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13.1 初めて持ち込む

まず最初に、import コマンドを使ってソースを登録します。 import コマンドでサード・パーティーの追っかけをする場合には、 ベンダー・タグ (vendor tag) と リリース・タグ (release tag) を用いると良いでしょう。 ベンダー・タグは枝のタグ名です (‘-b branch’ フラグを使用しなければ、 枝のリビジョンは常に 1.1.1 です—See Multiple vendor branches.)。 リリース・タグは特定のリリースを指すタグ名で、 ここでは ‘FSF_0_04’ とします。

import は起動されたディレクトリを変更 しない ことに注意 してください。特に、そのディレクトリが cvs の作業ディレクトリとし て設定されることはありません。ソースに作業をしたいなら、まずそれを持ち 込んで、それから違うディレクトリに取り出してください (see Getting the source)。

ディレクトリ wdiff-0.04wdiff というプログラムのソー スがあるとします。将来に新しいリリースがなされたときでも適用したい個人 的な修正を加えようとしています。まず、リポジトリに wdiff のソー スを加えることから始めましょう:

     $ cd wdiff-0.04
     $ cvs import -m "Import of FSF v. 0.04" fsf/wdiff FSF_DIST WDIFF_0_04

上の例では、ベンダー・タグを ‘FSF_DIST’ とし、 唯一のリリース・タグを ‘WDIFF_0_04’ としています。