axtera3 web mail 取り扱い説明

インストール

WWWサーバーの適当なフォルダーに、axtera3_10.zipを伸張してできたファイルを入れてください。ただし、readmeのディレクトリは必要ありませんので、一通り読んだら削除してもかまいません。
インストーラはありません。
axtera3はテキストファイル(漢字コードEUC,改行コードLF)ですので、catコマンドなどで簡単に内容を見ることができます。
  1. 初期設定ファイルの変更
    初期設定ファイルは、axtera3_conf.php です。必要に応じて以下の値を変更します。
    変数説明
    $gDomainアカウントと合わせてメールアドレスを作ります。
    一般的には、メールアドレスの @ マークより右側です。
    $gWwwaxtera3をインストールしたサーバーの名前を設定してください
    メールサーバーと通信する際に、クライアントを明らかにするために用います
    $gPop3POP3サーバーの名前を設定してください
    $gSmtpSMTPサーバーの名前を設定してください
    $gImapIMAPサーバーの名前を設定してください
    $gImapFlagPOP3,IMAPサーバーのどちらを使うか
    true : IMAPサーバー  false : POP3サーバー
    $gLoginログイン画面のファイル名
    変更する必要はありません。
    $gTitleTITLEタグに入れる文字列。
    適当な文字列にしてください。
    $gHeadLineブラウザの上の方に出力される文字列です。
    適当な文字列にしてください。
    $gSubTitleブラウザの下の方に出力される文字列です。
    適当な文字列にしてください。
    ファイルは必ず、漢字コードEUC、改行コードLFで保存して下さい。
    漢字コードがSJIS、JISの場合は正常に動作しません。
    変更したら、ブラウザから次のようにアクセスし、動作環境を確認してください
    http://abc.def.ghi.jp/axtera3.php?check=axtera
    
    (ドメイン名、ディレクトリー名はインストールしたサーバーに合わせてください。)
    サーバーとの通信チェックも行いますが、接続の確認だけで、送受信の確認をしているわけではありません。
  2. スタイルシートの変更
    axtera3の見た目はスタイルシートで変更できます。スタイルシートはaxtera3.cssです。
    一応、調整してありますので、色以外は変えない方が無難です。以下のクラスはレイアウトを崩さないで変更できます
    クラス説明
    body の
    background-color
    全体の背景色
    .title クラス上部に表示される文字。非表示にすることはできません
    .sub_title クラス下部に表示される文字。非表示にすることはできません
    .login_backの
    background-image
    background-position
    background-repeat
    ログイン画面

インストールするサーバーについて

axtera3を動作させるためには、次の環境が必要です。
  • WWWサーバー
    WWWサーバーはapacheを利用します。apacheはPHPが動作するように設定されている必要があります。 インストールについては、解説してあるサイトを参照してください
  • PHP
    PHPはver.4.2以上が必要です。
    axtera3imap関数を利用します(必須)。 imap関数が利用できるようにPHPがインストールされている必要があります。

    mbstring関数が利用できればaxtera3はmbstring関数を利用します。 mbstring関数が利用できなければ、TOMO氏作、jcode-LE.phpを利用します。jcode-LE.phpは秀逸なライブラリですが、 実行速度の関係からmbstring関数を利用できるようにすることを推奨します。(インタプリタで動く jcode-LE.phpよりも コンパイルされているmbstringの方が速いというだけのことです。機能的には同じです。)

    インストールについては、解説してあるサイトを参照してください
    また、初期設定ファイル(php.ini)のmbstringセクションはEUC-JPが扱えるようにしてください。
    mb_string関数を利用する場合の初期設定ファイル(php.ini) の追加・変更
    変更前
    [mbstring]
    ;mbstring.internal_encoding = EUC-JP
    ;mbstring.http_input = auto
    ;mbstring.http_output = SJIS
    ;mbstring.detect_order = auto
    ;mbstring.substitute_character = none;
    
    変更後
    [mbstring]
    mbstring.internal_encoding = EUC-JP
    mbstring.http_input = auto
    mbstring.http_output = EUC-JP
    mbstring.detect_order = auto
    mbstring.substitute_character = none;
    
    この場合、mb_string関数を利用できるようにPHPがコンパイルされている必要があります。

  • メールサーバー
    axtera3をインストールするサーバーからPOP3、IMAP、SMTPでアクセスできる必要があります。 POPサーバーの仕様にもよりますが、POPでは、SMTPと併用する場合、INBOX(受信箱)しか見えない場合があります。

利用するブラウザについて

クッキーとJavaScriptを使用(必須)していますので、ブラウザ上でそれらが動作するようにしてください。 クッキーにはアカウントとパスワードを記憶させます。クッキーの有効期限はブラウザを開いている間としてありますので、ハードディスクにそれらの値が保存されることは無いはずです。
JavaScriptは入力の検査などに使用しています。

ファイル一覧

使用しているファイルは次のとおりです。
ファイル名説明
axtera3.php メインルーチン
axtera3_conf.php 初期設定ファイル
axtera3.css スタイルシート
index.html ログイン画面
unit000.inc その他のルーチン
unit001.inc 動作環境ルーチン
unit110.inc mb_string関数不使用 SMTP通信ルーチン
unit111.inc mb_string関数使用 SMTP通信ルーチン
unit200.inc POP3メインルーチン
unit210.inc mb_string関数不使用 POP3通信クラス
unit211.inc mb_string関数使用 POP3通信クラス
unit300.inc IMAPメインルーチン
unit310.inc mb_string関数不使用 IMAP通信クラス
unit311.inc mb_string関数使用 IMAP通信クラス
jcode-LE.php TOMO氏作 日本語文字コード変換ユーティリティ簡易版
内容は、見ればわかります。データ入力部、処理部、プレゼンテーション部が一緒になっています。(^_^);;
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