初期設定では、cvs は最初の番号を同じにして 2番目の番号を増加させ
ることにより数字リビジョンを割当てます。例えば、1.1
,
1.2
, 1.3
のように。
新しいファイルを加えるときは、2番目の番号は常に 1 で、最初の番号はその
ディレクトリの中のファイルの最初の番号の一番大きいものと等しくなります。
例えば、現在のディレクトリの一番大きい番号が 1.7
, 3.1
,
4.12
であると、追加されたファイルの数字リビジョンは 4.1
になります。
普通はリビジョン番号を気にかける必要はありません—それを cvs が
維持している内部番号のように扱う方が簡単で、タグは製品リリース 1 とリ
リース 2 のような間を区別するより良い手段です (see Tags)。 しかし、
数字リビジョンを設定したいのであれば、cvs commit
の ‘-r’
オプションですることができます。‘-r’ オプションは ‘-f’ オプ
ションを暗黙に仮定しますので、ファイルが修正されていなくても格納される
ということになります。
例えば、全てのファイルをリビジョン 3.0 にするためには (変更されていな いものも含めて)、次のように実行するかもしれません:
$ cvs commit -r 3.0
‘-r’ で指定する番号は存在するリビジョン番号より大きくなければなら ないことに注意してください。すなわち、リビジョン 3.0 が存在していると、 ‘cvs commit -r 1.3’ とはできないということです。複数のリリースを 並行して維持したいときは、枝を使う必要があります (see Branching and merging).