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28.6 すべてのフレームを探す

— 機能: frame-list

関数frame-listは、削除されていないすべてのフレームから成るリストを返す。 これは、バッファに対するbuffer-listに相当する。 得られるリストは新たに作成したものであり、 このリストを変更してもEmacs内部にはなんの効果もない。

— 機能: visible-frame-list

この関数は、現在可視のフレームだけのリストを返す。 see Visibility of Frames。 (選択されているフレームだけが実際に表示されている場合でも、 端末フレームはすべてつねに『可視』とみなす。)

— 機能: next-frame &optional frame minibuf

関数next-frameにより、 任意の位置から始めてすべてのフレームを便利に巡回できる。 巡回順の中でframeの『つぎ』のフレームを返す。 frameを省略したりnilであると、 デフォルトでは選択されているフレームを使う。

第2引数minibufは、対象とするフレームを指定する。

nil
ミニバッファ専用のフレームを除外する。
visible
すべての可視なフレームを対象にする。
0
すべての可視なフレームやアイコンにしたフレームを対象にする。
ウィンドウ
ミニバッファとして特定のウィンドウを使っているフレームのみを対象にする。
その他
すべてのフレームを対象にする。

— 機能: previous-frame &optional frame minibuf

next-frameと同様であるが、すべてのフレームを逆方向に巡回する。

Cyclic Window Orderingnext-windowprevious-windowも 参照してください。