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2.7 リポジトリのバックアップ

リポジトリ中のファイルに関して、特に魔法のような事はありません。ほとん どの場合、他のファイルと同様にバックアップできます。しかし、考慮すべき 点も幾つかあります。

最初の点は偏執的で、バックアップ中には cvs を使用しないか、バック アップ中はバックアッププログラムに cvs をロックさせる必要がありま す。cvs を使わないために、リポジトリを操作できるマシンへのログイ ンを禁止したり、cvs サーバを停止したり、同様な機構を利用するかも しれません。詳細はあなたのオペレーティングシステムと、cvs を設定 した方法に依存します。cvs をロックするためには、#cvs.rfl ロックをそれぞれのリポジトリのディレクトリに作成するでしょう。このよう に言ってきましたが、これらの事前注意をせずにただバックアップを行なって も、結果が特に悲惨になる可能性はあまりありません。バックアップから復元 すると、リポジトリは不整合状態になるかもしれませんが、手で修正すること が非常に難しいということは無いでしょう。

リポジトリをバックアップから復元し、リポジトリ中の変更がバックアップ時 から変更されていると仮定すると、失敗に影響を受けなかったディレクトリは 今やリポジトリに存在しなくなってしまったリビジョンを参照しているかもし れません。そのようなディレクトリで cvs を実行しようとすると、普通 はエラーメッセージを出力します。これらの変更をもう一度リポジトリに戻す 方法の一つに以下のようなものがあります: