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coreutils
: Multi-call プログラムcoreutils
コマンドは個々のユーティリティ・プログラムを呼び出す。
呼び出されるユーティリティ・プログラムは、coreutils
を呼び出すために使ったファイル名の最後の要素によって coreutils
が自動的にに選んだものか、あるいは、--coreutils-prog
オプションを使って明示的に指定されたものである。
書式
coreutils --coreutils-prog=PROGRAM …
coreutils
は、デフォルトではインストールされない。
従って、移植を考慮したスクリプトでは、その存在を当てにしない方がよい。
(訳注: 少し説明が必要だろう。coreutils 8.23 以来、ls, sort
など、個々のバイナリを作るのではなく、coreutils という一つの大きなバイナリを作り、
ls, sort などは、言わば coreutils のビルトイン・コマンドとして呼び出すことができるようになった。
つまり、ls は今までどおり ‘ls’ や ‘/bin/ls’ でも起動できれば、
‘coreutils --coreutils-prog=ls’ でも起動できるということである。
前者の場合のベースネームの ls が、本文で言う「coreutils
を呼び出すために使ったファイル名の最後の要素」に当たるわけだ。
もちろん、今でも個々のコマンドを独立したバイナリとして作ることもでき、
その場合は、たぶん coreutils
というコマンドは存在しないことになる。
詳しくは、coreutils パッケージに含まれる NEWS ファイルをご覧いただきたい。)