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19.9.2 LaTeX編集コマンド

LaTeXモードと、その変種のSliTeX モードには、 プレインTeX(plain-tex)では利用できない特別な機能がいくつかあります。

C-c C-o
LaTeXのブロックを表す‘\begin’と‘\end’を挿入し、 それらのあいだにポイントを置く(tex-latex-block)。
C-c C-e
まだ閉じていないもっとも内側のLaTeXのブロックを閉じる (tex-close-latex-block)。

LaTeXの入力では、‘\begin’と‘\end’がテキストのブロックを グループ化するために使われます。 ‘\begin’と対応する‘\end’を(‘\begin’のつぎの新しい行に) 挿入するには、C-c C-otex-latex-block)を使います。 それらのあいだには空行が挿入されてポイントもそこに置かれます。 ブロックの種類を入力するときには、補完を使えます。 標準のリストに含まれないブロック名を使う場合には、 変数latex-block-namesに設定します。 つぎの例は、‘theorem’、‘corollary’、‘proof’を追加するものです。

     (setq latex-block-names '("theorem" "corollary" "proof"))

LaTeXの入力では、 ‘\begin’と‘\end’は対応が取れている必要があります。 C-c C-etex-close-latex-block)を使うと、 対応が取れていない最後の‘\begin’に対応する‘\end’を 自動的に挿入できます。 また、対応する‘\begin’と同じ字下げを‘\end’にも施します。 ポイントが行頭にあったときには、‘\end’のうしろで改行します。