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20.8 括弧の対応を保った編集

M-(
つぎの(1つ以上の)S式を括弧で囲む(insert-parentheses)。
M-)
つぎの閉じ括弧のうしろへ移動してから字下げし直す (move-past-close-and-reindent)。

コマンドM-(insert-parenthesis)と M-)move-past-close-and-reindent)は、 括弧の対応をつねに保ったまま編集するために設計されました。 M-(は一対の括弧を挿入します。 引数がなければ`()'を挿入しますが、 引数を指定すると、つぎのその個数分のS式を括弧で囲みます。 ポイントは開き括弧の直後に置かれます。 コマンドM-)は、閉じ括弧のまえにある字下げを削除しながら 閉じ括弧のうしろにポイントを移動し、 そのあと、C-jで字下げします。

たとえば、( F O O )と打つかわりにM-( F O Oと打てば、 カーソルが閉じ括弧のまえにくることを除けば同じ効果を得られます。

M-(は、直前の文字の構文クラスによっては、 開き括弧のまえに空白を1個挿入することがあります。 これを禁止したければ、 parens-require-spacesnilを設定してください。