ライブラリ関数を再入可能にするよう努力しなさい。それらが動的な記憶領域
の確保を必要とするなら、少なくともmalloc
自体は別として、再入
不能を避けるよう努力しなさい。
名前がぶつかるのを避けるために、ライブラリ用の名前付けの取り決めがある。
二文字以上の長さで、そのライブラリ用の接頭辞を決めなさい。外部に見せる 関数と変数の名前すべてに、この接頭辞を付けるべきだ。さらに、どの特定のラ イブラリ・メンバーでも、これらのうち一つだけが入っているべきだ。これは通 常それぞれを別のソースファイルに置くことを意味する。
二つの外部シンボルが常に一緒に使われ、片方を使ってもう片方を使わない ような意味のあるプログラムがあり得ないようなときには、例外となる。それ らは両方とも同じファイルに入れられる。
ユーザにエントリ・ポイントとして記述されない外部シンボルは、‘_’で 始まる名前を持つべきだ。それらはまた、他のライブラリと衝突するのを防ぐ ために、そのライブラリのために選ばれた接頭辞を含むべきだ。これらは、好 むなら、ユーザのエントリ・ポイントと同じファイルの中に含めても良い。
静的な関数や変数は好きなように使って良く、どんな名前付け規則にも当ては まらなくていい。