Make One Linuxオンラインマニュアル |
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第三章 1CD/DVD Linuxの作成 |
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3.1CD/DVD Linux作成開始
注意事項
- 下記の1CD/DVD Linux作成手順において、灰色で囲まれている部分は全てコマンドライン上の表示内容です。
- コマンドラインの先頭に付加されている"$"や"#"はプロンプトです。それぞれ一般ユーザのプロンプト、rootユーザのプロンプトを表します。
オリジナル1CD/DVD Linux作成手順
- 第三章 事前準備を参考にして設定ファイルの編集などをしておいてください。尚、その際には以下の点に注意しておいてください。
- 作成するISOファイルがCD/DVDディスクメディアの容量に収まらなくなるおそれがないかどうか注意してください。開発者の環境では2GBほどハードディスク使用量で700MB程度のISOファイルを作ることができました。容量が足りない場合は、不要なファイルをexclude-file.listに列挙しておいてください。
- 個人情報の流出に繋がるようなファイル等はexclude-file.listに記述するか、もしくはバックアップをとって削除しておいてください。また、ウェブブラウザ等のクッキー等も削除しておいてください。
- molmakeコマンドを実行してオリジナル1CD/DVD LinuxのISO9660イメージファイルを作成します。この処理にはかなり時間がかかります。処理中に大きなファイルの書き込みや削除を行うとISO9660イメージファイルをうまく作成することができない場合があるので、molmakeコマンドの実行中にはなるべくマウスやキーボードの操作を行わないでください。
# molmake
尚、この処理がエラー等で中断してしまった場合は、一度--cleanオプションを付けてmolmakeコマンドを実行して、エラーが発生するまでに作成されたファイルを削除しておいてください。
# molmake --clean
- molmakeコマンドの処理が完了するとmolmake.confで指定した場所にISO9660イメージファイルが作成されます。このイメージファイルをお好みのライティングソフトウェアでCD/DVDに書き込めば、オリジナル1CD/DVD Linuxの完成です。第三章 ISOイメージファイルの書き込みについてでcdrecordを用いたISO9660イメージファイルの書き込み方法を解説しています。