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GNU Infoで,Infoファイルの項目全体を文字の順番で検索したり,Infoファイル の索引全体を検索したり,特定のトピックを議論しているInfoファイル内の領域 を見つけたりすることが可能になります.
search
)search-backward
, vi-like operation)search-case-sensitively
search-next
)search-previous
)isearch-forward
)isearch-backward
)index-search
)next-index-match
)最も基本的な検索コマンドは,‘s’や‘/’(search
)です.
‘s’コマンドはエコーエリアに文字列の入力を促すプロンプトを表示し,そ
れ以降のInfoファイルでその文字列を探します.文字列が見つかった場合,含ま
れているノードが選択され,カーソルは見つかった文字列の最初に位置します.
次の‘s’コマンドは,‘[’と‘]’の間にデフォルトの検索文字列を
表示します.新しい文字列の代わりに<RET>を押すと,検索文字列にデフォ
ルトを使用します.‘--vi-keys’ (see –vi-keys)では,‘n’や
‘N’)コマンドを使用すると,同じ文字列をより速く検索します.
インクリメンタル検索(Incremental searching)は,基本的な検索に似て いますが,検索文字列を完全に指定されるまで待つ代わりに,文字列が入力して いる間にも調査されます.
インクリメンタルと非インクリメンタル検索の両方で,Infoファイルのテキスト
と検索文字列を比較しているとき,デフォルトで大文字小文字を無視します.し
かし,検索文字列に大文字を使用すると,検索は大文字小文字を識別します.小
文字のみの入力の場合でも,大文字小文字の識別を非インクリメンタル検索で行
いたい場合,‘S’コマンド(search-case-sensitively
)を使用してく
ださい).‘n’と‘N’コマンドは,前回の検索コマンドが‘S’の場
合,大文字小文字を識別した操作を行います.
マニュアルで素早く何かを見つける最も効果的な方法は‘i’コマンド
(index-search
)です.このコマンドは,文字列の入力を促すプロンプト
を表示し,その文字列を現在のInfoマニュアルのすべての索引で探します.索引
の項目で一致するものが見つかった場合,項目が参照しているノードを表示し,
エコーエリアに項目の完全なテキストを出力します.更に一致するものを探すた
め‘,’ (next-index-match
)を入力することも可能です.優れたInfo
マニュアルには,概念の索引に重要なものがすべて存在しているので,‘i’
コマンドで,マニュアルをリファレンスとして使用できるようになります.
説明しているマニュアルが何か分からない場合は,M-x index-aproposを 試してみてください.それで文字列の入力を促すプロンプトが表示され,その文 字列をシステムにインストールされているすべてのInfoドキュメントのすべての 索引で探します.コマンドラインで呼び出すことも可能です.–apropos を参照してください.