21.6 Lisp式の実行
Emacsには、LispやSchemeのための異なったメジャーモードがいくつかあります。
これらは編集コマンドという意味では同じですが、
Lisp式を実行するコマンドが異なります。
各モードには固有の目的があります。
- emacs-lispモード
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このモードはEmacs Lispで実行するプログラムのソースファイル編集用。
このモードでは、現在の関数定義を評価するC-M-xを定義する。
see Lisp Libraries。
- lisp対話モード(Lisp Interaction mode)
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このモードはEmacs Lispの対話セッション用。
ポイントの直前のS式を評価し、その値をバッファに挿入するC-jを定義する。
see Lisp Interaction。
- lispモード
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このモードはEmacs Lisp以外のLispで実行するプログラムのソースコード編集用。
このモードでは、
現在の関数定義を下位のLispプロセスに送るC-M-xを定義する。
see External Lisp。
- 下位lispモード(Inferior Lisp mode)
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このモードは下位Lispプロセスとの対話セッション用。
このモードは、lispモードとシェル(shell)モード(see Shell Mode)
の特別な機能の組み合わせ。
- schemeモード
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lispモードと同様だが、Schemeプログラム編集用。
- 下位Schemeモード(Inferior Scheme mode)
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このモードは下位のSchemeプロセスとの対話セッション用。
Lispプログラム用の編集コマンドの大部分は事実上どこでも使えます。
See Programs。