ほとんどのウィンドウシステムでは、机のたとえを使います。 つまり、スクリーンの面に垂直な方向を概念的な3軸目と考えて、 ウィンドウは積み重なっていて、 もっとも手前からもっとも奥に順序がついています。 2つのウィンドウが重なり合っているところでは、 手前のものがそのしたのものを隠しています。 もっとも奥にあるウィンドウであっても、 それに重なるウィンドウがなければ見ることができます。
ウィンドウのこのような順序は固定されていません。 実際、ユーザーは順序を頻繁に変更します。 ウィンドウを手前に置く(raising)とは、 ウィンドウを積み重ねのもっとも上に移動することです。 ウィンドウを奥に置く(lowering)とは、 ウィンドウを積み重ねのもっとも下に移動することです。 この移動は概念的な3軸目に限り、 スクリーン上でのウィンドウの位置は変えません。
Emacsのフレームを表すウィンドウは、つぎの関数で 手前へ置いたり奥へ置けます。
フレームパラメータを使うと、フレームが
選択されると自動的に手前に置いたり(auto-raise
)、
選択を止めると奥へ置け(auto-lower
)ます。
See Window Frame Parameters。