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9.3 メッセージの報告

マクロが良性または悪性の異常な状況を静的に診断しているとき,以下のマクロ を使用してそれを報告すべきです.動的な発行,すなわちconfigure が実行されているときは,Printing Messagesを参照してください.

— マクロ: AC_DIAGNOSE (category, message)

categoryの警告をオンにしている場合,messageを警告として(また はユーザが要求する場合はエラーとして)報告します.以下の現在含められてい る標準的なカテゴリを使用することを勧めます.

`all'
以下のカテゴリの一つに分類されないメッセージです.空のcategoryを使 用することと等価です.
`cross'
クロスコンパイルに関連する問題です.
`obsolete'
時代遅れの構成の使用です.
`syntax'
曖昧な構文構成,間違った順序のマクロ呼び出しです.

— マクロ: AC_WARNING (message)

`AC_DIAGNOSE([syntax], message)'と等価ですが,より良く分類さ れているカテゴリを使用することを推奨します.

— マクロ: AC_FATAL (message)

ひどいエラーmessageを報告し,autoconfは終了します.

ユーザが`autoconf -W error'を実行しているとき,AC_DIAGNOSEAC_WARNINGからの警告はエラーとして報告されます.autoconf Invocationを参照してください.