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13.4.5 GDBとTandem ST2000

ST2000をホスト・システムに接続する方法については、 製造元のマニュアルを参照してください。 ST2000が物理的に接続されれば、 それをデバッグ環境として確立するには、以下を実行します。

     target st2000 dev speed

devは通常、 シリアル回線によってST2000と接続される/dev/ttyaのようなシリアル装置の名前です。 代わりに、 hostname:portnumberという構文を使って (例えば、端末多重化装置経由で接続されたシリアル回線への) TCP接続としてdevを指定することもできます。

このターゲットに対して、 loadコマンドとattachコマンドは定義されていません。 通常スタンドアロンで操作している場合と同様、 ST2000にユーザ・プログラムをロードしなければなりません。 GDBは (シンボルのような) デバッグ用の情報を、 ホスト・コンピュータ上にある別のデバッグ・バージョンのプログラムから読みとります。

ST2000での作業を支援するために、 以下の補助的なGDBコマンドが利用可能です。

st2000 command
STDBUGモニタにcommandを送信します。 利用できるコマンドについては、 製造元のマニュアルを参照してください。
connect
STDBUGコマンド・モニタに対して制御端末を接続します。 STDBUGの操作が終了した後、 <RET>~. (Returnキーに続いて、チルダとピリオドを入力)、 または、 <RET>~<C-d> (Returnキーに続いて、チルダとControl-Dを入力) のいずれかを入力することによってGDBコマンド・プロンプトに戻ります。