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テキスト行がウィンドウの右端を越えていると、 その行をつぎのスクリーン行へ継続するか、 スクリーン行1行に切り詰めます。 長いテキスト行を表示するために使われる追加のスクリーン行を 継続行と呼びます。 通常、ウィンドウの最右端のコラムに現れる‘$’で切り詰めたことを示し、 ‘\’でつぎの行に『折り返した』こと、 つまり、継続している行であることを示します。 (表示テーブルで別の文字を指定できる。 Display Tablesを参照。)
継続することと詰め込みは別のことです。 継続はスクリーン上だけのことであり、バッファ内容は変わりません。 また、継続では単語の境界ではなく、正確にスクリーンの右端で 行を分けます。 See Filling。
このバッファローカルな変数は、 ウィンドウの右端を越える行をどのように表示するかを制御する。 デフォルトは
nil
であり継続を意味する。 値がnil
以外であると、そのような行を切り詰める。変数
truncate-partial-width-windows
がnil
以外であると、 (フレーム内で)左右に並んだウィンドウでは、truncate-lines
の値に関わらずつねに切り詰る。
この変数は、
truncate-lines
のバッファローカルな値を持たない バッファ向けのtruncate-lines
のデフォルト値である。
この変数は、左右に並んだウィンドウ(see Splitting Windows)において、 ウィンドウの右端を越える行の表示を制御する。
nil
以外であると、そのような行を切り詰める。 さもなければ、truncate-lines
に従って表示する。
ウィンドウで水平方向にスクロールしている(see Horizontal Scrolling)と、 強制的に切り詰めます。
継続や切り詰めを表す文字は、表示テーブルを使って変更できます。 See Display Tables。
バッファにとても長い行があるときにそれらの表示に継続行を使うと、
それによりEmacsの再表示が遅くなります。
コラム計算や字下げ関数も遅くなります。
そのような場合には、cache-long-line-scans
にt
を
設定するのがよいです。