JAR コンテンツプロパティエディタでは、JAR ファイルに取り込むファイルを指定できます。このプロパティエディタは、新しい JAR コンテンツファイルを作成するときに、ウィザードのパネルとして表示されます。また、JAR コンテンツファイルのノードをマウスの右ボタンでクリックして「プロパティ」を選択し、「内容」プロパティを選択して省略記号「...」ボタンをクリックするで、JAR コンテンツプロパティエディタを開くことができます。
「ソース」パネルでディレクトリやファイルを選択して「追加」をクリックすると、これらのディレクトリやファイルが JAR ファイルに追加されます。ディレクトリを JAR に追加すると、ディレクトリ以下の内容もすべて追加されます。
「ソース」パネルには、マウントされていてエクスプローラに表示されている全ファイルシステムがツリー表示されます。このツリーをナビゲートし、JAR ファイルに追加するディレクトリを選択できます。追加するディレクトリを選択し、プロパティエディタの中央にある「追加」ボタンをクリックします。
「ソース」パネル上部には、2 つのボタンがあります。ディレクトリノードを選択して ボタンをクリックすると、このディレクトリをウィンドウルートとすることができ、このディレクトリを基点として作業できます。この新規ウィンドウルートより 1 レベル下にあるディレクトリは、新規パッケージルートとみなされます。ファイルやディレクトリを選択して「追加」をクリックすると、このファイルやディレクトリは JAR に追加され、その転送先は新規パッケージルートが基点となります。たとえば、次の階層が「ソース」パネルに表示されているとします。
MyFilesystem mypackage A.class mysubpackage B.class C.class MyOtherFilesystem
mypackage
を選択して MyFilesystem
ノードと MyOtherFilesystem
ノードが消え、mypackage
がこのツリーの最上位ノードとなります。ツリーのルートは mypackage
であるため、B.class
を追加するとその転送先は mysubpackage
となります。A.class
を追加するとその転送先は <root>
となり、JAR ファイルのルートに表示されることを意味します。
「ソース」パネルの ボタンを押すと、ルートが 1 レベル上に移動します。
「ソース」パネルでファイルとディレクトリを選択して「追加」をクリックすると、これらのファイルとディレクトリは「選択した内容」パネルに表示されます。「選択した内容」からエントリを削除するには、「すべてを削除」をクリックするか、削除するエントリを選択して「削除」をクリックします。
「ディレクトリ接頭辞」フィールドを使用すると、「選択した内容」パネルに追加するファイルのパスを深くすることができます。たとえば、ファイルのデフォルトパスが MyPackage/MyClass.class
であるときに「ディレクトリ接頭辞」フィールドに org/acme/
を入力すると、JAR ファイルのディレクトリ構造は org/acme/MyPackage/MyClass.class
となります。
接頭辞は、「選択した内容」パネルにエントリを追加する前に設定してください。すでに追加したエントリには、接頭辞は適用されません。
「転送先」フィールドは、選択した内容が JAR ファイルのどのディレクトリに現われるかを示します。このフィールドを編集することで、特定のエントリの転送先を変更できます。相対ルートや接頭辞なしで追加したエントリの場合、このフィールドは空です (ただし、出力される JAR ファイルではこれらのエントリはそのデフォルトディレクトリ (パッケージ) 構造を維持します)。
「ファイルフィルタ」フィールドでは、エントリに対する正規表現またはその肯定を入力できます。「ファイルフィルタ」プロパティエディタで指定した共通フィルタに加え、「選択した内容」パネルのエントリに対して設定されたフィルタも使用されます。両方のフィルタを満たす内容だけが JAR ファイルに取り込まれます。
関連項目 | |
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JAR ファイルの変更
JAR ファイルの更新 JAR コンテンツフィルタの設定 JAR マニフェストの作成 デフォルトの JAR 圧縮レベルの設定 JAR ファイルの実行 ファイルシステムと Java クラスパス ファイルシステムのマウント |