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27.13.1 gnusのバッファ

ふつうのEmacsのパッケージと違って、 gnusは多数の異なるバッファを使って情報を提示したり ユーザーのコマンドを受け取ります。 ユーザーがもっとも多くの時間を使うことになるバッファは、 グループバッファサマリバッファ記事バッファの3つです。

グループバッファはニュースグループの一覧です。 gnusが起動すると、まずこのバッファが表示されます。 通常はユーザーが購読していて、かつ、 未読記事が存在するグループだけが表示されます。 このバッファでグループを選択します。

サマリバッファは選択したグループ内の1つの記事につき 1行の情報を表示します。 デフォルトでは、各記事の投稿者、題目、行数が表示されますが、 gnusのほとんどの表示内容と同様にこの表示内容はカスタマイズできます。 グループバッファでグループを選択するとサマリバッファが作られ、 グループから出ると削除されます。 サマリバッファを使って記事を選択します。

記事バッファは記事を表示します。 gnusの普通の使い方では、このバッファを選択することはありません。 記事を操作対象とするコマンド群はサマリバッファで動作します。 しかし、望むなら、記事バッファに切り替えて、 そこでgnusのコマンドを実行することも可能です。