ptxは,テキストファイルを読み込み,その内容のそれぞれのキー ワードを用いて,並べ替えられた索引を本来は生成します.呼び出しの形態は 以下の一つです.
ptx [option ...] [file ...] ptx -G [option ...] [input [output]]
-G(または同等の: --traditional)オプションは,全ての gnu拡張を利用不可にし,伝統的なモードに切替えるので,いくつか制限 があり,そしてプログラムのオプションデフォルト値を変更します. -Gが指定されていない場合,gnu拡張は常に利用可能です. ptxのgnu拡張は,このドキュメントに適切に文章化されてい ます.完全なリストは,See Compatibility in ptx.
個別のオプションは,以下のセクションで説明します.
gnu拡張が利用可能なとき,ゼロ,一つ,または複数のfileをオプ ションの後に続けてかまいません.fileが無い場合,プログラムは標準 入力から読み込みます.一つまたは複数fileある場合,全ての入力ファ イルが連結されているかのように,順番に全て読み込まれる入力ファイル名に なります.しかし,それぞれのファイルの間に完全に文脈の終りが有り,自動 的な参照が要求されるとき,ファイル名と行番号は,入力ファイルの個別のテ キストを参照します.全ての状況で,プログラムは並べ替えられた索引を標準 出力に書き出します.
gnu拡張が利用可能でないとき,すなわち,伝統的なモードでプ ログラムが動作しているとき,ゼロ,一つ,または二つのパラメータをオプショ ンの後に続けてかまもいません.パラメータが無い場合,プログラムは標準入 力を読み込み,標準出力に並べ替えた索引を生成します.一つのパラメータの みの場合,それは標準入力の代わりに読み込まれるテキストinputを指 名します.二つのパラメータが与えられた場合,それらはそれぞれ,読み込ま れるinputファイル名と,生成するoutputファイル名を与えます. この場合,二番目のパラメータとして与えられるファイルの内容が壊れること に十分注意してください.この動作は,System V ptx互換 で規定されています.gnuの標準は,オプションで導入されない出力パラ メータを防止します.
あらゆるファイルは,オプション値や入力テキストファイルとして指 名され,単一のダッシュ-を使用でき,その場合は標準入力と考えられ ます.しかし,プログラムの呼び出しに一回以上,この慣習を使用する意味は ありません.