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13.2 import コマンドで更新する

新しいリリースのソースが届いたら、 それを最初と同じく import コマンドでリポジトリに加えます。 違いは、最初と異なるリリース・タグを用いることだけです。

     $ tar xfz wdiff-0.05.tar.gz
     $ cd wdiff-0.05
     $ cvs import -m "Import of FSF v. 0.05" fsf/wdiff FSF_DIST WDIFF_0_05

ファイルがローカルな修正を受けてなければ、 今加えたものが最初のリビジョンになります。 ローカルな変更を加えていれば、 import コマンドは変更を幹にマージするように警告を出し、 `checkout -j' を使うように促します。

     $ cvs checkout -jFSF_DIST:yesterday -jFSF_DIST wdiff

このコマンドで `wdiff' の最新のリビジョンが取り出され、 `yesterday' 以降にベンダー枝 `FSF_DIST' に加えられた変更を、 作業コピーにマージします。 マージの過程で衝突が起きれば、通常の方法で解決して下さい (see Conflicts example)。 その後、変更したファイルを格納します。

上記の実行例のように日時を使用する場合、 一日に一つ以上のリリースを import しないと仮定しています。 この仮定に反するならば、次のようにして下さい:

     $ cvs checkout -jWDIFF_0_04 -jWDIFF_0_05 wdiff

今の例では、上の二つのコマンドは等価です。