DocMaker

 証明書や紹介状などの「文書作成」ツールです。


文書名の入力

 一番上の文書名入力欄に「診療情報提供書」「紹介状」など 文書名を入れます(「カルテへ転記」ボタンを押した時に、これが記憶されます。「テンプレートへ登録」ボタンでも同じです)。

 メニューから削除したい文書名を選択し、右の をクリックすると選択した項目がメニューから削除されます。

 文書名は「書式の種類識別のため」と「印刷される文書のタイトル」を兼ねていますが「幾つかの識別名であってもひとつの文書タイトルで印刷したい」との要望がありましたので、「紹介状(病院)」「紹介状(診療所)」などのようにカッコでくくっておけば、カッコの中は印刷されない仕様にしました。

宛先の入力

 宛先欄に入力します。宛先のメニューへの記憶やメニューからの削除は、文書名の場合と同じです。

宛先の検索

 「宛先」欄に文字入力をすると、宛先メニューが「その文字列を含んだものだけ」に絞りこまれます。空欄のままリターン・キーを押せば 絞込みは解除されます。

患者情報の入力

 3行目からは患者氏名などの入力です(電子カルテから このツールを開いた場合、患者情報は自動転記されているはずです)。 患者情報のプリントアウト不要なら「患者情報表示」のチェックを はずしてください。

挨拶文(前文)の入力
 文頭に入れる型通りの挨拶文を入力します。
本文の入力

 紹介状などの本文を入力します。

タイムスタンプの設定

 「本日の日付に設定」にチェックを入れておくと、 日付欄が「カルテの日付」ではなく常に「本日の日付」になります。 過去カルテについて紹介状を書く場合が多い医療機関では、 ここにチェックを入れておけば 過去のカルテを開いても常に本日のタイムスタンプが押されます。

小さいフォントサイズで印刷

 ここにチェックを入れておくと、小さいフォントで印刷されます。文書量が多い場合などにお使いください。

「ロゴ」の登録

 医療機関のシンボル・マークのロゴを文書フッターに設定できます。ロゴ・イメージは正方形のものを用意してください。薄いグレーのようなものの方が上品です。

 「ロゴ登録」をクリックすると「ロゴ登録パネル」が開きます。 ロゴとして登録したい画像イメージを自分のコンピュータ内から選択し「画像読込み」ボタンを押して下さい。ロゴ・イメージが登録され、フッターに表示されます。登録パネルの「ロゴを削除」を押すと、登録したロゴは削除されます。ロゴをクリックすれば再度「ロゴ登録パネル」を開くことができます。


「テンプレートへ登録」ボタン
 「文書」名がポップアップメニューへ記憶され、 それに付随して「挨拶文」「本文」も記憶されます。 次回からは「文書」名をメニュー選択するとともに、 付随した内容もそれぞれの入力欄に自動入力されるようになります。

(注)「カルテへ転記」ボタンでも同じことが行われますが 「カルテへ転記」ボタンの場合、その文書名が既存なら上書きしません。 「テンプレートへ登録」ボタンでは、 既存の文書名であっても内容を上書きするところが違いです。

「アーカイブ」ボタン
 文書全体が NOA フォーマットとして表示されます。 「カルテへ転記」ボタンでカルテに転記されるのはこの内容と同じものです。

 後日、カルテに転記されたアーカイブ部分をコピーして、 文書ツールの「アーカイブ欄」へペーストし 「文書へ復元」ボタンをクリックすれば、文書を復元表示することができます。

「メールで送付」ボタン
 作成した文書をメールとして送信する機能です。

 文書が「メール送信パネル」に平文で表示されます。From, To, Subject に所定の情報を入力し、右下端の「メールで送信」ボタンを押すと送信されます。From 情報は Web ブラウザーに自動で記憶されます(サーバ・マシーンでメール・サーバが立ち上がっていないとメールが送信されないことがあります)。

* 暗号化されない平文メールですので、セキュリティについては自己責任のもとに使用してください。

「カルテへ添付」ボタン

 ここをクリックすると、作成された文書がアイコンとして「所見欄」へ添付されます。ブラウウザー再表示後このアイコンをクリックすると、文書を復元表示できます。

 文書量がかなり大きい場合や文書中に特殊なキャラクターが使われれている場合、この方式ではうまく保存できない可能性があります。その場合は「カルテへ転記」を使ってください。

 この機能は「紹介状など、かさばる文章をカルテ画面に表示したくない」というリクエストにより作成したものです。このようにデータを特殊な様式でアーカイブする方法は、他システムへ移行する場合、データ互換性がとれなくなる可能性が高いので、平文で「カルテへ転記」方式の方をお勧めします。平文の方が「カルテの一覧性」も高まります。

「カルテへ転記」ボタン

以下2つのことが行われます。

  1. 作成文書をカルテに転記するか 尋ねてきます

     「OK」ボタンを押せば、アーカイブされた文書が NOA 形式でカルテ「所見欄」にコピーされます。

    (注)カルテの過去ページ変更防止のため、 この機能は「当日のカルテ」のみで作動します。 過去ページの場合は「強制的に添付するか」尋ねてきます。またカルテが編集中の場合、記述が保存されないままになるのを防ぐため、編集中の欄を閉じるよう求めてきます。

  2. 表示されている書式をテンプレートとして登録

     「テンプレートへ登録」ボタンと同じ動作ですが、 文書名が既存なら頻度情報のみ更新(文書名メニューは使用頻度順に表示される)。

 挨拶文や本文中に ( ) 文字がある場合、それらはカルテへ転送された時に倍角 ( ) へ変換されています。これを半角に訂正すると、アーカイブから文書の復元が正しく動作しなくなります( 半角 ( ) は内部的にデータの区切り文字として使われているためです)。

 「カルテへ転記」ボタンをおした時、パネルのサイズと位置が自動記憶され、次回からそのサイズでパネルが開きます (FireFox の場合、サイズは記憶されますが位置は記憶されません)。

「印刷」ボタン

 作成した文書 PDF が生成され表示されます。 これを手元のプリンターで A4 用紙に印刷してください。

 本文が長くて頁からオーバーフローする場合は、2頁以上にわたって印刷されます。 1頁目のフッター署名欄に医師のサインをしてください。

(注意)あまりにも長大な文章は、印刷できても容量オーバーでカルテへ転記できないことがあります。このような場合はそのコピーのテキストを作成し画像ツールで保存してください。 画像ツールでは PDF も保存できます。

Update: 2013-05-30