IDE のほとんどのテンプレートでは、デフォルト時に外部実行を使用します。外部実行を使用する場合は、IDE でアプリケーションを実行するときに新しい仮想マシン (VM) が呼び出されます。これによって、特殊な VM を必要とするアプリケーションを実行したり、内部実行では不可能な操作を実行したりできます。たとえば、VM 実行可能ファイル (java.exe
など) と完全なコマンド行パラメータを、アプリケーションのクラスパス設定値とともに指定できます。外部実行では、アプリケーションがクラッシュしたり遅延したりした場合に IDE が保護されます。
「プロジェクト設定」ウィンドウの「実行の種類」ノードで外部実行を構成できます。プロパティの値を変更すると、その実行を使用するクラスすべてに変更内容が適用されます。実行プロパティについて次に説明します。
「プロパティ」タブ | |
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外部プロセス | 指定した実行方法でプロジェクトを起動するために呼び出されるコマンド。デフォルトでは、IDE は、使用している JDK に同梱の java ツールを使用します。java コマンドとそのオプションの詳細については、 http://java.sun.com/j2se/1.3/docs/tooldocs/solaris/java.html を参照してください。
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識別名 | この実行の種類を識別するために IDE が使用する名前。 |
「上級」タブ | |
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起動クラスパス | Java プラットフォームを構成するクラスへのパス。 |
クラスパス | IDE がクラスを検索するために使用するパス。この値は、デフォルト値や CLASSPATH 環境変数よりも優先されます。 |
環境変数 | IDE が使用する環境変数で、名前= 値 の形式で定義されます。この値が null に設定されている場合は、IDE の設定が使用されます。
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ファイルシステムのパス | (読み取り専用) ファイルシステムでの実行用に指定されたディレクトリに対応するクラスパス。 |
ライブラリパス | (読み取り専用) IDE が使用するライブラリとモジュールを含むクラスパス。 |
作業用ディレクトリ | プロセスを起動するためのディレクトリ。この値が null の場合、IDE 自体の作業用ディレクトリが使用されます。この機能は、JDK 1.3 および互換バージョン以上で使用できます。
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関連項目 | |
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アプレット実行の設定 JSP 実行の設定 |