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15.5.2 Makefileの変更

Makefile.inファイルに‘@CFLAGS@’,‘@CPPFLAGS@’,そし て‘@LDFLAGS@’を,configure実行時に,環境変数としてこれ らの変数の値を利用できるので,それらを加えてください.必要ではありません が,ユーザにとって便利です.

出力ファイルに,configureで生成されたというコメントを含めるた めに,AC_OUTPUTに対するMakefile以外の入力ファイルのそれそ れのコメントに,‘@configure_input@’を加えてください. AC_OUTPUTで呼び出す全ての種類のファイルに対し,自動的に正しいコメ ント文を選択するには,作業が非常に多くなります.

distcleanターゲットで削除するファイルリストに, config.logconfig.cacheを加えてください.

以下のようなMakefile.inがある場合を考えます.

     prefix = /usr/local
     exec_prefix = $(prefix)

以下のように変更する必要があります.

     prefix = @prefix@
     exec_prefix = @exec_prefix@

周りに‘@’が無い変数の置換をする古い動作は削除されました.