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csplitは,input(inputが‘-’の場合は標準入力) のセクションを含む,ゼロ以上の出力ファイルを作成します.概要です.
csplit [option]... input pattern...
出力ファイルの内容は,後で詳述するpattern引数で決定されます. pattern引数が入力ファイルに存在しない行を参照する場合,エラーが 発生します(例えば,残っている行が与えられた正規表現にマッチしない場合). 全てのpatternがマッチした後,残りの入力は一つの最後の出力ファイ ルにコピーされます.
デフォルトで,csplitは,それぞれの出力ファイルが作成された後, バイト数をそのファイルに書き込みます.
pattern引数の形式は以下の通りです.
出力ファイル名は,前置(デフォルトで‘xx’)とそれに続く接尾子から成 り立ちます.デフォルトで接尾子は二桁の十進数で,‘00’から‘99’ まで順番に上昇します.あらゆる状況で,ファイル名の順番でソートされた出 力ファイルを連結すると,元の入力ファイルを生成します.
デフォルトで,csplitがエラーや,ハングアップ,中断,終了,ま たは終端シグナルを検出した場合,それまでに存在する作成されたあらゆる出 力ファイルを削除します.
プログラムは以下のオプションを受け入れます.Common optionsも参照 してください.
printf(3)
形式の
変換での指定を含んでいる必要があり,おそらく,書式指定のフラグ,フィー
ルドの幅,精密さの指定,またはこれら全ての修飾語を含みます.フォーマッ
ト文字は,二進数の整数の引数を可読なものに変換する必要があります.この
ため,‘d’,‘i’,‘u’,‘o’,‘x’,そして‘X’
の変換は可能です.完全なsuffixは,それぞれの個別な出力ファイルに
対し,ファイル名の接尾子を順番に形成するため(現在の出力ファイル数とと
もに) sprintf(3)
に与えられます.このオプションを使用した場合,
--digitsオプションは無視されます.
終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.