18.4.2 ヒストリを操作するためのコマンド
accept-line (Newline, Return)
- カーソルの位置がどこにあっても、
その行を受け取ります。
この行が空行ではない場合、
それをヒストリ・リストに追加します。
この行がヒストリ行である場合は、
そのヒストリ行を最初の状態に復元します。
previous-history (C-p)
- ヒストリ・リストを1つ上に移動します。
next-history (C-n)
- ヒストリ・リストを1つ下に移動します。
beginning-of-history (M-<)
- ヒストリの最初の行に移動します。
end-of-history (M->)
- 入力ヒストリの最後の行、
すなわち、
現在入力中の行に移動します。
reverse-search-history (C-r)
- カレント行から始めて上の方向へ検索を行います。
必要に応じてヒストリの上の方へ移動します。
インクリメンタルな検索を行います。
forward-search-history (C-s)
- カレント行から始めて下の方向へ検索を行います。
必要に応じてヒストリの下の方へ移動します。
インクリメンタルな検索を行います。
non-incremental-reverse-search-history (M-p)
- カレント行から始めて、
必要に応じてヒストリの上の方へ移動しつつ、
非インクリメンタルな検索を使って、
ユーザによって提供された文字列を上の方向へ検索します。
non-incremental-forward-search-history (M-n)
- カレント行から始めて、
必要に応じてヒストリの下の方へ移動しつつ、
非インクリメンタルな検索を使って、
ユーザによって提供された文字列を下の方向へ検索します。
history-search-forward ()
- カレント行の先頭からカレントなカーソル位置
(ポイント)
までの間の文字列を、
ヒストリの中で下の方向へ検索します。
これは、
非インクリメンタルな検索です。
デフォルトでは、
このコマンドはバインドされていません。
history-search-backward ()
- カレント行の先頭からポイントまでの間の文字列を、
ヒストリの中で上の方向へ検索します。
これは、
非インクリメンタルな検索です。
デフォルトでは、
このコマンドはバインドされていません。
yank-nth-arg (M-C-y)
- 1つ前に実行されたコマンドの最初の引数
(通常は、
1つ前の行の2つめの単語)
を挿入します。
引数nを指定すると、
1つ前に実行されたコマンドのn番目の単語を挿入します
(1つ前に実行されたコマンドの中の最初の単語を、
0番目の単語とします)。
負の値を引数に指定すると、
1つ前に実行されたコマンドの後ろから数えてn番目の単語を挿入します
yank-last-arg (M-., M-_)
- 1つ前に実行されたコマンドの最後の引数
(1つ前のヒストリ・エントリの最後の単語)
を挿入します。
引数を指定すると、
yank-nth-arg
と同じように動作します。
yank-last-arg
を連続して実行すると、
ヒストリ・リストを遡って移動していきます。
したがって、
各行の最後の引数が順番に挿入されていきます。