Texinfoファイルの植字と印刷は,最初に印刷するための(DVIと呼ばれる)ファイ
ルを作成しその後でファイルを印刷するという,複数のステップによる処理にな
ります.オプションで索引を作成することも可能です.こうするため,最初に
tex
植字コマンドを実行した後,texindex
コマンドを実行する必
要があります.そして,もう一度tex
コマンドを実行する必要があります.
また別の方法として,必要な索引を自動的に作成する,texi2dvi
コマン
ドを実行します(see Format with texi2dvi).
ドキュメントを書いているとき,どのように見えるかを確認するため,ファイル
の一部だけを植字し印刷したいときがよくあります.
texinfo-tex-region
と,この目的に関係するコマンドを使用することが
可能です.texinfo-tex-buffer
コマンドは,バッファ全体の書式化に使
用してください.
texi2dvi
を実行します.バッファでTeXの実行に追加し,
このコマンドは,必要な場合は自動的に索引を作成更新します.
texinfo-tex-region
で書式化されたTexinfoファイルの索引をソートする
ため,texindex
を実行します.texinfo-tex-region
コマンドは,
自動的にtexindex
を実行しません.それは,tex
植字コマンドを
実行するだけです.texindex
コマンドで生の索引ファイルをソートした
後,texinfo-tex-region
コマンドを2回実行する必要があります.(通常,
領域を書式化したときは索引を書式化せず,バッファを書式化したときのみ行わ
れます.現在はtexi2dvi
コマンドがあるので,このコマンドはほとんど,
あるいは全く必要ありません.)
texinfo-tex-buffer
やtexinfo-tex-region
で書式化さ
れたファイル(またはファイルの一部)を印刷します.
texinfo-tex-region
やtexinfo-tex-buffer
が動作するように,ファ
イルを‘\input texinfo’行で始める必要があり,そして
@settitle
行を含める必要があります.ファイルは,単独の
@bye
行で終える必要があります.(texinfo-tex-region
を使用す
るとき,@settitle
行を,start-of-headerとend-of-header行で囲む必
要があります.)
tex-show-print-queue
のような,他のTeXに関連するコマンドの記述
は,See Hardcopy.