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3.3.2.5 服数のファイル名を分割する

xargsは,処理するファイル名を,コマンドに対して与えた引数の間に 挿入することが可能です.コマンドの大きさを制限するオプションを与えてい ない場合(see Limiting Command Size),このモードの処理は`find -exec'と等価です(see Single File).

--replace[=replace-str]
-i[replace-str]
最初の引数のreplace-strがあるところを,入力から読み込まれる名前に 置換します.また,引用符で囲まれていない空白は,引数の最後になりません. その代わりに,入力は改行だけで分離されます.replace-strが省略され た場合,デフォルトは`{}'です(`find -exec'に似ています). `-x'と`-l 1'を暗黙に指定します.例えば,billsディレク トリのそれぞれのファイルをソートし,出力をファイル名に.sortedを 後置したものに書き出す時,以下のようにすることで可能です.
          find bills -type f | xargs -iXX sort -o XX.sorted XX
     

`find -execdir'を使用した等価のコマンドは以下のようになります.

          find bills -type f -execdir sort -o '{}.sorted' '{}' ';'