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ここに述べる大文字小文字の変更コマンドは、 カレントバッファのテキストに作用します。 文字列や文字の大文字小文字を変換する関数については、 See Case Conversion。 どの文字が大文字でどの文字が小文字であり、それらをどのように変換するかを カスタマイズする方法については、See Case Tables。
この関数は、startとendで定義される領域内の すべての単語をキャピタライズ(大文字で始まるように)する。 つまり、各単語の最初の文字を大文字に、残りの文字を小文字に変換する。 この関数は
nil
を返す。領域の端が単語の途中にあると、 その単語の領域内の部分を1つの単語とみなす。
capitalize-region
を対話的に呼び出すと、 startとendはポイントとマークであり、小さいほうがさきにくる。---------- Buffer: foo ---------- This is the contents of the 5th foo. ---------- Buffer: foo ---------- (capitalize-region 1 44) nil ---------- Buffer: foo ---------- This Is The Contents Of The 5th Foo. ---------- Buffer: foo ----------
この関数は、startとendで定義される領域内の すべての文字を小文字に変換する。 この関数は
nil
を返す。
downcase-region
を対話的に呼び出すと、 startとendはポイントとマークであり、小さいほうが先にくる。
この関数は、startとendで定義される領域内の すべての文字を大文字に変換する。 この関数は
nil
を返す。
upcase-region
を対話的に呼び出すと、 startとendはポイントとマークであり、小さいほうが先にくる。
この関数は、ポイントのうしろのcount個の単語を キャピタライズ(大文字で始まるように)し、ポイントをそれらの末尾に移動する。 つまり、各単語の最初の文字を大文字に、残りの文字を小文字に変換する。 countが負であると、まえの−count個の単語を 大文字で始まるようにするが、ポイントは移動しない。 値は
nil
である。ポイントが単語の途中にあると、単語を前方へ移動するときには ポイントよりまえにある単語の部分を無視する。 単語の残りの部分を1つの単語として扱う。
capitalize-word
を対話的に呼び出すと、 countは数値前置引数である。