Next: , Up: Expert Info


2.1 高度なInfoコマンド

より容易に動き回るれるようになる,より多くのInfoコマンドには以下のものが あります.

gで指名したノードに移動する

ノードの名前を知っている場合,g,名前,<RET>と入力することでそ こに移動することが可能です.このため,gTop<RET>でこのファイル の‘Top’と呼ばれるノードへ移動します.(これはtと同じです. Help-Intを参照してください.)gAdvanced<RET>でここへ戻っ てきます.EmacsではgでコマンドInfo-goto-nodeを実行します.

mとは異なり,gでは省略を使用できません.しかし,補完は可能な ので,<TAB>を入力して部分的なノード名を完全なものにすることが可能で す.

他のファイルのノードへ移動するため,ノード名の前に,カッコ内にファイル名 を含めることが可能です.このため,g(dir)Top<RET>でInfoディレク トリノードへ移動し,それはファイルdirの‘Top’ノードです.同様 に,g(emacs)Top<RET>でEmacsのマニュアルのトップノードに移動し ます.

ノード名‘*’はファイル全体を指定します.そのため,g*<RET> と入力することで現在のファイルの全てを見たり,g(FILENAME)<RET> で他のファイルの全てを見ることが可能です.

19でメニューのサブトピックを選択する

システムが要求するそれぞれの入力文字がいやな場合,コマンド1234...9の使用を好むかもしれません.そ れらは,引数と供に使用されているmコマンドの短いものです.1は 現在のノードメニューの最初のものに行きます.2は二番目の項目に行く 等となっています.スタンドアローンのInfoリーダでは0で最後のメニュー 項目まで移動します.これで,存在するたくさんの項目を数える必要が無くなり ます.Enacsでは数字のキーはコマンドInfo-nth-menu-itemを実行します.

画面が複数のフォントをサポートしていて,EmacsのInfoモードをInfoファイル を読むために使用している場合,五番目のメニュー項目に対する‘*’が目立 つように,色が付いていたり,下線が引かれていたりするような他の属性があり, 九番目の項目も同様になっています.これで,項目に対して使用されている番号 をひと目で見ることが容易になります.

端末によっては,色も下線もサポートしていません.実際に項目を数える必要が ある場合,その代わりにmを使用して名前を指定したり,メニュー間を素 早く移動するために<TAB>を使用した方が良いでしょう.

eでInfoドキュメントを編集可能にする

Infoコマンドeで,Infoモードから普通のEmacs編集モードに変更し,それ で現在のノードのテキストを編集することが可能になります.Infoに切替えるた め,C-c C-cと入力してください.eコマンドは,変数 Info-enable-editnilでない場合のみ利用可能です.

eコマンドはEmacsでのみ動作し,そこではコマンドInfo-editを実 行します.スタンドアローンのInfoリーダではInfoファイルを編集可能にするこ とはできないので,eを入力するとノードの終りに移動します.