GDBコマンドの中には、
Modula-2プログラムのデバッグにはほとんど役に立たないものがいくつかあります。
set print
、
show print
の5つのサブ・コマンド‘vtbl’、
‘demangle’、
‘asm-demangle’、
‘object’、
‘union’はC/C++にのみ適用されます。
最初の4つはC++に適用され、
最後の1つはCの共用体
(union
)
に適用されます。
これらは、
Modula-2において直接類似するものが存在しません。
@
演算子
(see Expressions)
は、
どの言語においても使用することができますが、
Modula-2においてはあまり役に立ちません。
この演算子は、
動的配列のデバッグを支援することを目的とするものですが、
C/C++では作成できる動的配列は、
Modula-2では作成できません。
しかし、
整数値定数によってアドレスを指定することができるので、
‘{type}adrexp’は役に立ちます
(see Expressions)。
GDBスクリプトの中では、
Modula-2の不等価演算子#
はコメントの開始記号として解釈されます。
代わりに<>
を使用してください。