PeerCastに関する資料
放送局の検索
PeerCastで放送している局は3つの方法で見つけることができます。

その中でもいちばん確実で簡単な方法は ツールバーのPeerCastアイコンを左クリックすることです。 ポップアップが表示されます。
放送を聞くには放送局名をクリックしてください。 (ウェブサイトがあれば)そこに行ったり 局の情報を得たりすることができます。

次の方法は、PeerCastアイコンを右クリックして下さい。
- Advancedタブをクリック
- All Channelsタブをクリック
PeerCastの管理ページのAll Channlesが開き、 PeerCast上のチャンネルが表示されます。
YPディレクトリが最後の方法です。

PeerCastは情報交換に中央サーバを用いません。 このために放送局がYP上に表示されるのが遅れたり全く表示されなかったりします。 中央サーバを持たないので、PeerCastネットワークは放送局データが ネットワーク全体に広がるのを待たなければなりません。
放送局の中継
この方法はインターネット上でその時ストリームされている放送局を 中継するために使われます *1。 放送局はPeerCastでサポートされたメディアエンコード形式を使わなければなりません。
現在、PeerCastでサポートされているエンコード形式は次の通りです。
- MP3
- Ogg Vorbis
- NSV
- Windows Media Audio
始めるには、

PeerCastアイコンを右クリックします。
- Advancedタブをクリックして下さい。
- Broadcastタブをクリックして下さい。
PeerCastの管理ページのBroadcastが開くでしょう。
中継するには以下の情報を入力しなければなりません。

- URL
-
中継されるストリームのアドレス
- Name
-
放送局名
- Description
-
放送局の詳細
- Genre
-
放送の種類
- Contact
-
メールアドレスまたはウェブサイト
- Bitrate
-
ストリームのビットレート
- Type
-
エンコード形式を選択
全てのデータを入力し終えたら、 Create Relayボタンをクリックして下さい。
中継がうまくいったなら、管理ページのRelayed channelsに 中継された放送局を見ることができるでしょう。
私的PeerCastネットワーク
あなたはあなたが所有する私的PeerCastネットワークを作ることができます。
ルートシステムであるPeerCastの、あなたのための複製を設置する必要があるでしょう。

PeerCastアイコンを右クリックします。
- Advancedタブをクリックして下さい。
- Settingsタブをクリックして下さい。
PeerCastの管理ページのSettingsが開くでしょう。

- ModeをNormalからRootへ変更しなければなりません。
- Auto ConnectをOffに切り替えなければなりません。
- Lookup Hostを空白にしなければなりません。
あなたの私的PeerCastネットワークへ参加を希望するどのクライアントも、 Lookup Hostを「connect1.peercast.org」から ルートPeerCastソフトウェアが動作しているマシンのホスト名かIPアドレスへ 自分で変更しなくてはなりません。
私的PeerCastネットワーク上のどの放送局も PeerCast.orgの公開されたYPディレクトリサービスへは表示されません。
この管理ページでの設定の変更をするには、 ページ下部のSave Settingsボタンをクリックしてください。
PeerCastの接続時に発生する問題
PeerCastネットワークへの接続に問題があるのなら、 PeerCastが正しく設定されているか確かめる必要があります。

PeerCastアイコンを右クリックします。
- Advancedタブをクリックして下さい。
- Settingsタブをクリックして下さい。
PeerCastの管理ページのSettingsが開くでしょう。
ファイアウォールセキュリティソフトウェアの使用者へ。
マシンでセキュリティファイアウォールが動作しているのなら、 7144と7145ポートを開け、PeerCastのデータのやり取りを許可しなければなりません。
この管理ページでの設定の変更をするには、 ページ下部のSave Settingsボタンをクリックしてください。
管理画面の追加説明

Network*14
- Max. Outgoing
-
外向きのデータ要求の最大数*15
- Max. Incoming
-
内向きのデータ要求の最大数*16
- Max. Tryout
-
一度に試行する接続の最大ホスト数*17
- Min. Connected
-
維持可能な最小接続数*18
- Max. Bandwidth/Con (bits/s)
-
最大帯域幅 *19
Relay*20
- Max. Total Streams
-
許されるリレーストリームの合計数*21
- Max. Streams Per Channel
-
各チャンネルごとに許されるストリームの合計数*22
- Max. Output (Kbit/s)
-
中継に許される帯域幅の最大値*23
- Preview Time (sec)
- Preview Wait (sec)

Authentication リモートから管理画面へログオンするための認証手続き方法を決定します。
次のように設定するのをお勧めします。
Log
チェックをいれた個所についてログを取るようになります *28。
この管理ページでの設定の変更をするには、 ページ下部のSave Settingsボタンをクリックしてください。
Winamp2用 PeerCast Plug-in
PeerCastには放送したり受信したりできるWinamp用プラグインがあります。
Winamp用プラグインの最新版をダウンロードします。
プラグインをインストールします *29。

