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2.9 EmacsのInfoモードの照合

以下の変数で,EmacsでのInfoモードの動作を修正してもかまいません.一つま たは複数のこれらの値を,対話的に,または~/.emacs初期化ファイルで 設定してもかまいません.See Examining and Setting Variables. スタンドアローンのInfoリーダプログラムには,Manipulating Variablesに記述されている独自の変数セッ トがあります.

Info-directory-list
Infoファイルを探すディレクトリリストです.それぞれの項目は文字列(ディレ クトリ名)またはnil(デフォルトディレクトリを試します)です.初期化 されていない場合は,それを初期化するためにInfoはユーザ変数INFOPATH を使用し,環境変数INFOPATHが無い場合は, Info-default-directory-listを使用します.

EmacsのInfoモードとスタンドアローンのInfoで,Infoが検索するディレクトリ のリストをカスタマイズしたい場合,両方のプログラムに適用される INFOPATH環境変数を設定するのが最も良い方法です.

Info-additional-directory-list
Infoドキュメントファイルを検索する追加のディレクトリリストです.これらの ディレクトリは,dirファイルにマージするために検索されません.
Info-fontify
nilではない値に設定されるとき,Infoファイルの強調が利用可能です. デフォルトはtです.info-nodeinfo-xrefinfo-header-xrefinfo-header-nodeinfo-menu-5info-menu-header,そしてinfo-title-n-face(nは セクションレベルで,1から4の間の数です)の概観をカスタマイズすることで, 強調の見え方を変更することが可能です.概観をカスタマイズするため, M-x customize-face <RET> face <RET>と入力して, faceはここでリストアップされているものの一つにしてください.
Info-use-header-line
nilでない場合,EmacsはInfoバッファのヘッダ行表示に`Next', `Prev',そして`Up'のリンクを書き込みます.ヘッダ行はバッファに 留まっていて,スクロールされず,これらのリンクは常に見えている状態になり ます.
Info-scroll-prefer-subnodes
nilでない値に設定されている場合,メニューでの<SPC>と <BACKSPACE>(または<DEL>)キーで,キーに対応して最後や最初にスクロー ルする前に,現在のノードのサブノードに移動します.例えば,画面にノードの メニューがある場合,次の<SPC>で次のメニュー項目で示されているサブノー ドに移動します.このオプションをnilに設定することで,スタンドアロー ンのInfoリーダに似た動作になり,現在のノードの終りで入力したときだけ,最 初のサブノードに移動します.デフォルトはtです.
Info-enable-active-nodes
nilでない値が設定されているとき,ノードに関連付けされたLispコード をInfoが実行すること可能にします.Lispコードはノードが選択されたとき実行 されます.実行されるLispコードにはノードデリミタ(`DEL'文字)と以下の ような`execute: 'タグを続けるべきです.
          ^_execute: (message "This is an active node!")
     

Info-enable-edit
nilに設定し,`e'(Info-edit)コマンドを利用不可にします. nilでない値では,それが可能です.See Edit.