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この章は cvs サーバに接続しようとしたときに問題が起こったときに何 をすれば良いかということを書いています。 Windows で cvs コマンド ライン・クライアントを実行しているなら、まず cvs 1.9.12 以降に更 新してください。以前のバージョンのエラー報告は、問題がどうであったかに ついて、ほとんど情報を提供しません。クライアントが Windows でなければ、 cvs 1.9 は問題ありません。
問題を追いかけるためにエラー・メッセージが十分でなければ、次の手段は使 用している接続方法によってかなり異なります。
:ext:
:server:
:pserver:
cvs [pserver aborted]: bad auth protocol start: foo
これの動作に失敗すれば、inetd が正しく動作しているか確認してください。 inetd.conf での起動を cvs の代わりに echo プログラムに変更して ください。例えば:
2401 stream tcp nowait root /bin/echo echo hello
その変更をして、inetd に設定ファイルを再読み込みするように指示した後で は、"telnet servername 2401" はテキスト hello を表示して、サーバが接続 を切るはずです。これが動作しなければ、cvs の問題を気にする前にそ れを修正してください。
AIX システムでは、システムにポート 2401 を使おうとするプログラムがあり ます。これは、ポート 2401 は cvs での使用に登録されているという点 で AIX の問題です。この問題を解決するために AIX のパッチがあるというこ とを聞いたことがあります。
他の良いデバッグツールは inetd に ‘-d’ (debugging) オプションを付 けることです。詳しい情報はシステムの説明文書を調べてください。
接続はできているようですが、次のようなエラーが出る場合は:
cvs server: cannot open /root/.cvsignore: Permission denied cvs [server aborted]: can't chdir(/root): Permission denied
inetd.conf で ‘-f’ を指定しなかったか、inetd により実行さ
れているプログラムの HOME
環境変数をシステムが設定しているとい
うことです。後者の場合は、 inetd に HOME
を未設定にして
cvs を実行するシェルスクリプトを実行させるようにするか、cvs
を純粋な環境で実行するために env
を使うことができます。