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テキストの表示

このセクションは,テキスト文字列を画面に表示するコマンドを説明します.

echo: テキストの行を表示(Print a line of text)

echoは,与えられたそれぞれのstringを,それぞれの間にスペー スを用い,最後のものの後に改行を用いて,標準出力に書き出します.構文は以 下のとおりです.

echo [option]... [string]...

プログラムは以下のオプションも受け入れます.section 共通のオプション,も参照 してください.

`-n'
終りの改行を出力しません.
`-e'
それぞれのstringで,以下のバックスペースエスケープされた文字の解釈 を可能にします.
`\a'
警報(ベル)
`\b'
バックスペース
`\c'
終りの改行を抑制
`\f'
用紙送り
`\n'
改行
`\r'
キャリッジリターン
`\t'
水平タブ
`\v'
垂直タブ
`\\'
バックスラッシュ
`\nnn'
ASCIIコードがnnn(8進数)の文字.nnnが有効な数字でない場合, それは文字通りに出力されます.

printf: データの書式化と出力

printfはテキストの書式化された表示を行います.構文は以下のとおり です.

printf format [argument]...

printfは,C printf関数と同じ方法で,`%'指示語と `\'エスケープを解釈しながらformat文字列を表示します.与えられ たargumentのすべてを変換する必要があるので,format引数は再利 用されます.

printfは追加の指示語`%b'があり,それは,format文字列と 同じ方法で`\'エスケープを解釈しながら,その引数文字列を表示します.

printfは,表示文字を指定するとき,format内の`\0ooo'を (oooが0から3桁の8進の場合)8進数として,そして,表示文字を指定する とき,`\xhhh'を(hhhが0から3桁の16進の場合)16進数として解釈し ます.

追加のエスケープ`\c'は,printfにそれ以上の出力を生成させませ ん.

オプションは,単独の`--help'`--version'だけです. See section 共通のオプション.

yes: 中断するまで文字列を出力

yesは,スペースで分けられた改行が続くコマンド行引数を,キルされる まで永遠に出力します.引数が与えられない場合は,改行が続く`y'を,キ ルされるまで永遠に出力します.

オプションは,単独の`--help'`--version'だけです. See section 共通のオプション.


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