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12.7.7.1 スナップショットの作成と使用

スナップショットに対しては、基本的なコマンドが2つあります。 1つは名前を指定してスナップショットを作り、 もう1つは指名したスナップショットを取り出すことです。

C-x v s name <RET>
カレントディレクトリやその下に置いてある登録されたファイルの それぞれの保存された最新版をnameという名前の スナップショットとして定義する (vc-create-snapshot)。


C-x v r name <RET>
カレントディレクトリやその下に置いてある登録されたファイルすべてについて、 スナップショットnameに対応する版を選択する。

カレントディレクトリやその下に置いてある登録されたファイルのいずれかが ロックされていると、このコマンドは何も変更せずにエラーを報告する。 これは、進行中の作業結果を上書きしてしまうことを避けるため。

スナップショットはとても少量の資源しか使いません。 ファイル名一覧とスナップショットに属する版番号を 記録するに十分な量だけでいいのです。 したがって、使いものになるものをスナップショットにすることを 躇うことはありません。

C-x v =C-x v ~(see Old Versions)の引数として、 スナップショットの名前を指定できます。 したがって、スナップショットと現在のファイル、あるいは、 2つのスナップショット同士、あるいは、 指定した名前の版とスナップショット同士を比較できます。