Next: Debug Output, Previous: Trace, Up: Debugging
m4
に‘-d’オプションを与えることにより、
これまでの節に記載されているマクロを使ったときに表示される情報の詳しさを
制御します。
このオプションに続けて次のうち1つまたは複数のフラグを指定します。
t
m4
におけるマクロの呼び出しを全てトレースします。
a
traceon
マクロによってトレースしているマクロだけが
対象となります。
e
traceon
マクロによってトレースしているマクロだけが
対象となります。
q
c
x
f
l
p
i
V
‘-d’オプションに何もフラグを指定しない場合、 デフォルトで‘aeq’が使われます。 前2つの節にある例は、これらデフォルトのフラグを使うことを想定しています。
組み込みマクロdebugmode
を使うと、実行時にデバッグ出力のフォーマットを
制御できます。
debugmode(opt flags)
引数flagsは上に列挙されている文字をいくつか指定します。 特殊なケースとして引数を‘+’で始めると、 それらのフラグが現在のデバッグフラグ群に追加されます。 また引数を‘-’で始めると現在のデバッグフラグ群から削除されます。 引数をまったく与えない場合、デバッグフラグは(‘-d’を与えない場合と同様に) すべてゼロに設定されます。 引数として空文字列を与えるとフラグはデフォルトの値にリセットされます。