コマンドライン引数で始まる見つかったファイルのファイル名全体が,シェル パターンpatternにマッチする場合は真になります. ‘-iwholename’では,マッチ時に大文字小文字を区別します.ディレクト リツリーのすべてのファイルを調査するのではなく,ディレクトリツリー全体 を無視するために,‘-prune’を使用してください(see Directories). findが使用する“entire file name”は,コマンドラインで指定す る起点で,絶対パスに変換されないので,例えば,
cd /; find tmp -wholename /tmp
では何にもマッチしません.
これらのテストは推奨されませんが,‘-wholename’と ‘-iwholename’は,それぞれ動作します.‘-ipath’のテストはGNUの 拡張ですが,‘-path’はHP-UX
find
でも提供されています.
ファイル名全体が正規表現exprにマッチする場合は真です.これはパス 全体へのマッチで,サーチではありません.例えば,./fubar3というファ イル名にマッチさせるため,正規表現‘.*bar.’や‘.*b.*3’は使用可 能ですが,‘f.*r3’は不可能です.正規表現の構文の記述は, See Syntax of Regular Expressions. ‘-iregex’の場合は,大文字小文字を区別しません.