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Wrapper とは操作中のファイル名に基づいて設定を制御することを可能にする cvs の機能のことです。設定は、バイナリ・ファイルには `-k' で、 マージできないテキスト・ファイルには `-m' です。
また、非バイナリ・ファイルを更新するときの
マージ方針について記述するオプション `-m' があります。
MERGE
は cvs が通常用いる方法です:
ファイルをマージしようとすることを意味します。COPY
は cvs
update
はファイルのマージを拒否するという意味で、`-kb' でバイナ
リとして指定されたファイルにもそうなります (ただし、バイナリとして指定
されていれば、`-m 'COPY'' を指定する必要はありません。
CVS は使用者に2つのバージョンのファイルを提供し、必要な変更を挿入する
ために使用者が cvs の外の機構を使用することを要求します。
警告: cvs 1.9 以前では COPY
を使わないでくださ
い—それらのバージョンの cvs はあるバージョンを別の物の上にコピー
し、以前の内容を消し去ってしまいます。
Wrapper オプション `-m' は更新時のマージ方針にのみ影響し、
ファイルの格納方法には影響しません。
バイナリ・ファイルの詳細は Binary files 参照。
管理用ファイル cvswrappers の基本的な書式:
ワイルドカード [オプション 値][オプション 値]... 利用できるオプションを以下に挙げます。 -m マージ方針 値: MERGE か COPY -k キーワード展開 値: 置換モード 値は以下のように単引用符で囲みます。
例えば、`.exe' で終わるファイルをバイナリとして扱いながら、 ディレクトリを取り入れます:
cvs import -I ! -W "*.exe -k 'b'" first-dir vendortag reltag