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20.16.5 桁位置の確認

C-c C-r
現在行の上にしばらくのあいだ『桁定規』を表示する (fortran-column-ruler)。
C-c C-w
現在のウィンドウを一時的に分割して幅を72桁にする。 一部のFortranコンパイラは1行を72文字以内に制限しているので、 このコマンドを使用すれば1行が長くなりすぎることを防げる (fortran-window-create-momentarily)。

コマンドC-c C-rfortran-column-ruler)は、 桁定規をしばらくのあいだ、現在行の上に表示します。 桁定規は、Fortranプログラムにおいて特別な意味をもつ桁位置を表す 2行のテキストです。 2行目の角括弧と中括弧で、それぞれ、行番号と文の本体の範囲を表します。 桁番号は(それらの上の)1行目に表示されます。

GNU Emacsでは桁番号をつねに0から数えることに注意してください。 その結果、桁定規に示される桁番号は、 慣れ親しんだものより1だけ小さくなります。 しかし、それらが表す位置はFortranの標準に従ったものです。

桁定規の表示に用いるテキストは、 変数indent-tabs-modeの値に依存します。 この変数の値がnilならば、 変数fortran-column-ruler-fixedの値を桁定規の表示に使います。 nil以外であれば、変数 fortran-column-ruler-tabの内容を表示に使います。 これらの変数の内容を変更すれば、桁定規の表示を変更できます。

さらに桁合わせを支援するために、 C-c C-wfortran-window-create)は、 現在のウィンドウを幅が72桁になるように横位置で分割します。 このウィンドウで編集すれば、 正しいFortranのプログラムとしては長すぎる行を即座に発見できます。