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7.3 updatedbの呼び出し

     updatedb [option...]
--findoptions='OPTION...'
find渡す大域的なオプションです.環境変数FINDOPTIONSでもこ の値を設定します.デフォルトはありません.
--localpaths='path...'
データベースに書き込むネットワーク以外のディレクトリです.デフォルトは /です.
--netpaths='path...'
データベースに書き込むネットワーク(NFS,AFS,RFS等)のディレクトリです. 環境変数NETPATHSでもこの値を設定します.デフォルトはありません.
--prunepaths='path...'
データベースに書き込まないディレクトリで,それ以外は書き込まれます.環 境変数PRUNEPATHSでもこの値を設定します.デフォルトは, /tmp /usr/tmp /var/tmp /afsです.パスは正規表現として (find ... -regexのように)使用されるので,これらのパスを findで行うのと同じ方法で指定する必要があります.例えば,パスに最 後のスラッシュを含めてはならないことを意味します.
--prunefs='path...'
データベースに書き込まないファイルシステムで,それ以外は書き込まれます. 当該ファイルシステム以下のファイルが除去されることに注意してください. 期待されないファイルシステム以下にあるファイルシステムはすべて無視され ます.環境変数PRUNEFSでもこの値を設定します.デフォルトは nfs NFS procです.
--output=dbfile
構築されるデータベースファイルです.デフォルトはシステムに依存しますが, 通常は/usr/local/var/locatedbです.
--localuser=user
suを使用して,ネットワーク以外のディレクトリを検索するユーザです. デフォルトは,カレントユーザとしてネットワーク以外のディレクトリを検索 します.このユーザを設定するために,環境変数LOCALUSERを使用する ことも可能です.
--netuser=user
suを使用しながら,ネットワークディレクトリを検索するユーザです. デフォルトはdaemonです.このユーザを設定するために,環境変数 NETUSERを使用することも可能です.
--old-format
GNU locateより古いバージョンのlocateとの互換性のため, locateデータベースを古い書式で出力します.このオプションを使 用することは,ファイル名でASCII以外の文字を適切に処理することができなく なる事を意味します(それは,ISO-8859-1文字集合の多くの文字のように,八番 目のビットが設定されている文字を含むファイル名です).
--help
コマンドライン引数の書式の概要を出力して終了します.
--version
updatedbのバージョン番号を出力して終了します.