@chapter
,@section
,そしてその他の構造化コマンドは,目次
を作成する情報を供給していますが,実際の表をマニュアルに表示しません.こ
うするため,@contents
と/または@summarycontents
コマンドを
使用する必要があります.
@contents
@heading
と同
列のコマンドで生成された見出しは目次に現れません.
@shortcontents
@summarycontents
@summarycontents
は@shortcontents
と同義語です.)
章,付録,そして番号付けされない章のみをリストアップした,短い,または, 概要の目次を生成します.セクション,サブセクション,そしてサブサブセクショ ンは削除されます.長いマニュアルのみ,完全な目次への追加として短い目次が 必要です.
どちらの目次コマンドも単独行に書くべきです.目次コマンドは,自動的に章の
ような見出しを最初の目次ページのトップに生成するので,その前に
@unnumbered
のようなセクションコマンドを含めないでください.
Infoファイルは目次の代わりにメニューを使用するので,Indo書式化コマンドは,
目次コマンドを無視します.しかし,makeinfo
で標準出力に出力を書い
ていない限り,目次は(makeinfo --no-headers
で生成される)プレーンテ
キスト出力には含まれます.
HTML出力を生成する際にmakeinfo
で短い目次を書いているとき,短い目
次のリンクは,ドキュメントのテキストではなく,完全な目次の対応する項目を
指し示します.完全な目次のリンクは,ドキュメントの主なテキストを指し示し
ます.
目次コマンドは,ファイルの最後の索引(前のセクションを参照してください)
の後の@bye
(次のセクションを参照してください)の直前,または,ファ
イルの最初の@end titlepage
(see titlepage)の後に配置すること
が可能です.前者の利点は,行われた処理を参照するため,目次出力が常に更新
されることです.後者の利点は,目次が適切な場所に印刷されることで,DVIファ
イルをdviselectで再配列したり,紙を並べ変える必要が無くなりま
す.
著者として,目次コマンドを好きなところに書くことが可能です.しかし,単に
マニュアルを印刷するだけのユーザは,たとえ著者が目次コマンドをドキュメン
トの最後に書いている場合でも,(ここで書かれているような,ほとんどの既存
のTexinfoドキュメントのように)目次をタイトルページの後に書きたいと思うか
もしれません.これは,@setcontentsaftertitlepage
と/または,
@setshortcontentsaftertitlepage
で指定することが可能です.最初の
ものは,@end titlepage
の後に主な目次のみ印刷します.二番目のもの
は,短い目次と主な目次の両方を印刷します.どちらの場合でも,それに続く
@contents
や@shortcontents
は(@end titlepage
がない
場合は)無視されます(@end titlepage
.
@set...contentsaftertitlepage
を,ドキュメントの最初の方(例え
ば@setfilename
の直後)に含める必要があります.ソースファイルの変
更無しでこれを指定するためtexi2dvi (see Format with texi2dvi)の使用を推奨します.例えば,以下のようにします.
texi2dvi --texinfo=@setcontentsaftertitlepage foo.texi