取り出した後にあなたが加えた操作や、
他の人物がリポジトリに加えた操作によって、
ファイルを幾つかの状態に分類します。
status
コマンドによって報告される状態を以下に挙げます:
add
コマンドによりファイルを加えたが、
まだその内容を格納してないことを示します。
remove
コマンドによりファイルを削除したが、
まだその変更を格納してないことを示します。
checkout
ではなく、
update
を使用するのが普通です。
update
コマンドの結果、
変更点の衝突が発見されたことを示します。
衝突を解消する方法は Conflicts example 参照。
add
を実行していない場合などです。
status
は、ファイル状態を分類する際の補助として、
作業中のファイルの由来となるリビジョン
を示す ‘Working revision’ と、
使用中の枝のリポジトリにおける最新リビジョン
を示す ‘Repository revision’ とも報告します。
status
コマンドのオプションについての情報は、Invoking CVS
参照。
‘Sticky tag’ と ‘Sticky date’ についての
情報は、Sticky tags 参照。
‘Sticky options’ の情報は、update options
の ‘-k’ オプションを参照して下さい。
status
と update
コマンドは補完するようなものとして考え
ることができます。ファイルを最新にするためには update
を使い、
status
で update
が何をするかをある程度知ることができま
す (もちろん、リポジトリの状態は実際に update
を実行するまでに
変化するかもしれません)。実際は、status
コマンドで表示されるよ
り短い形式でコマンドに表示させたければ、次を実行することができます
$ cvs -n -q update
‘-n’ オプションは実際に update をしないが、状態を表示するだけであ
る、ということです。‘-q’ オプションはそれぞれのディレクトリ名の印
字を避けます。update
コマンドとこれらのオプションの情報は、
Invoking CVS を参照してください。