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find
の呼び出しfind [-H] [-L] [-P] [file...] [expression]
find
は,それぞれのファイル名fileをルートとするディレクトリ
ツリーを,そのツリーで見つかったそれぞれのファイル上でexpression
を評価しながら検索します.
オプションの`-H',`-L',または`-P'は,コマンドラインの最 初に指定してもかまいません(これらが指定されていない場合,`-P'が仮 定されます).これらの後の引数は,検索するファイルやディレクトリのリスト です.
検索するファイルのリストには,検索したいファイルの記述式のリストが続き ます.式の最初の部分は,`-',`(', `)',`,',または `!'で始まるという事で認識されます.それ以降のあらゆる引数は式の残 りとみなします.パスが与えられていない場合,現在のディレクトリが使用さ れます.式が与えられていない場合,式`-print'が使用されます.
find
は,すべてのファイルが正しく処理された場合は0のステータスで,
エラーが発生した場合は0より大きなステータスで終了します.
パス名に三つのオプションを前置することが可能です.それらはシンボリック リンクの扱い方を決定します.
-P
-L
-H
find
がシンボリックリンクをたどるつもりが,なんらかの理由で不可能
な場合(例えば,十分な権限が無いとか,リンクが壊れているとか),シンボリッ
クリンク自身の属性を使用するようになります.シンボリックリンクの取り扱
いの完全な記述は,Symbolic Links.
式に含めることが可能なすべてのテスト,アクション,そしてオプションの概 要は,See Primary Index. 式が無い場合,`-print'が仮定されます.
find
は,管理上で使用するため,二つのオプションも認識します.
--help
--version
find
のバージョンナンバーを出力し,終了します.