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デフォルトでは、
GDBは内部の動作に関する情報を表示しません。
性能の遅いマシンで実行している場合には、
set verbose
コマンドを使うとよいでしょう。
これによって、
GDBは、
長い内部処理を実行するときにメッセージを出力することで、
クラッシュと勘違いされないようにします。
現在のところ、
set verbose
コマンドによって制御されるメッセージは、
ソース・ファイルのシンボル・テーブルを読み込み中であることを知らせるメッセージです。
Commands to specify filesのsymbol-file
を参照してください。
set verbose on
set verbose off
show verbose
set verbose
がon、
offのどちらの状態であるかを表示します。
デフォルトでは、 オブジェクト・ファイルのシンボル・テーブルに問題を検出しても、 GDBはメッセージを出力しません。 しかし、 コンパイラをデバッグしているようなときには、 このような情報があると便利かもしれません (see Errors reading symbol files)。
set complaints
limitshow complaints
デフォルトでは、 GDBは慎重に動作し、 コマンドを本当に実行するのか確認するために、 ときには馬鹿げているとさえ思えるような質問を多く尋ねてきます。 例えば、 既に実行中のプログラムを実行しようとすると、 次のように質問してきます。
(gdb) run The program being debugged has been started already. Start it from the beginning? (y or n)