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@math
: 数式の挿入
短い数式を@math
コマンドで書くことができます.カッコの間に以下の
ように数式を書いてください.
@math{(a + b)(a + b) = a^2 + 2ab + b^2}
(a + b)(a + b) = a^2 + 2ab + b^2
このように,@math
コマンドはInfo出力で効果がありません.
makeinfoは入力をそのまま再生成し,数学的な解釈を全く行ないませ
ん.
@math
は@tex
を暗黙に指定します.これは(上記の例のように)
上付文字と下付文字を書くことを可能にするだけでなく,あらゆるプレーンの
TeXの数学的なコントロールシーケンスを使用することも可能にします.これ
らのコマンドに対し`@'の代わりに`\'を使用するのは従来通りです.
以下のようにします.
@math{\sin 2\pi \equiv \cos 3\pi}
InfoとHTMLでは以下のような入力になります.
\sin 2\pi \equiv \cos 3\pi
`\'は@math
内部のエスケープ文字なので,文字通りのバックスラッ
シュを得るために@\
を使用することが可能です(\\
はTeXでは
動作しますが,Infoでは文字通り`\\'になるでしょう).`\'は通常,
文字通り`\'を生成するので,@\
は@math
の外部では定義
されていません.
等式を表示するために,現在はTeXを直接使用する必要があります (see Raw Formatter Commands).