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27.10.3 日付指定の形式

以下は日誌項目の例で、 使用可能ないくつかの日付指定形式を示しています。 この例では日付をアメリカ形式(月、日、年)で指定していますが、 カレンダー(calendar)モードではオプションで ヨーロッパ形式(日、月、年)も使用できます。

     
     
     
     
     
     4/20/93  新しい計算システムへ切換
     apr. 25  年ごとの計算開始
     4/30     4月分の処理完了〆切
     */25     月ごとのサイクル完了
     Friday   ファイルのバックアップを忘れないこと

最初の項目は1993年4月20日に一度だけ表示されます。 2番目と3番目は毎年指定した日付に表示され、 4番目は月の指定にワイルドカード(アスタリスク、*)を使っているため、 毎月25日に表示されます。 最後の項目は毎週金曜日に表示されます。

日付には、‘month/day’や ‘month/day/year’のように数字だけを使ってもかまいません。 この場合、あとに続く文字は数字であってはいけません。 日付自体のmonth(月)とday(日)は1桁か2桁の数字です。 year(年)は省いてもかまいませんが、これも数字で、 最後の2桁だけに省略してもかまいません。 つまり、‘11/12/1989’と書いても‘11/12/89’と書いても同じです。

日付を、‘monthname day’や ‘monthname day, year’と書くこともできます。 ここで、monthnameは英語の月の名前で 3文字の省略形(ピリオドがあってもなくてもよい)でもかまいません。 大文字小文字は区別しません。

日付の指定は総称的であってもかまいません。 つまり、特定しない部分があってもかまいません。 そうすると、その指定に一致するすべての日付にその項目が適用されます。 年を指定しなければ、それは総称的であり、その項目は毎年に適用されます。 あるいは、monthdayyearのそれぞれに ‘*’を指定できます。 これは、それぞれ、任意の月、任意の日、任意の年に一致します。 したがって、‘3/*/*’という日誌項目は、 任意の年の3月のどの日にも一致します。 ‘march *’も同じことです。

もし、月のまえに日を書くヨーロッパ形式で日付を指定したいときには、 カレンダー中でM-x european-calendarと打ちます。 あるいは、カレンダー/日誌コマンドを使うまえに 変数european-calendar-styletを設定します。 この状態では、日誌の中のすべての日付指定をヨーロッパ形式で解釈します。 また、日誌の日付を表示するときもヨーロッパ形式です。 (ヨーロッパ形式では、monthnameのあとにはコンマは付けない。) (デフォルトの)アメリカ形式の日付に戻るには、 M-x american-calendarと打ちます。

ある曜日を指定する総称的な日付として曜日の名前を使えます。 曜日の名前は英語で綴り、3文字の省略形 (ピリオドがあってもなくてもよい)でもかまいません。 大文字小文字は問いません。