Emacsが画面の最下行に自発的に‘I-search:’と表示するようなら、 劣悪なxon/xoffの『フロー制御プロトコル』に従って 端末がC-sとC-qを送っているためでしょう。
もしこの状態が起きたら、もっともよいのは端末をフロー制御なしに設定するか、
または、パディングを十分に増やして端末がけっしてC-sを
送らないようにすることです。
(パディングを増やす1つの方法は、
より大きい値を変数baud-rate
に設定すること。
この値はボーという単位で表した端末の出力速度。)
フロー制御を止められない場合の次善の策は、
Emacsにフロー制御を処理させることです。
それには、関数enable-flow-control
を呼び出してください。
典型的な場合、
ある種の端末タイプに限ってフロー制御を使う必要があります。
enable-flow-control-on
を使って、
そのような種類の端末に限ってフロー制御を行うようにできます。
たとえば、VT-100端末とH19端末にはフロー制御を行う必要があるのなら、
ファイル.emacsにつぎのものを入れます。
(enable-flow-control-on "vt100" "h19")
フロー制御を使っている場合には、C-sのかわりにC-\、 C-qのかわりにC-^を使う必要があります。 (これらの割り当てはキーボード変換によって行われる。 see Keyboard Translations。)