LFS パーティションに対して行う最初の作業は、限定的なディレクトリ階層を作り出すことです。 第 6 章 においてビルドするプログラムを、最終的なディレクトリにインストールするためです。 第 8 章にある一時的なプログラムを、再構築して上書きしていくために必要となります。
必要となるディレクトリレイアウトを生成するため、root
ユーザーになって以下を実行します。
mkdir -pv $LFS/{bin,etc,lib,sbin,usr,var} case $(uname -m) in x86_64) mkdir -pv $LFS/lib64 ;; esac
第 6 章 にあるプログラムはクロスコンパイラーによってビルドされます。 (詳しくは ツールチェーンの技術的情報 を参照してください。) クロスコンパイラーは他のプログラムとは切り分けるため、特別なディレクトリにインストールすることにします。 ここでそのディレクトリを生成します。
mkdir -pv $LFS/tools