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16.5 入力方式の選択

C-\
選択されている入力方式をオン/オフする。
C-x <RET> C-\ method <RET>
カレントバッファに対して新しい入力方式を選択する。
C-h I method <RET>
C-h C-\ method <RET>
入力方式methodについて説明する(describe-input-method)。 デフォルトでは、(あれば)現在の入力方式を説明する。 この説明で、ある入力方式の使い方の詳細がわかるはず。
M-x list-input-methods
使用可能なすべての入力方式の一覧を表示する。

カレントバッファに対する入力方式を選ぶには、 C-x <RET> C-\set-input-method)を使います。 このコマンドは、ミニバッファで入力方式名を読みます。 その名前は、通常、一緒に使うことを意図された言語環境で始まります。 変数current-input-methodは、どの入力方式を選択したかを記録します。

入力方式は、非ASCII文字を入力するために、さまざまなASCII文字の列を使います。 ときには、一時的に入力方式をオフにできると便利なこともあります。 そうするには、C-\toggle-input-method)と打ちます。 入力方式をふたたびオンにするには、C-\をもう一度打ちます。

C-\を打ったときに、入力方式をまだ選択していないと、 入力方式を指定するように聞いてきます。 これは、入力方式を指定するために C-x <RET> C-\を使うのと同じ効果があります。

言語環境を選択すると、さまざまなバッファで使う デフォルトの入力方式を指定します。 デフォルトの入力方式を指定してあれば、 C-\と打てばカレントバッファでそれを選択できます。 変数default-input-methodは、デフォルトの入力方式を指定します (nilは入力方式なしの意味)。

アルファベット文字に対するいくつかの入力方式は、 その文字向けに一般的に使用されるさまざまなキーボード配列を エミュレートするようにキーボードを (実質的に)マッピングし直すことで動作します。 マッピングし直す方法は、あなたの実際のキーボード配列に依存します。 使っているキーボード配列を指定するには、 コマンドM-x quail-set-keyboard-layoutを使います。

使用可能なすべての入力方式の一覧を表示するには、 M-x list-input-methodsと打ちます。 この一覧には、モード行に表示される入力方式を表す文字列を含めて、 各入力方式についての情報が示されます。