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今までの例はソースを取得しているベンダーは一つだけだと仮定しています。 いろいろな場所からソースを得るような場合もあります。例えば、多くの違っ た人やチームがソフトウェアを修正しているプロジェクトに関係しているとし ます。これを扱う方法はいろいろありますが、たくさんのソースツリーが散ら ばっていて、とりあえずやりたいことはそれら全てを CVS に放り込んで少な くとも一箇所にまとめることだ、ということがあります。
複数のベンダーがある状況を扱うために、cvs import
に ‘-b’
オプションを指定できます。その引数は持ち込むベンダー枝です。既定値は
‘-b 1.1.1’ です。
例えば、赤チームと青チームの2つのチームがあり、あなたにソースを送って くるとします。赤チームが努力したものを枝 1.1.1 に持ち込んで、ベンダー タグ RED を使いたいと思っています。青チームが努力したものは枝 1.1.3 に 持ち込んで、ベンダータグ BLUE を使おうとしています。使用するコマンドは 以下のようになります。
$ cvs import dir RED RED_1-0 $ cvs import -b 1.1.3 dir BLUE BLUE_1-5
ベンダータグ が ‘-b’ オプションと合わなくても、CVS は発見しないこ とに注意してください。例えば、
$ cvs import -b 1.1.3 dir RED RED_1-0
慎重に; この種類の不適当な組合せは混乱や、よりひどいことへの種になりま す。不釣合いを指定することでの便利な使用をここでは考え付きません。もし そのような使用を発見しても、使わないでください。CVS は将来のリリースで はそれをエラーにするでしょう。