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最後に、
UNIXシステム上の29Kプログラムが存在するディレクトリにcd
コマンドによって移動して、
GDBを起動します。
引数には、
29Kプログラムの名前を指定します。
cd /usr/joe/work29k gdb myfoo
これでtarget
コマンドが使えるようになります。
target amd-eb /dev/ttya 9600 MYFOO
この例では、
ユーザ・プログラムはmyfooと呼ばれるファイルであると仮定しています。
target amd-eb
に対して最後の引数として指定するファイル名は、
DOS上でのプログラム名でなければならない点に注意してください。
この例では単にMYFOO
となっていますが、
DOSのパス名を含むこともできますし、
転送メカニズムによっては、
UNIX側での名前とは似ても似つかないものになることもあるでしょう。
ここまでくると、
好きなようにブレイクポイントを設定することができます。
29Kボード上でのプログラムの実行を監視する準備が整えば、
GDBのrun
コマンドを使います。
リモート・プログラムのデバッグを停止するには、
GDBのdetach
コマンドを使います。
PCの制御をPCコンソールに戻すには、GDBセッションが終了した後に、
EBMON
にアタッチするために、
もう一度tip
またはcu
を使います。
その後、
q
コマンドによってEBMON
をシャットダウンし、
DOSのコマンドライン・インタープリタに制御を戻します。
CTTY con
と入力して、
入力されたコマンドがメインのDOSコンソールによって受け取られるようにし、
~.を入力してtip
またはcu
を終了させます。