次の変数は、任意の VCS プロファイルのコマンド (および任意の変数) で使用できます。変数の値は、それらを含むコマンドが実行されるたびに動的に割り当てられます。
ROOTDIR
- マウントされたファイルシステムのルートディレクトリからのフルパスです。この文字列は、ファイルシステムをマウントしたときに「カスタマイザ」ダイアログの「作業ディレクトリ」フィールドから取得されます。MODULE
- ディレクトリ内の関連マウントポイントです。FILE
- コマンドが発行されたファイルの名前です。DIR
- 選択したノードを含むディレクトリへのマウントされたディレクトリからのパス名です。マウントされたディレクトリ名、関連マウントポイント、または選択したノードは含みません。たとえば、C:¥mybigproject
をマウントして関連マウントポイント src
を設定し、ノード org/bigpackage/littlepackage
を選択している場合は、DIR は org/bigpackage
で解決されます。PATH
- DIR 変数と FILE 変数が結合したものです。PATHS
- 複数のファイルを選択した場合 (または複数のファイルが単一の選択ノードによって表される場合)は、各ファイルのパスが 2 つのシステムセパレータ (${PS}${PS}
) で区切られてリストされます。QPATHS
- 各エントリが二重引用符「"」で囲まれる点を除き PATHS 変数と同じです。MPATHS
- 各エントリがパスの最初にモジュール名を含んでいる点を除き PATHS 変数と同じです。QMPATHS
- 各エントリがパスの最初にモジュール名を含んでいる点を除き QPATHS 変数と同じです。FILE_IS_FOLDER
- 選択したノードがディレクトリの場合は、文字列 true
が返されます。それ以外の場合は、空の文字列 (""
) が返されます。NUM_FILES
- 選択によって表されるファイルの数。この変数は、「複数のファイルに対して実行可能」プロパティが False に設定されている場合には 1 を返します。
いくつかのノードは複数のファイルを表します。ただし、.class
ファイルを含めるには、コマンドの「すべてのファイルを処理」を True に設定する必要があります。たとえば、1 つのノードが選択され、そのノードが .java
ファイル、.form
ファイル、および .class
ファイルを表している場合、NUM_FILES の値は 2 (「すべてのファイルを処理」プロパティが False に設定されている場合) または 3 (「すべてのファイルを処理」プロパティが True に設定されている場合) になります。
MULTIPLE_FILES
- NUM_FILES の値が 1 よりも大きい場合は、文字列「true」が返されます。それ以外の場合は、空の文字列 ("") が返されます。
ENVIRONMENT_VAR_<変数名>
- <変数名> で表される環境変数の値が返されます。CONFIRMATION_MSG
- 選択したコマンドが実行していることを確認するメッセージで使用される文字列です。この変数の値は、指定コマンドの「実行前の確認メッセージ」プロパティから取得されます。INSERT_ERROR_OF_<コマンド名>
- 失敗したコマンドによって生成されたエラーメッセージを使用できます。INSERT_OUTPUT_OF_<コマンド名>
- コマンドによって生成された出力を使用できます。FS_DISPLAY_NAME
- ファイルシステムの表示名の接頭辞になるテキストです。関連項目 | |
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