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ddは,変更可能なI/Oブロックサイズを用いて,(デフォルトで,標 準入力から標準出力に)ファイルをコピーし,オプションの動作でそれを変更 します.概要です.
dd [option]...
プログラムは,以下のオプションも受け入れます.Common optionsも参 照してください.
以下の(bytesとblocks)数値的な値のオプションを続けて倍数に することが可能です.それは,‘b’=512,‘c’=1,‘w’=2, ‘xm’=m,または‘k’=1024のようなあらゆるブロックサ イズ接尾子です(see Block size).
スキップとI/Oに対し異なるブロックサイズを使用するためは,dd の呼び出しを別々に行なってください.例えば,以下のシェルコマンドでは, ディスクとテープの間で512kBブロックでデータをコピーしますが,ディスク の最初の4kBのラベルは,保存されたり復元されたりしません.
disk=/dev/rdsk/c0t1d0s2 tape=/dev/rmt/0 # Copy all but the label from disk to tape. (dd bs=4k skip=1 count=0 && dd bs=512k) <$disk >$tape # Copy from tape back to disk, but leave the disk label alone. (dd bs=4k seek=1 count=0 && dd bs=512k) <$tape >$disk
‘SIGUSR1’シグナルを実行中のddに送ることで,標準エラー出 力にレコード番号を出力し,そのまま続けて書き込み,コピーを再開します. 以下の例では,ddを10Mブロックをコピーする処理をバックグラン ドで実行しています.killコマンドで,直前のレコード数の最初の 組を出力し,ddが終了したとき最後の組を出力します.
$ dd if=/dev/zero of=/dev/null count=10M & pid=$! $ kill -USR1 $pid; sleep 99 5403604+0 records in 5403604+0 records out 10485760+0 records in 10485760+0 records out
以下の変換です.
終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.