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11.2 @enumerate: 数字や文字が付いたリストの作成

@enumerateは,アイテムのラベルが黒丸の代わりに,連続した整数や文 字となる以外,@itemizeに似ています(see @itemize).

@enumerateコマンドを行の最初に書いてください.コマンドは引数を要 求しませんが,オプションとして数字または文字を受け入れます.引数を用いな いと,@enumerateは数字`1'でリストを開始します.`3'のよ うな数字の引数を用いると,コマンドはその番号からリストを開始します. `a'または`A'のような大文字または小文字を用いると,コマンドはそ の文字でリストを開始します.

項目分けされたリストと同じ方法で,列挙されたリストのテキストを書いてくだ さい.列挙したいそれぞれの段落を始める前に,単独行に@itemを置い てください.@itemで始まる行に他のテキストは一切書かないでくださ い.

リストの項目の間に空白行を書くべきです.一般にInfoファイルが読みやすくな ります.

引数の無い@enumerateの例は以下のようになります.

     @enumerate
     @item
     
     根本的な原因.
     
     @item
     
     直接の原因.
     @end enumerate

これは以下を生成します.

  1. 根本的な原因.
  2. 直接の原因.

3を引数とした例は以下のようになります.

     @enumerate 3
     @item
     
     元となる原因.
     
     @item
     
     逆の原因.
     
     @item
     
     永続する原因.
     @end enumerate

これは以下を生成します.

  1. 元となる原因.
  2. 逆の原因.
  3. 永続する原因.

選択肢に関する短い概要は以下のようになります.概要は,aの引数で @enumerateを使用して組み立てられています.

  1. @enumerate

    引数を用いないと,番号付リストを生成し,それは数字の1で始まります.

  2. @enumerate positive-integer

    (正の)数字の引数を用いると,その数字で番号付のリストを開始します.他の文 章で中断されたリストを続けるために,これを使用することが可能です.

  3. @enumerate upper-case-letter

    大文字の引数を用いると,それぞれの項目がその大文字で始まる文字で印が付い たリストを開始します.

  4. @enumerate lower-case-letter

    小文字の引数を用いると,それぞれの項目がその小文字で始まる文字で印が付い たリストを開始します.

アウトラインのように,番号付のリストを入れ子にすることも可能です.