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13.10.1 脚注コマンド

Texinfoでは脚注は@footnoteで作成されます.このコマンドは直後に左 カッコが続き,その後に脚注のテキストが続き,そして終端の右カッコが続きま す.脚注はどのような長さでも可能ですが(必要ならページに跨ります),通常は 短いです.以下はテンプレートです.

     
     通常のテキスト@footnote{脚注のテキスト}

このように,@footnoteは脚注が付くテキストの直後に,余分な空白無 しにすべきです.そうしない場合,脚注の印は行を開始するでしょう.

例えば,この節は見本の脚注1が続きます. Texinfoソースファイルでは,以下のようになります.

     
     
     ...見本の脚注@footnote{これは見本の脚注です.}が続きます.Texinfo
     ソース...

御覧のように,ソースファイルには二つの句読点文字がお互いに隣り合っていま す.この状況では‘.};’が連続しています.これは一般的なので(最初のも のは脚注の終りで,二番目のものは脚注がある文章に属しています),奇妙に見 えても気にしないでください.

印刷されたマニュアルや本では,脚注の参照マークは小さい上付き数字です.脚 注のテキストは,ページの底に水平方向の線の下に現れます.

Infoでは,脚注の参照マークは脚注番号が間にある一組のカッコで,‘(1)’ のようになります.参照マークは,脚注のテキストへの相互参照のリンクが続き ます.

HTML出力では,脚注参照は小さな上付き数字で,脚注テキストへのハイパーテキ ストリンクとなります.

ところで,@tableに対する@itemコマンドの引数の脚注は,(通 常)@itemコマンドと同じ行にする必要があります.See Two-column Tables.


Footnotes

[1] これは見本の脚注です.