7.4 xargs
の呼び出し
xargs [option...] [command [initial-arguments]]
xargs
は,以下のステータスで終了します.
- 0
-
成功した場合.
- 123
-
1-125のステータスで終了されたコマンドの呼出があった場合.
- 124
-
コマンドが255のステータスで終了した場合.
- 125
-
コマンドがシグナルでキルされた場合.
- 126
-
コマンドが実行不可能な場合.
- 127
-
コマンドが見つからない場合.
- 1
-
その他のエラーが発生した場合.
--arg-file
=inputfile-a
=inputfile-
標準入力の代わりに,ファイルinputfileから名前を読み込みます.
--null
-0
-
入力ファイル名を空白の代わりにヌル文字で終端し,引用符とバックスラッシュ
は特別扱いされません(すべての文字は,文字通りに扱われます).引数として
扱われるような,ファイル文字列の終端部分を使用不可能にします.
--eof
[=
eof-str]-e
[eof-str]-
ファイル文字列の終端をeof-strに設定します.ファイル文字列の終端が,
入力行に現れた場合,残りの入力は無視されます.eof-strが省略されて
いる場合,ファイル文字列の終端はありません.このオプションが与えられて
いない場合,ファイル文字列の終端はデフォルトで`_'になります.
--help
-
xargs
のオプションの概要を出力して,終了します.
--replace
[=
replace-str]-i
[replace-str]-
最初から存在する引数にあるreplace-strを,標準入力から読み込まれた
名前に置換します.また,引用符で囲まれていない空白は,引数の終りになり
ません.代わりに,入力は改行のみで分割されます.replace-strが省略
されている場合,デフォルトは`{}' になります(`find -exec'に
似ています).`-x'と`-l 1'を暗黙に指定します.
--max-lines
[=
max-lines]-l
[max-lines]-
最大max-linesの空白でない入力行を,コマンドラインごとに使用します.
後置されている空白は,入力行を論理的に次の行に続かせ,それは行を数える
目的のためです.`-x'を暗黙に指定します.
--max-args=
max-args-n
max-args-
最大max-argsの引数を,コマンドラインごとに使用します.
max-argsより引数が少ないときは,サイズ(`-s'オプションを参照
して下さい)を越ていても,`-x'オプションが与えられていない場合はそ
れが使用され,それ以外では
xargs
は終了します.
--interactive
-p
-
それぞれのコマンドラインを実行するかどうか,ユーザにプロンプトを表示し,
端末から一行読み込みます.応答が`y'や`Y'で始まっている場合の
み,コマンドラインを実行します.`-t'を暗黙に指定します.
--no-run-if-empty
-r
-
標準入力が全く空行を含まない場合,コマンドを実行しません.デフォルトで,
コマンドは入力が無い場合でも一度実行されます.
--max-chars=
max-chars-s
max-chars-
コマンドと最初からある引数と引数文字列の最後の終端のヌルを含め,最大
max-chars文字をコマンドラインごとに使用します.
--verbose
-t
-
コマンドラインを実行前に標準エラー出力に出力します.
--version
-
xargs
のバージョンナンバーを出力し,終了します.
--exit
-x
-
サイズ(`-s'オプションを参照して下さい)を越えた場合,終了します.
--max-procs=
max-procs-P
max-procs-
一度にmax-procsプロセスまで実行します.デフォルトは1です.
max-procsが0の場合,
xargs
は一度に実行可能な最大数のプロセ
スを実行します.