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27.22 バイナリファイルの編集

バイナリファイルを編集するための特別なメジャーモード、 hexlモードがあります。 このモードを使うには、ファイルを訪問するC-x C-fのかわりに M-x hexl-find-fileを使います。 このコマンドはファイルの内容を16進数表現に変換し、 変換したものを編集するようにします。 ファイルを保存すると自動的にバイナリに戻されます。

M-x hexl-modeを使えば、既存のバッファを16進数表現に変換できます。 普通にファイルを訪問してみたら、実はバイナリファイルだとわかった場合に便利です。

hexlモードでは通常のテキスト文字は上書きします。 これはファイル中のデータの配置をまちがって壊してしまう危険を減らすためです。 特別な挿入コマンドがあります。 以下は、hexlモードで使えるコマンドの一覧です。

C-M-d
10数進で入力したコードのバイトを挿入する。
C-M-o
8数進で入力したコードのバイトを挿入する。
C-M-x
16数進で入力したコードのバイトを挿入する。
C-x [
1kバイト単位の『ページ』の先頭へ移動する。
C-x ]
1kバイト単位の『ページ』の末尾へ移動する。
M-g
16進数で指定したアドレス位置へ移動する。
M-j
10進数で指定したアドレス位置へ移動する。
C-c C-c
hexlモードを抜け、 hexl-mode実行前のこのバッファのメジャーモードに戻る。