ここでは,Samurai Graph で作成したグラフをプリンタおよび画像ファイルに出力する方法について解説します.
起動直後のデフォルトでは,A4 縦のサイズに用紙が設定されています.これらはグラフを出力する際のプリンタ用紙のサイズや画像ファイルの大きさに利用されます.
次の 4通りの方法でこれらを設定できます.
プリセット値を呼び出す
ユーザのカスタマイズ設定
マウス操作によるリサイズ
自動リサイズ・配置機能を用いる
メニューバーの A4 Portrait, B5 Portrait, US Letter Portrait, A4 Landscape, B5 Landscape, US Letter Landscape などのあらかじめプリセットされている用紙のサイズおよび向きを選択します.
用紙のプロパティダイアログを用いると用紙サイズを微調整できます.プロパティダイアログを呼び出すには次の 3種類の方法があります.
メニューバーの
→ → を選択する.ウィンドウの右クリックメニューから,
を選択する.ウィンドウをマウスでダブルクリックする.
また,フィギュアの位置を視覚的に捕らえるためのグリッドに関する項目もこのプロパティダイアログで設定できます.
用紙の境界線の,ルーラ上に表示されている矢印をマウスでドラッグすることにより,用紙のサイズを変更できます.
矢印上でマウスボタンを押下すると,矢印の方向に一点鎖線が表示されます.
一点鎖線が表示された状態で,用紙を変更したいサイズまでマウスをドラッグします.
マウスボタンをリリースした位置で紙のサイズが決定されます.
Samurai Graph には,描画されているグラフに合わせて自動で用紙サイズを設定する機能が備わっています.
この機能には,次の 2種類があります.
メニューバーから,
を押すことにより,描画されている全てのグラフのバウンディングボックス領域 (全てのグラフを含む最小矩形領域) に用紙サイズが変更されます.
メニューバーから,
→ を選択することにより,描画されている全てのグラフの縦横をグリッド線上に自動でそろえて配置し,この最小矩形領域に用紙サイズが変更されます.以下にプリンタへ出力する手順を示します.
次のいずれかの方法でプリンタの印刷ダイアログを出します.
メニューバーから
Ctrl+P,+P)
を選択する.
ツールバーの「
を押す.
プレビューダイアログの「
ボタン」を押します.プリンタの印刷ダイアログの「
ボタン」を押すと,印刷が開始されます.画像ファイル出力に対応している画像フォーマットは次の通りです.
Computer Graphics Metafile (.cgm)
Encapsulated PostScript (.eps, .epi, .epsi, .epsf)
MacroMedia Flash File Format (.swf)
Portable Document Format (.pdf)
PostScript (.ps)
Scalable Vector Graphics (.svg, .svgz)
Windows Enhanced Metafile (.emf)
FreeHEP Graphics Interchange Format (.gif)
FreeHEP RAW image (.raw)
FreeHEP UNIX Portable PixMap (.ppm)
Standard JPEG Image Writer (.jpg, .jpeg)
Standard PNG image writer (.png)
以下に画像ファイルを出力する手順を示します.
次のいずれかの方法でグラフ出力ダイアログを出します.
メニューバーから
Ctrl+E,+E)
を選択する.
ツールバーの「
を押す.
設定された用紙サイズのプレビューウィンドウが表示されます.
「
ボタン」を押すと,グラフ出力ダイアログが表示されます.ダイアログで保存したいファイル名と画像ファイルのフォーマットを指定します.
「
ボタン」を押すと,画像ファイルが出力されます.