7.3.1 キャッシュ変数名
キャッシュ変数の名前は以下の書式にすべきです.
package-prefix_cv_value-type_specific-value_[additional-options]
例えば,‘ac_cv_header_stat_broken’や
‘ac_cv_prog_gcc_traditional’です.変数名の一部は以下のようにします.
- package-prefix
-
パッケージや組織の省略です.小文字の慣習以外は,ローカルなAutoconfマクロ
と同じプレフィクスで開始します.配布されているAutoconfマクロで使用される
キャッシュ値に対して,この値は‘ac’になっています.
_cv_
-
シェル変数がキャッシュ値であることを示します.この文字列は,前置されるア
ンダースコアを含め,変数名に存在する必要があります.
- value-type
-
合理的な命名システムを生成するため,キャッシュ値の分類のための慣習です.
Autoconfで使用する値は,Macro Namesにリストがあります.
- specific-value
-
このテストが適応しているキャッシュ値のクラスのメンバーです.例えば,関数
(‘alloca’),プログラム(‘gcc’),または,出力変数
(‘INSTALL’)です.
- additional-options
-
このテストが適応している特定のメンバーの特定の動作です.例えば,
‘broken’や‘set’です.適応されない場合,名前のこの部分は省略さ
れます.
キャッシュ変数に割り当てられた値には,改行を含めてはなりません.通常,そ
れらの値は真偽値(‘yes’や‘no’),あるいはファイルや関数の名前で
す.そのため,これは重要な制限ではありません.