ディスク容量を無限に浪費することを避けるために、 Emacsは番号付きバックアップの版を自動的に削除できます。 一般には、Emacsは始めの数個と最新の数個のバックアップを残して、 そのあいだのものをすべて削除します。 これは、新たにバックアップを作るごとに行われます。
2つの変数kept-old-versions
とkept-new-versions
は、
このような削除を制御します。
それらの値は、それぞれ、新たにバックアップを作るときに、
保持すべき最古(番号が最小)のバックアップの個数、
保持すべき最新(番号が最大)のバックアップの個数です。
それらの値は、バックアップの新版を作った直後に使われることに
注意してください。
新たに作ったバックアップも、kept-new-versions
の数に含まれます。
デフォルトでは、どちらの変数も2です。
delete-old-versions
がnil
以外ならば、
何もいわずに余分な中間の版を削除します。
デフォルト値であるnil
ならば、
余分な中間の版を削除するかどうかを聞いてきます。
diredの.(ピリオド)コマンドも古い版を削除するために使えます。 See Dired Deletion。