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2.3.16 自動ロード型

自動ロードオブジェクト(autoload object)は、 先頭要素がシンボルautoloadであるリストです。 実際の定義のかわりにシンボルの関数定義として使われ、 必要なときにロードすべき実際の定義を収めたLispコードファイルを示します。 自動ロードオブジェクトには、ファイル名に加えて、 実際の関数定義に関する他の情報も入っています。

ファイルをロードし終えると、 シンボルには、自動ロードオブジェクトではない新たな関数定義が入ります。 この新たな定義を始めからあったかのように呼び出します。 ユーザーの視点からは、ロードしたファイル内の関数定義を使って、 予想どおりに関数呼び出しが行われます。

自動ロードオブジェクトは、普通、関数autoloadで作ります。 この関数は、シンボルの関数セルにオブジェクトを格納します。 より詳しくは、See Autoload