ノードのトップに現われる`Next',`Prev',`Up'ポインタに関 しては,既に議論してきました.これらのポインタに以外に,ノードには,おそ らく他のInfoファイルの他のノードを参照する,他のポインタを含んでいるかも しれません.そのようなポインタは,相互参照(cross references),また は短くxrefsと呼ばれています.
相互参照には,二つの主要な部分があります.最初の部分は,ラベル (label)と呼ばれます.それは相互参照で使用する名前です.二番目の部分は ターゲット(target)です.それは,相互参照が示す完全な名前です.
ターゲットはコロン`:'でラベルと分けられています.最初にラベルが現わ れ,その後にターゲットが現われます.例えば,以下の簡単なメニューの相互参 照では,一つのコロンがラベルとターゲットを分けています.
* Foo Label: Foo Target. More information about Foo.
ターゲットの名前の終りの`.'に注意してください.`.'はターゲット の一部ではありません.それはInfoにターゲットの終りの位置を教えるためだけ に与えられています.
参照を指定する短い方法は,ラベル名と同じターゲット名を意味する二つの隣接 したコロンで可能です.
* Foo Commands:: Commands pertaining to Foo.
上記の例では,ターゲットの名前はラベルの名前と同じで,この場合は
Foo Commands
です.
ノードを見ているとき,通常二つの形式の相互参照を見ることになるでしょう. menu参照とnote参照です.menu参照はノードのメニューに現われま す.それらは行頭の`*'で始まり,ラベル,ターゲット,そして指し示して いるポインタの内容を記述しているコメントを含みます.
note参照は,ノードテキストの本体に現われます.それらは*Note
で始ま
り,ラベルとターゲットを含みます.
`Next',`Prev',そして`Up'ポインタのように,相互参照はあ らゆる有効なノードを指し示しています.それらは,より詳細な情報を見つける ことが可能な特定のサブジェクトの位置を参照するために使用されます. Texinfoドキュメントのノードを指し示す相互参照は以下のものです.相互参照 を作成する詳細は,See section `Writing an Xref' in the Texinfo Manual.
以下の表で,メニュー項目を操作するInfoコマンドをリストアップします.
menu-digit
)
last-menu-item
)
menu-item
)
以下の表で,相互参照を操作するInfoコマンドをリストアップします.
xref-item
)
終りに,次のいくつかのコマンドは,menuやnote参照のようなものを処理します.
move-to-next-xref
)
select-reference-this-line
)を使用することが可能です.
move-to-prev-xref
)
select-reference-this-line
)
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