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14.4 画面サイズ

GDBのコマンドは、 大量の情報を画面上に出力することがあります。 大量の情報をすべて読むのを支援するために、 GDBは1ページ分の情報を出力するたびに、 出力を停止してユーザからの入力を求めます。 出力を継続したい場合は <RET>キーを押し、 残りの出力を破棄したい場合はqを入力します。 また、 画面幅の設定によって、 どこで行を折り返すかが決まります。 GDBは、 単純に次の行に折り返すのではなく、 出力の内容に応じて読みやすいところで折り返すよう試みます。

通常GDBは、 termcapデータベースとTERM環境変数の値、 さらに、 stty rowsstty colsの設定から、 画面の大きさを知っています。 この結果が正しくない場合、 set heightコマンドとset widthコマンドで画面の大きさの設定を変更することができます。

set height lpp
show height
set width cpl
show width
これらのsetコマンドは、 画面の高さをlpp行に、 幅をcpl桁に指定します。 関連するshowコマンドが、 現在の設定を表示します。

ゼロ行の高さを指定すると、 GDBは出力がどんなに長くても、 出力途中で一時停止することをしません。 これは、 出力先がファイルやエディタのバッファである場合に便利です。

同様に、 `set width 0'を指定することによって、 GDBに行の折り返しを行わせないようにすることもできます。