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28.8 ミニバッファとフレーム

通常、各フレームにはそれ独自のミニバッファ用ウィンドウが底にあり、 フレームが選択されているときにはいつもそれが使われます。 フレームにミニバッファがあれば、minibuffer-window (see Minibuffer Misc)でそれを得られます。

しかし、ミニバッファのないフレームを作ることもできます。 そのようなフレームでは、別のフレームのミニバッファ用ウィンドウを 使う必要があります。 そのようなフレームを作成するときには、 使用する(他のフレームの)ミニバッファを明示的に指定できます。 そうしないと、変数default-minibuffer-frameの値で指定される フレームのミニバッファを使います。 その値は、ミニバッファを有したフレームである必要があります。

ミニバッファ専用のフレームを使うときは、 ミニバッファで入力するときにそのフレームが 自動的に手前にくるようにしたいでしょう。 そうしたい場合には、変数minibuffer-auto-raisetに設定します。 See Raising and Lowering

— Variable: default-minibuffer-frame

この変数は、デフォルトで使うミニバッファ用ウィンドウのフレームを指定する。 この変数は現在の端末につねにローカルであり、 バッファローカルにはなりえない。 see Multiple Displays