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38.1 スクリーン全体の再表示

関数redraw-frameは、指定したフレーム(see Frames)の 内容全体を再表示します。

— 機能: redraw-frame frame

この関数は、フレームframeをクリアしてから再表示する。

より強力なのはredraw-displayです。

— コマンド: redraw-display

この関数は、すべての可視フレームをクリアしてから再表示する。

ユーザー入力の処理のほうが再表示より絶対的に優先します。 入力があるときにこれらの関数を呼び出してもただちにはなにもしませんが、 入力をすべて処理し終えてから再表示します。

通常、Emacsを停止したり再開しても スクリーン全体を再表示します。 Emacsのようなディスプレイ向けプログラムと通常の逐次表示向けに、 表示内容を個別に記録できる端末エミュレータもあります。 そのような端末を使っているときには、 再開時の再表示を禁止した場合もあります。

— 変数: no-redraw-on-reenter

この変数は、停止後に再開したあとで、 スクリーン全体を再表示するかどうかを制御する。 nil以外であると再描画の必要はないことを意味し、 nilであると再描画が必要であることを意味する。 デフォルトはnilである。