次: , 前: To Other Calendar, 上: Other Calendars


27.9.3 他の暦からの変換

Emacsが扱える暦で日付を指定して、カレンダーの対応する日に移動できます。 本節では、マヤ暦を除く暦でこれを行うコマンドを説明します。 マヤ暦については、これに続く節を参照してください。

g c
ISO商用暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-iso-date)。
g j
ユリウス暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-julian-date)。
g a
天文通算日(ユリウス日)で指定した日付に移動する (calendar-goto-astro-day-number)。
g h
ヘブライ暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-hebrew-date)。
g i
イスラム暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-islamic-date)。
g f
フランス革命暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-french-date)。
g C
中国暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-chinese-date)。
g p
ペルシア暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-persian-date)。
g k
コプト暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-coptic-date)。
g e
エチオピア暦で指定した日付に移動する(calendar-goto-ethiopic-date)。

これらのコマンドは、それぞれの暦での日付を聞いてきて、 それに対応するグレゴリオ暦の日付にポイントを移動します。 また、エコー領域には指定した暦の日付を表示します。 Emacsは月の名前をユーザーに聞くときに強い補完(see Completion) を使うので、ヘブライ暦/イスラム暦/フランス革命暦などの月の名前の綴りを 気にする必要はないでしょう。

ヘブライ暦で問題となるのが追悼記念祭『ヤールツァイト』(yahrzeit)と 呼ばれる命日の計算です。 Emacsのカレンダーにはその計算機能があります。 カレンダー内にカーソルがあるときにM-x list-yahrzeit-datesコマンドを 実行すると年の範囲を聞いてきます。 そして、ポイントがある日付に対応した追悼記念祭の日付を指定した範囲の年に ついて一覧表示します。 カレンダー内にいないときにこのコマンドを使うと、 まず死亡年月日を聞いてから年の範囲を聞いてきます。 そして、追悼記念祭の日付の一覧を表示します。