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27.13.3 gnusコマンドのまとめ

ニュースを読むにはつぎの2つの段階を踏みます。

  1. グループバッファでグループを選択する。
  2. サマリバッファで記事を選択する。 記事を選択すると、サマリバッファの小さなウィンドウの下の 大きめのウィンドウの中の記事バッファに選択した記事が表示される。

gnusの各バッファにはそれぞれ独自のコマンドがあります。 しかし、gnusのさまざまなバッファのどんなキーの意味も、 等価ではないにせよ、だいたい同じです。 以下は、グループバッファとサマリバッファのコマンドです。

q
グループバッファでは、初期化ファイル.newsrcを更新してgnusを終了する。

サマリバッファでは、 カレントグループから抜け出てグループバッファに戻る。 したがって、qを2回打つとgnusを終る。


L
グループバッファでは、 ニュースサーバーにある(非購読にしたもの以外の) すべてのグループを表示する。 すごく長いリストになるかもしれないので注意!


l
グループバッファでは、購読中で未読記事があるグループのみを表示する。


u
グループバッファでは、ポイントのある行のグループの購読/非購読を切り替える。 qでgnusを終ると、gnusはこの状態を.newsrcファイルに記録する。 gnusは、通常、購読グループのみを表示するため、 つぎにgnusを起動したときには非購読にしたグループは表示されない。


C-k
グループバッファでは、ポイントのある行のグループを「抹消」する。 すなわち、そのグループは以後.newsrcにも現れなくなる。 このコマンドの効果は、現在のgnusセッションだけでなく 将来のgnusセッションにも影響する。

qでgnusを終了すると、 gnusはファイル.newsrcに 抹消したグループを除くすべてのグループの情報を書き出す。


<SPC>
グループバッファでは、ポイントのある行に対応するグループを選択し、 そのグループの最初の未読記事を表示する。

サマリバッファでは、つぎのようになる。

すなわち、繰り返し<SPC>を打と、すべての記事を順に見ていくことができる。


<DEL>
グループバッファでは、ポイントを未読記事がある1つまえのグループに移動する。

サマリバッファでは、記事のテキストを1画面分戻す。


n
ポイントをつぎの未読グループに進めるか、 または、つぎの未読記事を選択する。


p
ポイントをまえの未読グループへ戻すか、 または、まえの未読記事を選択する。


C-n
C-p
既読であってもポイントを1つあと/まえの項目に移動する。 ポイントがある行の記事やグループを選択することはしない。


s
サマリバッファでは、記事バッファに切り替えてC-sを打ったかのように、 記事バッファのテキストに対してインクリメンタルサーチを行う。


M-s regexp <RET>
サマリバッファでは、 regexpに一致する記事がみつかるまで前向きに探索する。