ユーザに単一のファイル上でコマンドを実行するかどうかを尋ねるため,
find
のプライマリ‘-execdir’の代わりに‘-okdir’を,そして
find
のプライマリ‘-exec’の代わりに‘-ok’を使用することが
可能です.
‘-execdir’に似ていますが(see Single File),ユーザに(標準入力上 で)最初に尋ねます.応答が‘y’や‘Y’で始まらない場合,コマンドを 実行せず,偽を返します.
この,余りセキュリティーの高くない‘-okdir’アクションの亜種は, POSIXで指定されているものです.主な違いは,
find
が呼び出されたディ レクトリでコマンドが実行されるということで,‘{}’が,マッチしたファ イルのベース名ではなく,開始ディレクトリからの相対パスに展開されること を意味します.
単一のコマンドで複数のファイルを処理する時,ユーザに問い合わせるため,
xargs
に以下のオプションを与えます.このオプションを使用する時,
コマンドの呼出ごとに処理するファイルの数を制御することが役に立つと分か
るでしょう.
--interactive
-p