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21.2 Emacs下でのgrepによる探索

Emacsからコンパイラを実行し、コンパイルエラーを起こした行を 訪れることができるように、grepを実行して 一致した行を訪れることができます。 これは、grepが報告した一致を『エラー』として扱うことで行います。

それには、M-x grepと打鍵してから、 grepをどのように実行するかを指定するコマンド行を入力します。 普通にgrepを実行するときに指定する引数と同じものを使います。 つまり、grep流の (普通、シェルの特殊文字をクォートするためにシングルクォートで囲んだ) 正規表現に続けて、ワイルドカードなどを用いたファイル名を指定します。 grepの出力は`*grep*'バッファに入ります。 ファイル内の対応する行を探すには、コンパイルエラーの場合と同様に、 C-x `と<RET>を使います。

M-x grepに前置引数を指定すると、 ポイントの周りから(探すべき)タグを推測して デフォルトのgrepコマンドにそれを含めます。

M-x grep-findM-x grepコマンドと同様ですが、 シェルコマンドに与える最初のデフォルトが違います。 findgrepの両方を実行して、 ディレクトリ木構造下の各ファイルを探索します。 Dired and Findfind-grep-diredコマンドも参照してください。