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6.4 makeinfoでポインタを作成する

makeinfoプログラムは,階層的に組織化されているファイルに対し,自 動的にノードポインタを定義する機能があります.

この機能を利用するとき,`Next',`Previous',そして`Up'ポインタを,ノード 名の後に書く必要がありません.しかし,@chapter@section のようなセクションコマンドを,それぞれの切り詰めた@node行の直後 の行に書く必要があります(例外は,コメント行が間に入ることです).

さらに,`Top'@node行に,ファイルの`Top'ノードに印を付ける @topで始まる行を続ける必要があります.See @top.

最後に,(`Top'ノード以外の)それぞれのノード名を,ノードの階層レベルの上 に,一つかそれ以上の階層レベルとなるメニューに書く必要があります.

このmakeinfoのノードポインタ挿入の機能は,手動やTexinfoモードのコ マンドでメニューやポインタを更新する必要から開放します.(See Updating Nodes and Menus.)

ほとんどの状況で,この機能の利点を利用し,冗長にノードポインタを指定した くはないでしょう.しかし,Texinfoドキュメントは,階層的に組織化されてい ることや実際にセクションコマンドが完全に含まれていることを要求していませ ん.例えば,印刷を目的としていないドキュメントの場合です.これらの状況で は,明示的にポインタを指定する必要があります.