算譜堂数式エバリュエータ・概要

概要

算譜堂数式エバリュエータは、javaによる数式評価クラスライブラリです。つまり
 "1+1"という式から2という結果を得る
ライブラリです。 特徴は以下のとおりです。
  1. Stringの数式を評価し、評価結果の値を返します。

  2. double(倍精度浮動小数点)とBigDecimal(任意精度十進)の双方をサポートし、同じ数式をdouble、BigDecimalの どちらでも評価できます。doubleは通常の数値演算に、BigDecimalは厳密な端数処理を要求される 一部の自然科学の計算や金融計算等に向いています。

  3. ユーザが関数を定義して数式の中で使用できます。ユーザ関数は、式による記述と javaによる記述の両方が可能です。式による関数定義は、簡単で直感的です。一方、 javaによる関数定義は柔軟・強力で、基本的にプログラムで書けることは何でもできる方法です。

諸元

項目内容
java SDKバージョン1.5
パッケージ名com.sanpudo.formula

開発の背景

かつて作者が証券会社のシステムエンジニアであった時に、仕組み債券の利息計算を作った事がありました。 仕組み債券の利息計算は発行する債券ごとに複雑に異なっており、簡単なデータ構造で表現できないため、 いっそ

 数式自体をデータベースに登録して実行時に評価しよう

と考えてjavaによる数式評価ライブラリを探したのですが、適当なものが見つかりませんでした。 その時は、簡単なものをでっち上げて間に合わせたのですが、その後、こういったライブラリはjavaで 一式は必要であると思い、改めてオープンソースのライブラリとして一から自作したものです。

アプリケーションへの適用

算譜堂数式エバリュエータは上記「開発の背景」でも述べておりますように、 での使用に向いています。逆に向かないのは と思われます。あなたも、

アプリケーションから個別の数式を追出しましょう!