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vc-toggle-read-only
)。
バッファは、読み出し専用にもなります。 そうすると、その内容を変更するコマンドは許されません。 モード行では、左端付近に`%%'や`%*'を表示して、 読み出し専用バッファであることを示します。 通常、読み出し専用バッファは、テキストを操作する特別なコマンドを持つ diredやrmailなどのサブシステムが作ります。 書き込みを禁止されたファイルを訪問しても 読み出し専用バッファが作られます。
読み出し専用バッファで変更したいときには、
コマンドC-x C-qを使います(vc-toggle-read-only
)。
これは、読み出し専用バッファは書き込み可能にし、
書き込み可能バッファは読み出し専用にします。
多くの場合、これは変数buffer-read-only
を設定することで動作します。
この変数は各バッファでローカルな値を持ち、
値がnil
以外だとバッファは読み出し専用になります。
ファイルが版管理の下に置かれている場合には、
C-x C-qは版管理システムを介して
バッファだけでなくファイルの読み出し専用の状態も変更します。
See Version Control。
M-x rename-bufferは、カレントバッファの名前を変更します。 ミニバッファ引数として新しい名前を指定します。 デフォルトはありません。 すでに他のバッファに使っている名前を指定すると、 エラーになり、名前は変更されません。
M-x rename-uniquelyは、 他のどれとも違う唯一の名前にするために、 カレントバッファ名に数字の接尾辞を付け加えて似た名前に変更します。 このコマンドは引数を必要としません。 このコマンドは複数のシェルバッファを作るのに便利です。 バッファ`*Shell*'を改名すれば、 M-x shellをふたたび実行して バッファ名`*Shell*'の新しいシェルバッファを作れます。 一方、古いシェルバッファは、新しい名前で存在し続けます。 この方法は、メイルバッファ、コンパイルバッファ、 特定の名前のバッファを作るEmacsの多くの機能にも有効です。
M-x view-bufferは、既存のEmacsバッファを調べることを除けば、 M-x view-file(see Misc File Ops)によく似ています。 閲覧(view)モードには、バッファを簡単にスクロールするための コマンドがありますが、変更するコマンドはありません。 qで閲覧(view)モードから抜けると、 ウィンドウにまえに表示していたバッファ(とその中での箇所)に切り替わります。 あるいは、eで閲覧(view)モードから抜けると、 閲覧していたバッファとそのポイント位置はそのまま残ります。
コマンド、M-x append-to-bufferとM-x insert-bufferは、 1つのバッファから別のバッファへテキストをコピーするのに使います。 See Accumulating Text。