makeinfo
を実行する
makeinfo-region
やmakeinfo-buffer
コマンドを使用することで,
GNU Emacs Texinfoモードでmakeinfo
を実行することが可能です.
Texinfoモードでは,コマンドはデフォルトで,C-c C-m C-rとC-c
C-m C-bに割り当てられています.
makeinfo-region
やmakeinfo-buffer
を呼び出すとき,Emacsはファ
イル名のためプロンプトを出し,デフォルトとして訪問されたファイルの名前を
提示します.希望があれば,makeinfo
処理を始める<RET>を押す前に,
ミニバッファのデフォルトファイル名を編集できます.
Emacsのmakeinfo-region
とmakeinfo-buffer
コマンドは,一時的
なシェルバッファでmakeinfo
プログラムを実行します.makeinfo
がエラーを見つけた場合,Emacsはエラーメッセージを一時的なバッファに表示
します.
C-x `(next-error
)の入力で,エラーメッセージを解析することが
可能です.これでEmacsは,makeinfo
がエラーとしたTexinfoソースの行
にカーソルを移動します.next-error
コマンドの使用の詳細は,
See Running make
or Compilers Generally.
さらに,makeinfo
コマンドを実行しているシェルを殺したり,シェルバッ
ファに最新の出力を表示させたりすることも可能です.
makeinfo-region
やmakeinfo-buffer
から)makeinfo
を実
行している,現在のジョブを殺します.
makeinfo
シェルバッファを再表示します.
(TeXジョブを殺したり再表示したりする類似のコマンドが,C-c C-t C-kとC-c C-t C-lだと言うことに注意してください.See Texinfo Mode Printing.)
M-x edit-optionsやM-x set-variableコマンドで
makeinfo-options
変数を設定することや,.emacs初期化ファイル
で変数を設定することで,makeinfo
に対するオプションを指定できます.
例えば,以下のように.emacsファイルに書きます.
(setq makeinfo-options "--paragraph-indent=0 --no-split --fill-column=70 --verbose")