IDE 起動パラメータ

IDE-HOME /etc/netbeans.conf ファイルを使用し、IDE の起動プログラムに起動パラメータを渡すことができます。起動プログラムは、コマンド行オプションを解析する前に、追加されたパラメータを含むこのファイルを読み取ります。

IDE で使用可能なスイッチは次の表に示すとおりです。
--help (または -h)

一般的な起動パラメータの説明を出力します。
--jdkhome jdk-home-dir

デフォルトの JDK ではなく、指定されたバージョンの Java[tm] 2 JDK を使用します。Microsoft Windows システムのデフォルトでは、IDE の起動ツールはレジストリを検索して最新の JDK を使用します。

IDE が使用している JDK をアップグレードするには、ユーザーディレクトリをあらかじめバックアップしておきます。あとで以前の JDK に戻す必要がある場合は、すべての設定を完全に使用できるようにバックアップしたユーザーディレクトリに切り替えます。

IDE のユーザーディレクトリを切り替えるには、--userdir スイッチを使用します。詳細は次で説明します。

--cp:p additional-classpath

IDE のクラスパスの前に、指定されたクラスパスを接頭辞として付加します。

--cp:a additional-classpath

IDE のクラスパスの後ろに、指定されたクラスパスを付加します。

--open file

ソースエディタでファイルを開きます。

--open file:line number

ソースエディタでファイルを開き、指定された行を表示します。

--laf UI-class-name

IDE の Look & Feel として指定されたクラスを選択します。次に、2 つの Look & Feel クラス例を示します。

--fontsize size

IDE のユーザーインタフェースで使用するフォントサイズをポイント数で設定します。このオプションを使用しない場合、フォントサイズは 11 ポイントになります。

--locale language[:country[:variant]]

指定されたロケールを使用します。

--userdir userdir

ユーザー設定が格納される場所であるユーザーディレクトリを、明示的に指定します。

UNIX[R] 環境でこのオプションを使用しない場合、デフォルトではユーザーディレクトリが HOME ディレクトリ内に設定されます。Microsoft Windows でこのオプションを設定しない場合は、IDE を最初に起動したときに指定したディレクトリがユーザーディレクトリになります。

現在のユーザーディレクトリは、「製品について」ダイアログで確認できます。「ヘルプ」>「製品について」を選択します。「詳細」タブをクリックして「ユーザーディレクトリ」フィールドを参照します。

-J jvm-flags

指定されたフラグを JVM に直接渡します。

-J-Dsun.java2d.noddraw=true

表示に DirectX を使用しないことを指定します。この切り替えを行うと、グラフィックカードに障害がある一部の Microsoft Windows システムで問題が発生することを防ぐことができます。

-J-Dorg.netbeans.spi.java.project.support.ui.packageView.USE_TREE_VIEW=true

「プロジェクト」ウィンドウに表示されるパッケージを、パッケージに基いた形式ではなく、ディレクトリ構成に基いた形式で表示します。

関連項目
IDE の構成について
「オプション」ウィンドウの使用

著作権と商標について