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5 停止と継続

デバッガを使用する主な目的は、 プログラムが終了してしまう前に停止させたり、 問題のあるプログラムを調査して何が悪いのかを調べたりすることにあります。

GDB内部においてプログラムが停止する原因はいくつかあります。 例えば、 シグナルの受信、 ブレイクポイントへの到達、 stepコマンドのようなGDBコマンドの実行後の新しい行への到達などです。 プログラムが停止すると、 変数の値の調査や設定、 新しいブレイクポイントの設定、 既存のブレイクポイントの削除などを行った後に、 プログラムの実行を継続することができます。 通常、 GDBが表示するメッセージは、 ユーザ・プログラムの状態について多くの情報を提供してくれます。 ユーザはいつでも明示的にこれらの情報を要求することができます。

info program
ユーザ・プログラムの状態に関する情報を表示します。 表示される情報は、 そのプログラムの実行状態 (実行中か否か)、 そのプログラムのプロセス、 プログラムが停止した理由です。