カレンダー内を移動するコマンドはテキスト内を移動するコマンドに対比できます。 日、週、月、年を単位として前後に移動できます。
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calendar-forward-week
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calendar-forward-month
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日や週を単位とした移動は、Emacsの通常の文字単位や行単位の移動の類推です。 C-nは通常はつぎの行の同じ桁に移動しますが、 カレンダー(calendar)モードでは つぎの週の同じ曜日に移動します。 また、C-pはまえの週の同じ曜日に移動します。
矢印キーは他のモードと同様に、それぞれ、 C-f、C-b、C-n、C-pに等価です。
月単位や年単位の移動コマンドは週単位の移動と同じように働きますが、 より大きな単位での移動です。 月単位の移動コマンドM-}とM-{は、それぞれ、 翌月、前月に移動します。 年単位の移動コマンドC-x ]とC-x [は、 それぞれ、1年後、1年前に移動します。
これらのコマンドを簡単に覚えるには、それぞれ、 月と年を段落とページに対比させることです。 しかし、コマンド自体は同じではありません。 Emacsの通常の段落移動コマンドは段落の先頭か末尾に移動しますが、 月単位や年単位の移動コマンドは1か月分や1年分で移動しますから、 月や年の区切りを普通は飛び越します。
これらのコマンドはすべて数引数を反復回数として扱います。 簡単のために、カレンダー(calendar)モードでは Meta修飾なしでも数字とマイナス記号で数引数を指定できます。 たとえば、100 C-fは100日後の日付にポイントを進めます。