以下はマヤ暦で日付を指定する方法です。
calendar-goto-mayan-long-count-date
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calendar-next-tzolkin-date
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calendar-previous-tzolkin-date
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calendar-next-haab-date
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calendar-previous-haab-date
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calendar-next-calendar-round-date
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calendar-previous-calendar-round-date
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これらのコマンドを理解するには、 マヤ暦を理解しておく必要があります。 ロングカウントは以下の単位に基づいて日付を計算したものです。
1キン(kin) = 1日 1ユイナル(uinal) = 20キン 1タン(tun) = 18ユイナル 1カタン(katun) = 20タン 1バクタン(baktun) = 20カタン
したがって、ロングカウントの12.16.11.16.6は、 12バクタン、16カタン、11タン、16ユイナル、6キンを表しています。 Emacsのカレンダーはマヤ暦ロングカウント7.17.18.13.1 1 まで遡ることができますが、 それ以前は扱えません。 g m lコマンドを使ってマヤ暦ロングカウントの日付を入力するときには、 バクタン、カタン、タン、ユイナル、キンをピリオドで区切ってください。
マヤ暦ゾルキンは、独立した13日と20日の周期からなる260日周期です。 この周期が永遠に繰り返されるため、 Emacsには、つぎの周期へ進んだりまえの周期へ戻るコマンドがあります。 g m p tと打つと、ゾルキン暦のまえの周期の日に戻ります。 このコマンドは、ゾルキン暦の日付を聞いてきて、 その日付のまえの周期の日にポイントを戻します。 同様に、g m n tは、ゾルキン暦のつぎの周期の日に進めます。
マヤ暦ハアブは365日の周期で、20日からなる18個の月と 月に属さない5日間からなっています。 ゾルキン暦の周期と同様に、この周期が永遠に繰り返されるため、 Emacsにはつぎの周期の日へ進んだりまえの周期の日に戻るコマンドがあります。 g m p hと打つと、ハアブ暦のまえの周期に日に戻ります。 このコマンドは、ハアブ暦の日付を聞いてきて、 その日付のまえの周期の日にポイントを戻します。 同様に、g m n hは、ハアブ暦のつぎの周期の日に進めます。
マヤではゾルキン暦とハアブ暦を組み合わせた暦も使われていました。 組み合わせの1周期は約52年でカレンダーラウンドと呼ばれます。 g m p cと打つと、 Emacsはハアブ暦の日付とゾルキン暦の日付を聞いてきます。 そして、まえの組み合わせ周期の日にポイントを戻します。 つぎの組み合わせ周期の日にポイントを進めるには g m n cを使います。 これらのコマンドは、指定したハアブ暦/ゾルキン暦の日付の組み合わせが不可能であると エラーを通知します。
Emacsはマヤ暦の名前の入力では強い補完(see Strict Completion)を 使うので、綴りを気にする必要はありません。