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pwd
: 現在作業中のディレクトリを表示するpwd
は、カレントディレクトリの名前を表示する。
書式:
pwd [option]…
このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: Common options.
環境変数 PWD
の値が、‘.’ や ‘..’
を含まないカレントディレクトリの絶対パス名であっても、
シンボリックリンクは含んでいるかもしれない。
その場合は、その値をそのまま出力する。それ以外の場合は、デフォルトの
-P オプションと同じ処理を行う。
カレントディレクトリについて、参照を完全に解決した名前を表示する。 すなわち、表示される名前のすべての要素が、本物のディレクトリの名前になり、 シンボリックリンクは一つも含まれない。
-L と -P のオプションが両方とも指定されている場合は、
最後に指定された方が優先される。どちらのオプションも指定されない場合は、
環境変数 POSIXLY_CORRECT
が設定されていないかぎり、この実装では、
-P がデフォルトとして使用される。
シェルの組み込み機能の pwd
やエイリアスのために、
pwd
に何の修飾も付けずに対話的に使ったり、スクリプトの中で使ったりすると、
動作がここで述べているものとは違うことがあるかもしれない。
シェルによる干渉を避けるためには、env
経由で pwd
を起動すればよい (すなわち、env pwd …
のようにだ)。
終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。