作業スペースは、デバッグや編集など、特定の種類の操作に関連する最上位レベルのウィンドウをまとめたものです。作業スペースはメインウィンドウで切り替えることができ、各作業スペースで表示されるデフォルトのウィンドウは次のとおりです。
編集 | エクスプローラウィンドウと「プロパティ」ウィンドウが表示されます。ファイルを開くと、自動的にソースエディタが開きます。このソースエディタを使用し、Java ファイル、HTML ファイル、プレーンテキストファイルを編集します。ソースコードは構文ごとに色分けされます。たとえば、デフォルトのキーワードは青で表示されます。ソースエディタは動的コード補完機能にも対応しており、式の最初の部分を入力すると、式のそれ以降の部分で使用可能なクラス、メソッド、変数のリストが表示されます。 |
GUI 編集 | エクスプローラ、フォームエディタ、コンポーネントインスペクタ、ソースエディタが表示されます。「GUI 編集」作業スペースを使用し、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) をデザインおよび開発します。コンポーネントインスペクタを使用すると、アプリケーション内のコンポーネントを表示したり、コンポーネントのプロパティを設定したりすることができます。フォームエディタは、グラフィカルインタフェースの作成と変更を行うための主要な領域です。フォームエディタによって生成されたコードは、ソースエディタでは背景が影付きで表示され、手動で編集することはできません。別の作業スペースからフォームエディタを開く (「テンプレートから新規作成ウィザード」で GUI クラスを作成するか、既存の GUI プロジェクトを開く) と、自動的に「GUI 編集」作業スペースに切り替わります。 |
ブラウズ | 3 つの区画を持つオブジェクトブラウザと「プロパティ」ウィンドウが表示されます。オブジェクトブラウザでは、プログラムに含まれるパッケージ、オブジェクト (クラスとインタフェース)、メンバー (メソッド、変数、コンストラクタ) の階層を参照できます。オブジェクトブラウザの「オブジェクト」区画や「メンバー」区画で、オブジェクト名やメンバー名をダブルクリックすると、アプリケーションのソースコードが表示されます。「プロパティ」ウィンドウでは、オブジェクトブラウザで選択したオブジェクトのプロパティを表示および編集できます。 |
実行 | 「実行」ウィンドウと「出力ウィンドウ」が表示されます。プログラムを実行すると、自動的に「実行」作業スペースに切り替わります。実行エラーがない場合は、開発したアプリケーションが起動し、テストを行える状態になります。実行エラーが発生した場合は、「出力ウィンドウ」に表示されます。 |
デバッグ | 「デバッガウィンドウ」と「出力ウィンドウ」が表示されます。「デバッガウィンドウ」には、ブレークポイントの設定、スレッドの監視、変数値の監視を行うためのタブ付きの区画があります。「出力ウィンドウ」には、デバッガからのメッセージが表示されます。ファイルを開いている場合は、これらのウィンドウのほかにソースエディタも表示され、ブレークポイントが強調表示されます。 |
現在使用している作業スペースによって、開くことができるウィンドウが限定されるわけではありません。メインウィンドウの「表示」メニューを使用し、任意のウィンドウをいつでも開くことができます。IDE の終了時には、それぞれの作業スペースの状態が保存されます。このため、次に IDE を起動したときに、前回と同じウィンドウが作業スペースに表示されます。作業スペースの追加や削除、既存の作業スペースの削除や名前変更、作業スペースに含まれるウィンドウの変更などを行うことができます。
関連項目 | |
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IDE ウィンドウの管理 ソースファイルの編集 プログラムのデバッグ エクスプローラ オブジェクトブラウザ |