9.2 マージコマンド
空白の溝を用いている共通行のグループは,最初のファイルから出力へコピーさ
れます.差異のある行のそれぞれの行の後に,sdiffは‘%’のプ
ロンプトを出力して一時停止し,以下のコマンドの一つを待ち続けます.それぞ
れのコマンドに<RET>を続けてください.
- ‘e’
-
どちらのバージョンも破棄します.空の一時ファイルでテキストエディタを呼び
出し,編集結果のファイルを出力にコピーします.
- ‘eb’
-
二つのバージョンを連結し,一時ファイルでその結果を編集し,そして,編集結
果を出力にコピーします.
- ‘ed’
-
‘eb’に似ていますが,それぞれのバージョンに,ファイルや行があるバー
ジョンを表示するヘッダが前置されます.
- ‘el’
-
左のバージョンのコピーを編集し,その結果を出力にコピーします.
- ‘er’
-
右のバージョンのコピーを編集し,その結果を出力にコピーします.
- ‘l’
-
左のバージョンを出力にコピーします.
- ‘q’
-
終了します.
- ‘r’
-
右のバージョンを出力にコピーします.
- ‘s’
-
共通の行を黙ってコピーします.
- ‘v’
-
冗長な出力を出しながら共通の行をコピーします.これはデフォルトです.
呼び出されるテキストエディターは,EDITOR環境変数が設定されていれば
それで指定されます.デフォルトはシステムに依存します.