本節では、PHPを OpenBSD にイン ストールする場合に固有の注意事項とヒントについて説明します。
OpenBSDにPHPをインストールするには、バイナリパッケージを使用することが 推奨されておりまたもっとも簡単な方法です。 コアパッケージは他の種々のモジュールと分けられており、別個に独立して インストールまたは削除することができます。OpenBSDのCDやFTPサイトから 必要なファイルを見つけることができます。
インストールに必要なメインのパッケージはphp4-core-4.2.3.tgz です。これには基本エンジン(とgettextとiconv)が含まれています。次に、 php4-mysql-4.2.3.tgzや php4-imap-4.2.3.tgzのようなモジュールパッケージを 探してください。これらのモジュールを php.ini上で有効/無効にするには phpxsを使用する必要があります。
OpenBSDのバイナリパッケージに関する詳細はマニュアルの packages(7)を ご覧ください。
portsツリーを使ってPHPのソースを コンパイルすることもできます。ただしこの方法はOpenBSDに詳しいユーザにのみ 推奨されます。PHP4ポートはcore, extensions, peraの3つのサブディレクトリに 分割されています。extensionsディレクトリはサポートされている全てのPHP モジュールのサブパッケージを生成します。 これらのうちのいくつかのモジュールを生成したくない場合には、 no_* FLAVOR を使用してください。例えば、imapモジュール のビルドをスキップするにはFLAVOR を no_imapに セットします。
OpenBSDの過去のリリースは、静的にリンクされたPHPをコンパイルするた めにFLAVORSシステムを使用していました。 この方法で、バイナリパッケージを作成することは困難なため、この方法 は現在は使用されていません。 まだ、古い安定したportsツリーを使用することもできますが、これらは OpenBSDチームによりサポートされていません。 これに関するコメントがある場合、portの現在の管理者は Anil Madhavapeddyです。