24時間の数の区切りは,ファイルのタイム スタンプが常に切り捨てで処理されます.このため,0は“24時間未満”,1は “24〜48時間の間”といった感じになります.

— Test: -amin n
— Test: -cmin n
— Test: -mmin n

ファイルの最後のアクセス(またはステータスの変更,または編集)が, n分前の場合は真です.これらのテストは,`-atime'等よりも細か な計測を提供しますが,同じ方法で切り捨てられます.例えば, /u/bill内の最後に読み込まれたのが2〜6分前のファイルをリストアッ プするために以下のようにします.

          find /u/bill -amin +2 -amin -6
     
— Option: -daystart

24時間前ではなく今日の最初から時間をはかります.そのため,ホームディレ クトリ内で昨日編集された通常のファイルをリストアップするために,以下の ようにします.

          find ~ -daystart -type f -mtime 1
     

`-daystart'オプションは,それ以外のオプションとは異なり,他の調査 の実行に効果を与える方法です.影響される調査は,`-amin', `-cmin',`-mmin',`-atime',`-ctime',そして `-mtime'です.