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第1章 概要

1.1 本資料の目的

「TERASOLUNA Server Framework for Java (Rich版)チュートリアル」(以下、「本資料」という。)は、TERASOLUNA Server Framework for Java (Rich 版)(以下、Server(Rich)版)をソフトウェアアーキテクチャとして採用した場合のRichアプリケーションの実装方法をチュートリアル形式で学んでいくものである。
プログラマは実際 に手を動かして理解してもらいたい。

1.2 本資料の構成

各章の内容を以下に示す。

大項目小項目説明
第1章 概要本チュートリアル資料の概要を説明する。
1.1 本資料の目的
1.2 本資料の構成
1.3 対象者
1.4 はじめに
1.5 Springフレームワーク概略Springフレームワークの概略を説明する。
1.6 Server(Rich)版概略Server(Rich)版の概略を説明する。
第2章 Server(Rich)版チュートリアルServer(Rich)版を使用したRichアプリケーションの作成方法を説明する。
2.1 概要作成するRichアプリケーションの概要について説明する。
2.2 チュートリアル学習環境の整備Webアプリケーションを構築するための環境を準備する。
2.3 単純なロジッククライアントからのリクエスト処理を行う方法を学ぶ。
2.4 データベースアクセスデータベースからのデータ取得やデータ更新の方法を学ぶ。
2.5 入力チェック(単項目)単項目チェックの実装方法を学ぶ。
2.6 入力チェック(相関)相関チェックの実装方法を学ぶ。
2.7 例外処理例外発生時の対処方法を学ぶ。
2.8 アクセス制御特定のパスへのアクセス制御の方法を学ぶ。
第3章 Appendix2章と異なる環境でチュートリアルを学習する方法を説明する。
3.1 チュートリアル学習環境の整備(Oracle)環境整備(Oracle)について説明する。
3.2 チュートリアル学習環境の整備(PostgreSQL)環境整備(PostgreSQL)について説明する。
3.3 ノウハウServer(Rich)版が提供する機能について説明する。

1.3 対象者

本資料は、Server(Rich)版を用いたJavaEEアプリケーション開発に携わるプロジェクトメンバのうち、特に以下の方を対象とする。

  • 業務ロジックの設計担当者
  • 業務ロジックのプログラマ

本資料はオブジェクト指向、JavaSE、JavaEE、Web Application Server、データベースの知識をある程度持っている作業者を対象としている。

1.4 はじめに

TERASOLUNAとは

世界デファクト技術に立脚したRichアプリケーション開発の総合的ソリューションであり、そのプロダクト構成の一部分としてJavaEE と.NETプラットフォームのそれぞれに対応したフレームワークを提供している。
本資料では、JavaEEプラットフォームに対応したServer(Rich)版について説明していく。

Server(Rich)版とは

SpringフレームワークをベースとしたJava/J2EEアプリケーション向けフレームワークである。
Webアプリケーションの全ての層をカバーしている。プレゼンテーション層ではSpringフレームワークが提供しているSpring Web MVCフレームワークを採用して拡張している。
また、永続化層ではO/RマッピングツールのiBATISを採用して拡張している。O/Rマッピングツールとは、オブジェクトとリレーショナルデータベースのデータについてそれらのギャップを吸収し、相互変換を可能にしたツールである。
本書では、Springフレームワークの概略、Rich版の概略について次節以降、説明していく。


次節:1.5 Springフレームワーク概略

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