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10.6.1 監視するファイルを CVS に教える

監視機能を有効にするには、 まずそのファイルを監視するように指示する必要があります。

— コマンド: cvs watch on [-lR] files ...

この指定以降、files を編集しようとする開発者は cvs edit を実行する必要があります。 開発者が編集前に cvs edit の実行を忘れない様に、 cvsfiles の読み込みだけを許可します。

files がディレクトリを含む場合、 リポジトリの対応するディレクトリ内の全てのファイルに加えて、 将来ディレクトリに追加されるファイル全てが cvs の監視対象になります。 この動作を利用して、ディレクトリ毎に通知方針を設定することができます。 またオプション ‘-l’ を指定しない場合、 ディレクトリ以下が再帰的に処理されます。 -l オプションが ~/.cvsrc で設定されている場合は -R オプションを使って再帰を強制することができます (see ~/.cvsrc)。

files を省略した場合、 現在のディレクトリが指定されたと解釈します。

— コマンド: cvs watch off [-lR] files ...

取り出し時に files を読み込み専用にはしません。ですから、開発者 は cvs editcvs undit の使用に注意することはありませ ん。CVS は config 管理ファイルで PreservePermissions オ プションを使用すうことになっいるための他の使用許可の条件が無いかぎり、 files を 普通に読み書き両用で取り出します。(see Special Files, see config).

files や引数指定時の振舞いは、 cvs watch on の場合と同じです。