異なるプログラミング言語であっても共通点があるのが普通ですが、
その表記法が全く同様であるということはめったにありません。
例えば、
ポインタ
p
の指す値を取り出す方法は、
ANSI Cでは*p
ですが、
Modula-2ではp^
です。
値の表現方法
(および表示方法)
もまた異なります。
16進数は、
Cでは‘0x1ae’のようになりますが、
Modula-2では‘1AEH’のようになります。
いくつかの言語については、 言語固有の情報がGDBに組み込まれており、 これにより、 プログラムを記述した言語を使って上記のような操作を記述したり、 プログラムを記述した言語の構文にしたがってGDBに値を出力させることができます。 式を記述するのに使用される言語を、 作業言語と呼びます。