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4.6 メモリの使用

概して、たった数メガしかメモリを使わないなら、メモリの使用を減らす努力を 行うことに悩まないように。例えば、数メガ以上のファイルを扱うことが他の 事情で実際的でなかったら、それらを処理するのに入力ファイル全体をコアに読 み込むことは理に適っている。

しかしながら、普通に非常に大きいファイルを扱うことのある、cattailのようなプログラムにとって、それが処理できるファイルの大きさ を人為的に制限する手法の使用は避けることが重要だ。もしプログラムが行毎に 働き、ユーザが提供する任意の入力ファイルが与えられるならば、一行だけをメ モリに保持するべきだ。なぜなら、これは大して難しくなく、全て一度にコアに 入るよりも大きいファイルを扱えることをユーザが望むだろうからだ。

もしあなたのプログラムが複雑なデータ構造を作るなら、単にコアにそれを作っ て、もしmallocがゼロを返したら致命的なエラーにしてしまいなさい。