20.14.4 併合コマンド
ここでは、高速モードの併合操作コマンドを示します。
編集モードでは、これらのコマンドのまえにC-c C-cを付けます。
- p
-
まえの相違箇所を選択する。
- n
-
つぎの相違箇所を選択する。
- a
-
この相違箇所をA版にする(状態A)。
- b
-
この相違箇所をB版にする(状態B)。
- C-u n j
-
番号nの相違箇所を選択する。
- .
-
ポイントを含む相違箇所を選択する。
このコマンドは、併合バッファ、Aバッファ、Bバッファのいずれでも使える。
- q
-
終了する。
併合作業を完了。
- C-]
-
アボートする。
併合作業をやめ、併合結果も保存しない。
- f
-
高速モードに移行する。
(編集モードでは、実際にはC-c C-c fコマンド。)
- e
-
編集モードに移行する。
- l
-
3つのウィンドウすべてを(C-lのように)再表示する。
- -
-
数引数の一部を指定する。
- digit
-
これも、数引数の一部を指定する。
- d a
-
併合バッファのこれ以降では、A版を選ぶ(デフォルトA)。
- d b
-
併合バッファのこれ以降では、B版を選ぶ(デフォルトB)。
- c a
-
この相違箇所のA版のテキストをキルリングにコピーする。
- c b
-
この相違箇所のB版のテキストをキルリングにコピーする。
- i a
-
この相違箇所のA版のテキストをポイント位置に挿入する。
- i b
-
この相違箇所のB版のテキストをポイント位置に挿入する。
- m
-
相違箇所の周りにポイントとマークを設定する。
- ^
-
3つのウィンドウすべてを(M-vのように)下にスクロールする。
- v
-
3つのウィンドウすべてを(C-vのように)上にスクロールする。
- <
-
3つのウィンドウすべてを(C-x <のように)左にスクロールする。
- >
-
3つのウィンドウすべてを(C-x >のように)右にスクロールする。
- |
-
3つのウィンドウすべてで、水平方向のスクロール分をリセットする。
- x 1
-
併合バッファを表示しているウィンドウの高さを1行に縮小する。
(フルサイズに戻すにはC-u lを使う。)
- x c
-
この相違箇所の2つの版を混合する(see Combining in Emerge)。
- x f
-
emergeで作業しているファイル/バッファの名前を、
ヘルプ用ウィンドウに表示する。
(ウィンドウをもとの状態に戻すにはC-u lを使う。)
- x j
-
この相違箇所を、つぎの相違箇所と結合する。
(C-u x jでは、まえの相違箇所と結合する。)
- x s
-
この相違箇所を2つに分割する。
このコマンドを使うまえに、3つのバッファそれぞれで、
相違箇所を分割したい位置にポイントを移動しておく。
- x t
-
相違箇所の先頭や末尾にある同じ行を取り去る。
このような行が現れるのは、
A版とB版は一致しているが、共通の祖先とは一致しない場合。