18.4.3 テキストを変更するためのコマンド
delete-char (C-d)
- カーソル位置にある文字を削除します。
カーソルが空行の先頭にあり、
最後に入力された文字が
delete-char
にバインドされていない場合は、
EOF
を返します。
backward-delete-char (Rubout)
- カーソル位置の前にある文字を削除します。
数値引数を指定すると、
文字を削除するのではなくキル(kill)するよう指示したことになります。
quoted-insert (C-q, C-v)
- このコマンドに続けて入力する文字をそのまま行に追加します。
これが、
例えば<C-q>のようなキー・シーケンスを挿入する方法です。
tab-insert (M-TAB)
- タブを挿入します。
self-insert (a, b, A, 1, !, ...)
- その文字自身を挿入します。
transpose-chars (C-t)
- カーソルの前にある文字をドラッグして、
カーソル位置にある文字の後ろに持っていきます。
カーソル自身も同様に前進させます。
挿入ポイントが行末にある場合には、
行の最後の2文字を入れ替えます。
負の引数を与えても機能しません。
transpose-words (M-t)
- カーソルの前にある単語をドラッグして、
カーソルの後ろにある単語の後ろに持っていきます。
カーソル自身も、
カーソルの後ろにある単語の後ろに移動します。
upcase-word (M-u)
- カレントな
(あるいは、
その1つ後ろの)
単語の中のすべての文字を大文字に変換します。
負の引数を指定すると、
1つ前の単語の中のすべての文字を大文字に変換しますが、
カーソルは移動しません。
downcase-word (M-l)
- カレントな
(あるいは、
その1つ後ろの)
単語の中のすべての文字を小文字に変換します。
負の引数を指定すると、
1つ前の単語の中のすべての文字を小文字に変換しますが、
カーソルは移動しません。
capitalize-word (M-c)
- カレントな
(あるいは、
その1つ後ろの)
単語の先頭文字を大文字に、
それ以外の位置にある文字を小文字に変換します。
負の引数を指定すると、
1つ前の単語に対して同様の変換を行いますが、
カーソルは移動しません。