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2.4 管理用ファイルの紹介

$CVSROOT/CVSROOT には、いくつか 管理用ファイル (administrative files) があります。完全な説明は See Administrative files. これらのファイルが無く ても cvs を使用することができます。しかし、少なくとも modules というファイルが適切に設定してあれば cvs のコマン ドはうまく働きます。

管理用ファイルの中で、 最も重要なファイルは modules です。 これはリポジトリの中の全てのモジュールを定義しています。 modules ファイルの例を次に示します。

     CVSROOT         CVSROOT
     modules         CVSROOT modules
     cvs             gnu/cvs
     rcs             gnu/rcs
     diff            gnu/diff
     tc              yoyodyne/tc

modules ファイルは行ごとに意味を持つファイルです。 modules ファイルの各行はそれぞれ、 モジュール名, 空白, モジュールのあるディレクトリ名 という書式で記述されます。 モジュールのあるディレクトリ名は、 $CVSROOT からの相対パスです。 modules ファイルの各行はそれぞれ、 モジュール名, 空白, モジュールのあるディレクトリ名 という書式で記述されます。 モジュールのあるディレクトリ名は、 $CVSROOT からの相対パスです。 上の例の最後の4行はそのような行の例です。

モジュール ‘modules’ を定義する行については、 ここでは説明しません。 より詳しい説明は modules 参照。

2.4.1 管理用ファイルの編集

管理用ファイルは、 他のモジュールと同じ方法で編集します。 ‘cvs checkout CVSROOT’ を用いて作業コピーを取り出して、 編集し、通常通り変更内容を格納します。

間違いのある管理用ファイルを格納することも可能です。 このような場合には、間違いを正して新たなリビジョンを登録します。 しかし管理用ファイルに深刻な間違いがあれば、 新たなリビジョンの登録さえも不可能になります。