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C.4 管理用ファイル commitinfo

cvs commit’ を実行する直前に必ず実行したいプログラムを、 ファイル commitinfo に記述します。 修正、追加、削除されたファイルを格納しても良いかどうか、 このプログラムを用いて格納前に判断します。 例えば、変更されたファイルがあなたのサイトの コーディング・スタイルの標準に従っているか確かめることもできます。

前に書いたように、commitinfo の各行は、第一項の正規表現、 残りの部分のコマンド行形式から構成されます。 コマンド行の部分には、 プログラム名と適切な数の引数とを記述することができます。 また実行の際には、リポジトリのフルパスと 格納しようとするファイル名 (追加, 削除, 修正されたファイル名) がコマンド行の最後に与えられます。

リポジトリ中のディレクトリと正規表現とが合致する最初の行が実行されます。 そしてコマンドが非零で終了した場合は、格納が中止されます。

第一項が ‘DEFAULT’ である行の記述は、リポジトリ名が ファイル中のどの正規表現にも合致しない場合に適用されます。

第一項が ‘ALL’ である行全てが、 最初に合致した正規表現または ‘DEFAULT’ に加えて適用されます。

注意: cvs が別のマシンのリポジトリを利用している場合、 commitinfo に記述された行は、 クライアント側ではなく別のマシン (サーバ) 側で実行されます (see Remote repositories)。