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21.1.6 dateのオプション

プログラムは以下のオプションも受け入れます.Common optionsも参照 してください.

`-d datestr'
`--date=datestr'
現在の時間と日付の代わりに,datestrで指定された時間と日付を表示 します.datestrは,ほとんどあらゆる一般的な書式が可能です.月の 名前,タイムゾーン,`am'と`pm',`yesterday',`ago', `next',等を含めることが可能です.See Date input formats.
`-f datefile'
`--file=datefile'
-dと同様に,datefileのそれぞれの行を解析し,結果の時間 と日付を表示します.datefileが`-'の場合,標準入力を使用しま す.dateの実行を何度も開始するシステムのオーバーへッドは無視 できないので,これは多くの日付を処理するとき役に立ちます.
`-I timespec'
`--iso-8601[=timespec]'
ISO 8601書式`%Y-%m-%d'を使用して日付を表示します.

オプション引数のtimespecは,含める時間の追加の単語の数を指定しま す.以下の一つになるはずです.

`auto'
デフォルトの動作です.日付のみ出力します.
`hours'
日付に時間を追加します.
`minutes'
時間と分を追加します.
`seconds'
時間,分,そして秒を追加します.

時間の用語を表示する場合,書式`%z'を使用したタイムゾーンを含めま す.--utcも指定されている場合,`%z'の場所に`%Z'を使 用します.

--iso-8601timespecが省略されている場合,デフォルトは `auto'です.古いシステムでは,gnu dateは時代遅れの オプション-I[timespec]を代わりにサポートしていて,そこ でのtimespecのデフォルトは`auto'です.POSIX 1003.1-2001 (see Standards conformance)では,引数を用いない -Iを許可していません.代わりに--iso-8601を使用してく ださい.

`-R'
`--rfc-822'
`--rfc-2822'
`%a, %d %b %Y %H:%M:%S %z'の書式を使用して日時を出力し,それは常 に英語で略記されるCロカールで評価されます. 例えば以下のようになります.
          Fri,  1 Aug 2003 23:05:56 -0700
     

この書式は,RFC 2822RFC 822に 準拠していて,現在とそれ以前のインターネット電子メールの標準のものです.

`-r file'
`--reference=file'
現在の時間と日付の代わりに,fileが最後に編集された時間を参照して, 時間と日付を表示します.
`-s datestr'
`--set=datestr'
時間と日付をdatestrに設定します.上記の-dを参照してくだ さい.
`-u'
`--utc'
`--universal'
TZ環境変数が文字列`UTC0'に設定されているかのように,世界標 準時(UTC)を使用します.通常,dateTZで示さ れるタイムゾーン,またはTZが設定されていない場合はシステムデフォ ルトのタイムゾーンで処理します,協定世界時は,歴史的な理由で“グリニッ ジ標準時”(gmt)と呼ばれることもよくあります.