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2.1.6 構文解析器を生成するためにBisonを実行

構文解析器を生成するためにBisonを実行する前に、 1つ以上のソースファイルのすべてをどのように整えるか、 決める必要があります。 このような単純な例では、すべてを1個のファイルに詰め込む方法が いちばん簡単です。 yylexyyerrormainの定義を、 ファイルの「追加のCコード」部の最後に置きます (see The Overall Layout of a Bison Grammar)。

大きなプロジェクトでは、ソースコードを複数のファイルに分け、 まとめてリコンパイルするためにmakeを使うでしょう。

1つのファイルにすべてのソースが入っているならば、 次のコマンドで、それを構文解析器ファイルに変換できます。

     bison file_name.y

この例では、ファイルはrpcalc.y(逆ポーランド記法電卓)と 呼ばれています。Bisonは、元のファイル名から‘.y’を取り除いて、 file_name.tab.cというファイルを生成します。 Bisonが出力したファイルには、yyparseのソースコードが含まれています。 入力ファイル中の追加の関数(yylexyyerrormain)は、 出力にそのまま複写されます。