VC diredモードでも、通常のdiredコマンドはすべて普通に動作しますが、
vは例外で、版管理プレフィックスとして再定義してあります。
vc-diff
やvc-print-log
のようなVCコマンドは、
v =やv lいうように打てば起動できます。
これらのコマンドの多くは、現在行のファイルに作用します。
コマンドv v(vc-next-action
)は、
印を付けたすべてのファイルに作用するので、
複数のファイルを一度にロックしたりチェックインしたりできます。
複数のファイルに作用する場合、各ファイルの現状に応じて個別に扱います。
つまり、あるファイルはロックしたり、別のファイルはチェックインしたりします。
これは混乱の原因かもしれません。
同じ状態の一連のファイルに印を付けて、
混乱を防止するのはユーザーの責任です。
ファイルをチェックインするときには、 v vは1つの記録項目を読んで、それをチェックインするすべての ファイルに使います。 これは、同じ変更に属する一連のファイルを一度にチェックインする場合に 便利です。
v t(vc-dired-toggle-terse-mode
)と打てばいつでも、
(ロックされていたり、内容が未更新のものだけを表示する)
簡素な表示と完全な表示とを切り替えられます。
特別なコマンド* l(vc-dired-mark-locked
)もあります。
これは現在ロックされている(CVSの場合には、内容が未更新である)
すべてのファイルに印を付けます。
つまり、現在ロックされいるもの以外のすべてのファイルをバッファから
削除する別の方法は、* l t kと打つことです。