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C.3 configureオプション

以下に、 GDBをビルドする上でほとんどの場合に役に立つ configureのオプションと引数の要約を示します。 configureには、 ここには挙げられていないオプションもいくつかあります。 configureに関する完全な説明については、 see What Configure Does

     configure [--help]
               [--prefix=dir]
               [--exec-prefix=dir]
               [--srcdir=dirname]
               [--norecursion] [--rm]
               [--target=target]
               host

そうしたいのであれば、 `--'ではなく単一の`-'でオプションを始めることもできますが、 `--'を使うとオプション名を省略することができます。

--help
configureの実行方法の簡単な要約を表示します。
--prefix=dir
プログラムおよびファイルをディレクトリdirにインストールするよう ソースを構成します。
--exec-prefix=dir
プログラムをディレクトリdirにインストールするよう ソースを構成します。
--srcdir=dirname
注意: このオプションを使うには、 gnu make、 あるいは、 VPATH機能を持つ他のmakeを使用する必要があります。
GDBソース・ディレクトリとは別のディレクトリに構成を作成する場合に、 このオプションを使用します。 特に、 いくつかの構成を別々のディレクトリにおいて同時に作成(かつ維持)する場合に、 このオプションを使うことができます。 configureは、 構成に固有のファイルをカレント・ディレクトリに書き込みますが、 dirnameディレクトリにあるソースを使うように、 それらのファイルを調整します。 configureは、 dirnameディレクトリ配下のソース・ディレクトリ・ツリーと同じ構造を持つディレクトリ・ツリーを、 作業ディレクトリの下に作成します。
--norecursion
configureが実行されたディレクトリ・レベルだけを構成します。 サブディレクトリまで含めて構成することはしません。
--target=target
指定されたターゲットtargetで実行するプログラムをクロス・デバッグするために、 GDBを構成します。 このオプションを指定しないと、 GDBと同じマシン (ホスト) で実行されるプログラムをデバッグするよう、 GDBは構成されます。

利用可能なすべてのターゲットの一覧を生成する、 便利な方法はありません。

host ...
指定されたホストhost上で実行されるようGDBを構成します。

利用可能なすべてのホストの一覧を生成する、 便利な方法はありません。

ほかにも利用可能な多くのオプションがありますが、 これは通常、 特殊な目的にのみ必要とされるものです。