13.9 configureの呼び出し
configureは,処理方法を制御する以下のオプションを理解します.
- --help
- -h
-
configureオプションの概要を出力して終了します.
- --version
- -V
-
configureスクリプトの生成に使用したAutoconfのバージョンを出
力して終了します.
- --cache-file=file
-
キャッシュを可能にします.調査の結果を,通常はconfig.cacheとい
うfileに保存し,使用します.キャッシュを利用不可能にするため,
fileはデフォルトで/dev/nullです.
- --config-cache
- -C
-
--cache-file=config.cacheの別名です.
- --quiet
- --silent
- -q
-
調査したり作成したりしているメッセージを出力しません.通常の出力も全て
省略するためには,(エラーメッセージは表示されますが)/dev/nullに
ファイルをリダイレクトしてください.
- --srcdir=dir
-
ディレクトリdirでパッケージのソースコードを探します.通常,
configureはディレクトリを自動的に決定することが可能です.
configureは,広範囲では役に立たないかもしれませんが,その他
のオプションも受け入れます.詳細を知るために`configure --help'を
実行してください.