文字列とは、 (常に、というわけではありませんが) 多くの場合、 引用符によって囲まれる文字のグループです。 エスケープ・シーケンスが使われない限り、 文字列には改行や表示不可の文字を含めることはできません。
‘-i’ オプション (詳細については、See Case Insensitive Scanners) を使わない限り、 大文字・小文字の区別も含めた字義どおりの文字列に対してマッチが行われます。 引用符付きの文字列については、 引用符は認識される文字列には含まれません。
例えば、
string StrING "STRING" \"string\"
はすべて正当な文字列であり、 最後のものは引用符も含めてマッチされます。 Flexにおいては文字列には引用符は必須ではありません。 したがって、 キーワードのグループにマッチさせる場合、
begin end pointer ...
と
"begin" "end" "pointer" ...
のいずれも正当です。