水平スクロール(horizontal scrolling)とは、 すべての行をウィンドウ内で横方向に動かすことです。 これにより、左端近くのテキストは表示されなくなります。
scroll-left
)。
scroll-right
)。
ウィンドウが水平方向にスクロールされているときには、 テキスト行を継続(see Continuation Lines)しないで切り捨てます。 テキストの左側を切り捨てているときは最初の桁に‘$’を表示し、 右側を切り捨てているときには最後の桁に‘$’を表示します。
コマンドC-x <(scroll-left
)は、
選択されたウィンドウを引数nの桁数だけ左にスクロールします。
各行の最初の部分はウィンドウの左端から出てしまいます。
引数を指定しないと、ほぼウィンドウ幅(正確には2桁少ない桁数)
だけスクロールします。
C-x >(scroll-right
)は、同様に右にスクロールします。
ウィンドウが(各行がウィンドウの左端から始まっている)通常の表示をしていると、
それ以上はスクロールできません。
スクロールさせようとしても何も起こりません。
つまり、C-x >に与える引数を正確に計算する必要はないのです。
十分に大きな引数を指定すれば、通常の表示に戻せます。
水平スクロール(hscroll)モードをオンにすると、 自動的に水平スクロールを行います。 このモードがオンであると、 ポイントが左右端から離れすぎない場所に見えるように Emacsが水平方向にウィンドウをスクロールします。 このモードのオン/オフを切り替えるコマンドは、M-x hscroll-modeです。