Next: , Previous: Mouse Commands, Up: Frames


15.2 二次セレクション

二次セレクションは、Xにおいてテキストを選択する別の方法です。 これは、ポイントやマークを使わないので、 ポイントやマークを設定せずにテキストを削除するのに使えます。

M-Drag-Mouse-1
ボタンを押した場所を片方の端、ボタンを離した場所をもう一方の端として、 二次セレクションを設定する(mouse-set-secondary)。 強調表示されドラッグするにつれて変化する。

ドラッグ中にウィンドウの上下からマウスが出ると、 ウィンドウへマウスが戻ってくるまで、 ウィンドウを一定の割合でスクロールする。 こうして、画面全体に入りきらないリージョンも選択できる。


M-Mouse-1
二次セレクションの一方の端を設定する (mouse-start-secondary)。


M-Mouse-3
M-Mouse-1で指定した場所を一方の端として使い、 二次セレクションを設定する。 (mouse-secondary-save-then-kill)。 同じ位置での2回目のクリックは、 ちょうど作成した二次セレクションをキルする。


M-Mouse-2
クリックした位置に二次セレクションを挿入する (mouse-yank-secondary)。 ヤンクしたテキストの最後にポイントを置く。

M-Mouse-1のダブルクリックやトリプルクリックは、 Mouse-1のように単語や行単位に作用します。

mouse-yank-at-pointnil以外ならば、 M-Mouse-2はポイント位置にヤンクします。 そのときには、どこをクリックしたかは関係なく、 どのウィンドウをクリックしたかだけが関係します。 See Mouse Commands