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12.5 mknod: ブロックやキャラクタ特殊ファイルの作成

mknodは,FIFO,キャラクタ特殊ファイルや,ブロック特殊ファイ ルを指定された名前で作成します.概要です.

     mknod [option]... name type [major minor]

上記の“特殊ファイル形式”と異なり,特殊ファイル(special file)と いう用語は,Unix上で技術的な意味があります.それはデータを生成または受 信するものです.これは通常,ハードウェアの物理的な部分に対応します. (これらのファイルは,通常,システム設定時に作成されます.) mknodコマンドは,この形式のファイルを作成するものです.その ようなデバイスは,一度に一文字または一度に一“ブロック”(多くの文字)読 み込むことが可能で,そのため,ブロック特殊(block special)ファイ ルとキャラクタ特殊(character special)ファイルがあると我々は述べ ています.

nameの後の引数は作成するファイルの形式を指定します.

`p'
FIFOに対応します.
`b'
ブロック特殊ファイルに対応します.
`c'
キャラクタ特殊ファイルに対応します.

ブロックやキャラクタ特殊ファイルを作成しているとき,メジャーとマイナー デバイス番号をファイル形式の後に与える必要があります.メジャーまたはマ イナーのデバイス番号が`0x'や`0X'で始まる場合,それは16進数と して解釈されます.それ以外で`0'で始まる場合は八進数,それ以外では 十進数です.

プログラムは以下のオプションも受け入れます.Common optionsも参照 してください.

`-m mode'
`--mode=mode'
作成されるファイルのモードをmodeに設定し,それはchmod で設定する抽象的なもので,`a=rw'から目的のポイントのためにumaskの ビットセットを引いたものを使用します.See File permissions.

終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.