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18.2 タブストップ

表を入力するには、テキスト(textモード)における<TAB>の定義、 tab-to-tab-stopを利用できます。 このコマンドは、ポイントがつぎのタブストップ位置に達するまで ポイントのまえに字下げを挿入します。 テキスト(text)モードでなくても、M-iでこのコマンドを実行できます。

M-iが使用するタブストップは任意に設定できます。 この設定は、昇順に並べた桁番号のリストとして tab-stop-listと呼ばれる変数に格納されます。

タブストップを設定する便利な方法は、 M-x edit-tab-stopsを使うことです。 このコマンドは、タブストップの設定を記述したバッファを作成して選択します。 このバッファを編集して今までとは異なるタブストップを指定し、 C-c C-cと打ってその新たな設定を有効にします。 edit-tab-stopsは、呼ばれたときのカレントバッファをあらかじめ 記録しておくので、そのバッファに新たなタブストップを設定します。 通常、全バッファで同じタブストップを共有しているので、 1つのバッファでタブストップを変更すると、すべてのバッファに影響をします。 しかし、あるバッファでtab-stop-listをローカルにしておくと、 そのバッファでedit-tab-stopsを実行するとローカルな設定を編集します。

一般的に使われる8桁ごとに設定されたタブストップの場合、 設定用バッファの内容はつぎのようになります。

             :       :       :       :       :       :
     0         1         2         3         4
     0123456789012345678901234567890123456789012345678
     To install changes, type C-c C-c

1行目は、各タブストップ位置をコロンで表します。 残りの行は、タブストップ位置を読み取りやすくためや使い方です。

tab-to-tab-stopを制御するタブストップと、 バッファ内でのタブ文字の表示とは、関係がないことに注意してください。 詳細についてはSee Display Vars