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34.4 構文属性

言語の構文を指定するに十分なほど構文テーブルに柔軟性がないときには、 バッファ内の特定の文字の出現に対して構文テーブルに優先する テキスト属性syntax-tableを指定できます。 See Text Properties

テキスト属性syntax-tableの正しい値はつぎのとおりです。

syntax-table
属性値が構文テーブルであると、 文字のこの出現に対する構文を判定するために カレントバッファの構文テーブルのかわりにこのテーブルを用いる。
(syntax-code . matching-char)
この形のコンスセルは、文字のこの出現の構文を指定する。
nil
属性がnilであると、通常どおり、 現在の構文テーブルから文字の構文を判定する。
— Variable: parse-sexp-lookup-properties

これがnil以外であると、 構文を解析する関数は、テキスト属性による構文指定に注意を払う。 さもなければ、現在の構文テーブルのみを用いる。