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10.12 @noindent: 字下げを行なわない

例やその他の包含物は,段落を部分に切り分けます.通常,フォーマッタは例に 続くテキストを新しい段落として字下げします.時と場合によって @noindentを行の最初に単独行に書いたり,それに続くテキストの前に 書くことで,これを妨げることが可能です.@paragraphindentを用いる ことで,段落全体すべての字下げを行なわないことも可能です (see Paragraph Indenting).

ほとんどの囲まれている部分で,コマンドの直後のスペースは無視されないので, @noindentを単独行に書いた方が良いでしょう.囲まれている部分以外 では,行の最初に使用し,それにテキストを続けてもかまいません.

例えば,以下のようにします.

     @example
     
     これは例です.
     @end example
     
     @noindent
     
     
     
     
     この行は,字下げされません.御覧のように,行の最初は
     その後も続けて全体が左寄せになっています.
     (この全体の例は,@code{@@display}と
     @code{@@end display}の間にあります.)

以下を生成します.

     
          
          これは例です.
     

この行は,字下げされません.御覧のように,行の最初は その後も続けて全体が左寄せになっています. (この全体の例は,@display@end displayの間にあります.)

Info出力で空白行の数を正確に調整するため,@noindentを含む行は, 空白行を生成せず,@end example行もそうしないことを覚えておいてく ださい.

このマニュアルのTexinfoソースファイルでは,`以下を生成します'と書いてあ るそれぞれの行の前に,@noindentが前置されています.

@noindentコマンドの後にカッコを書かないでください. @noindentは段落の外で使用されるので,それは不要です (see Command Syntax).