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4.7 Makefileへの代入

コンパイルされたりインストールされたりするものを含んでいる,配布物のそれ ぞれのサブディレクトリには,configureがそのディレクトリに Makefileを作成するためのファイルMakefile.inを配置すべきで す.Makefileを作成するために,Makefile.inの `@variable@'をconfigureが決定したその変数の値に置 換しながら,configureは単純な変数の代入を行います.このように して出力ファイルに代入される変数は,出力変数(output variable)と呼 ばれます.それらはconfigureで設定される普通のシェル変数です. configureが特定の変数を出力ファイルに代入するように,変数名を 引数としてAC_SUBSTマクロを呼び出す必要があります.他の変数に対す る`@variable@'が変化することはありません.AC_SUBSTを 用いた出力変数の作成方法の詳細は,See Setting Output Variables.

configureスクリプトを使用しているソフトウェアパッケージは,ファ イルMakefile.inと一緒に配布すべきですが,Makefileは配布す べきではありません.つまり,ユーザはコンパイルする前にローカルシステムに 対して,正しくパッケージをコンフィグレーションする必要があります.

Makefileに書くものの詳細はSee Makefile Conventions.