診療行為の入力と医事計算を行ないます。レセプト出力機能まではありません。
ORCA などが「計算サーバ」として機能するようになれば、
計算処理はそちらに任せるようにしたいと考えています。
診療費の計算結果は FRONT へも反映されます。
事務がレセコン脇の端末で NOA を開きこれを参照しながらレセコン入力することができますので、
現状でも手書きカルテを判読しながら入力するより、正確・迅速な作業ができます。
診療入力ツールの画面は、以下4つのセクションに分かれます。
- ヘッダー部分
- 上のセクションは診療行為種別の選択ボタン
- その下1行は診療行為の入力セクション
- 茶色タイトル・バー以下は入力された診療行為
- オプション・エリア
ヘッダー
- 「診療入力」の初期設定
-
ヘッダー右の アイコンをクリックすると「診療費計算設定」パネルが開き、診療入力に関する動作を設定できます。詳細はそちらの HELP を参照してください。
「一括」は一まとまりの診療行為を登録したもので、約束処方のようなものです。
最下段の「テンプレートへ登録」で、一括として登録することができます。
これは「主訴」欄のグループメニューとも連動しており、「テンプレート登録」で設定するタイトル名はグループメニューのタイトル名と同じです。
- 診療行為の選択セクション
-
上のセクションの診療行為種別を選択すると、
その下に選択された種別に関する入力メニューがでます。
「一括」は一まとまりの診療行為を登録したもので、約束処方のようなものです。
最下段の「テンプレートへ登録」で、一括として登録することができます。
これは「主訴」欄のグループメニューとも連動しており、「テンプレート登録」で設定するタイトル名はグループメニューのタイトル名と同じです。
- 診療行為の入力セクション
-
- 時間帯選択
- 現在の時間帯が表示されますが、強制的に変えたい場合は
初診か再診を選択すると「時間区分」ポップアップメニューが現れます。
ここで時間区分を変更できます。
ポップアップメニューで選択された時間区分は記憶されますので、初診や再診を「挿入」しないで構いません。
- 診療項目選択ポップアップメニュー
- 必要なものを選択してください。
- 絞り込み機能
- ポップアップメニューの項目は非常に多くなるので「絞り込み」でメニューの数を縮小できます。
絞込欄に文字列を入力すると「診療行為名」や「alias」に部分一致した項目のみがポップアップメニューにリアルタイムに絞り込まれ、沢山の項目から必要なものを素早く取り出せます。絞込欄を空欄にすると、全項目がメニューに現れます。
- 自費チェックボックス
-
ここにチェックを入れると、入力内容は自費と解釈されます。自費の診療行為は、下のセクションにグリーンの背景で表示されます。
- 挿入ボタン
- ここで選択されたものが、下のセクションに追加されます。入力は順不同でも、自動的に診療コード順に表示されます。
診療行為の表示セクション
挿入された診療行為は、下のセクションに表示されます。他と判別しやすいよう、処置は黄色、検査は淡青で表示されます。自費はグリーンの背景になります。
カルテから「診療行為入力ツール」を開いた場合は、カルテ「診療」欄の記述が「診療行為入力ツール」に転記されます。
数量や頻度は適宜変更できますが、診療行為自体の編集はできません。変更したい行を削除し新しいものを入力してください。
行の削除
各行右端の アイコンで その行を削除できます。
茶色ヘッダー上の アイコンをクリックすると、すべての診療行為が削除されます。これはメモリー上だけの削除で「保存」ボタンを押すまでカルテには反映されません。「とりやめ」ボタンを押せば編集前の状態に戻ります。
夜間・早朝等加算
NOAManager の「施設登録」で「夜間・早朝等加算」にチェックが入っている場合、夜間・早朝等加算が算定されます。この自動判定はかなり複雑なため、条件によっては自動算定できないことがあります。そのような場合は手動で「再診」メニューから「夜間・早朝等加算」を選択し追加してください。
「保存」ボタン
入力された診療行為をもとに医事計算が行われ、結果がカルテへ書き戻されます。同時に合計額は FRONT へも反映されます。
点数に対する窓口徴収額への端数処理は NOAManager の「施設登録」
「まるめ係数」での四捨五入などの設定によります。
カルテ「診療」欄の診療行為が「診療入力ツール」へ転記されるにあたり、
カルテ側で点数が入っていればこれが使われ、
カルテ側の点数が空の場合はマスターの点数が使われます。
このようにカルテ側の記述が優先されますので、
自費などの場合に点数を強制的に変更したい場合、
あらかじめカルテ側で点数を変更し一旦保存した後、
再度「診療入力ツール」を開けば、変更した値が下のセクションに表示され、
「保存」ボタンを押すとこれを元に計算が行われます。
カルテ側の表示:保険と自費両方の請求がある場合は、それぞれの小計行が挿入されます。
「領収書」ボタン
「保存」ボタンを押すと、その上に「領収書」ボタンが現れます。これを押すと領収書が表示されますので、これを印刷してください。
「とりやめ」ボタン
これを押すと「診療行為入力ツール」の内容は破棄され、編集前のカルテ内容に戻ります。
オプション
PriceList
薬剤や処置などの「マスター編集パネル」が表示され、マスター・メンテナンスができます。
セット登録
下のセクションに表示された診療行為一式に「セット名」をつけ「一括メニュー」へ登録できます。前述のように「主訴」欄で使われるグループメニューと実体は同じものですので、グループメニューの編集パネルで登録することもできます。詳細はセット登録の HELP を参照してください。
フィルター
診療行為の計算に加味する条件を設定するツール。ここで設定した条件を通過して計算が実行されるので、これを濾過器に例えフィルターと呼びます。詳細はそちらの HELP を参照してください。
病名チェッカー
診療行為に対応する病名群の辞書を作り、診療費計算時この辞書を参照し、病名もれがあれば警告するツール。詳細はそちらの HELP をご覧ください。詳細はそちらの HELP を参照してください。
過去履歴
診療行為の過去履歴パネルが開き、過去履歴のひとつを選択し診療入力ツールにコピーできます。この場合、現在の診療入力ツールの画面を上書きしてしまいますので注意してください。
入力欄を表示
ここにチェックが入っていると、カルテ「診療欄」のテキスト部分も表示されるようになります。
自費料金に外税を加算
ここにチェックが入っていると、あらかじめ PriceList で設定された消費税率に基づき、自費料金に外税が加算されます。
妊娠に関しては消費税の対象外になっているので「産科」という文字列の入った診療項目については「消費税の計算対象外」となります。
内税の場合 は PriceList で内税を含む自費料金を設定します(この場合は「...外税を加算」のチェックをはずします)。
あるいは NOAManager の自費係数を「10.8」のように設定すれば、PriceList の自費料金をひとつひとつ修正する手間が要りません。ただし妊娠関連は消費税の対象外となっているので、妊娠を扱う施設での「内税」では、面倒でも PriceList の内容を逐次変更するなどの必要があります。
フッター
「診療欄」内容をすべて削除
フッター左端の アイコンのクリックで
「診療欄」を空欄にすることができます。
前回受診時の内容が透けて見えるようにする
アイコンをクリックすると「診療欄」の内容が削除され、前回受診時の内容が透けて見えるようになります。
属性設定
アイコンのクリックで右側のツール・エリアに「属性設定パネル」が開きます。詳細はそちらの HELP を参照してください。
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