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リビジョン管理

ここまで読んだあなたは、 CVS を使って何ができるかを、もう随分理解しているでしょう。 ここでは、あなたが決めるべき事柄について少し説明します。

あなたが一人で CVS を使用して開発しているならば、 ここは読み飛ばして結構です。 複数の人物が同じリポジトリを使って作業する場合に、 ここで説明する問題が重要になってきます。

いつ格納すべきか?

あなたのグループは、格納の時期に関して、 どのような方針を採るか決めておく必要があります。 幾つかの方針が可能であり、CVS での経験を重ねることによって、 独自の方法を見付けることができるでしょう。

とにかく早く格納することにして、 コンパイルもせずに格納してしまったとします。 あなたの同僚が、作業ソースを更新して あなたのバギーなファイルを取り込んだ場合、 彼はコンパイルができません。 逆にめったに格納しない場合、 同僚はあなたがコードに加えた改良の利益を得ることができず、 衝突がより多くなるでしょう。

コンパイルできるかどうか確認したファイルだけを 格納する方法がよく採られます。 あるサイトでは、ファイルが検査に合格することを要求します。 `commitinfo' ファイルを使用して (see section 管理用ファイル commitinfo)、 このような方針を強制できますが、その前によく考えなくてはいけません。 十分過ぎる程管理された開発環境を作ると、 厳格になり過ぎて、非生産的になり、 ソフトウェアを書くという目的が果たせなくなります。


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