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12.7.5.1 VCへのファイル登録

ファイルを訪問してからC-x v ivc-register)と打つだけで、 ファイルを版管理の管理下に置けます。

C-x v i
訪問したファイルを版管理に登録する。

ファイルを登録するには、Emacsはそのファイルに対してどの版管理システムを 使うか選ぶ必要があります。 vc-default-back-endに、RCSCVSSCCSの いずれかを設定すれば、明示的に指定できます。 あるいは、RCSSCCSCVSという名前の サブディレクトリがあるなら、Emacsは対応する版管理システムを使います。 指定がまったくなければ、デフォルトでは、 RCSがインストールされていればRCS、さもなければSCCSを選びます。

ロックを使用している場合には、C-x v iは、 ファイルのロックを解除し読み出し専用にします。 ファイルの編集を始めたい場合には、C-x C-qと打ちます。 CVSにファイルを登録したあとでは、 C-x C-qと打って最初の版を記録する必要があります。

新しく登録されたファイルの最初の版番号は、デフォルトでは1.1です。 異なるデフォルトを指定するには、 変数vc-default-init-versionに設定します。 あるいは、C-x v iに数引数を指定すると、 そのファイルだけに使う最初の版番号をミニバッファで読みます。

vc-initial-commentnil以外ならば、 C-x v iはこのソースファイルの目的を記した初期コメントを読みます。 これは記録項目(see Log Buffer)を読むのと同じように動作します。