CVSのデフォルトのように、ロックを使わないときには、 作業ファイルはいつでも書き込み可能です。 ファイルを編集するまえにすべきことは何もありません。 モード行の状態表示は、ファイルが変更されていなければ‘-’です。 作業ファイルに変更を保存するとただちに‘:’に変わります。
以下は、CVSを使っているときのC-x C-qの動作です。
以上の規則は、RCSのロックを使わないモードにも適用できますが、 マスタファイルから自動的に変更を併合する機能は実装してありません。 残念なことに、あなたが編集を始めたあとに、他のユーザーが同じファイルに変更を チェックインしても何も警告されないのです。 しかも、このような事態が発生すると、あなたが自分の版をチェックインしたときに、 そのユーザーの変更は実質的には取り除かれてしまいます (とはいえ、マスタファイルの中には残っているので、 完全になくなるわけではない)。 したがって、自分の変更をチェックインするまえには、 現在の版が変更されていないことを確認する必要があります。 Emacsの将来の版では、このような危険性を取り除き、 RCSでも自動併合を行えるように考えています。
また、このモードでもRCSのロックを使えますが、必須ではありません。 ファイルを変更していないときにC-x C-qを使うと、 RCSの通常の(ロックを使う)モードのように、 ファイルをロックします。