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11.1 誤りの訂正

<DEL>
ポイントの直前の文字を削除する(delete-backward-char)。
M-<DEL>
ポイントの直前の単語をキルする(backward-kill-word)。
C-x <DEL>
ポイントから文の先頭までをキルする(backward-kill-sentence)。

<DEL>文字(delete-backward-char)は もっとも重要な訂正コマンドです。 ポイントの直前にある文字を削除します。 自己挿入文字のコマンドに続けて<DEL>を打つと、 そのコマンドを取り消すと考えることができます。 しかし、コマンドを取り消す一般的な方法は<DEL>であるなどと 誤解しないでください。

まちがいが数文字よりも長いときには、 M-<DEL>C-x <DEL>を使うほうが便利でしょう。 M-<DEL>は直前の単語の先頭までをキルし、 C-x <DEL>は直前の文の先頭までをキルします。 文を書いている途中で気が変わったときには、 C-x <DEL>が特に便利です。 M-<DEL>C-x <DEL>は、 キルしたテキストをC-yM-yで戻せるように保存します。 See Yanking

何を打とうとしているのか混乱したりわからなくなったりしたときには、 打ちまちがいがたとえ数文字であってもM-<DEL>はとても便利です。 このような場合、画面を見ながらでないと<DEL>では訂正できません。 M-<DEL>ならば、ほとんど何も考えずに単語全体をキルして、 入力を再開できます。