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索引を印刷するということは,マニュアルやInfoファイルの一部としてそれを含
めることを意味します.これは,@cindex
やその他の索引項目を生成す
るコマンドをTexinfoファイルで使用しているだけでは,自動的に発生しません.
それらは索引のため生データを蓄積します.索引を生成するため,
@printindex
コマンドをドキュメントの索引を書きたい場所に含める必
要があります.また,印刷されたマニュアルを作成する過程でソートされた索引
ファイルを生成する際,生データをソートするためにtexindex
と呼ばれ
るプログラム(see Hardcopy)を実行する必要もあります.ソートされた索引
ファイルは索引の印刷で実際に使用されます.
Texinfoは,前もって定義された六つの個別の形態の索引を提供していて,それ ぞれ以下の表で示す二文字の省略を用いています.しかし,索引を統合したり (see Combining Indices),独自の索引を定義(see New Indices)しても かまいません.
以下は前もって定義されている索引,その省略,そしてそれに対応する索引項目 コマンドです.
@cindex
)
@findex
)
@index
)
@kindex
)
@pindex
)
@tindex
)
@printindex
コマンドは二文字の索引の省略を引数として,対応するソー
トされた索引ファイルを読み込み,索引内に適切に書式化します.
@printindex
コマンドは索引に対する章の見出しを生成しません.した
がって,章の見出しを提供し索引を目次に含めるため,適切なセクションや章コ
マンド(通常@unnumbered
)の前に@printindex
コマンドを書くべ
きです.@unnumbered
コマンドを@node
行に前置してください.
例えば,以下のようにします.
@node Variable Index @unnumbered Variable Index @printindex vr @node Concept Index @unnumbered Concept Index @printindex cp
見つけ易くするため,概念の索引を最後に配置することを推奨します.また,読 者が見る場所を一つだけにするため,可能な限り索引を一つにすることを推奨し ます(see Combining Indices).