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いくつかのカスタマイズグループは、 ユーザーオプションに加えてフェイスも含みます。 グループの内容を表示したとき、 オプションとフェイスの両方がカスタマイズバッファに現れます。 フェイスの見え方は、たとえばつぎのようになります。
Custom Changed Face: (sample) [State]: this face is unchanged from its standard setting. Face used when the customize item has been changed. Attributes: [ ] Bold: [toggle] off [X] Italic: [toggle] on [ ] Underline: [toggle] off [ ] Inverse-Video: [toggle] on [ ] Foreground: black (sample) [ ] Background: white (sample) [ ] Stipple:
フェイスの各属性はそれぞれが1行を占めます。 属性のまえの‘[x]’というフィールドは、 その属性がオンになっているかどうかを表示しています。 ‘X’が表示されていればオンになっています。 そのフィールドを起動することでオン/オフを反転できます。 属性がオンになっている場合は、 その属性の値をオプションと同様にして変更できす。
白黒ディスプレイでは、背景に設定可能な表示色は‘black’、 ‘white’、‘gray’、‘gray1’、‘gray3’のいずれかです。 Emacsは表示色のかわりにドットパターンで灰色の階調を表します。
フェイスを設定/保存/リセットするのは、オプションと同様にしてできます (see Changing an Option)。
フェイスでは、ディスプレイの種別ごとに異なる見え方を指定できます。 たとえば、あるフェイスをカラーディスプレイでは赤で表示し、 白黒ディスプレイではかわりにボールド体で表示するようにできます。 あるフェイスに複数の見え方を指定するには、 ‘[State]’メニューを表示させて‘Show Display Types’を選びます。
フェイスの属性を設定するもっと基本的な方法は、 M-x modify-faceを使うことです。 このコマンドは、まずフェイスの名前を聞いてきて、 続いて属性を1つずつ順に聞いてきます。 表示色やパターンの属性では、その属性の現在の値がデフォルトになっています。 これらを変更したくなければ、単に、<RET>を打てばよいのです。 属性を空にしたければ‘none’と打ちます。