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19.8.2 アウトライン上での移動コマンド

アウトライン(outline)モードには、 前後の見出し行に移動する特別なコマンドがあります。

C-c C-n
つぎの可視な見出し行にポイントを移動する (outline-next-visible-heading)。
C-c C-p
まえの可視な見出し行にポイントを移動する (outline-previous-visible-heading)。
C-c C-f
ポイント位置と同じレベルのつぎの可視な見出し行にポイントを移動する (outline-forward-same-level)。
C-c C-b
ポイント位置と同じレベルのまえの可視な見出し行にポイントを移動する (outline-backward-same-level)。
C-c C-u
より浅い(より多くの項目を含む)レベルで、 可視な見出し行にポイントを移動する(outline-up-heading)。

C-c C-noutline-next-visible-heading)は、 つぎの見出し行にポイントを移動します。 C-c C-poutline-previous-visible-heading)も同様ですが、 逆向きにポイントを移動します。 どちらのコマンドも、数引数を反復回数として受け取ります。 コマンドの名前は、不可視な見出し行を飛び越えることを強調していますが、 これは何も特別な機能ではありません。 行を探すようなすべての編集コマンドは、不可視な行を自動的に無視します。

もっと強力な移動コマンドは、見出しのレベル構造を把握して移動を行うものです。 C-c C-foutline-forward-same-level)と C-c C-boutline-backward-same-level)は、 アウトライン構造中で同じレベルにある別の見出し行にポイントを移動します。 C-c C-uoutline-up-heading)は、 より浅いレベルの見出し行へ戻るようにポイントを移動します。