健康保険証ビューア

 健康保険証の画像データを保存し参照するツールです。

 このツールを NOA あるいは FRONT に登録し起動すると、自動的に指定行のカルテに対応するページを開きます。そうでなく単独でこのツールを立ち上げた場合は、この HELP 巻末の「InsVewer を直接立ち上げた場合」をご覧ください。

保険証情報の参照

 保険証表示と共に、上のようなポップアップメニューが表示されます。ここから過去の保険証を選択でき、選択とともにその下に表示された保険情報も、該当するものへ変化します。過去の保険証画像を削除したい場合は、ポップアップメニューからその画像ファイルを選択し「削除」ボタンを押してください。

 ポップアップメニューを選択後も画像が現れず空白画面のままの場合は「再表示」をクリックしてください。画像を保存した後にも同様のことがあります(コンピュータ上のメモリーの状況その他による処理遅れと思われます)。

保険証情報

 保険証画像の上に表示される 氏名その他の保険情報は、NOA から拾ってきたデータです。従って、まだ NOA に保険データが入力されていない場合、ここは空欄になります。

保険証画像の登録

 保険証画像は別途スキャナーやカメラなどで撮影したものをコンピュータ内に置き、それを使用します。

 「保険証画像のアイコン」を「赤枠内にドラッグ・アンド・ドロップ」すると、画像が表示されます(注意:赤枠外にドロップしても画像が現れますが、これはブラウザーの基本機能であって InsViewer は機能しません)。

 画像の余白が大きかった場合、画面には余白の部分しか表示されず、あたかも画像がペーストされてないように見えることがあります。そのような時は、赤枠内をマウスでドラッグしてみるか、サイズ・スライダーで画像サイズを縮小してみてください。

保険証画像のアップロード
 画像ファイルのドラッグ・アンド・ドロップが使えない場合にこの機能を使います。保険情報のエリア末尾の「画像アップロード」ボタンを押すと、アップロード・エリアが現れます。登録すべき保険証画像を選択し「ファイルをアップロード」ボタンを押せば、画像ファイルがサーバに登録されます。
画像サイズの変更

 サイズ・スライダーで画像の大きさを調整してください。

 スライダー右の青い背景の scale 部分をクリクすると、あらかじめ規定したサイズに一発で変更され便利です(規定値は「ハンマー・アイコン」をクリックして編集できます。読み込む画像にもよりますが 0.5 位を登録しておくとよいでしょう)。

画像の回転や移動

  のクリックで画像を回転できます。画面からはみ出る大きな画像は回転すると表示エリア外に出てしまい、見えなくなることがあります。画面内に余裕をもって入るよう縮小してから回転させてください。

画像の移動

 画像をマウスでドラッグして移動できます。

画像のトリミング

 赤枠右下の赤い三角をマウスでドラッグして「トリミング領域」を変更できます。トリミング枠で切捨てた部分はトリミング枠を広げることにより再び見えるようになりますが、保存後の画像を復元した場合、トリミング部分の復活はできません。

 トリミングの目的は、画像を整えるためと、サーバ内で無駄な画像スペースをとらないためです。

画像の保存

 「保存」ボタンで、トリミング枠内の画像がサーバに保存されます。保存後の再読込がうまく行かず、画像表示部分が真っ白なことがあります。タイミングの具合でブラウザーが読み込みを失敗した場合ですので「再表示」をクリックしてください。

間違って入力した画像データの削除

 削除したい画像をポップアップメニューで選択・表示させてから「削除」ボタンを押します。

削除した画像データの復元

 保険証画像は間違って削除したり、再保存で上書きしてしまうと、大変困ることがあるので、削除したり上書された画像ファイルは削除マークで見えなくしているだけで実体は残っています。

保険証画像は
 NOA_ARCHIVE/カルテID/Insurance/
の下に保存されています。ファイル名の行頭に '_' がついているものがあれば、これは削除済みファイルです。ファイル名から行頭の '_' を取り除いてやれば、元通り参照できるようになります。

A4 サイズの読込

 保険証だけでなく紹介状などの書類の保存にも利用したい場合は、「A4サイズ」にチェックを入れてください。A4 サイズの画像を取り込めるようになります。

パネルの位置とサイズを記憶

 「保存」ボタンを押したタイミングで、パネルのサイズと位置が記憶され、次回からそのサイズと位置でパネルが開きます。

InsVewer を直接立ち上げた場合
対象となるカルテを検索しておく

 保険証画像の取込み前に、上図の検索でカルテを選択しておく必要があります。検索欄では「カルテID」「anotherId」「漢字氏名」「ふりがな」などを検索キーとして検索できます。anotherId の場合は「.1234」のように 頭にピリオドをつけてから ID を入れます。カルテID は行頭から一致したものがリストアップされますが、その他のキーでは部分一致で検索されます。

 複数ヒットした場合はリストが表示されるので、その中の一つをクリックしてください。その健康保険情報が表示されます。ヒットが1件のみなら、直ちにその健康保険情報が表示されます。

検索対象年月 の指定について

 例えば「佐藤」という名前で検索した場合、かなり沢山ヒットするはずです。この場合、検索対象年月に受診した可能性のあるもの以外はグレー表示され、目的カルテを探しやすくなります。

 また次項「当月カルテのリストアップ」では、リストアップするカルテの受診年月を指定する役目を持ちます。

当月のカルテをリストアップ

 「当月」ボタンを押すと、検索対象年月の受診者すべてがリストアップされます。保険証の画像が登録されていないカルテの場合、最終受診日がグレー表示されます。閲覧したカルテのカルテ番号をクリックすると、その保険証情報が開きます。

 冒頭に説明したように NOA や FRONT から立ち上げれば、このようにカルテを検索したりする手間は不要です。

Update: 2014-03-20