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28.4.2 プレフィックスキーマップ

C-xや<ESC>のようなプレフィックスキーは それぞれ専用のキーマップを持っていて、 そこにはそのプレフィックスキーに続くイベントの定義が保持されています。

プレフィックスキーの定義は、通常、それに続くイベントの定義を検索するための キーマップです。 あるいは、プレフィックスキーの定義がLispシンボルであって、 その関数の定義がキーマップというのもあります。 どちらでも効果は同じですが、 後者では、プレフィックスキーにコマンド名を与えてその用途を示すことができます。 このため、C-xにバインドされているのは シンボルCtl-X-Prefixであり、 その関数定義はC-xコマンド群に対応するキーマップです。 C-cC-xC-h、<ESC>は グローバルマップでプレフィックスキーとして定義されていますから、 これらはつねにプレフィックスキーとして使用できます。

通常のプレフィックスキーに加えて、 メニューバーを表す『仮想的なプレフィックスキー』があります。 メニューバーのキーバインディングに関する特別な点については メニューバーを参照してください。 ポップアップメニューを表示させるマウスボタンイベントもまた、 プレフィックスキーです。 こちらの詳細については メニューキーマップを参照してください。

決まった変数に格納されているプレフィックスキーマップもあります。