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7.3.3 キャッシュのチェックポイント方法

configureスクリプトやconfigure.acから呼び出されるマクロ がコンフィグレーション処理を中断する場合,二,三回AC_CACHE_SAVEを 使用して,キーポイントでキャッシュのチェックポイントにすることが役に立ち ます.そうすると,(おそらく)前に異常終了を引き起こしたエラーを修正するこ とで,configureスクリプトを再実行する時間が大幅に削減されます.

— マクロ: AC_CACHE_LOAD

既存のキャッシュファイルから値をロードしたり,キャッシュファイルがない場 合は新しいキャッシュファイルを作成したりします.自動的にAC_INITか ら呼び出されます.

— マクロ: AC_CACHE_SAVE

キャッシュファイルに全てのキャッシュ値を書き込みます.自動的に AC_OUTPUTから呼び出されますが,configure.acのキーポイント でAC_CACHE_SAVEを呼び出すことは,大変役に立つはずです.

例えば,以下のようにします.

      ... AC_INIT, etc. ...
     # Checks for programs.
     AC_PROG_CC
     AC_PROG_GCC_TRADITIONAL
      ... more program checks ...
     AC_CACHE_SAVE
     
     # Checks for libraries.
     AC_CHECK_LIB(nsl, gethostbyname)
     AC_CHECK_LIB(socket, connect)
      ... more lib checks ...
     AC_CACHE_SAVE
     
     # Might abort...
     AM_PATH_GTK(1.0.2,, [AC_MSG_ERROR([GTK not in path])])
     AM_PATH_GTKMM(0.9.5,, [AC_MSG_ERROR([GTK not in path])])
      ... AC_OUTPUT, etc. ...