次: , 前: Adaptive Fill, 上: Text


31.14 自動詰め込み(auto-filling)モード

自動詰め込み(auto-filling)モードは、テキストを挿入するにつれて 自動的に行を詰め込むマイナモードです。 本節では、自動詰め込み(auto-filling)モードが使うフックについて述べます。 既存のテキストを詰め込んだり幅揃えするために 明示的に呼び出す関数については、Fillingを参照してください。

自動詰め込み(auto-filling)モードでは、 テキストの一部を再詰め込む際の 余白や幅揃えスタイルを変更するための関数も使えるようにします。 See Margins

— 変数: auto-fill-function

この変数の値は、 自己挿入される空白や改行のあとで呼び出されるべき (引数なしの)関数であること。 これがnilであると、そのような場合に特別なことを行わない。

自動詰め込み(auto-filling)モードがオンであると、 auto-fill-functionの値はdo-auto-fillである。 この関数の目的は、行分けの通常の方針を実装することである。

Emacsの古い版では、この変数をauto-fill-hookと命名していたが、 フックの標準的な慣習に従って呼ばれないため 19版でauto-fill-functionと改名した。

— 変数: normal-auto-fill-function

この変数は、自動詰め込み(auto-filling)モードがオンになったとき/であるときに auto-fill-functionとして用いる関数を指定する。 メジャーモードでは、この変数のバッファローカルな値に設定することで 自動詰め込み(auto-filling)モードのふるまいを変更できる。