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18.4.6 Readlineによる入力補完

complete (TAB)
カーソルの前にあるテキストの補完を試みます。 これは、 アプリケーション固有の動作をします。 通常、 引数としてファイル名を入力しているときには、 ファイル名を補完することができます。 コマンド名を入力しているときには、 コマンド名を補完することができます。 GDBに対してシンボル名を入力しているときには、 シンボル名を補完することができます。 Bashに対して変数名を入力しているときには、 変数名を補完することができます。
possible-completions (M-?)
カーソルの前にあるテキストの補完候補を一覧表示します。
insert-completions (M-*)
possible-completionsを実行すれば生成されたであろうテキストの補完候補をすべて、 ポイントの前に挿入します。
menu-complete ()
completeに似ていますが、 補完されるべき単語を、 補完候補の一覧の中の1つと置き換えます。 menu-completeを繰り返し実行すると、 補完候補の一覧から順番に1つずつ補完候補が挿入されていきます。 候補一覧の終端に達すると、 ベル音が鳴らされ、 補完前のテキストが復元されます。 引数nを指定すると、 補完候補の一覧の中でn個先に移動します。 一覧を逆方向に戻るために、 負の引数を指定することができます。 このコマンドは、 TABにバインドすることを意図したものですが、 デフォルトではバインドされていません。