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7.5 他のInfoファイルへの参照

ノード名の直前のカッコにファイル名を書くことで,Infoの読者が他のInfoファ イルのノードへ行くことを可能にするメニュー項目を作成することが可能です. この場合,三つの部分のメニュー項目の書式を使用するべきで,それで読者はファ イル名を入力することを省略できます.

書式は,以下のようになります.

     @menu
     * first-entry-name:(filename)nodename.     description
     * second-entry-name:(filename)second-node. description
     @end menu

例えば,Emacs Manualで直接`Outlining'と`Rebinding'ノー ドを参照するため,メニューを以下のように書きます.

     @menu
     * Outlining: (emacs)Outline Mode. The major mode for
                                      editing outlines.
     * Rebinding: (emacs)Rebinding.    How to redefine the
                                      meaning of a key.
     @end menu

ノード名をリストアップせずファイル名だけにする場合,Infoは`Top'ノードを 参照しているものと推測します.

Infoのメインメニューを含むdirファイルには,ファイル名のみを列挙し たメニュー項目があります.これで,それぞれのInfoドキュメントの`Top'ノー ドへ直接行くことができます(see Installing an Info File).

例えば,以下のようになります.

     * Info: (info).         Documentation browsing system.
     * Emacs: (emacs).       The extensible, self-documenting
                            text editor.

(Infoシステムのためのdirのトップレベルディレクトリは,Texinfoファ イルではなくInfoファイルですが,メニュー項目はどちらの形式のファイルでも 同じように見えます.)

GNU Emacs Texinfoモードでのメニュー更新コマンドは,現在のバッファのノー ドでのみ動作するので,他のファイルを参照するメニューを作成するために使用 することは不可能です.そのようなメニューは手で書く必要があります.