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29.2.1 文字単位の移動

これらの関数は、文字数に基づいてポイントを移動します。 goto-charが基本になる基本関数であり、他の関数はこれを使っています。

— コマンド: goto-char position

この関数は、カレントバッファのポイント位置を値positionとする。 positionが1未満であると、バッファの先頭にポイントを移動する。 positionがバッファの長さより大きい場合には、 バッファの末尾にポイントを移動する。

ナロイングしている場合であっても、 positionはバッファの先頭から数えるが、 参照可能部分の外側にはポイントは移動できない。 positionが範囲外であると、 goto-charは参照可能部分の先頭か末尾にポイントを移動する。

この関数を対話的に呼び出すと、 前置引数があればpositionは数値前置引数である。 さもなければミニバッファから読む。

goto-charpositionを返す。

— コマンド: forward-char &optional count

この関数は、前方へ、つまり、バッファの末尾に向けて (countが負であれば、後方へ、つまり、バッファの先頭へ向けて) count文字分ポイントを移動する。 バッファの先頭や末尾を越えて (ナロイングしているときには参照可能部分を越えて) ポイントを移動しようとすると、 beginning-of-bufferend-of-bufferのエラーコードで エラーを通知する。

対話的に呼び出されると、countは数値前置引数である。

— コマンド: backward-char &optional count

この関数は、後方へ、つまり、バッファの先頭に向けて (countが負であれば、前方へ、つまり、バッファの末尾へ向けて) count文字分ポイントを移動する。 バッファの先頭や末尾を越えて (ナロイングしているときには参照可能部分を越えて) ポイントを移動しようとすると、 beginning-of-bufferend-of-bufferのエラーコードで エラーを通知する。

対話的に呼び出されると、countは数値前置引数である。