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8.4 バグの報告

GNU Wgetに関するバグレポートをbug-wget@gnu.orgに送ることを歓 迎します.

実際にバグレポートを提出する前に,以下のいくつかの単純なガイドラインに 従ってみてください.

  1. 動作が本当にバグだということを確認してみてください.Wgetがクラッシュし た場合,それはバグです.Wgetがドキュメントのように動作しない場合,それ はバグです.奇妙な動作をするが,期待した動作をさせる方法が不明な場合, おそらくバグです.
  2. できるだけ単純な状況で,バグを繰り返してみてください.例えば,Wgetが ‘wget -rl0 -kKE -t5 -Y0 http://yoyodyne.com -o /tmp/log’をダウンロー ドしている間にクラッシュする場合,クラッシュが再現されるかどうか,より 単純なオプションの組み合わせでも発生するかどうか試してみるべきです.ペー ジがクラッシュの引金になっているかどうかを調べるため,クラッシュが発生 した場所のページでダウンロードを開始してみてください.

    また,.wgetrcの内容を知ることに興味がありはしますが,バグメッセー ジにそれをそのままダンプするのは,余り良い考えではありません.代わりに, .wgetrcを伴うバグの報告が間違っていないか,最初に確認してみるべ きです..wgetrcの設定がバグに影響があることが分かる場合のみ,ファ イルの適切な部分をメールを送ってください.

  3. Wgetを‘-d’オプションで開始し,出力結果(または,その適切な部分)を送っ てください.Wgetがデバッグのサポート無しでコンパイルされている場合,再 コンパイルしてください—デバッグサポートをオンにしたバグの追跡は 非常に簡単になります.

    注意:バグレポートのアドレスに送る前に,デバッグログから微妙な問題を含 む可能性のある情報を削除してあることを確認してください.-dではわ ざわざ微妙な情報を収集していませんが,ログにはWgetがサーバと通信内容が そのまま完全に含まれるでしょうから,パスワードやダウンロードした データの一部が含まれる可能性があります.バグレポートのアドレスは公開し て保管されるので,全てのバグレポートが誰からでも見えることを意識したほ うが良いでしょう.

  4. Wgetがクラッシュした場合,デバッガで動作してみてください.例えば,逆追 跡するため,gdb `which wget` coreとしwhereと入力します. システム管理者がcoreファイルを利用不可能にしている場合は動作しないかも しれませんが,試してみても大丈夫です.