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Texinfoモードは,よく使用する様々な@-コマンドをバッファに挿入するコマン ドを提供しています.これらのコマンドでキーストロークを減らすことができま す.
挿入コマンドは,C-cを2度の後,@-コマンドの最初の文字を入力し呼び 出します.
@code{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを配置します.
@dfn{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを配置します.
@end
を挿入し,‘example’や‘table’といった,以下に続く正し
い単語を推測します.(このコマンドはネストされたリストを正確に処理しません
が,すぐ前のリストに適切な単語を挿入します.)
@item
を挿入し,次の行の始めにカーソルを配置します.
@kbd{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを配置します.
@node
と,`Next',`Previous',そして`Up'ノードに対し,連続したリ
ストのコメント行を挿入します.@node
の後にポイントは配置されます.
@noindent
を挿入し,次の行の最初にカーソルを配置します.
@samp{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを配置します.
@table
とその後にSPCを挿入し,<SPC>の後にカーソルを配置
します.
@var{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを配置します.
@example
を挿入し,次の行の最初にカーソルを配置します.
{}
を挿入し,カッコの間にカーソルを挿入します.
存在する単語の周りに,@code{...}
のようなコマン
ドを書くため,単語の前にカーソルを配置し,C-u 1 C-c C-c cと入力し
てください.これで,簡単に既存のプレーンテキストを編集できるようになりま
す.プレフィクス引数の値は,一単語の場合は‘1’,2単語の場合は‘2’
等のように,カッコの間に含めるそれ以降の単語の数をEmacsに伝えます.前の
単語を囲むために負の引数を使用してください.プレフィクス引数を指定しない
場合,Emacsは@-コマンド文字列を挿入し,カーソルをカッコの間に配置します.
この機能は,@kbd
と@var
のような,一つの単語や一行内の単語
を操作する@-コマンドに対してのみ動作します.
この挿入コマンドの組は,GNU Emacs ManualとGDB Manualで使用 されている,異なる@-コマンドの頻度の解析後に作成されました.独自の挿入 コマンドを加えたい場合,キーにキーボードマクロをバインドしたり,省略を使 用したり,texinfo.elのコードを拡張することが可能です.
C-c C-c C-d(texinfo-start-menu-description
)は,他の挿入コマ
ンドとは異なる挿入コマンドです.それは,メニュー項目行の記述のためのスペー
スに,ノードのセクションや章のタイトルを挿入します.(メニュー項目は三つ
の部品があり,それは項目名,ノード名,そして記述です.ノード名のみ要求さ
れますが,記述はノードが関係するものの説明を補助します.See The Parts of a Menu.)
texinfo-start-menu-description
を使用するため,メニュー項目行にポ
イントをおき,C-c C-c C-dを入力してください.コマンドはノード名に
付属するタイトルを探してコピーし,タイトルを記述として挿入します.編集可
能なように,それは挿入されたテキストの始めにポイントを配置します.メニュー
項目行に記述が含まれている場合,この機能はタイトルを挿入しません.
このコマンドは記述を書くためだけに役立ちます.それは仕事を全部しません. タイトルはノード名と同じ単語を使いたがるものですが,役に立つ記述にするに は,異なる単語を使用すべきなので,挿入されたテキストを編集する必要があり ます.