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A.5 環境変数

ここでは、Emacsがどうのように環境変数を使うか説明します。 環境変数とは、オペレーティングシステムからEmacsへ渡される文字列であり、 環境変数の集まりが環境です。 環境変数名では大文字小文字を区別し大文字だけを使う習慣があります。

環境変数はオペレーティングシステムが与えるものなので、 それらを設定する一般的な方法はありません。 設定方法は、オペレーティングシステム、特に、使用するシェルに依存します。 たとえば、bashを使って環境変数ORGANIZATIONに `not very much'を設定するにはつぎのようにします。

     export ORGANIZATION="not very much"

cshやtcshの場合にはつぎのようにします。

     setenv ORGANIZATION "not very much"

EmacsがXウィンドウシステムを使うようになっている場合には、 EmacsはXライブラリから非常に多数の環境変数を受け継ぎます。 詳しくはXのドキュメントを参照してください。