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14.5 数値

GDBに対して8進、 10進、 16進の数値を慣例にしたがって入力することはいつでも可能です。 8進数は‘0’で始まります。 10進数は‘.’で終わります。 16進数は‘0x’で始まります。 このどれにも該当しないものは、 デフォルトで10進数として入力されます。 同様に、 数値を表示するときも、 特定のフォーマットが指定されていなければ、 デフォルトで10進数として表示されます。 set radixコマンドによって、 入力、 出力の両方のデフォルトを変更することができます。

set input-radix base
数値入力のデフォルトの基数を設定します。 サポートされる選択肢は10進数の8、 10、 16です。 base自身はあいまいにならないように指定するか、 あるいは、 現在のデフォルトの基数を使用して指定します。 例えば、
          set radix 012
          set radix 10.
          set radix 0xa

は基数を10進数に設定します。 一方、 ‘set radix 10’は、 現在の基数を (それがどれであれ) 変更しません。


set output-radix base
数値の表示に使うデフォルトの基数を設定します。 サポートされるbaseの選択肢は 10進数の8、 10、 16です。 base自身はあいまいにならないように指定するか、 あるいは、 現在のデフォルトの基数を使用して指定します。


show input-radix
数値の入力に現在使われているデフォルトの基数を表示します。


show output-radix
数値の表示に現在使われているデフォルトの基数を表示します。