CVS マウントウィザード

次の表は、CVS マウントウィザードのすべてのパネルについて説明しています。使用システム、選択して接続、および作業ディレクトリにファイルがあるかどうかによって実際に表示されるパネルが異なる場合があります。

ウィザードパネル 説明
作業ディレクトリ 作業ディレクトリは、バージョン管理ファイルの個人的なコピーを保持する場所です。作業ディレクトリは、パスを入力するか、または「ブラウズ」をクリックしてファイル選択ダイアログでディレクトリを選択して指定します。

システム上で作業ディレクトリをチェックアウトしていない場合は、バージョン管理ファイルを含めるディレクトリを指定します。

相対マウントポイント Java ソースを IDE に CVS ファイルシステムの一部としてマウントする場合、CVS 作業ディレクトリのルートがソースのパッケージルートと対応していない場合があります。CVS ルートと Java パッケージルートが対応していない場合は、Java パッケージルートに相対マウントポイントを設定します。これにより、Java ソースがコンパイル可能になり、IDE 内で正しく処理されるようになります。

Shift キーまたは Ctrl キーを押したまま選択することにより、複数の相対マウントポイントを選択することができます。選択したそれぞれの相対マウントポイントに対して別の CVS ファイルシステムがマウントされます。

マウントしている CVS 作業ディレクトリが Java ソースを含んでいない場合、または Java パッケージルートが CVS ルートに対応していない場合は、「次」をクリックすると、この手順を省略して次のパネルに進むことができます。

CVS 接続方法 このパネルは、IDE の CVS コマンド行サポートを使用する場合のみ使用します。IDE の組み込みクライアントを使用する場合は、「次」をクリックしてこのパネルを省略します。このウィザードの「CVS クライアント」パネルでは、使用する CVS クライアントを指定できます。

既に CVS リポジトリに接続されている作業ディレクトリを選択した場合は、接続情報が自動的に入力されるので、「次」をクリックして次の手順に進むことができます。作業ディレクトリが CVS リポジトリに接続されていない場合は、接続方法を選択して接続の種類に必要な情報を入力します。接続方法で「ローカル」または「サーバー」を選択する場合は、コマンド行 CVS 実行可能ファイルがシステムにインストールされている必要があります。「外部」を選択する場合は、リモートサーバーにアクセスするために使用するプログラムを指定する必要があります。外部接続に SSH を使用する場合は、公開キー認証を使用する必要があります。
ホームディレクトリ CVS 構成設定を保存するディレクトリを指定します。このパネルは、HOME 環境変数がデフォルトで定義されていないシステムでのみ表示されます (Windows 95、Windows 98、および Windows ME など)。
CVS クライアント 使用する CVS クライアントを選択します。

CVS 組み込みクライアントモジュールを使用すると、システム上に別の CVS 実行可能ファイルを必要としないで CVS リポジトリに接続することができます。このモジュールでは、パスワードサーバー接続のみをサポートし、インポート、エクスポート、編集、監視、ロックコマンドを含みません。

CVS コマンド行クライアントサポートモジュールでは、システム上にインストールされた CVS 実行可能ファイルを使用する IDE サポートが提供されます。

CVS コマンド行クライアントサポートを選択する場合は、「CVS 実行可能ファイル」フィールドがアクティブで値 cvs が指定されます。システムパスに CVS 実行可能ファイルを含むディレクトリが含まれている場合は、ほかに何も入力する必要はありません。システムパスに CVS 実行可能ファイルが含まれていない場合は、「ブラウズ」をクリックして CVS 実行可能ファイルに移動します。

CVS コマンド行クライアントサポートを選択して、Windows 95、Windows 98、または Windows ME 上で実行している場合は、「UNIX シェル」フィールドでコマンドシェルを指定する必要があります。Windows 95/98/ME における VCS サポート を参照してください。

CVS ログイン ネットワークまたはパスワードの問題によりログインできない場合は、「オフラインモード」ボタンをクリックします。これにより、ログインしないでウィザードの次のページに進むことができます。オフラインモードを設定すると、作業ディレクトリ内のファイルの CVS ステータスの自動再表示が使用不可になります。
初期チェックアウト このチェックボックスを選択した場合は、「完了」をクリックしたときにリポジトリ内のファイルが作業ディレクトリ内にチェックアウトされます。このオプションは、CVS リポジトリからチェックアウトされたファイルを含まない作業ディレクトリを指定した場合にのみ表示されます。
関連項目
CVS ファイルシステムのマウント
CVS ファイルシステムの相対マウントポイントの設定
Windows 95/98/ME における VCS サポート
CVS ファイルシステムの再設定
CVS コマンド
VCS ファイルシステムの設定
VCS ファイルシステムの汎用設定

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