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5.3 改行の取り扱い

データベースでは,ファイル名はヌル文字で終端されています.これは,古い 書式も新しい書式も同じようになっています.

新しいデータベースの書式が使用されているとき,frcodeに渡す前の, ファイルのリストの並べ替え能力に依存する圧縮技術が,データベースの生成 に使用されています.

システムのソートコマンドが,入力されるファイルのリストを`-z'オプショ ンでヌル文字で分離している場合,このオプションが使用され,そのため, updatedblocateは両方共,改行を含むファイル名を正しく処 理します.sortコマンドにこのサポートが無い場合,ファイルのリスト は改行文字で分離され,つまり,改行を含むファイルの部分は間違って並べ替 えられます.結果として,正しくないマッチと,正しくない間違ったマッチの 両方が発生します.

一方,古いデータベース書式を使用している場合,改行が埋め込まれたファイ ル名は正しく処理されません.これを強制する技術的な制限は無いので, bigramプログラムはヌルで分離されているファイル名のリストをサポー トするように更新されていません.

そのため,新しいデータベース書式を使用していて(これはデフォルトです), システムでGNU findを使用している場合,改行はいつでも正しく処理さ れます.そうでなければ,改行は正しく処理されない可能性があります.