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4.2 目次の生成

@chapter@section,そしてその他の構造化コマンドは,目次 を作成する情報を供給していますが,実際の表をマニュアルに表示しません.こ うするため,@contentsと/または@summarycontentsコマンドを 使用する必要があります.

@contents
印刷されたマニュアルに目次を生成し,それは,全ての章,セクション,サブセ クションなど,付録や番号付けされない章まで含みます.@headingと同 列のコマンドで生成された見出しは目次に現れません.
@shortcontents
@summarycontents
(@summarycontents@shortcontentsと同義語です.)

章,付録,そして番号付けされない章のみをリストアップした,短い,または, 概要の目次を生成します.セクション,サブセクション,そしてサブサブセクショ ンは削除されます.長いマニュアルのみ,完全な目次への追加として短い目次が 必要です.

どちらの目次コマンドも単独行に書くべきです.目次コマンドは,自動的に章の ような見出しを最初の目次ページのトップに生成するので,その前に @unnumberedのようなセクションコマンドを含めないでください.

Infoファイルは目次の代わりにメニューを使用するので,Indo書式化コマンドは, 目次コマンドを無視します.しかし,makeinfoで標準出力に出力を書い ていない限り,目次は(makeinfo --no-headersで生成される)プレーンテ キスト出力には含まれます.

HTML出力を生成する際にmakeinfoで短い目次を書いているとき,短い目 次のリンクは,ドキュメントのテキストではなく,完全な目次の対応する項目を 指し示します.完全な目次のリンクは,ドキュメントの主なテキストを指し示し ます.

目次コマンドは,ファイルの最後の索引(前のセクションを参照してください) の後の@bye(次のセクションを参照してください)の直前,または,ファ イルの最初の@end titlepage(see titlepage)の後に配置すること が可能です.前者の利点は,行われた処理を参照するため,目次出力が常に更新 されることです.後者の利点は,目次が適切な場所に印刷されることで,DVIファ イルをdviselectで再配列したり,紙を並べ変える必要が無くなりま す.

著者として,目次コマンドを好きなところに書くことが可能です.しかし,単に マニュアルを印刷するだけのユーザは,たとえ著者が目次コマンドをドキュメン トの最後に書いている場合でも,(ここで書かれているような,ほとんどの既存 のTexinfoドキュメントのように)目次をタイトルページの後に書きたいと思うか もしれません.これは,@setcontentsaftertitlepageと/または, @setshortcontentsaftertitlepageで指定することが可能です.最初の ものは,@end titlepageの後に主な目次のみ印刷します.二番目のもの は,短い目次と主な目次の両方を印刷します.どちらの場合でも,それに続く @contents@shortcontentsは(@end titlepageがない 場合は)無視されます(@end titlepage

@set...contentsaftertitlepageを,ドキュメントの最初の方(例え ば@setfilenameの直後)に含める必要があります.ソースファイルの変 更無しでこれを指定するためtexi2dvi (see Format with texi2dvi)の使用を推奨します.例えば,以下のようにします.

     texi2dvi --texinfo=@setcontentsaftertitlepage foo.texi