他のプログラム言語の関数が実行可能であるように、
Lisp関数(Lisp function)は実行可能なコードです。
しかしながら、Lispにおいては、関数は基本Lispオブジェクトであり、
そのテキスト表現は副次的なものです。
これらのLispオブジェクトはラムダ式です。
つまり、先頭要素がシンボルlambda
であるリストです
(see Lambda Expressions)。
ほとんどのプログラム言語では、名前のない関数を書くことは不可能です。 Lispでは、本質的には、関数に名前はありません。 ラムダ式のことを無名関数(anonymous function)とも呼びます (see Anonymous Functions)。 Lispにおける名前付き関数は、実際には、 関数セルに正しい関数を収めたシンボルです (see Defining Functions)。
多くの場合、LispプログラムのLisp式中に関数名を書くと関数が呼ばれます。
しかし、実行時に関数オブジェクトを構成したり取得して、
基本関数funcall
やapply
で、それを呼び出すことができます。
See Calling Functions。