プロジェクトの Java 設定値の指定

  1. メインウィンドウから、「プロジェクト」「設定」を選択します。
  2. 「プロジェクト設定」ウィンドウで「Java ソース」ノードをクリックし、プロパティを設定します。Java ソースのプロパティシートには、「プロパティ」と「上級」のタブがあります。
    「プロパティ」タブ
    自動構文解析の遅延 ソースエディタでの入力や移動を行わなくなってから内部構文解析情報が再表示されるまでの時間 (ミリ秒単位) を指定します。デフォルト値は 2 秒です。

    IDE は、エクスプローラの表示、「カスタマイザ」ダイアログや「プロパティ」ダイアログの内容といった、現在の Java ソースファイルに関する情報を内部パーサーを使用して自動更新します。これによって、ファイルの現在の位置と状態は、IDE のコンテキスト依存要素に常時反映されます。また、自動ソース同期は構文解析直後に行われるので、このプロパティを変更すると、自動ソース同期のタイミングが変更されます。

    このプロパティをゼロに設定すると、自動構文解析を無効にできます。このプロパティが無効である場合、Java ファイルが構文解析されるのは (かつ IDE が更新されるのは) ファイルの保存時とコンパイル時だけです。

    デフォルトのコンパイラ 具体的なコンパイラの種類が割り当てられていないクラスとテンプレートすべてに、使用するコンパイラを指定します。
    デフォルトデバッガ 具体的なデバッガの種類が割り当てられていないクラスとテンプレートすべてに、使用するデバッガを指定します。
    デフォルトの実行方法 具体的な実行方法の種類が割り当てられていないクラスとテンプレートすべてに、使用する実行方法を指定します。
    ソースを事前スキャン 「True」の場合は、エクスプローラでフォルダを開いたときなど、ノードが初めて表示されるたびにソースファイルが事前にスキャンされます。

    スキャンは、ファイルの種類、内容、状態を調べるために使用されます。スキャンした後、ファイルが実行可能であるか ()、コンパイルされているか (、「コンパイル状態を表示」が「True」の場合)、構文解析不能 であるか () といった、ファイルに関する情報を示すノードのアイコンが更新されます。

    スキャンでは、表示されているノードを持つファイルすべての構文解析が必要となるため、パフォーマンスが低下する場合があります。このオプションを無効にすると、Java ファイルのアイコンが表示されるのは、ソースエディタでノードを展開したりファイルを開いたりしてノードにアクセスしたときだけとなります。

    コンパイル状態を表示 「True」の場合は、Java クラスファイルのノードにコンパイル状態を示すアイコン () を表示します。

    このアイコンは、ファイルがまだコンパイルされていないか、最後にコンパイルされてからソースが変更されていることを意味します。

    エディタツールバーを表示 「True」の場合は、Java ファイル編集時に「ソースエディタ」ツールバーを表示します。このツールバーには、メソッドやファイルをナビゲートするための「クィックブラウズ」機能が含まれています。
    文字列テーブル テンプレートに _USER_ マクロを指定し、独自のマクロをテンプレートに作成できるようにします。詳細については、テンプレートでのマクロの使用を参照してください。
    「上級」タブ
    パーサーブートクラスパス java.lang.Object のような Java 実行時クラスがどこにあるかをパーサーに知らせます。何も設定されていない場合、IDE の実行時クラスが使用されます。
    パーサークラスパス IDE のパーサーが使用するクラスパスを拡張します。エクスプローラにマウントされたものは、すべて自動的にパーサーのクラスパスに追加されます。マウント解除されたディレクトリや JAR ファイルにあるクラスをパーサーに処理させるには、これらのクラスのパスをここに追加します。
該当するプロパティの値フィールドにある省略記号「...」ボタンをクリックし、デフォルトのコンパイラ、デバッガ、実行方法を設定できます (以下を参照)。
関連項目
ソースコードの同期化
エクスプローラとオブジェクトブラウザのノードオブジェクト
Java 要素のクィックブラウズの使用方法
ファイルシステムと Java クラスパス

デフォルトコンパイラの指定
デフォルトの実行方法の指定
デフォルトデバッガの指定

IDE におけるコンパイラの設定
デフォルトデバッガの設定
プログラムの実行方法の設定

著作権と商標について