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25.1 バックアップファイル

バックアップファイル(backup file)とは、 読者が編集中のファイルの古い内容のコピーです。 バッファを訪問しているファイルに初めて保存するときに、 Emacsはバックアップファイルを作成します。 通常これは、バックアップファイルは 現在の編集セッションよりまえのファイルの内容を保持することを意味します。 バックアップファイルの内容は、通常、それが作られると変更されません。

訪問したファイルを新たな名前に改名することで 通常バックアップは作られます。 訪問したファイルをコピーしてバックアップファイルを作るように 指示することもできます。 どちらを選ぶかによって、複数の名前を持つファイルでは違いがでます。 また、編集したファイルの所有者が元所有者と同じであるか、 それとも編集したユーザーが所有者になるかにも影響します。

デフォルトでは、Emacsは各編集ファイルに1つのバックアップファイルを作ります。 番号付きのバックアップファイルを作るように指示することもでき、 そうすると、新たなバックアップファイルごとに新たな名前が付きます。 古い番号付きバックアップファイルは必要なくなれば削除できますし、 Emacsがそれらを自動的に削除することも可能です。