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8.1 レジスタに位置を保存する

位置を保存するとは、 あとで戻ってこられるようにバッファ中の位置を記録することです。 保存した位置に移動すると、そのバッファに切り替えてから ポイントをその位置に移動します。

C-x r <SPC> r
ポイント位置をレジスタrに保存する(point-to-register)。
C-x r j r
レジスタrに保存した位置に移動する(jump-to-register)。

ポイントの現在位置をレジスタに保存するには、名前rを選んでから、 C-x r <SPC> rと打ちます。 他のものを保存するまで、 レジスタrはこうして保存した位置を保持し続けます。

コマンドC-x r j rは、 レジスタrに記録した位置にポイントを移動します。 レジスタは変わらず、同じ位置を記録し続けます。 何度でも保存した位置に移動できます。

C-x r jを使って保存位置に移動しようとしたとき、 その対象となるバッファがすでに消去されていた場合には、 C-x r jは同じファイルを訪問するバッファを作成し直そうとします。 もちろん、これはファイルを訪問したバッファに対してのみ働きます。