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本節では、font-lock-defaults
を用いてメジャーモードで
設定できる他の変数について述べます。
nil
以外であると、フォントロック(font-lock)モードは、 構文に基づいてコメントや文字列を強調表示すべきでないことを意味する。font-lock-keywords
に基づく強調表示のみを行う。
nil
以外であると、font-lock-keywords
の 正規表現探索では大文字小文字を区別しないことを意味する。
この変数が
nil
以外であると、 ポイントを構文上の『トップレベル』で文字列やコメントの外側に 後方移動する関数であること。 フォントロック(font-lock)モードは、 構文に基づく処理において正しい結果を得るために 必要に応じてこの関数を使う。関数は引数なしで呼び出される。 ポイントを構文ブロックの先頭に置くこと。 典型的な値は、
beginning-of-line
(行頭は構文ブロックの外側である)、 あるいは、 プログラム向けのモードではbeginning-of-defun
、 テキスト向けのモードではbackward-paragraph
(モード固有の関数は構文ブロックの外側にポイントを移動する)である。値が
nil
であると、バッファの先頭を構文ブロックの外側の位置として使う。 これは誤りではないが、動作を遅くする。