Next: , Up: Sending Mail


24.1 メイルバッファの形式

メッセージにはテキスト、つまり、本文以外にも、 誰が、いつ、誰に、なぜ送ったかなどを示すヘッダフィールドがあります。 ‘Date’(日付)や‘Sender’(送り手)などのヘッダフィールドは、 メッセージを送信するときに自動的に作成されます。 受け手(宛先)などの他のヘッダフィールドは、 メッセージがきちんと送信されるように あなた自身が指定する必要があります。

メイル(mail)モードには、 ヘッダフィールドを編集するためのコマンド群があり、 一部のヘッダフィールドはバッファ内で自動的に初期化されます。 通常の編集コマンドを使ってヘッダフィールドに挿入したり編集したりできます。

バッファ内のつぎの行は、ヘッダとテキストを分ける特別な区切り行です。

     --text follows this line--

この行のあとに続くものはすべてメッセージのテキストになります。 このまえにあるものはヘッダです。 実際に送信されるメッセージには、この区切り行自身は含まれません。 区切り行として使うテキストは変数mail-header-separatorで制御します。

以下は、メイルバッファ内のヘッダとテキストの例です。

     To: gnu@gnu.org
     CC: lungfish@spam.org, byob@spam.org
     Subject: The Emacs Manual
     --Text follows this line--
     Please ignore this message.