概して、たった数メガしかメモリを使わないなら、メモリの使用を減らす努力を 行うことに悩まないように。例えば、数メガ以上のファイルを扱うことが他の 事情で実際的でなかったら、それらを処理するのに入力ファイル全体をコアに読 み込むことは理に適っている。
しかしながら、普通に非常に大きいファイルを扱うことのある、cat
や
tail
のようなプログラムにとって、それが処理できるファイルの大きさ
を人為的に制限する手法の使用は避けることが重要だ。もしプログラムが行毎に
働き、ユーザが提供する任意の入力ファイルが与えられるならば、一行だけをメ
モリに保持するべきだ。なぜなら、これは大して難しくなく、全て一度にコアに
入るよりも大きいファイルを扱えることをユーザが望むだろうからだ。
もしあなたのプログラムが複雑なデータ構造を作るなら、単にコアにそれを作っ
て、もしmalloc
がゼロを返したら致命的なエラーにしてしまいなさい。