kill-line
)。
もっとも単純なキルコマンドはC-kです。 行の先頭で使うと、その行のすべてのテキストをキルして、空行にします。 空行で使うと、改行を含めてその行を完全にキルします。 空行でない行を完全にキルするには、行頭でC-kを2回打ちます。
一般に、C-kは、行末でなければ、 ポイントからその行の末尾までをキルします。 行末では、ポイントのうしろの改行をキルするので、 現在行と後続の行が繋がります。 どちらの動作をするか決めるときには、 行末にあって見にくい空白やタブを無視しますから、 ポイントが行末にあるように見えていれば、 C-kで改行がキルされると考えてください。
C-kに正の引数を指定すると、 その個数の行とそれらに続く改行をキルします (ただし、現在行のポイントよりまえのテキストは残す)。 負の引数−nを指定すると、 C-kは現在行に先行するn行 (と現在行のポイント位置よりまえのテキストを含めて)を削除します。 つまり、ポイントが行頭にある状態でC-u - 2 C-kとすれば、 先行する2行をキルします。
C-kに引数0を指定すると、 現在行のポイントよりまえのテキストをキルします。
変数kill-whole-line
がnil
以外の場合、
行頭でC-kを使うと、行末の改行も含めて行全体をキルします。
この変数は、通常、nil
です。