AbsoluteLayout は、IDE における特殊レイアウトマネージャであり、フォーム内の希望する位置に正確にコンポーネントを配置し、IDE 内でコンポーネントを移動し、選択ボーダーを使用してコンポーネントのサイズを変更できます。
AbsoluteLayout は、プロトタイプの作成時に便利です。プロパティ設定を入力する必要はなく、レイアウトにおける制限もとくにありません。
![]() |
AbsoluteLayout は、製品として配布するアプリケーションには適していません。コンポーネントの位置とサイズが固定されており、環境が変化しても変わりません。したがって、こういったアプリケーションを異種プラットフォームで実行したり、異なる Look and Feel を使用したりすると、外観が大きく歪む恐れがあります。
製品として配布するアプリケーションを AbsoluteLayout を使用して作成する場合は、レイアウトマネージャを GridBagLayout に切り替え、アプリケーションを配布する前に微調整してください。 |
AbsoluteLayout マネージャは、NullLayout を使用する場合と似ていますが、AbsoluteLayout ではレイアウトマネージャを使用するのに対し、NullLayout ではレイアウトマネージャを使用しません。
NullLayout ではなく AbsoluteLayout マネージャを使用した場合、最初に最小サイズで表示されないようにするために、コンテナコンポーネントのサイズをプログラミングによって設定する必要がないという利点があります。これは、コンテナの「フォームサイズポリシー」(「コード生成」プロパティの 1 つ) がデフォルトの「pack() メソッドの生成」に設定されていると仮定しています。「サイズ変更コードなし」に設定されている場合は、レイアウトマネージャとは関係なくコンテナは最小サイズで表示され、ユーザーがフォームのサイズを変更しない限りコンポーネントは表示されません。
netbeans/lib/ext/AbsoluteLayout.jar
に配備の準備が整っています。
ソースコードも再配布可能です。ソースコードは、netbeans/sources/org/netbeans/lib/awtextra
にあるファイル AbsoluteLayout.java
と AbsoluteConstraints.java
に入っています。
関連項目 | |
---|---|
NullLayout
GridBagLayout フォームのコード生成の変更 レイアウトマネージャの設定 |