Readlineコマンドには数値引数を渡すことができます。 数値引数は、 繰り返し回数として使われたり、 引数の符号として使われたりします。 通常は先に進むようなコマンドに負の数を引数として指定すると、 前に戻るようになります。 例えば、 行の先頭までのテキストをキル(kill)するには、 `M-- C-k'としてもよいでしょう。
コマンドに数値引数を渡す通常の方法は、 コマンドの前にメタ化された数字を入力することです。 入力された最初の「数字」がマイナス記号(<->)の場合、 引数の符号は負になります。 引数を開始するためには、 メタ化された数字を1つだけ入力すればよく、 残りの数字はそのまま入力することができます。 そして最後にコマンドを入力します。 例えば、 <C-d>コマンドに引数として10を渡すためには、 `M-1 0 C-d'と入力します。