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lsプログラムは,ファイル(のすべての形式で,ディレクトリを含 む)に関する情報をリストアップします.オプションとファイル引数は,通常 のものと同様,任意に混ぜることが可能です.
オプションの無いコマンドラインのディレクトリ引数に対し,lsは デフォルトで,ディレクトリの内容をリストアップし,それは再帰的ではなく, `.'で始まる名前を持つファイルは除外しています.他のオプションの無 い引数に対し,lsはデフォルトで,そのファイル名のみをリストアッ プします.オプションではない引数が指定されない場合,lsは現在 のディレクトリの内容をリストアップします.
デフォルトで,出力はアルファベット順に出力され,それはロカールの設定に 影響されます.1 標準出力が端末の場合,出力は(垂直方向にソートされた)列になり,制御文字 は疑問符として出力されます.それ以外の場合,出力は一行ごとにリストアッ プされ,制御文字はそのままになります.
lsはあまりに基本的なプログラムなので,数年かけて多くのオプショ ンを蓄積してきました.それらは以下のサブセクションで記述します.それぞ れのセクションで,オプションはアルファベット順に(大文字小文字を無視し て)リストアップされています.オプションをサブセクションに分けることは 絶対ではなく,それは,一つ以上のlsの処理の局面に影響するため です.
終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.
Common optionsも参照してください.
[1] POSIXロカールにではないものを使用し ている(例えば,LC_ALLを`en_US'に設定している)場合, ls は慣れているものとは異なる並べ替えの出力を生成する可能性 があります.そのような状況では,LC_ALLを`C'に設定して下さい.