Advanced Settingsをクリックすると管理ページのSettingsが開きます。
ApplyボタンをクリックしてからOKボタンをクリックして、 入力や変更した設定を保存してください。
PeerCastはWinampミニブラウザに放送局一覧を表示します。
*1PeerCastネットワークではなく、インターネット上でストリームされているものをPeerCastネットワークに中継する事に注意して下さい。
*2Filters:IP Maskは、接続を制限するIPアドレスを指定します。通常「*」で表されるワイルドカードは255という数字で表現します。
*3Filters:Networkは、チャンネル情報などのやりとりを許可するかの指定です。
*4Filters:Directは、あなたのPeerCastへの直接接続ストリームを許可するかの指定です。これを許可すると、PeerCastをストリームの集中配信型サーバとして動作させることもできます。
*5Filters:Privateへチェックすると、localhost等で必要とする「帯域制限等のない接続」を許可します。他の項目で設定された各種制限は、このホストへは適用されません。
*6Filters:Banは、そのホストからの全ての接続を拒否します。
*7Filtersの各項目は、身内にはNetwork、Direct、Privateを許可し、外部にはNetworkのみ許可するのが良いでしょう。外部に「試聴」を許す場合等は、Directも許可して下さい。
*8Security:HTMLは、そのポートへのウェブインタフェースへの接続を許可するかの指定です。
*9Security:Broadcastingは、そのポートへの放送用接続を許可するかの指定です。
*10Security:Serventは、そのポートへのチャンネル情報等のやりとりを許可するかの指定です。
*11Security:Dataは、そのポートへのストリーム等のやりとりを許可するかの指定です。
*12Securityの各項目は、ファイアウォールなどPeerCast以外で外部からの接続を制限できない場合、あまり意味がありません。デフォルトのままで良いでしょう。
*13Security:もしファイアウォールなどでPeerCastより外側でポートを制限できるのであれば、2番目のポート(デフォルトでは7145)を外部から遮断して下さい。そして、このポートにHTML、Broadcasting、Dataを許可します。また、外部へ通じている1番目のポートはServentとDataだけ許可して下さい。これで、かなりセキュリティへの信頼性が上がります。放送時に7145ポートを指定した理由はここにあります。
*14チャンネル情報のやり取りになどに関する設定です。日本で一般的なADSLでの推奨値を紹介しておきます。
*152~5で十分なチャンネル情報を得られます。
*1610前後、光回線などでも20以下にして下さい。多い方がPeerCastネットワークには貢献できますが、多すぎるとPeerCastの動作に支障が出ます。
*17デフォルトの10のまま変更しない方が良いでしょう。
*182~5程度に抑えて下さい。それ以上は特殊な用途にしか用いることがありませんし、必要であればPeerCastはいつでもこれ以上の接続をします。また、新たな接続が不可能な場合この値以下の接続を維持しますが、少しでも増えるとPeerCastは維持しようとします。制限というよりPeerCastの努力目標に近いでしょう。
*191接続当たりの設定。ストリームの帯域幅ではありません。変更しても、ルートPeerCastの設定に矯正されます。
*20ストリームのリレーに関する設定です。日本で一般的なADSLでの推奨値を紹介しておきます。
*2110前後、高速回線ではもっと大きめにとって構いません。
*225前後、Max. Total Streamsと同じ値まで設定することができますが、1つのPeerCastにストリームリレーが集中すると、そのPeerCastが停止した場合に多くの方が新たな接続先を求めさまようことになります。
*23640等、回線にあわせた値を設定して下さい。また、他に上り回線を多めに使用するソフトウェアを併用する場合は、それとの兼ね合いも考えて下さい。
*24原文も空白です。「試聴時間」を設定します。この時間だけ「試聴」する事ができます。0で無制限となります。FiltersでDirectがチェックされていないと「試聴」する事もできません。特に理由がなければデフォルトの300で良いでしょう。
*25原文も空白です。「試聴待ち時間」を設定します。「視聴時間」が過ぎると、この時間だけ待たなければ再び「試聴」する事はできません。0で無限大となります。特に理由がなければデフォルトの300で良いでしょう。
*26セキュリティ上はBasic HTTPを用いた方が良いです。しかし、その場合はブラウザを終了させるかPeerCastを終了させるまで「Logout」する事ができません。
*27Neverにする事はとてもお奨めできません。
*28不具合報告などをする場合以外は、特にログを取る必要はないでしょう。
*29Winamp2がインストールされているフォルダをプラグインのインストール時に指定して下さい。
*30Winampの多重起動を許可している場合は、Winampを多重起動するたびにPeerCastプラグインもまた多重起動されることに注意して下さい。
*31放送時にはパスワードが必須となります。チャンネルを受信するだけならパスワードは空欄の方がよいでしょう。
*32Settings-Relay-Max. Output (Kbit/s)と同じです。
*33選択を切り替えるたびに、接続環境に応じた設定に変更されることを忘れないで下さい。また、ここでのDSLは海外仕様であることに注意して下さい。日本のADSLで接続状況が良い場合や光回線の場合、T1やT3/LANに設定しても構いません。
*34On Airをチェックすると放送が開始され、チェックを外すと終了します。