NVDA日本語版の入手とインストール手順

NVDA日本語版(以下NVDA)を入手し、コンピュータにインストールして実行するまでの手順を説明します。

準備

以下のページから最新のNVDAを入手することができます。NVDAには、インストールして使用するパッケージと、インストールが不要なポータブル版があります。

インストール版またはポータブル版のいずれかをダウンロードし、実行ファイルを実行してください。

NVDAの初期設定

すべての準備作業が終わったら、音声で、もしくは読み上げ内容を画面に表示してNVDAを利用するために以下のように設定を行ってください。

音声エンジンを利用する場合

NVDAとともに提供されるjtalk for nvdajpの音声を使用する場合、特に変更は必要ありませんが、お手持ちのSAPI対応音声エンジンを使用してNVDAの読み上げを行う場合は、以下の手順を参考にして設定を変更してください。画面上で読み上げ内容を確認される場合は、次の見出しへ進んでください。

  1. デスクトップやスタートメニューなどからNVDAのショートカットを選び、起動してください。ショートカットキーCtrl+Alt+Nでも起動できます。
  2. システムトレイ上のNVDAアイコンを右クリックしてメニューを開くか、NVDAキー+Ctrl+Sを押して「出力先」のダイアログを開きます(NVDAキーについては後述します)。
  3. 出力先の初期値はNVDAに同梱されているjtalkになっていますので、お手持ちの音声エンジンの種類に合わせて、「Microsoft Speech API Version 4やMicrosoft Speech API Version 5」に変更してください。
  4. システムトレイ上のNVDAアイコンを右クリックしてメニューを開くか、NVDAキー+Ctrl+Vを押して「音声設定ダイアログ」を表示させてください。
  5. 「音声」のコンボボックスの中から、好みの音声を選択し、必要に応じて早さや高さ、音量を変更してください。
  6. システムトレイ上のNVDAアイコンを右クリックしてメニューを出すか、NVDAキー+Ctrl+Cを押して、設定情報を保存してください。

これでNVDAを起動するたびに、上記で設定した音声で情報を読み上げるようになります。

読み上げ内容を画面上で確認する場合

スクリーン・リーダーの読み上げ音声を聞いただけでは、今画面上のどの部分がどのように読まれているのかがわかりにくいことがあります。そこでNVDAには、スクリーン・リーダーの読み上げ内容を画面上で確認するための機能があります。この設定により、音声で画面上の内容を読み上げさせながら、画面上で読み上げ内容を確認できるようになります。以下の手順で設定を行ってください。

ご注意:現在、このスピーチビュアーの設定情報は保存することができません。この機能を使用する際は、毎回設定を行ってください。

NVDAキーについて

NVDAは、NVDAキー(NumLockをOff状態のテンキーの0(ゼロ)、Insertキー、CapsLockキーのいずれか)とさまざまな他のキーとの組み合わせで制御できます。日本語版では、無変換キーをNVDAキーとして利用できるように改良しています。

参考:NVDA日本語版 操作ガイド

Webページの閲覧に関しては、次のページに簡単な説明がありますので、こちらも参考にしてください。