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20.5.5.6 Cの字下げスタイル

Cスタイルとは、カスタマイズされた字下げスタイルの集合です。 Emacsには、Cモードや関連するモードのためにあらかじめ定義された、 gnuk&rbsdstroustruplinuxpythonjavawhitesmithellemtelcc-modeといった字下げスタイルがあります。 デフォルトのスタイルはgnuです。

望みのスタイルを選択するには、コマンドM-x c-set-styleを使います。 引数としてスタイル名を指定します (Cスタイル名では大文字小文字は区別しない)。 選択したスタイルは新たに訪問したバッファにだけ影響し、 すでに編集中のバッファには影響しません。 さまざまなメジャーモードのスタイルを指定するために 変数c-default-styleを設定することもできます。 その値は連想リストである必要があり、 その各要素は、1つのメジャーモードと そのモードで使う字下げスタイルを指定します。 たとえば、

     (setq c-default-style
           '((java-mode . "java") (other . "gnu")))

は、Javaモードには対しては選択を明示し、 他のC流モードには‘gnu’をデフォルトとします。

Cの字下げスタイルを新たに定義するには、関数c-add-styleを呼びます。

     (c-add-style name values use-now)

ここで、nameは新しいスタイルの名前(文字列)、 valuesは要素が(variable . value)の形をした 連想リストです。 variableには、Variables for C Indentに 書かれているものを指定してください。

use-nownil以外ならば、 新しいスタイルの定義後すぐにそれに切り替えます。