fastjavac コンパイラの設定

ネイティブコンパイラである fastjavac コンパイラによってプログラムをコンパイルすることができます。プラットフォームごとに異なるバージョンの fastjavac がありますが、各バージョンが同一の Java バイトコードにコンパイルされます。 fastjavac は、Solaris、Linux、および Windows のオペレーティング環境で利用できます。

「プロジェクトの設定」ウィンドウの「コンパイラの種類」ノードで、fastjavac コンパイラを設定できます。プロパティの値を変更した場合、変更結果はそのコンパイラを使用するすべてのクラスに適用されます。以下は、コンパイラプロパティについての説明です。

「プロパティ」タブ
デバッグ コンパイル時にデバッグ情報を作成します。このオプションにより、デバッグ中にローカル変数を表示できます。
非推奨 非推奨のメンバーやクラスの各用途を表示します。
エンコーディング ASCII 文字セットに含まれていない文字をコンパイラがどのように解釈するかを決定するエンコーディングを設定します。
エラー表現 エラー出力書式を記述する POSIX 形式による正規表現を提供します。
外部コンパイラ 実行可能コンパイラを指すパスを設定します。デフォルトの場合、外部コンパイラは JDK 同梱の fastjavac コンパイラです。
識別名 このコンパイラの種類を識別するときに IDE が使用する名前を設定します。
最適化 よりコンパクトで高速となるように生成されたバイトコードを最適化します。
ターゲット コンパイラ出力の出力先ファイルシステムを設定します。 <設定なし>を選択した場合、.class ファイルはそのソースディレクトリに書き込まれます。
「上級」タブ
起動クラスパス インストールされた拡張機能を含む Java の起動クラスへのパスを設定します。
起動クラスパスタグ置換 起動クラスパスのコマンド行オプションを設定します。
クラスパス IDE が使用するクラスパスを設定します。CLASSPATH 環境変数に設定されているクラスパスを上書きします。
デバッグタグの置換 デバッグ情報を含めるためのコマンド行オプションを設定します (-g など)。
非推奨タグの置換 推奨されない部分を表示するためのコマンド行オプションを設定します (-deprecation など)。
環境変数 IDE が使用する環境変数を name=value の形式で設定します。この値が null に設定されている場合は、IDE の設定が使用されます。
ファイルシステムのパス 実行対象として指定されているファイルシステム内のディレクトリを指すクラスパスを設定します。この値は変更できません。
最適化タグの置換 バイトコードを最適化するためのコマンド行オプションを設定します (-O など)。
出力ディレクトリタグの置換 クラスを生成する出力先ディレクトリを変更するためのコマンド行オプションを設定します (-d など)。
関連項目
外部コンパイラの設定
内部コンパイラの設定

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