‘--no-validate’オプションやソースファイルでの@novalidate
コ
マンド(see Use TeX)でポインタの照合を抑制しない場合,
makeinfo
は最終的なInfoファイルの一貫性を調べます.ほとんどこれは,
参照したノードが本当に存在していることを確かめることを意味します.調べる
ものの完全なリストは以下のようになります.
Texinfoドキュメントには,ノード定義で@value
と
@definfoenclose
のようなコマンドを使用したり,矛盾した相互参照に
対する照合のフェーズで失敗するものもあります.以下の例を考えます.
@set nodename Node 1 @node @value{nodename}, Node 2, Top, Top This is node 1. @node Node 2, , Node 1, Top This is node 2.
ここで,ノード“Node 1”はその単語と@value
の両方で参照されます.
デフォルトでは,ノード名が出力ファイルに書かれるまでは完全に展開されない
ので,そのような場合makeinfo
は失敗します.常に一貫してノード参照
するべきです.例えば上の例では,二番目の@node
行にも
@value
があるべきです.しかし,理由があって矛盾したノード名の参
照をする必要があり,makeinfo
がファイルの有効化に失敗した場
合,makeinfo
がドキュメントで見つかる全てのノード名を展開するよう
な負荷の高い作業を実行をするよう,‘--commands-in-node-names’オプショ
ンを使用することが可能です.しかしこれは,プログラムがかなり遅くなります.
変換時間の2倍の増加が,Jargonファイルのような大きなファイルで測定されま
した.
@node
ディレクティブでの@
-コマンドのサポートは,自由に使
える程には一般的に十分ではありません.例えば上の例では,ドキュメントのど
こかでnodename
が再定義される場合,たとえ
‘--commands-in-node-names’をオプションを呼び出していても
makeinfo
は変換に失敗します.
‘--no-validate’が与えられた場合,‘--commands-in-node-names’は 効果がありません.