Next: , Previous: Resources X, Up: Command Arguments


A.14 LucidメニューのXリソース

Lucidメニューウィジェットを含めたXツールキットを使う Emacsがインストールされている場合には、 メニューバーは別のウィジェットであり独自のリソースを持ちます。 リソース名には (Emacsの起動名かすべてのEmacsの起動を意味する‘Emacs’に続けて) ‘pane.menubar’が含まれます。 これらはつぎのように指定します。

     Emacs.pane.menubar.resource:  value

たとえば、メニューバーの項目に‘8x16’フォントを指定するには、 つぎのように書きます。

     Emacs.pane.menubar.font:  8x16

メニューバーを使わないツールキットのポップアップメニューの項目の リソースには、同様に、‘menu*’があります。 たとえば、ポップアップメニューに‘8x16’のフォントを指定するには、 つぎのように書きます。

     Emacs.menu*.font:	8x16

対話ボックスのフォントを指定するには、 ‘menu’のかわりに‘dialog’を使ってつぎのように書きます。

     Emacs.dialog*.font:	8x16

経験によれば、‘pane.menubar’や‘menu*’のまえに ‘shell.’を付ける必要があるシステムもあります。 他のシステムでは‘shell.’を付加してはいけません。

以下は、メニューバーとポップアップメニューのリソースの一覧です。

font
メニュー項目のテキストのフォント。
foreground
前景色。
background
背景色。
buttonForeground
メニューバーにおいて、選択した項目の前景色。
horizontalSpacing
項目間の横方向のピクセル単位の間隔。 デフォルトは3。
verticalSpacing
項目間の縦方向のピクセル単位の間隔。 デフォルトは1。
arrowSpacing
(サブメニューを表す)矢印と それに関連したテキストとの横方向のピクセル単位の間隔。 デフォルトは10。
shadowThickness
ウィジェットの周りの影付けの厚み。