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Richard M. StallmanがTexinfoフォーマットを発明し,最初のプロセッサを書 き,このマニュアルのEdition 1.0を作成しました.Robert J. Chassell は,このマニュアルにかなりの修正と拡張を行ない,Edition 1.1を開始しまし た.Brian Foxは,バージョン3.8まで,スタンドアローンのTexinfo配布物に責 任があり,makeinfoとinfoプログラムを書きました.Karl BerryはTexinfo 3.8 から更新し,マニュアルのEdition 2.22を始めました.
この仕事の開発を助けてくれた全てに人々,特に数え切れないパッチを提供して くれた,疲れを知らないEli Zaretskii とAndreas Schwabに感謝します. François PinardとDavid D. Zuhnは飽きること無く,間違いと曖昧さ を記録し報告してくれました.Zack Weinbergは,texinfo.texでマクロ 構文を実装するという,不可能ともいえることを行いました.幾度となくほとん ど似ているエディションの退屈な査読に対し,Melissa Weisshausに特別な感謝 を送ります.その他,何十人もがパッチと提案を提供してくれ,それは ChangeLogファイルで多いに感謝しています.我々の間違いは,我々自身 のものです.
ちょっとした歴史:1970年代のCMUで,Brian Reidは印刷のためにドキュメントを
マークアップするプログラムとScribeという名前の書式を開発しました.それは,
Texinfoが行っている,@
文字をコマンド導入に使用していました.結果
として,書式化というよりむしろドキュメントの内容を記述するために真剣に検
討されていて,その考えは全面的にTexinfoで適用されています.
一方,MITの人々は他のものを開発し,それはBolioと呼ばれる余り違わない書式 でした.これは,植字の言語としてTeXを使用するように変更され,BoTeX になりました.最初ののBoTeXのバージョンは0.02で1984年10月31日だったと 思います.
BoTeXは,印刷されたドキュメントに対するマークアップ言語としてのみ利用 可能で,オンラインドキュメントに対してはできませんでした.Richard Stallman (RMS)は,BolioとBoTeXの両方で仕事をしました.彼は,Infoと呼 ばれる気のきいたオンラインヘルプ書式を開発し,Texinfoを作成するため, BoTeXとInfoを組合せ,オンラインと印刷されたハードコピーの両方で読める ようにしたテキストのためのマークアップ言語となりました.