この本ではOpen Object Rexx(またはObject Rexx)プログラミング言語について解説します。これ以降、従来の(Classic) REXXとの比較事項が記述されない限りOpen Object RexxはREXXと総称します。
この本はRexxでオブジェクト指向プログラミング(または従来の手続き型プログラミング技術の併用)をしたい開発者向けに書かれています。
この本は、あなたが従来の構造化プログラミング技術に対して十分な基礎があることを前提として書かれており、その基礎を応用してClassic RexxおよびObject Rexxを短期間で理解できるための方法を解説しています。また、この方法は経験豊富なプログラマーがREXXプログラミング言語を短期間で理解して、その長所を活用することにより生産的かつ迅速にソフトウェアを開発できることを狙いとしています。
オブジェクト指向の基礎や概念を理解したい、あるいは興味があるのでしたら、この本を読むべきです。 経験豊富なプログラマはRexxプログラミング言語と他の構造化プログラミング言語の違いについて学ぶことができます。 プログラマはObject Rexxでオブジェクト指向プログラミングを学んでプログラミングの知識を深めることができます。 すでにClassic Rexxの経験のあるかたはObject Rexxで一般的なオブジェクト指向プログラミング(OOP)およびObject Rexxを使ったOOPについて学ぶことができます。
プログラマが作成したアプリケーション(通常はC言語)にRexxをマクロ言語として対応させたり、ライブラリを作成してRexx言語を拡張したり、またはRexxスクリプトを他のアプリケーションから制御する場合は、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)技術情報を読むべきです。