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18.4.4 キル(kill)と再挿入(yank)

kill-line (C-k)
カレントなカーソル位置から行末までのテキストをキル(kill)します。
backward-kill-line (C-x Rubout)
行の先頭までのテキストをキルします。
unix-line-discard (C-u)
カーソル位置から逆方向にカレント行の先頭までをキルします。 キルされたテキストは、 キル・リング(kill-ring)に退避されます。
kill-whole-line ()
カーソルの位置にかかわらず、 カレント行のすべての文字をキルします。 デフォルトでは、 バインドされていません。
kill-word (M-d)
カーソル位置からカレントな単語の末尾までをキルします。 カーソルが単語の間にある場合は、 次の単語の末尾までをキルします。 単語の境界は、 forward-wordの場合と同様です。
backward-kill-word (M-DEL)
カーソルの前にある単語をキルします。 単語の境界は、 backward-wordの場合と同様です。
unix-word-rubout (C-w)
空白類1を単語の境界として、 カーソルの前にある単語をキルします。 キルされた単語は、 キル・リングに退避されます。
delete-horizontal-space ()
ポイントの前後にある、 すべての空白(スペース)とタブを削除します。 デフォルトでは、 バインドされていません。
kill-region ()
ポイントとマーク (待避されたカーソル位置) の間のテキストをキルします。 このテキストは、 領域(region)と呼ばれます。 デフォルトでは、 このコマンドはバインドされていません。
copy-region-as-kill ()
領域(region)内のテキストを、 直ちに再挿入(yank)できるよう、 キル・バッファ(kill buffer)にコピーします。 デフォルトでは、 このコマンドはバインドされていません。
copy-backward-word ()
ポイントの前にある単語をキル・バッファにコピーします。 単語の境界は、 backward-wordの場合と同様です。 デフォルトでは、 このコマンドはバインドされていません。
copy-forward-word ()
ポイントの後ろにある単語をキル・バッファにコピーします。 単語の境界は、 forward-wordの場合と同様です。 デフォルトでは、 このコマンドはバインドされていません。
yank (C-y)
キル・リングの一番上の位置にあるテキストを、 バッファ内のカレントなカーソル位置に再挿入(yank)します。
yank-pop (M-y)
キル・リングを回転させ、 新しく一番上の位置にきたテキストを再挿入(yank)します。 1つ前に実行したコマンドが、 yankまたはyank-popであった場合のみ、 このコマンドを実行することができます。

Footnotes

[1] 訳注:空白(スペース)、 水平タブ、 改行、 垂直タブ、 フォーム・フィード