次: inforef, 前: ref, 上: Cross References
@pxref
丸カッコの参照コマンド@pxref
は,@xref
とほとんど同じです
が,丸カッコの中でのみ使用し,コマンドの閉じカッコの後にカンマや
ピリオドを入力しません.コマンドは二つの点で@xref
と異なり
ます.
書式化の一つの形式は自動的に閉じる句読点を挿入し,もう一つはそうしないの
で,@pxref
は他の文の一部として丸カッコ内でのみ使用すべき
です.また,@xref
で行うような,参照後に句読点を挿入すべきではあ
りません.
@pxref
は,印刷物とInfoファイルの両方で出力が正しく見え,丸カッコ
が正しく動作するように設計されています.印刷されたマニュアルでは,閉じる
カンマやピリオドは丸カッコ内の相互参照の後に続きません.そのような句読点
は間違いです.しかしInfoファイルでは,適切な閉じる句読点をInfoが終りとし
て認識できるように,相互参照に続ける必要があります.@pxref
で,出
力の一つの形式に終端を置きそれ以外では置かないため,複雑な方法を使用する
ことから免除されます.
一つの引数を用いた丸カッコ相互参照は以下のようになります.
... storms cause flooding (@pxref{Hurricanes}) ...
それは,以下を生成します.
... storms cause flooding (*Note Hurricanes::) ...
そして,以下を生成します.
... storms cause flooding (see Section 6.7 [Hurricanes], page 72) ...
二つの引数を用いた丸カッコ相互参照は,以下のようなテンプレートになります.
... (@pxref{node-name, cross-reference-name}) ...
それは,以下を生成します.
... (*Note cross-reference-name: node-name.) ...
そして,以下を生成します.
... (see Section nnn [node-name], page ppp) ...
@pxref
は@xref
のように,最大五つの引数を使用することが可能
です(see @xref
).
注意してください:@pxref
は,丸カッコの参照としてのみ使用 してください.@pxref
を文の文節として使用しようとしないでください. それは,Infoファイル,印刷物,またはその両方で悪く見えます.また,丸カッコ相互参照は文の終りでも最善のようです.文中に書くこともでき ますが,その場所はテキストの流れを分断します.