メイル(mail)モードには、 返信対象であるメッセージの全部や一部をヤンク、つまり、引用(cite) するためのコマンドもあります。 こうしたコマンドはrmailコマンドを 使ってメッセージを送信する場合にだけ使えます。
mail-yank-original
)。
mail-yank-region
)。
mail-fill-yanked-message
)。
rmailコマンドを使ってrmailメイルリーダからメイル送信を起動したときには、 C-c C-yを使って返信対象のメッセージをメイルバッファに挿入できます。 このコマンドは、引用メッセージの各行を空白3文字で字下げして ほとんどのヘッダフィールドを削除します。 数引数は字下げする文字数を指定します。 C-uだけを指定すると、字下げをせずにヘッダフィールドも削除しません。 C-c C-yは、つねにrmailバッファのカレントメッセージを使います。 したがって、rmailで1つメッセージを選択してから ‘*mail*’バッファに切り替えてヤンクし、 また、rmailに切り替えて別のメッセージを選択してというようにすれば、 複数の古いメッセージを挿入できます。
C-c C-yが各行の先頭に挿入する文字列は指定できます。
変数mail-yank-prefix
に望みの文字列を設定します。
(値がnil
だと字下げしない。デフォルトはこれ。)
しかし、C-u C-c C-yと打った場合、
変数mail-yank-prefix
の値に関係なく、
各行の行頭には何も挿入しません。
届いたメイルの一部だけをヤンクするには、
rmailで目的の部分にリージョンを設定します。
そして‘*mail*’バッファに移ってC-c C-r
(mail-yank-region
)と打ちます。
コピーされる各行は、mail-yank-prefix
に従って
字下げされるか行頭に文字列が挿入されます。
C-c C-yやC-c C-rを使い終ったら、
C-c C-q(mail-fill-yanked-message
)と打てば
ヤンクした古いメッセージを段落に詰め込めます
1。
引用したメッセージを1つの段落に詰め込むには、M-qを使います。
詰め込み処理で行頭の文字を自動的に正しく扱えない場合には、
詰め込み接頭辞を陽に指定して試してください。
See Filling。