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2.4 ログと入力ファイルオプション

-o logfile
--output-file=logfile
全てのメッセージをlogfileにログを取ります.メッセージは通常,標準 エラー出力に報告されます.


-a logfile
--append-output=logfile
logfileに追加します.古いログファイルを上書きする代わりに logfileに追加する以外,これは‘-o’と同じです.logfile が無い場合は,新しいファイルを作成します.


-d
--debug
デバッグ出力を開始し,それは,Wgetが正確に動作しない場合,Wgetの開発に 様々な重要な情報として意味があります.システム管理者が,デバッグサポー ト無しでWgetのコンパイルを選択している可能性もあり,その場合‘-d’ は動作しません.デバッグサポートでのコンパイルは常に安全だということに 注意してください—デバッグサポートでコンパイルされたWgetは,‘-d’ が要求されるまでデバッグ情報を決して出力しません.バグレポートを 送るために‘-d’を使用する方法の詳細は,See Reporting Bugs.


-q
--quiet
Wgetの出力を停止します.


-v
--verbose
利用可能な全てのデータを用いた冗長な出力を開始します.デフォルトの出力 は冗長です.
-nv
--non-verbose
冗長でない出力です—完全に静かにするのではなく(そうするには‘-q’ を使用してください)冗長を停止するということで,エラーメッセージと基本的 な情報は,まだ出力されることを意味します.


-i file
--input-file=file
fileからurlを読み込みます.‘-’がfileとして指定さ れている場合,urlは標準入力から読み込まれます.(‘-’という名前 のファイルから読むときは,‘./-’を使用して下さい.

この機能が使用されている場合,urlをコマンドラインに書く必要はあり ません.コマンド行と入力ファイルの両方にurlがある場合,コマンド行 のものが最初に回収されます.filehtmlドキュメントにする必要 はありません(しかし,害が無い場合です)—urlだけ順番にリストアップ されている場合はそれで十分です.

しかし,‘--force-html’を指定した場合,ドキュメントは‘html’と 見なされます.この状況では相対的なリンクに問題がある可能性もあり,それ は,<base href="url">をドキュメントに加えたり,コマンドラ インで‘--base=url’を指定することで解決できます.


-F
--force-html
ファイルから入力を読み込むとき,htmlファイルとして扱うことを強制し ます.これで,ローカルディスクの既存のhtmlファイルからの相対的なリ ンクを,html<base href="url">を加えたり, ‘--base’コマンドラインオプションを使用することで回収できるようにな ります.


-B URL
--base=URL
-F’と結合して使用されるとき,‘-i’で指定されるファイル内の相 対リンクにURLを前置します.