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3.3.3 問い合わせ

ユーザに単一のファイル上でコマンドを実行するかどうかを尋ねるため, findのプライマリ`-execdir'の代わりに`-okdir'を,そして findのプライマリ`-exec'の代わりに`-ok'を使用することが 可能です.

— Action: -okdir command ;

`-execdir'に似ていますが(see Single File),ユーザに(標準入力上 で)最初に尋ねます.応答が`y'や`Y'で始まらない場合,コマンドを 実行せず,偽を返します.

— Action: -ok command ;

この,余りセキュリティーの高くない`-okdir'アクションの亜種は, POSIXで指定されているものです.主な違いは,findが呼び出されたディ レクトリでコマンドが実行されるということで,`{}'が,マッチしたファ イルのベース名ではなく,開始ディレクトリからの相対パスに展開されること を意味します.

単一のコマンドで複数のファイルを処理する時,ユーザに問い合わせるため, xargsに以下のオプションを与えます.このオプションを使用する時, コマンドの呼出ごとに処理するファイルの数を制御することが役に立つと分か るでしょう.

--interactive
-p
ユーザにそれぞれのコマンドラインを実行するかどうかプロンプトを表示し, 端末から一行読み込みます.応答が`y'や`Y'で始まる場合のみコマ ンドラインを実行します.暗黙に`-t'が指定されます.