25.9 rmailの属性
‘deleted’や‘filed’のようなラベルのいくつかには
組み込みの意味付けがあり、
適切なときに自動的にメッセージに付けられたり取り去られたりします。
このようなラベルを属性(attribute)と呼びます。
以下はrmailの属性の一覧です。
- ‘unseen’
-
メッセージが一度もカレントメッセージになったことがないことを意味する。
inboxファイルから取り込またときにメッセージに付けられ、
メッセージがカレントメッセージになると取り去られる。
rmailを起動すると、まずこの属性を持つ最初のメッセージが表示される。
- ‘deleted’
-
メッセージが削除されたことを意味する。
削除コマンドが付け、アンデリートコマンドが取り去る
(see Rmail Deletion)。
- ‘filed’
-
メッセージは他のファイルへコピーされたことを意味する。
ファイル出力コマンドが付ける
(see Rmail Files)。
- ‘answered’
-
メッセージに返信したことを意味する。
r(
rmail-reply
)コマンドが付ける。
see Rmail Reply。
- ‘forwarded’
-
メッセージを他者に転送したことを意味する。
f(
rmail-forward
)コマンドが付ける。
see Rmail Reply。
- ‘edited’
-
rmail内でメッセージのテキストを編集したことを意味する。
see Rmail Editing。
- ‘resent’
-
メッセージを再送信したことを意味する。
M-xrmail-resendコマンドが付ける。
see Rmail Reply。
これら以外のすべてのラベルはユーザーだけが付けたり取り去ったりするのであって、
標準的な意味はまったくありません。