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C.2 ホストとターゲットの名前の指定

configureスクリプトにおけるホストおよびターゲットの指定方法は、 3つの名称部分を持ちますが、 あらかじめ定義された短い別名もいくつかサポートされています。 完全名は、 以下のようなパターンの3つの情報部分を持ちます。

     architecture-vendor-os

例えば、 ホストを指定する引数hostとして、 あるいは、 --target=targetオプションのtargetの部分に、 sun4という別名を使うことができます。 これと同等の完全名は`sparc-sun-sunos4'です。

GDBに付属しているconfigureスクリプトには、 サポートされているすべてのホスト名、 ターゲット名、 および、 別名を問い合わせするための機能はありません。 configureは、 Bourneシェル・スクリプトのconfig.subを呼び出すことによって、 省略名を完全名に対応付けします。 このスクリプトを使って、 省略名の意味が推測と合っているかどうかをテストすることもできます。 以下に例を示します。

     % sh config.sub i386-linux
     i386-pc-linux-gnu
     % sh config.sub alpha-linux
     alpha-unknown-linux-gnu
     % sh config.sub hp9k700
     hppa1.1-hp-hpux
     % sh config.sub sun4
     sparc-sun-sunos4.1.1
     % sh config.sub sun3
     m68k-sun-sunos4.1.1
     % sh config.sub i986v
     Invalid configuration `i986v': machine `i986v' not recognized

config.subも、 GDBディストリビューションの一部としてソース・ディレクトリ (バージョン4.18では、gdb-4.18) に入っています。