FWATCHの使い方

※ 以下はVer1.8について記述したものです。

FWatchの仕組みとパラメーターの調整方法

FWatchはファイルが更新されたことを検知して何らかのアクションを起こすものですが、ファイルを操作しているアプリケーションと直接連携しているわけではありません。

アプリケーションによってファイルを一括して書き込むものもあれば、複数回にわけて追記的に作成するもの、あるいは一旦削除したのちにワークファイルを作成してから結合するもの、など様々です。

しかし、FWatchは、あくまでも、ファイルの状態だけをみて、更新を判断しています。(そのため、ファイルを作成するアプリケーションであれば、アプリケーションの種類は問いません。)

これらのファイルの作成方法の違いを吸収できるようにFWatchには監視方法に、いくつかの調整項目を持たせています。

これらのパラメーターを調整するためには、FWatchが、内部的に、どのような処理をしているのか理解する必要があります。

FWatchの仕組みとして以下の点が重要となります。

FWatchは上記のような原理でファイルを監視しているため、マシンへの負荷とファイル更新を正しく判定できる最小値のバランスを調査しながら調整してゆく必要があります。

とはいえ、ローカルマシン上の単一フォルダで1000個程度のファイルの通常の更新チェックをするのであれば、デフォルト値で十分使えるものと思われます。

これらの調査・調整を行う場合には、ある程度詳細なログ出力を行いながら実験を繰り返す必要があります。(ただし、ログ出力も、それなりに時間のかかる処理だということに注意してください。)