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特殊イベントは、読まれるとただちに非常に低レベルで処理されます。
関数read-event
はこれらのイベントをそれ自身で処理してしまい、
それらを返すことはありません。
このように処理されるイベントは表示されることはなく、
キー列に組み込まれることもなく、
last-command-event
や(this-command-keys)
の値に
現れることもありません。
特殊イベントが数値引数を破棄することはなく、
unread-command-events
で読み戻すことはできません。
特殊イベントがキーボードマクロに現れることはなく、
読者がキーボードマクロを定義しているときに、
特殊イベントがキーボードマクロに記録されることはありません。
しかし、それらのイベントは、
読まれた直後にはlast-input-event
に現れますから、
これからイベントの定義で実際のイベントを見ることができます。
iconify-frame
、make-frame-visible
、delete-frame
の
イベント型は、通常このように処理されます。
特殊イベントをどのように処理するか、
どのイベントが特殊イベントであるかを定義する
キーマップは変数special-event-map
にあります(see Active Keymaps)。