commは,二つの入力ファイルの共通の行とユニークな行を標準出力 に書き出します.`-'のファイル名は標準入力を意味します.概要です.
comm [option]... file1 file2
commを使用する前に,LC_COLLATEロカールで指定された順番 に入力ファイルをソートする必要があります.入力ファイルが改行文字で終ら ない場合,改行は暗黙に付加されます.オプションを用いないsort コマンドは,commの入力に適したファイルを常に出力します.
オプションが無い場合,commは三列の出力を生成します.一列目は file1のユニークな行を含み,二列目はfile2のユニークな行を含 み,三列目は両方のファイルに共通な列を含みます.列は単一のTAB文字で分 離されます.
オプションの-1,-2,そして-3は,対応する列 の出力を抑制します.Common optionsも参照してください.
他の比較ユーティリティとは異なり,commは比較の結果に依存しな い終了ステータスがあります.上記の通常の比較では,commはゼロ のコードで終了します.エラーがあった場合,ゼロでないステータスで終了し ます.