diffでは,二つのファイルの差異のリストを並べて生成することが可 能です.縦段落間の溝を用いてファイルは二列にリストアップされます.縦段落 間の溝は以下のマーカの一つを含んでいます.
通常出力行は,それは不完全な行が含まれている場合だけ不完全です. See Incomplete Lines. しかし,出力行が二つの差異のある行に表示される とき,一方は不完全でもう一方はそうでないかもしれません.この状況では,出 力行は完全ですが,その縦段落間の溝は,最初の行が不完全な場合は‘\’ で,二番目の行が不完全な場合は‘/’で印が付いています.
並べた書式が最も読み易いときもありますが,それには制限があります.それは 通常よりはるかに幅広の出力を生成し,長過ぎると切り詰められます.また,通 常より出力の整列状態に強く依存するので,可変幅フォント,標準的ではないタ ブストップ,または表示不可能な文字を使用している場合,その出力は特に見栄 えが悪くなります.
並べた差異を対話的にマージするために,sdiffコマンドを使用する ことも可能です.ファイルのマージの詳細は,See Interactive Merging.