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3 設定

MICSでは,ハードウェアユニットの組み合わせを自由に決定できるように,XML形式でそれらを組み合わせたアーキテクチャを定義する.設定XMLのエレメントを次に示す.

mics
ルートエレメント p
element id=ID class=用いるクラス
ハードウェアユニットに対応するエレメント.エンジンで管理するためのアーキテクチャ中で唯一の文字列からなるIDと,用いるクラスを指定する.クラスの初期設定を行うMicsElement.initializeメソッドに,このエレメントのXMLノードが渡されるため,子エレメントや,idとclas以外の属性に関しては,ユーザが任意に決定できる.

たとえば,バス,メモリ,プロセッサで構成される単純なアーキテクチャの設定ファイルは次のようになる.

     
     <?xml version="1.0" encoding="euc-jp"?>
     <mics>
       <element id="mem0" class="net.wasamon.mics.memory.RandomAccessMemory" size="2048"/>
       <element id="bus0" class="net.wasamon.mics.bus.SingleDataBus" ram="0"/>
       <element id="proc0" class="net.wasamon.mics.processor.SimpleProcessor" memory="2048">
         <channel id="bus0" offset="2048"/>
       </element>
     </mics>
     

尚,設定ファイル中に現われているクラスに関しては,ユニットで説明する.