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3.3 数向けの型述語

本節の関数は、引数が数であるか、とか、特定の種類の数であるか検査します。 関数integerpfloatpは 引数として任意の型のLispオブジェクトを取ります (さもないと、述語の利用価値がない)。 しかし、述語zeropの引数には数が必要です。 Predicates on Markersinteger-or-marker-pnumber-or-marker-pも 参照してください。

— Function: floatp object

この述語は、引数が浮動小数点数かどうか調べ、 そうならばtを返し、さもなければnilを返す。

Emacs 18以前の版にはfloatpはない。

— Function: integerp object

この述語は、引数が整数かどうか調べ、 そうならばtを返し、さもなければnilを返す。

— Function: numberp object

この述語は、引数が数(整数か浮動小数点数)かどうか調べ、 そうならばtを返し、さもなければnilを返す。

— Function: wholenump object

(『whole-number-p』からきている名前の)述語wholenumpは、 引数が非負整数かどうか調べ、 そうならばtを返し、さもなければnilを返す。 0は非負整数として扱う。

natnumpは、wholenumpの廃れた同義語。

— Function: zerop number

この述語は、引数が0かどうか調べ、 そうならばtを返し、さもなければnilを返す。 引数は数であること。

つぎの2つのフォームは等価。 (zerop x) == (= x 0)