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10.3 単語探索

単語探索は、単語の区切られ方を無視して、単語の列を探索します。 より正確には、空白1個で区切った数個の単語を打ち込むと、 単語と単語のあいだに複数個の空白/改行/句読点があったとしても、 それらの文字列をみつけだすことができます。

単語探索は、テキスト清書系で整形済みの文書を編集する場合に便利です。 整形した印刷出力を見ながら編集する場合、 ソースファイルのどこで行が区切られているのかわかりません。 単語探索を使えば、単語の区切られ方を知らなくても探索できます。

C-s <RET> C-w words <RET>
句読点などの詳細は無視して、wordsを探索する。
C-r <RET> C-w words <RET>
句読点などの詳細は無視して、後向きにwordsを探索する。

単語探索は、一括型探索の特別な場合であって、 C-s <RET> C-wで起動します。 この入力に続いて、探索文字列を入力し、 文字列はつねに<RET>で終えます。 一括型であるため、単語探索も引数を入力し終えるまで探索を開始しません。 単語探索は、正規表現を構築し、その正規表現で探索を行うことで 動作します。 See Regexp Search

後向きの単語探索にはC-r <RET> C-wを使います。

前向き/後向きの単語探索は、それぞれ、 コマンドword-search-forwardword-search-backwardで 実装されています。 これらのコマンドは通常どおりキーに割り当てることができます。 インクリメンタルサーチコマンドから呼び出せるようになっているのは、 歴史的な理由、および、 これらの機能にふさわしいキー列を選ぶ労力を削減できるという理由からです。