occur
の使用
texinfo-show-structure
コマンドが,余りに多い情報を生成するときも
あります.おそらく,Texinfoファイルの全体的な構造を思い出したいとき,
texinfo-show-structure
が生成した詳細なリストに圧倒されます.この
状況では,occur
コマンドを直接使用することが可能です.こうするため,
以下のように入力します.
M-x occur
その後で,regexpの形式で入力を促されたとき,一致させたいパターンの
正規表現を入力してください.(See Regular Expressions.)occur
コマンドは,バッファの現在のカー
ソル位置からバッファの終りまで作用します.バッファ全体でoccur
を実
行したい場合,カーソルをバッファの最初に置いてください.
例えば,行の中に`@chapter'を含む全ての行を見たい場合, `@chapter'を入力してください.これは章のリストを生成します.それは, 行の真中に`@chapter'がある文も全てリストアップします.
単語`@chapter'で始まるこれらの行のみを見たい場合,occur
で入
力を促されたとき,`^@chapter'を入力してください.単語や文節で終る
全ての行を見たい場合,例えば`catching mistakes$'のように,`$'
で単語の終りを終えてください.これは,同じ章やセクションの一部や,その理
由から同じ`Up'ポインタを持っている全てのノードを見たいとき役に立つはずで
す.
詳細は,See Using Occur.