前: Menu Example, 上: Menus
ノード名の直前のカッコにファイル名を書くことで,Infoの読者が他のInfoファ イルのノードへ行くことを可能にするメニュー項目を作成することが可能です. この場合,三つの部分のメニュー項目の書式を使用するべきで,それで読者はファ イル名を入力することを省略できます.
書式は,以下のようになります.
@menu * first-entry-name:(filename)nodename. description * second-entry-name:(filename)second-node. description @end menu
例えば,Emacs Manualで直接`Outlining'と`Rebinding'ノー ドを参照するため,メニューを以下のように書きます.
@menu * Outlining: (emacs)Outline Mode. The major mode for editing outlines. * Rebinding: (emacs)Rebinding. How to redefine the meaning of a key. @end menu
ノード名をリストアップせずファイル名だけにする場合,Infoは`Top'ノードを 参照しているものと推測します.
Infoのメインメニューを含むdirファイルには,ファイル名のみを列挙し たメニュー項目があります.これで,それぞれのInfoドキュメントの`Top'ノー ドへ直接行くことができます(see Installing an Info File).
例えば,以下のようになります.
* Info: (info). Documentation browsing system. * Emacs: (emacs). The extensible, self-documenting text editor.
(Infoシステムのためのdirのトップレベルディレクトリは,Texinfoファ イルではなくInfoファイルですが,メニュー項目はどちらの形式のファイルでも 同じように見えます.)
GNU Emacs Texinfoモードでのメニュー更新コマンドは,現在のバッファのノー ドでのみ動作するので,他のファイルを参照するメニューを作成するために使用 することは不可能です.そのようなメニューは手で書く必要があります.