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Texinfoファイルでは,TeXに印刷されるマニュアルの植字法を伝えたり,
makeinfo
とtexinfo-format-buffer
にInfoファイルの作成方法を
伝えるコマンドには,`@'が前につきます.それらは@-コマンド
(@-commands)と呼ばれています.例えば,@node
はコードを示すコマ
ンドで,@chapter
は章の最初を示すコマンドです.
注意してください:全ての@-コマンドは,@TeX{}
コマンド
以外,全体を小文字で書く必要があります.
Texinfoの@-コマンドは,厳密に制限された構成物の集合です.厳密な制限で, Texinfoファイルを,TeXとInfoファイルに変換するコードの両方が理解する ことを可能にします.Infoファイルを英数字を表示する端末で表示することが可 能です.同様に,TeXで生成した出力を様々なプリンタで印刷することも可能 です.
実行することや受けとる引数に依存して,1それ自身の行や, 文の一部として,@-コマンドを書く必要があります.
@quotation
のようなコマンドを,行の最初に,行の唯一のテキストとし
て書いてください.(@quotation
は,字下げ環境を開始します.)
@chapter
のようなコマンドをコマンドの引数が続く行の最初に,この場
合は行の残りが章のタイトルになるように書いてください.
@dots{}
のようなコマンドを,通常は文中ですが,好きなところに書
いてください.(@dots{}
はドット...を作成します)
@code{
sample-code}
のようなコマンドを,好きなところに(通
常は文中ですが),引数と一緒に,この例ではカッコの中にsample-codeの
ように書いてください.(@code
はコードとしてテキストに印を付けます.)
@example
のようなコマンドを単独行に書いてください.本文はそれ以降
の行に書いてください.そして,併せて@end
コマンドを,この場合は本
文の後に単独行に書いてください.(@example
...@end
example
は字下げし,例として本体のテキストを植字します.)このような環境
コマンドの字下げは通常問題ありませんが,複雑で定義しにくい環境での余分な
スペースは出力に余分なスペースを生成するので注意してください.
一般的な規則として,他のテキストの間に混ぜる場合,コマンドにはカッコが必
要です.しかし行の始まり場合は不要です.@:
のようなアルファベット
でないコマンドは,規則に対し例外でカッコを必要としません.
Texinfoの経験を積むにつれ,異なるコマンドに書き方をすぐに覚えられるでしょ う.コマンドの書き方を異なる方法にしているので,全てのコマンドが同じ構文 に正確に従うことに比較すると,より簡単にTexinfoファイルを書いたり読んだ りできるでしょう.(@-コマンド構文の詳細は,@-Command Syntaxを参照してください.)
[1] 単語引数(argument) は数学での使用法から来ていて,二人の論争には関係ありません.それは,コマ ンドに与えた情報を参照します.オックスフォード英語辞典によると, 単語は明らかにする,証明する(to make clear, prove)というラテン語か ら生じました.このため,`証明として提出された証拠'と言う意味で,それは `提出された情報'と言われていて,数学的な意味から導かれました.由来の他の 筋では,単語は,`他人がした反対の断言に,反対する方法で断言すること'と言 う意味から来ていて,`argument' の意味を論争に導きました.