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@anchor
:相互参照のターゲット任意に定義する
アンカー(anchor)は,相互参照が参照可能な,まるでノードのようなドキュ
メント内の位置です.@anchor
コマンドでアンカーを作成し,普通のカッ
コで分離された引数としてラベルを与えます.例えば,以下のようになります.
This marks the @anchor{x-spot}spot. ... @xref{x-spot,,the spot}.
以下を生成します.
This marks the spot. ... See [the spot], page 1.
御覧のように,@anchor
コマンド自身は出力を生成しません.この例は
アンカー`x-spot'だけを,単語`スポット'の直前に定義します.その後で,後述
の@xref
や,その他の相互参照を使用して参照することが可能になりま
す.相互参照の詳細は,See Cross References.
@anchor
コマンドを参照する位置の直前に置くのが最善です.そうする
ことで,読者の目はアンカーにジャンプしたとき正しいテキストに導かれます.
@anchor
コマンドを単独行に置くことでソースの可読性が改善される場
合は,そうすることもできます.@anchor
後のスペースは常に無視され
ます.
アンカー名とノード名は衝突してはいけません.アンカーとノードは同じように
扱われることもあります.例えば,スタンドアローンInfoのgoto-node
コ
マンドは,アンカー名やノード名を引数としてとります.
(See goto-node.)