コンフィグレーションファイルを変更したとき自動的にコンフィグレーション情 報を更新するため,パッケージに対するトップレベルのMakefile.in に 以下のようなルールを書くことが可能でます.以下の例には, aclocal.m4やそれらが関連するるコンフィグレーションヘッダファイル のような,全てのオプションのファイルが含まれています.パッケージで使用し ないこれらのファイルに対するMakefile.inルールは削除してください.
‘${srcdir}/’プレフィクスはVPATH
メカニズムの制限のため含ま
れています.
config.h.inとconfig.hのタイムスタンプは,内容が変化しない
場合には変化しないので,stamp-ファイルが必要です.この機能は不必
要な再コンパイルを避けます.パッケージの配布物にstamp-h.in を含め
るべきで,そうすることでmake
はconfig.h.inが最新だというこ
とを考慮します.touch (see Limitations of Usual Tools)を使
用せず,代わりにechoを使用してください(dateを使用す
ると不必要な差異を生じ,CVSで矛盾したりするでしょう).
$(srcdir)/configure: configure.ac aclocal.m4 cd $(srcdir) && autoconf # autoheader might not change config.h.in, so touch a stamp file. $(srcdir)/config.h.in: stamp-h.in $(srcdir)/stamp-h.in: configure.ac aclocal.m4 cd $(srcdir) && autoheader echo timestamp > $(srcdir)/stamp-h.in config.h: stamp-h stamp-h: config.h.in config.status ./config.status Makefile: Makefile.in config.status ./config.status config.status: configure ./config.status --recheck
この行を直接Makefileにコピーするときは,インデントされた行がタブ 文字で始まるように置換する必要があるので注意してください.)
更に,‘AC_CONFIG_FILES([stamp-h], [echo timestamp > stamp-h])’を使
用すべきで,そうすることでconfig.statusはconfig.hが最新で
あることを確かめます.AC_OUTPUT
の詳細は,See Output.
依存性に関係するコンフィグレーションの例は,See config.status Invocation.