17.2 edebug
edebugはEmacs Lispプログラムのソースレベルデバッガであり、
つぎのことを行えます。
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各式の前後で停止して評価をステップ実行する。
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条件付きブレークポイント、無条件ブレークポイントを設定する。
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指定した条件が真の場合に停止する(グローバルブレークイベント)。
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各停止位置や各ブレークポイントで停止し低速/高速トレースする。
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edebugの外側であるかのように、式の結果を表示したり式を評価する。
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edebugが表示を更新するたびに、
自動的に式の並びを再評価しその結果を表示する。
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関数の出入りに関するトレース情報を出力する。
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エラーが発生すると停止する。
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edebug自身のフレームを省いて、バックトレースを表示する。
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マクロや定義フォームに対して引数の評価を指定する。
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基本的なカバレッジテストや頻度数計測を行う。
以下の最初の3つの節では、edebugを使うのに十分な情報を与えます。