このセクションはファイル名を操作するコマンドを記述します.
basename
: ディレクトリと接尾子をファイル名から除去
basename
は,前置されるディレクトリ要素をnameから削除します.
構文は以下のとおりです.
basename name [suffix]
suffixが指定され,nameの終りが同じ場合,それはnameから
同様に削除されます.basename
は結果を標準出力に出力します.
オプションは`--help'と`--version'だけです.See section 共通のオプション.
dirname
: ディレクトリ以外の接尾子をファイル名から除去
dirname
は,最後のスラッシュで分離されている(おそらくファイル名と
なる)文字列の内容以外をすべて出力します.構文は以下のとおりです.
dirname name
nameは単一の要素で,dirname
は(現在のディレクトリを意味する)
`.'を表示します.
オプションは`--help'と`--version'だけです.See section 共通のオプション.
pathchk
: ファイル名の移植性を調査
pathchk
は,ファイル名の移植性を調査します.構文は以下のとおりです.
pathchk [option]... name...
それぞれのnameに対し,pathchk
はこれらの条件が真かどうかのメッ
セージを出力します.
プログラムは以下のオプションも受け入れます.section 共通のオプション,も参照 してください.
0 すべての指定されたファイル名が,すべてのテストを通過した場合. 1 それ以外.
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