9.4.2.3 定数
GDBでは、
Modula-2の定数を以下のような方法で表現することができます。
- 整数型の定数は、
単に数字が連続したものです。
式の中で使用された場合、
定数は、
式の他の部分と互換性のある型を持つものとみなされます。
16進数の整数は末尾に`H'を付加することで、
また、
8進数の整数は末尾に`B'を付加することで指定されます。
- 浮動小数点型の定数は、
連続した数字、
その後ろに小数点、
さらにその後ろに連続した数字が続くものです。
場合によっては、
この後ろに指数部を指定することができます。
指数部の形式は`E[+|-]nnn'で、
`[+|-]nnn'の部分で希望する指数を指定します。
浮動小数点型定数のすべての数字は、
有効な10進数値でなければなりません。
- 文字型定数は、
単一引用符(
'
)または2重引用符("
)で囲まれた単一文字より成ります。
文字型定数は、
その文字の序数値
(通常はascii値)
の後ろに`C'を付加することで表現することもできます。
- 文字列型定数は、
単一引用符(
'
)または2重引用符("
)で囲まれた連続する文字から成ります。
C言語のスタイルでのエスケープ・シーケンスも使用できます。
エスケープ・シーケンスに関する簡単な説明については、
See C and C++ constants。
- 列挙型定数は、
列挙識別子から成ります。
- ブール型定数は、
識別子
TRUE
およびFALSE
から成ります。
- ポインタ型定数は、
整数値だけから成ります。
- 集合型定数は、
まだサポートされていません。