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28.10 フレームの可視性

ウィンドウフレームは、可視不可視アイコンになっているのいずれかです。 フレームが可視であると、その内容を見ることができます。 アイコンになっているとフレームの内容はスクリーンで見えませんが、 アイコンは見えます。 フレームが不可視であると、それはスクリーン上に見えず アイコンでもありません。

端末フレームは選択されているものだけが表示されるので、 端末フレームでは可視性は意味がありません。

— コマンド: make-frame-visible &optional frame

この関数は、フレームframeを可視にする。 frameを省略すると、選択されているフレームを可視にする。

— コマンド: make-frame-invisible &optional frame

この関数は、フレームframeを不可視にする。 frameを省略すると、選択されているフレームを不可視にする。

— コマンド: iconify-frame &optional frame

この関数は、フレームframeをアイコンにする。 frameを省略すると、選択されているフレームをアイコンにする。

— 機能: frame-visible-p frame

この関数は、フレームframeの可視性を返す。 その値は、frameが可視ならばt、 不可視ならばnil、アイコンになっていればiconである。

フレームの可視性は、フレームパラメータとしても得られます。 フレームパラメータとして読んだり変更できます。 See Window Frame Parameters

ユーザーは、ウィンドウマネージャを用いて フレームをアイコンにしたりアイコンを開けます。 これは、Emacsが制御できるレベルよりしたで行われますが、 Emacsはそのような変更を追跡できるようにイベントを提供します。 See Misc Events