Next: , Previous: Printing Nodes, Up: Top


10 雑多なコマンド

GNU Infoは,GNU Infoそれ自身を説明するコマンドをいくつか含んでいます.

M-x describe-command
エコーエリアのInfoコマンドの名前を読み込み,そのコマンドが行うことの短い 説明を表示します.
M-x describe-key
エコーエリアのキーの並びを読み込み,それから,そのキーの並びが呼び出す Infoコマンドの名前とドキュメントを表示します.
M-x describe-variable
エコーエリアの変数を読み込み,それから変数が影響を与えるものの短いドキュ メントを表示します.
M-x where-is
エコーエリアのInfoコマンドを読み込み,それから,そのコマンドを呼び出すた めに入力するキーの順番を表示します.
<C-h> (get-help-window)
<?>
<F1> (on DOS/Windows only)
h, vi-like operation
*Help*を表示するウィンドウを作成(またはそれに移動)し,その中のク イックリファレンスカードを含むノードに移動します.このウィンドウは,GNU Infoが利用可能なもっとも簡潔な情報を表示します.
<h> (get-info-help-node)
<M-h>, vi-like operation
ノード(info)Helpを訪問するため,懸命に試行します.GNU Infoで配布 されるInfoファイルinfo.texiは,このノードを含んでいます.もちろん, 最初にファイルをmakeinfoで処理する必要があり,Infoディレクトリの 位置にそれを配置する必要があります.

数字の引数を作成するコマンドには以下のものがあります.

<C-u> (universal-argument)
現在の数字の引数を開始(または四倍)します.‘C-u’は,カーソル移動やス クロールコマンドへ,小さな数字の引数を与える良い方法です.‘C-u C-v’ は四行画面をスクロールし,‘C-u C-u C-n’は16行カーソルを下に移動しま す.数字のキーが続く‘C-u’は,以下のように入力された数字を数字の引数 として設定します.C-u 1 2 0は引数を120に設定します.
<M-1> (add-digit-to-numeric-arg)
<1>, vi-like operation
<M-2> ... <M-9>
<2> ... <9>, vi-like operation
<M-0>
<0>, vi-like operation
現在の数字の引数に呼び出したキーの数値を加えます.一度Infoが数字の引数を 読み込むと,メタキー無しで引数の数字を入力してもかまいません.例えば, ‘C-l’に32を数字の引数として与える場合,以下のようにします.
          C-u 3 2 C-l

または以下のようにします.

          M-3 2 C-l

<M–> (add-digit-to-numeric-arg
<->
負の引数を作成するため,-を入力してください.単独の-の入力は, -1の値の負の引数を作成します.-の後に数字やメタキーと数字を続けた 場合,結果はそれらの数字を負の数字にして生成されます.

-’文字自身を挿入可能にする必要があるので,エコーエリアで入力すると き-は動作しません.エコーエリアで負の引数を指定する必要がある場合, 代わりにM--を使用してください.

C-g’は,複数の文字の並びの読み込みを中止するため,(複数ファイルの 検索のような)長い処理をキャンセルするため,そして,エコーエリアの有力を キャンセルするために使用されます.

<C-g> (abort-key)
<C-u>, vi-like operation
現在の処理をキャンセルします.

Infoの‘q’コマンドは,単にInfoの実行を終了します.‘--vi-keys’ (see –vi-keys)の元では,‘:q’や‘ZZ’でも終了可能です.

<q> (quit)
C-x C-c
:q, vi-like operation
ZZ, vi-like operation
GNU Infoを終了します.

オペレーティングシステムが,画面の高さが60行だとGNU Infoに伝え,実際には 高さが40行しかない場合,オペレーティングシステムが正しいということをInfo に伝える方法は以下のものです.

M-x set-screen-height
エコーエリアの高さの値を読み込んで,表示される画面の高さをその値に設定し ます.

MS-DOS/MS-Windowsでは,このコマンドは,実際に見ている画面の大きさを,エ コーエリアに入力した値に変更しようとします.

終りに,現在見ているノードに関連する脚注を表示するための便利な方法を, Infoは供給します.

<ESC C-f> (show-footnotes)
現在のノードに関連する脚注を(存在する場合は)もう一つのウィンドウに表示し ます.変数automatic-footnotesを設定することで,ノードを選択したと きノードに関連した脚注を,Infoに自動的に表示させることが可能です.