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レジスタは、Emacsの編集においてさまざまな種類の値を保持できる変数の一種です。 各レジスタには1文字の名前が付いています。 すべてのASCII文字とそれらのメタ変種(ただしC-gを除く)を レジスタの名前に使えます。 したがって、255個のレジスタを使えます。 Emacs Lispでは、レジスタ名でレジスタを区別します。
この変数は、
(
name.
contents)
の形の要素の連想リストである。 通常、使用中のEmacsの各レジスタに対して1つの要素がある。オブジェクトnameは、レジスタを識別する文字(整数)である。
レジスタの内容(contents)に可能な型はいくつかあります。
insert-register
がレジスタ内で数をみつけると10進数に変換する。
(
window-configuration position)
(
frame-configuration position)
本節の関数は、明記してない場合には予測できない値を返します。
この関数は、レジスタregの内容をvalueとする。 レジスタには任意の値を設定できるが、他のレジスタ関数は 特定のデータ型を期待する。 戻り値はvalueである。
このコマンドはレジスタregの内容をカレントバッファに挿入する。
通常、このコマンドは挿入したテキストのまえにポイントを置き、 そのあとにマークを置く。 しかし、省略可能な2番目の引数beforepが
nil
以外であると、 まえにマークを置きあとにポイントを置く。 この関数を対話的に呼び出すときに前置引数を指定すれば、 2番目の引数beforepにnil
以外を渡せる。レジスタに矩形領域が含まれる場合、 ポイント位置に矩形領域の左上隅がくるように挿入される。 つまり、テキストは現在行とそのしたの連続する行に挿入される。
保存したテキスト(文字列)や矩形領域(リスト)以外がレジスタに入っていると、 現状では有用なことは起こらない。 将来これは変更されるであろう。