GNUプロジェクトでは、manページは副次的だ。あらゆるGNUプログラムがmanペー ジを持つことは必要でないか期待されていない。しかし一部は持っている。あな たのプログラムにmanページを含めるかどうかはあなたの選択である。
この決定をするとき、manページをサポートするにはそのプログラムが変更 される時毎に継続的な努力が必要であることを考えなさい。そのmanページに費 す時間はもっと有用な作業から奪われる時間なのだ。
ほとんど変更しない簡単なプログラムでは、manページの更新はちょっとした作 業かもしれない。そして、もし持っていれば、manページを含めない理由はほと んどない。
多量に変更する大きなプログラムでは、manページの更新は相当な重荷かもしれ ない。もしユーザがmanページを寄付すると申し出たら、この贈り物は受け取る のに高くつくと考えるかもしれない。同じ人がそれを維持する全責任を負うと合 意しなければ、そのmanページを拒否することがより良いかもしれない。—完全 にそれから手を洗えるように。もしこの有志が後にその作業をするのをやめたら、 自分でそれを取り上げなければならないと感じてはいけない。誰か他の人がその manページを更新すると合意するまで、配布物からそれを引込めるのがより良い かもしれない。
プログラムをほんの少ししか変更しないとき、manページは更新せずに役に立つ 状態に保たれるぐらい不一致は少ないと感じるかもしれない。そうなら、それを 維持しておらず、Texinfoマニュアルがもっと信頼できることを説明する目に付 く覚え書きをmanページの最初の方に書いておきなさい。その覚え書きはTexinfo 文書を呼び出す方法を表すべきだ。