次: Group Definitions, 前: Customization, 上: Customization
(変数やグループ、フェイスの)すべての種類のカスタマイズ宣言では、 さまざまな情報を指定するためのキーワード引数を受け付けます。 本節では、全種類に適用できるキーワードを説明します。
:tag
を除くこれらのキーワードすべては、各項目で複数回使えます。
キーワードのそれぞれの使用には、独立の効果があります。
キーワード:tag
は例外です。
任意の項目には名前を1つしか表示できないからです。
:tag
name:group
groupdefgroup
の中で:group
を使うと、
新たなグループをgroupの下位グループにする。
このキーワードを複数回使うと、
1つの項目を複数のグループに入れることができる。
それらのグループのどれを表示しても、この項目が表示される。
これを多用しすぎないように注意すること!
:link
link-datalink-dataとして使えるものは3種類ある。
(custom-manual
info-node)
"(emacs)Top"
のようなノード名を指定する文字列。
リンクは、カスタマイズバッファでは`[manual]'のように表示される。
(info-link
info-node)
custom-manual
と同様であるが、
カスタマイズバッファに現れるリンクはinfoのノード名になる。
(url-link
url)
link-dataの先頭要素のうしろに:tag
nameを使うことで、
カスタマイズバッファに使うテキストを指定できる。
たとえば、(info-link :tag "foo" "(emacs)Top")
とすると、
バッファでは`foo'と表示されるEmacsマニュアルへのリンクを作れる。
1つの項目に複数個の外部リンクがあってもよいが、
ほとんどの項目には外部リンクはない。
:load
fileload-library
でロードする。
:require
featurerequire
を呼び出す。
:require
を使うもっとも一般的な理由は、
変数がマイナモードなどの機能をオンにするとき、
そのモードを実装するコードをロードしてないと、
変数にはなんの効果もないからである。