章を構造化するコマンドは,四つのグループ,またはシリーズに分類され,それ ぞれは,章,セクション,サブセクション,そしてサブサブセクションの階層レ ベルに対応する構造化コマンドを含んでいます.
四つのグループは,@chapter
シリーズ,@unnumbered
シリーズ,
@appendix
シリーズ,そして@heading
シリーズです.
それぞれのコマンドは,印刷されたページやInfoファイルで異なるタイトルを生 成します.いくつかのコマンドのみ,印刷された本やマニュアルの目次でリスト アップされるタイトルを持ちます.
@chapter
と@appendix
シリーズは,印刷されたもの
や目次に番号や文字が付いた項目を生成します.
@unnumbered
シリーズは,印刷されたものや目次に番号無し
の項目を生成します.特別な使用法がある@top
コマンドは,このシリー
ズのメンバーです(see @top
).
@heading
シリーズは,目次に現れない番号付けされない見出
しを生成します.見出しコマンドは新しいページを開始しません.
@majorheading
コマンドは,@chapheading
の使用と似た結果を
生成しますが,見出しの前に大きな縦方向の空白を生成します.
@setchapternewpage
コマンドでは,@chapter
,
@unnumbered
,そして@appendix
コマンドは,印刷されたマニュ
アルで新しいページを開始します.@heading
コマンドではそうなりませ
ん.
四つの章の構造化コマンドのグループは以下のようになります.
番号付き | 番号無し | 文字と番号 | 番号無し
|
目次にある | 目次にある | 目次にある | 目次から削除
|
@top | @majorheading
| ||
@chapter | @unnumbered | @appendix | @chapheading
|
@section | @unnumberedsec | @appendixsec | @heading
|
@subsection | @unnumberedsubsec | @appendixsubsec | @subheading
|
@subsubsection | @unnumberedsubsubsec | @appendixsubsubsec | @subsubheading
|