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6.3 @nodeコマンド

ノード(node)とは,@nodeコマンドで始まり,次の@node コマンドまで続くテキストの塊です.ノードの定義は章やセクションとは異なり ます.章にセクションを含めてもかまいませんし,セクションにサブセクション を含めてもかまいません.しかし,ノードにサブノードを含めることは不可能で す.ノードのテキストは,ファイルの次の@nodeコマンドまで続くだけ です.ノードは通常,章の構造化コマンドを一つだけ含み,それは @node行に続けます.一方,印刷物ではノードは相互参照としてのみ使 用されるので,章やセクションに複数のノードを含めてもかまいません.実際, 章は通常,それぞれのセクション,サブセクション,そしてサブサブセクション となる複数のノードを含んでいます.

ノードを作成するため,@nodeコマンドを行の最初に書き,カンマで分 離した四つの引数を同じ行の残りに続けてください.最初の引数は必要です.そ れはノードの名前です.次の引数は,順番で,`Next',`Previous',そして`Up' ポインタの名前で,Texinfoドキュメントが階層的に組織化されている場合,省 略可能です(see makeinfo Pointer Creation).

好みにより,それぞれの名前の前にスペースを挿入してもかまいません.スペー スは無視されます.ノードの名前と,(存在する場合は)`Next',`Previous',そ して`Up'ポインタの名前をすべて同じ行に書く必要があります.そうしない場合, 書式化は失敗します.(Infoのノードの詳細は,see info.)

通常,章の構造化コマンド行を@nodeの直後に書き,例えば,それは @section@subsectionです.(See Structuring Command Types.)

注意してください:GNU Emacs Texinfoモードの更新コマンドは, @node行が章の構造化コマンドに続いているTexinfoファイルでのみ動作 します.See Updating Requirements.

TeXでは,相互参照で使用する名前を識別するために@node行を使用 します.このため,@node行を印刷のための書式化を行いたいTexinfo ファイルに,たとえInfoで書式化するつもりがなくても書く必要があります. (相互参照は,この文章の終りにあるようなもので,@xrefとそれに関連 するコマンドで作成されます.Cross Referencesを参照してください.)