プロジェクトエンコーディングについて
関連項目
デフォルトでは、IDE で新規に作成されたプロジェクトに UTF-8 文字エンコーディングが使用されます。このエンコーディングは、ASCII 文字セットに含まれていない文字を IDE がどのように解釈するかを決定します。作成する新規ファイルは、その格納プロジェクトで設定されたエンコーディングを使用して、表示および保存されます。エンコーディングのプロパティーを変更する場合、IDE ではその操作を手動で行うことができます。
文字エンコーディングの設定
プロジェクトの文字エンコーディングを手動で変更する
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
- 「カテゴリ」の下の左列で、「ソース」を選択します。
- 「エンコーディング」ドロップダウンリストで、プロジェクトに適用する文字エンコーディングを選択します。「閉じる」をクリックします。新しいエンコーディングが、作業中のプロジェクトに適用されます。
注
- プロジェクトのエンコーディングを変更すると、新しく作成されるすべてのファイルには、新しいプロジェクトエンコーディングが使用されます。
- プロジェクトエンコーディング用に設定した新しい値は、新しいプロジェクト用のグローバルプロジェクトエンコーディング値として保持されます。したがって、新しいプロジェクトを作成する場合、IDE では以前作成されたプロジェクトのエンコーディング値が、新しいプロジェクト用に使用されます。
IDE でのエンコーディング検出
IDE では、FileEncodingQuery(FEQ) レイヤーモデルが実装されています。FEQ は、特定のファイルに対する読み取り/書き込みに使用できるエンコーディングについての情報を取得するためのインタフェースです。レイヤーモデルでは、次の階層に基づいて、エンコーディングが優先順位付けされます。
- ファイル FEQ。ファイル内に宣言されたエンコーディングの値。
- プロジェクト FEQ。セッション内の現在のグローバルプロジェクトのエンコーディングの値。
- フォールバック FEQ。IDE が実行されているロケールのエンコーディング。
古いプロジェクトを開く
以前のバージョンの IDE (5.x を含む) では、FEQ が実装されていませんでした。したがって、古いバージョンから作成されたプロジェクトは、システム環境によって設定されるデフォルトロケールなどの、フォールバック FEQ を使用して開きます。
- 特定の文字エンコーディングを使って作成されたファイルがすでに含まれているプロジェクトの、プロジェクトエンコーディングプロパティーを変更する場合、プロジェクトのコンパイルおよび実行が失敗する可能性があります。これは、エンコーディング値をプログラミングコンパイラに渡す必要があり、そのような値は 1 つのみであるため、このようなことが起こります。IDE およびプログラミング言語のどちらも、ファイルの自動エンコーディング検出を実行できません。
- 関連項目
- ファイルエンコーディングについて
著作権と商標について