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38.13 通常の画面表示慣習

通常の画面表示慣習は、各文字コードをどのように表示するかを定義します。 表示テーブル(see Display Tables)を設定すれば、 これらの慣習を無効にできます。 通常の画面表示慣習をつぎに示します。

通常の画面表示慣習は、たとえ表示テーブルがあっても、 活性な表示テーブルにおいてその文字に対する項目がnilであるような 文字すべてに適用されます。 したがって、表示テーブルを設定するときには、 特別なふるまいをさせたい文字だけを指定すればよいのです。

これらの変数は、特定の文字群のスクリーンへの表示方法に影響します。 これらは文字が占めるコラム数を変化させるので、 字下げ関数にも影響します。 これらの変数は、モード行の表示方法にも影響します。 新たな値を用いてモード行の再表示を強制したいときには、 関数force-mode-line-update(see Mode Line Format)を 呼び出します。

— ユーザオプション: ctl-arrow

このバッファローカルな変数は、 コントロール文字の表示方法を制御する。 nil以外であると、`^A'のように カレットに続けて文字を表示する。 nilであると、`\001'のように バックスラッシュに続けて3桁の8進数字で表示する。

— 変数: default-ctl-arrow

この変数の値は、ctl-arrowを書き換えていないバッファ向けの ctl-arrowのデフォルト値である。 see Default Value

— ユーザオプション: tab-width

この変数の値は、Emacsのバッファ内のタブ文字の表示に使う タブストップの間隔である。 デフォルトは8である。 この機能は、コマンドtab-to-tab-stopで設定する ユーザー設定可能なタブストップとはまったく独立であることに注意。 see Indent Tabs