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29.2.3 バッファの両端への移動

バッファの先頭にポイントを移動するには、つぎのように書きます。

     (goto-char (point-min))

同様に、バッファの末尾に移動するには、つぎのようにします。

     (goto-char (point-max))

上のことを行うためにユーザーが使うコマンドが2つあります。 これらはマークを設定してエコー領域にメッセージを表示するので、 これらをLispプログラムからは使わないように警告しておきます。

— コマンド: beginning-of-buffer &optional n

この関数は、バッファ(あるいはナロイングしているときには参照可能部分) の先頭にポイントを移動し、移動前の位置にマークを設定する。 nnil以外であると、 バッファの先頭から10分のnの箇所にポイントを移動する。

対話的に呼び出すと、前置引数があればnは数値前置引数である。 さもなければnのデフォルトはnilである。

警告: Lispプログラムではこの関数を使わないこと!

— コマンド: end-of-buffer &optional n

この関数は、バッファ(あるいはナロイングしているときには参照可能部分) の末尾にポイントを移動し、移動前の位置にマークを設定する。 nnil以外であると、 バッファの末尾から10分のnの箇所にポイントを移動する。

対話的に呼び出すと、前置引数があればnは数値前置引数である。 さもなければnのデフォルトはnilである。

警告: Lispプログラムではこの関数を使わないこと!