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2.3 ファイルのセクションの構造を見る

C-c C-sコマンド(texinfo-show-structure)を使用して,Texinfo ファイルのセクションの構造を表示することが可能です.このコマンドは, @chapter@sectionのような,@-コマンドで始まる行をリス トアップし,Texinfoファイルのセクションの構造を表示します.それは,結果 として目次を構成します.これらの行は,`*Occur*'と呼ばれる別のバッファ に表示されます.そのバッファでTexinfoファイルの関連する場所に移動するた め,行の一つにカーソルを配置しC-c C-cコマンド (occur-mode-goto-occurrence)を使用することが可能です.

C-c C-s
M-x texinfo-show-structure
Texinfoファイルの@chapter@section,そしてそれに類似し た行を表示します.
C-c C-c
M-x occur-mode-goto-occurrence
*Occur*バッファのカーソルの下の行に関連する,Texinfoファイルの行 に移動します.

C-u C-c C-sを入力し,プレフィクス引数を付けて texinfo-show-structureを呼び出す場合,@chapter@section,そしてこれに類する@-コマンドがある行だけでなく, @node行もリストアップします.@node行の,`Next', `Previous',そして`Up'ポインタが正しいかどうか調査するため, texinfo-show-structureにプレフィクスを付けて使用することが可能で す.

マニュアルの作業中,現在の章の構造のみに興味があることもよくあります.こ の場合,C-x n n(narrow-to-region)コマンドを使用し,興味があ るバッファの領域を区別することが可能で,texinfo-show-structureは その領域のみで動作します.再びバッファの領域全体を見るため,C-x n w(widen)を使用してください.(コマンドの制限は, See Narrowing.)

texinfo-show-structureコマンドの提供に加えて,Texinfoモードは,章 レベルの@-コマンドに一致するページ分離変数の値を設定します.これで, C-x ](forward-page)とC-x [ (backward-page)コマ ンドを前後の章に移動するために使用したり,C-x p (narrow-to-page)コマンドを章を小さくするために使用したりすること が可能です.ページコマンドの詳細は,See Pages.