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出力書式は,主に-Oと-Tオプションで制御され,それは以
下の表で記述されています.-Oも-Tも選択されていないと
きで,gnu拡張が利用可能な場合,プログラムはdumb端末に適した出力書
式を選択します.それぞれのキーワードの生成は,出力を行の中心にし,周り
をその左右の文脈で囲います.それぞれのフィールドは適切で正しいものなの
で,用語索引の出力を容易に観察することが可能です.特別な特徴として,自
動的な参照がオプション-Aで指定されていて,左の文脈の前に出力
されている,すなわち,オプション-Rが選択されていない場
合,コロンが参照の後に追加されます.これは,gnu Emacsが
next-error
を処理することでうまく作用します.このデフォルト出力
書式では,改行やタブのようなそれぞれの空白文字は,正確に一つのスペース
に単に変換され,連続したスペースの圧縮は特に試みません.これは将来変更
されるかもしれません.これらの空白文字以外の,256文字の基本セットの全
ての他の文字は逐語的に転送されます.
出力書式は,以下のオプションで更に制御されます.
gnu拡張が利用不可能なときは,常にこのオプションは自動的に選択され
ます.
stringは一文字以上が可能で,‘-F ...’のようになります.また, stringが空(‘-F ""’)となる特定の場合,切り詰めフラグは利用不 可能で,切り詰めマークはこの場合は現われません.
ユーザの利便性の問題として,多くの通常の,C言語で見つかる,バックスペー
スされたエスケープシーケンスは認識され,ptx自身によって,対
応する文字に変換されます.
nroff
,troff
やTeXに適した出力を生成している間,
‘xx’の代わりに,使用する他のstringを選択します.
nroff
やtroff
の処理に適した出力書式を選択します.それぞれ
の出力行は以下のようになります.
.xx "tail" "before" "keyword_and_after" "head" "ref"
それで,出力の植字を処理するための,‘.xx’ roffマクロを書くことが 可能になります.gnu拡張が利用不可能な場合,これはデフォルト出力で す.オプション-Mは,‘xx’を他のマクロ名に変更するために使 用することが可能です.
この出力形式で,改行やタブのような,表示不可能なそれぞれの文字は,連続
したスペースを圧縮するという特別な試みを行わず,正確に一つのスペースに
単に変換されます.それぞれの引用文字:"は二重になるので,
nroff
やtroff
で正しく処理されます.
\xx {tail}{before}{keyword}{after}{head}{ref}
それで,出力の植字の処理するための\xx
定義を書くことが可能になり
ます.参照が生成されないとき,すなはち,オプション-Aもオプショ
ン-rも選択されていないとき,それぞれの\xx
の最後のパラ
メータが抑制されることに注意してください.オプション-Mは,
‘xx’を他のマクロ名に変更するために利用可能です.
この出力書式では,$,%,&,#そして_のよ
うないくつかの特殊文字は,自動的にバックスラッシュで保護されます.弓カッ
コの{,}もバックスラッシュで保護されますが,(数学モード
を強制する)ドル記号の組でも囲まれます.バックスラッシュ自身は
\backslash{}
の並びを生成します.曲折アクセント記号とティルデ
分音記号は,^\{ }
と~\{ }
の並びをそれぞれ生成します.
その他の基礎となる文字セットの分音文字は,適切なTeXの並びを可能な限
り生成します.改行とタブのようなその他の表示不可能な文字と,
ASCIIではない全ての他の文字は,連続したスペースを圧縮すると
いう特別な試みを行わず,一つのスペースに単に変換されます.これらの特殊
文字をTeXで処理する改善方法を知らせてください.