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18.2.1 Readlineの基本

行内に文字を入力するには、 単にその文字をタイプします。 タイプされた文字はカーソルの位置に表示され、 カーソルは1桁分右へ移動します。 1文字打ち間違えた場合は、 削除文字(erase character)を使って、 後退しながら打ち間違えた文字を削除することができます。

ときには、 本当は入力したかった文字を入力せず、 その誤りに気が付くことなく、 さらに数文字を入力してしまうということがあります。 このような場合には、 <C-b>によってカーソルを左に移動し、 誤りを訂正することができます。 訂正後、 <C-f>によってカーソルを右に移動することができます。

行の途中にテキストを追加すると、 挿入されたテキストのためのスペースを空けるために、 カーソルの右側にある文字が右方向に押しやられることに気がつくでしょう。 同様に、 カーソル位置にあるテキストを削除すると、 文字が削除されたために生じる空白を埋めるために、 カーソルの右側にある文字が左方向に引き戻されます。 入力行のテキストを編集するための最も基本的な操作の一覧を以下に示します。

<C-b>
1文字戻ります。
<C-f>
1文字進みます。
<DEL>
カーソルの左にある文字を削除します。
<C-d>
カーソル位置にある文字を削除します。
表示可能な文字
行内のカーソル位置にその文字を挿入します。
<C-_>
最後の編集コマンドを取り消して元に戻します。 行内に文字が無くなるまで取り消しを繰り返すことが可能です。