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38.15 ベルを鳴らす

本節では、ユーザーの注意を引くためにEmacsにベルを鳴らせる (あるいはスクリーンを点滅させる)方法について述べます。 ベルを鳴らす頻度はなるべく控えめにしてください。 頻繁にベルが鳴るとわずらわしいものです。 エラーを通知するほうがふさわしいときには、 単にベルを鳴らさないように注意してください。 (see Errors。)

— Function: ding &optional do-not-terminate

この関数は、ベルを鳴らすかスクリーンを点滅する (下記のvisible-bellを参照)。 また、do-not-terminatenilであると 現在実行中のキーボードマクロを終了する。

— Function: beep &optional do-not-terminate

dingの同義語。

— User Option: visible-bell

この変数は、ベルを鳴らすかわりにスクリーンを点滅させるかどうかを決定する。 nil以外であると点滅するを意味し、 nilであると点滅しないを意味する。 これは、ウィンドウシステムを用いている場合か、 端末のtermcapの定義にビジュアルベル機能(‘vb’)がある 文字端末で有効である。

— Variable: ring-bell-function

これがnil以外であると、 Emacsに『ベルを鳴らす』方法を指定する。 この値は、引数なしの関数であること。