Pickup

 これは「検索対象欄」のデータを、好きな項目ごと時系列的に 表示するツールです (現状では「所見」欄と「検査」欄だけが検索対象となっています)。

 検査欄のデータは「伝票ツール」により key(value) 形式で保存されます (これは XML を可能な限り簡潔にしたもので NOA フォーマット と呼んでいる)。 Pickup ツールは、この書式をもとに データをピックアップし表示するツールです。

テンプレートの作成

 時系列表示するためには、「検索対象」欄中の どの「項目」を表示させるかの設定が必要です。 右下「ハンマー・アイコン」をクリックすると 「Pickup 編集パネル」が開きます。

 すでにテンプレートが登録されている場合は、 上部のポップアップ・メニューから 編集したいテンプレートを選択してください。 新規作成の場合は、 その下の入力欄に「テンプレート名」を入力します (例えば「特定健診」など)。

 次に「ピックアップしたいラベル名」の入力です。 例えば「収縮期血圧」「拡張期血圧」「体重」などを 一行ずつ「改行」して記入してください。 ラベル名は、必ず「検査」欄の中で 「収縮期血圧(130)拡張期血圧(90)」など、 ( )形式の直前に表示されるラベル名である必要があります。

 (注意)「検索対象」欄のラベル名を元にデータをピックアップしてきますので、 ラベル名は「検索対象」欄のものと完全に一致している必要があります。

 (注意)ラベル名に , が入っていると正しく動作しません。 ラベルで , は使わないでください。

テンプレートの編集

 ポップアップ・メニューを選択すると、 そのテンプレート名とラベル群が 自動的に入力欄に表示されます。 適当に編集して「確定」をクリックすると 編集結果はサーバに保存されます。

 登録済みテンプレート名の場合、 編集結果は上書きされますが、未登録のテンプレート名で保存した場合は、 新規テンプレートとしてポップアップ・メニューに追加されます。
テンプレートの削除

 ポップアップ・メニューを選択し 「削除」ボタンをクリックすると、 選択されたテンプレートがサーバから削除されます。

データの表示

 ポップアップ・メニューを選択すると、 そのテンプレートに従って「検索対象欄」の全レコードがスキャンされ、 ヒットしたものが一覧表として時系列的に表示されます。

ピックアップしたデータを 表計算ソフトへ

 データを表示すると下段に「CSV で出力」ボタンが現れます。 これをクリックすると データが CSV 形式で表示されますので、 これをコピーし「適当な名前.csv」という名前のテキストとして保存。 それを Exel などに読み込んでください。

注意

 このツールは「ラベル名(」の文字列を検索し、 見つかった位置から「)」までの文字列データを取り出し 表示する単純な仕組みです。従って、 単に「血圧」というようなラベルで表示させますと 「収縮期血圧」「拡張期血圧」どちらにもヒットし、 最初にヒットしたデータだけを表示することになります。

 また、所見欄、検査欄の順にスキャンし、同じラベル名が複数あっても、 最初にみつかったものだけを表示します。

 このような仕組みを理解の上、 期待したピックアップが行われるよう 「検索対象欄」のラベル名を決めてください。


Update: 2012-10-06