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初めてメッセージを表示するとき、rmailはメッセージのヘッダを 整形し直してから表示します。 むだな表示を削るために重要でないヘッダフィールドを隠します。 tコマンドを使うと、ヘッダ全体を表示したり再度整形することができます。
rmail-toggle-header
)。
ヘッダの整形では、各ヘッダフィールドの重要性に基づいて
ほとんどのヘッダフィールドを削除することになります。
変数rmail-ignored-headers
には、このようにして隠すヘッダフィールドを
指定する正規表現を記述します。
ヘッダフィールドの先頭部分がこの正規表現に一致すると
そのフィールド全体を隠します。
rmailは整形を行うまえにもとのヘッダ全体を保存します。
これを見るにはt(rmail-toggle-header
)コマンドを使います。
カレントメッセージの整形されたヘッダを捨て、もとのヘッダを表示します。
tを再度実行すると、メッセージのヘッダを再度整形します。
メッセージを選択し直しても再度整形します。
この結果として、(see Rmail Editing) 整形されたヘッダを(eコマンドで)編集しても、 そのあとにtを使うと編集したものは破棄されます(see Rmail Editing)。 一方、tのあとにeを使って もとの(整形していない)ヘッダを編集すると、その変更は保存されます。
tコマンドに数引数を付けると、 正の引数ならは整形したヘッダを表示し、 ゼロか負ならばヘッダ全体を表示します。
複数のフォントを使えるウィンドウシステムで使用すると、
rmailは特に重要なある種のヘッダフィールドを強調表示します。
デフォルトでは、 ‘From’フィールドと‘Subject’フィールドです。
変数rmail-highlighted-headers
には、強調表示したいヘッダフィールドを
指定する正規表現を記述します。
ヘッダフィールドの先頭部分がこの正規表現に一致すると
そのフィールド全体を強調表示します。
テキストの前景や背景に標準的でない色を指定すると、
うまく強調表示できないこともあります。
そのような場合には、highlight
フェイスに別の色を指定します。
highlight
フェイスはrmail以外の強調表示にも使われるので、
指定を行う価値があります。
方法は、See Faces。
rmailの強調表示をすべてやめるには、
変数rmail-highlighted-headers
にnil
を設定してください。