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7.7.1 削除

C-d
つぎの文字を削除する(delete-char)。
<DEL>
まえの文字を削除する(delete-backward-char)。
M-\
ポイントの周りの空白とタブを削除する(delete-horizontal-space)。
M-<SPC>
ポイントの周りの空白とタブを削除し、空白を1個だけ残す (just-one-space)。
C-x C-o
現在行の周りの空行を削除する(delete-blank-lines)。
M-^
行間の改行とそれに続く字下げを削除して2行を繋げる (delete-indentation)。

もっとも基本的な削除コマンドは、C-ddelete-char)と <DEL>(delete-backward-char)です。 C-dはポイントの直後の文字、 つまり、カーソルが重なっている文字を削除します。 このコマンドでは、ポイントは動きません。 <DEL>はカーソルの直前の文字を削除して、 ポイントを1つまえに移動します。 バッファ内の他の文字と同様に、改行も削除できます。 改行を削除すると、2つの行が繋がります。 実際には、C-dと<DEL>がつねに削除コマンドであるわけではありません。 引数を指定するとキルコマンドとなり、 同じ方法で2文字以上を消すことができます。

他の削除コマンドは、空白、タブ、改行といった白文字だけを削除します。 M-\delete-horizontal-space)は、 ポイントの前後にあるすべての空白とタブ文字を削除します。 M-<SPC>just-one-space)も同様に削除しますが、 今ある空白の個数に関係なく(たとえ0個でも)、 ポイントの直後に空白を1個だけ残します。

C-x C-odelete-blank-lines)は、 現在行に続くすべての空行を削除します。 現在行が空行である場合には、(空行である現在行だけを残して) 先行する空行も同様にすべて削除します。

M-^delete-indentation)は、 改行とその周りの空白を削除して、 通常は空白を1個残して現在行と先行する行を繋げます。 See M-^