Libcap パッケージは、Linux カーネルにおいて利用される POSIX 1003.1e 機能へのユーザー空間からのインターフェースを実装します。 この機能は、強力な root 権限機能を他の権限へと分散します。
スタティックライブラリをインストールしないようにします。
sed -i '/install.*STALIBNAME/d' libcap/Makefile
パッケージをコンパイルします。
make
このパッケージにテストスイートはありません。
パッケージをインストールします。
make RAISE_SETFCAP=no lib=lib prefix=/usr install chmod -v 755 /usr/lib/libcap.so.2.26
make オプションの意味
RAISE_SETFCAP=no
このパラメーターは setcap が自分を利用しないようにします。 このことにより、カーネルやファイルシステムが拡張属性をサポートしていなくてもインストール時のエラーが発生しないようにします。
lib=lib
このパラメーターは x86_64 においてライブラリを $prefix/lib64
ではなく $prefix/lib
にインストールします。 x86
においては何も効果はありません。
共有ライブラリは /lib
に移動させます。 これにより
/usr/lib
にある .so
ファイルを再生成します。
mv -v /usr/lib/libcap.so.* /lib ln -sfv ../../lib/$(readlink /usr/lib/libcap.so) /usr/lib/libcap.so