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12.3 mkdir: ディレクトリの作成

mkdirは指定された名前でディレクトリを作成します.概要です.

     mkdir [option]... name...

nameが既存のファイルでディレクトリではない場合,mkdir は標準エラー出力に警告メッセージを出力し,残っているnameを処理し た後,1のステータスで終了します.nameが既存のディレクトリで, ‘-p’オプションが与えられていないときも同じです.nameが既存 のディレクトリで,‘-p’オプションが与えられている場合, mkdirはそれを無視します.すなわち,mkdirは警告の出 力も,エラーの発生も,(‘-m’オプションが与えられていても)ディレク トリのモードの変更もせず,残りのnameの処理を続けます.

プログラムは以下のオプションも受け入れます.Common optionsも参照 してください.

-m mode
--mode=mode
作成されるディレクトリのモードをmodeで設定し,それは chmodで設定する抽象的なもので,(読み書きと実行を全員に許可す る)‘a=rwx’から目的のポイントのためにumaskのビットセットを引いたも のを使用します.See File permissions.
-p
--parents
それぞれの引数に対し,足りない親ディレクトリを作成します.親ディレクト リのモードは‘u+wx’で編集されたumaskに設定します.既存のディレクト リに対する引数は無視します.
-v
--verbose
作成されるそれぞれのディレクトリに対しメッセージを出力します.これは --parentsとともに用いると最も便利です.

終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.